Tier10 イタリア 駆逐戦車 / 略称:Minotauro / 日本語表記:ミノタウロ
スペック(v1.24.1)
車体
耐久値 | 2,000 |
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車体装甲厚(mm) | 300/75/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 30/12 |
初期重量(t) | 57.5 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.57 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可/不可 |
ロール | 攻撃的駆逐戦車 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
Cannone da 130/45 | 8 | 24 | AP HEAT HE | 265 330 130 | 530 530 700 | 2,650 | 0.44 | 2.3 | 1,303 1,256 1,256 | 5/40 | 1,670 6,000 1,830 | 2,600 | -10°/+20° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
CC 3 | 300/75/50 | 18 | 390 | 16,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
MTU MB Ba 500A | 780 | 10 | 1,550 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
CC 3 | 61 | 30 | 14,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
RV-4/213/V | 745 | 45 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
Class1 | × | × | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 15.16% | 2.32% |
移動時 | 9.12% | 1.4% |
派生車両
派生元 | Controcarro 1 Mk. 2(TD/154,100) |
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派生先 | なし |
射界
射界 | 左45°/右45° |
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開発ツリー
Cannone da 130/45 (初期/) | |
CC3 (初期/) | |
MTU MB Ba 500A (初期/) | |
CC3 (初期/) | |
RV-4/213/V (初期/) |
車両に関する変更履歴
v1.18.0 | 新規実装 |
v1.24.1 | 砲塔に新たな装甲部分を追加しました。 サスペンション「CC 3」の移動中の散布界の拡大率を25%縮小 サスペンション「CC 3」の車体旋回に伴う散布界の拡大率を50%拡大*1 サスペンション「CC 3」の旋回速度を24度/秒から30度/秒に上昇 砲塔「CC 3」の装甲を弱体化 エンジン「MTU MB Ba 500A」の出力を700馬力から780馬力に強化 砲塔「CC 3」を搭載した際の車輌HPを2,100ポイントから2,000ポイントに低下 |
解説(v1.18.0)
- 火力
射界は左右45°まで拡大し、俯仰角は-10°/20°と良好。重駆逐戦車でありながらあらゆる地形に対応できる。ただし俯角-10°を取れるのは正面のみであり、射界の端では-9°程度に低下してしまうので注意。- Cannone da 130/45
主砲は口径130mmとなり駆逐戦車の中では控えめではあるが、同格重戦車と比べると大きい部類に入る。また、単発火力が530と高めに設定されており、こちらも大抵の重戦車を上回る。自動装填砲も装填数が5発に増強されたことで弾倉合計火力は2,650と非常に高い値を持ち、一部重戦車を除けば同格車両でも弾倉内で始末することができてしまう。装填時間24秒に対して連射間隔は8秒と相変わらずのバランスであり、全弾撃ち切るのに32秒を要する。これまで通り一定間隔で長い装填時間が発生する単発砲として運用する点は変わらない。大抵の車両の装填速度より早いので単発火力の高さと相まってダメージ交換は有利。
砲性能に関しては精度が更に悪化しており、やはり近距離戦向けの調整である。一方で照準時間や拡散値は改善しており、砲当旋回時の拡散値は相変わらず優秀である。砲弾に関して
通常弾はAP弾で貫通力265mm、課金弾のHEAT弾は330mmと駆逐戦車としてはかなり低い値である。しかし重戦車と比較した場合は高貫通の部類に入るため、やはりここでも重戦車的な調整と言える。
HE弾の貫通力は130mmに達し重戦車相手でも背面ならば貫通しうる値である。単発火力も700とかなり高く、弾倉合計火力は3,500と軽戦車ならば2両始末できるほどである。また、短時間でHE弾を連射できるため傾斜で防御力を稼いでいる車両や、防御姿勢を取って貫通が見込めない相手にもある程度は効果がある。しかし装填時間が短いとはいえ弾種切り替えには時間がかかるため、至近距離のにらみ合いのような状況で使用すると相手の突撃を誘発しかねない。
弾速に関しては通常弾のAP弾は同格の駆逐戦車や重戦車の中でもトップクラス。また、これまで低速だった課金弾のHEAT弾の弾速も1,256m/sと大幅に上昇している。貫通力の距離減衰がないHEAT弾にとってこれは大きな強みと言える。そして何故かHE弾の弾速もHEAT弾と同値の高速であり、貫通の見込めない遠距離の敵や移動する軽装甲車両への偏差射撃に使いやすくなっている。
各砲弾に強みがあるため使い分けは重要であり、砲手スキルの直感を習得すると8秒程度で切り替えられるため相性が良い。
総弾数は40発であり、5発装填の自動装填砲である関係から8セット分を各弾種に割り振らなくてはならず、長期戦になると砲弾が不足しがちである。
本車両は口径に対して弾薬費が高めに設定されており、大口径の同格駆逐戦車と同じかそれ以上である。また、HE弾に関しては更に高く、同口径の物と比べて1.8倍程度の価格に設定されている。元々Tier10車両はクレジット収支が悪いが、ダメージの割に弾薬費が高く低貫通で手数の多い本車両は特に赤字に陥りやすい。
また、連射間隔におけるHE弾のDPMも5,250とこれまた全車両中トップクラスの値であり、単発火力と貫通力の高さを考えると大きな武器となる。
目立ちはしないが手数型の単発砲との違いとして、自動装填砲故にスタン効果や弾薬庫の損傷、装填手の負傷などを受けても連射間隔が変わらない点が挙げられる。当然これらは他の要素にも影響するため無視することはできないが、緊急時に消耗品を他に回しつつ連射間隔を維持して戦い続けられるのも本車両の強みである。
- Cannone da 130/45
- 装甲
前面装甲は完成の域に達しており非常に強固。弱点である側面装甲も前身からわずかに強化されており最低限の防御力は有する。
相手に密着することで装甲を押し付けることはできるが、弱点も多数存在するので注意。
耐久力2,100は駆逐戦車の中ではトップクラスであり、同格重戦車の下位に食い込む値である。画像による解説
tanks.ggより。
15°程度の角度をつけて砲身で車体下部の一部を隠した状態。
車体下部、キューポラ、エンジンルームの突出部分、車体側面下端が薄い事が確認できる。- 砲塔
砲塔正面は実装甲厚で300mmあり、曲面を取り入れているため対AP弾でも360~420mmほどの性能である。同格駆逐戦車の課金弾でも正面から貫通できるのは主砲の付け根の周辺の狭い範囲のみであり、当然通常弾での貫通は不可能。
手前のキューポラ2つは傾斜込みで330mm前後の装甲厚となるため弱点ではない。向かって左奥のキューポラは傾斜込みで150mm程度とほぼ唯一の弱点であるが、手前のキューポラが被さる形となり狙いにくい。左端の観測装置は空間装甲扱いだが
キューポラと距離が近く特に防御効果は発揮しない。照準を軽く右上に上げる事で砲身を使ってキューポラをガードできるので覚えておいて損はない。傾斜した天板は厚みが55mmであるため、165mmを超える大口径砲には貫通されるので注意が必要。
これまで通りハルダウンは強力で、俯角を取るとキューポラや天板を隠しつつ全域が400mm前後となるためまず貫通されることはない。
砲塔側面は75mmの垂直装甲で正面からは跳弾し易いが、15°以上傾けると正面と側面の間の切り欠き部分は傾斜がゆるくなり貫通される可能性があるため、これまで通りよそ見は厳禁である。
砲塔背面は50mm。 - 車体
車体上部も砲塔と同様に実装甲厚300mmと非常に固く、傾斜と曲面を採用しているので対AP弾で360mm前後の防御力を発揮する。このため駆逐戦車の課金弾でしか貫通できず、貫通可能な範囲も中央のみに限られる。当然俯角を取ると傾斜が増すため貫通不可能になる。
車体下部は220mm前後の広い弱点である。しかし、水平方向に湾曲しており左右の端では250mm前後になるため通常弾では安定して貫通できる範囲が見た目よりも狭い。
車体側面は75mmで、上部はゆるい傾斜がついており、下部はサイドスカートと履帯が空間装甲として働く。サイドスカートの厚みは前身から微増しており、角度がついているとHEAT弾などを吸収することがある。
車体側面の下端には40mmほどの薄い傾斜部分が存在する。この部分は履帯などに阻まれ特に弱点というわけではないが、榴弾や至近弾のダメージは大きくなるので注意。
目立たない弱点としては車体天板の後半部分の厚みが20mmに減少している点があり、自走砲の榴弾が貫通しかねない。普段この部分は後方に突き出た砲塔によって半分程度が覆われているが、よそ見をすると露出面積が大きくなる。側面装甲の薄さもあるため自走砲で狙う場合はこれまで同様、車体後半を積極的に狙うと良い。
車体背面は下部が40mm、上部は20mmと榴弾が簡単に貫通する薄さである。装甲関係の小技など
・長い主砲と優秀な俯角から、近距離ならば砲身で車体下部の一部を隠すことができる。車体下部は外側に傾斜しているため一番弱い中央を隠す事で少ないながらM-V-Yと同様の効果が得られる。
・俯角を最大限取った場合、履帯の上に張り出した車体底面を履帯ごと貫通される可能性がある。これまでの車両と同様に、身を乗り出す時は最小限に留める必要がある。
・履帯の耐久力が前身から微増し同格の攻撃的重戦車と同値となった。野戦改修で履帯の耐久力を増強し拡張パーツの装甲材をカテゴリ一致で搭載すると127mm以下の口径の主砲には駆動輪を撃たれても一撃で破壊されなくなる。*2旋回能力に弱点のある本車両にとって大きなアドバンテージである。
・本ルートの特徴でもある傾斜した車体天板は正面から見ることができ、厚みが45mmであるため口径135mmを超える主砲に貫通されうる。幸い見える範囲は非常に狭く通常ならばキューポラなどが狙われるが、砲塔を旋回すると中央や端の部分の天板の露出面積が大きくなってしまう。密着したときもこの部分を撃ち降ろされる可能性があるため注意が必要。
- 砲塔
- 機動性
機動力に関しては同格の攻撃的駆逐戦車の平均的な性能であり、重戦車に追随して戦線を移動するのに問題ない程度には確保されている。
最高速度は前身から変化はないが、後退速度は12km/hに強化されている。更に野戦改修レベル8で後退速度を強化できるようになったため、性能の上昇を実感しやすい。ただし、野戦改修レベル8では弱点の旋回周りの性能も強化できるため好みが分かれるところである。
出力重量比は前身から低下しているが、何故か履帯性能はそのままに車体の旋回性能は微増している*3。また、砲塔旋回速度にも変化はないが相変わらず遅く同格駆逐戦車や重戦車の中でも最低レベル。旋回周りは最大の弱点であるので拡張パーツやスキルなどで強化したい。装甲の割に車重は57.5tと同格駆逐戦車の中では軽めであり同格重戦車の平均程度。前面装甲は厚いはずなのだが車体下部の判定が働いているのか超重戦車などに体当たりをすると正面からでも何故か一方的に大ダメージをもらうことが有る。密着しに行く時などには注意したい。また、装甲の薄い側背面にもぶつけられないよう注意が必要。
エンジンの引火確率は10%と相変わらず低いが、代償にガソリンを積むことができない。
- 偵察性
隠蔽率は前身から微増しているが、発砲時の隠蔽率はわずかに低下している。同格駆逐戦車の隠蔽率が低下していることもあり、意外にも上位に食い込んでいる。移動隠蔽率も同格中戦車の下位程度は確保されているため強化すればある程度自由に動くことができ、重戦車に真似できない強みと言える。先述の通り後退速度が強化されているため茂みの15mルールを使った射撃などとも相性が良く、厚い装甲があるためブラインドショットにも強い。
視界は390mと駆逐戦車としては優秀な値である。装甲を活かして稜線から顔を出しての偵察もできるが、側面からの攻撃に弱い点には注意が必要。
- 総論
前面装甲と火力を極端に突き詰め、それを運べるだけの機動力を持った駆逐戦車である。
砲塔前面装甲は圧巻の性能であり、ハルダウンが完全に決まればダメージを受けることはまずない。火力に関しても単発火力と装填数が強化された事で対応力が更に上昇している。
砲性能に関しては精度が更に悪化しているがそれ以外は良好な値である。精度の数値が悪い分拡張パーツや野戦改修の効果も大きく、集中的に強化すれば遠距離でもなんとか戦える程度には改善できる。弾速や砲塔旋回拡散、隠蔽率の優秀さから潜在的に遠距離戦の適正は高い。距離を詰めにくい開けたマップ用に精度強化の構成を用意しておいくのも良いだろう。
Tierが上がったことで自走砲の爆風の範囲や威力が上昇しており、こちらは車体側面や天板に薄い部分ができたことで今まで以上に自走砲の脅威は大きくなっている。悠長にハルダウンしていていると手痛いダメージを貰いかねず、かと言って主砲の性質上こまめにスポットを切るといったことも難しい。特にヘイトが高く機動力も低いため、開けたマップで一度見つかると自走砲には執拗に狙われる事となる。
本車両の悩ましいところは精度と貫通力の低さからどうしても近距離で戦わざるを得ない点である。旋回性能が弱点の本車両にとって距離を詰めることは本質的にリスクでしかない。やはり此処でも味方に側面をカバーしてもらう事が最善の解決策となる。本車両と対峙した時の対処方法
本車両と対峙した時の対処方法はいくつかに分かれる。
まず、ハルダウン状態で弱点も狙えない場合は相手にせず、自走砲に任せてスポットに専念するか相手から詰めてくるのを待つしかない。味方が優勢ならば足止めしているだけでも十分な貢献であり、詰めて来ないならば放置して別の戦線に加勢に行くのも手である。
撃ち合う場合は精度と貫通力の低さに付け込んで距離を取るか、旋回性能の低さを突いて至近距離で戦うのが良い。中途半端に詰められず離れられもしない距離は本車両の得意とする距離であるので注意したい。
重戦車で対峙した場合は距離の調整は難しいが、本車両の貫通力が重戦車並であり重戦車の装甲ならば問題なく防げることを思い出せば良い。一発でも発砲した時点で素早い弾種の切り替えは不可能になるため、通常弾やHE弾を装填している事がわかった時点で強気に攻めることもできる。また、発砲を重ねるほど再装填が発生するリスクがあるため、残弾数とヘルスの把握も重要である。特に重戦車はヘルス面や全周砲塔の優位を活かしたい。
機動力のある車両で戦う場合は旋回戦が効果的であり、機動力の低さからまず追いつかれることもないので逃げわまわって側面を取れる機会を伺うのも良い。ただし隠蔽率は高めであるため待ち伏せなどには注意しなくてはならない。
史実
情報提供
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使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
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防御姿勢決めてる敵にはHE弾で傾斜天板とか薄いところを狙えば馬鹿にならないダメージが入るので2~3セット積んでおくと良いかと。 -- 2024-01-09 (火) 08:35:51