Tier 3 フランス 中戦車 / 日本語表記:ソミュアS35

↑ APX 1CE + 47 mm SA 34
初期状態。これにSA 35を搭載するとSomua S35の史実装備となる。
ドイツの鹵獲仕様Pz.Kpfw. S35 739 (f)を所持しているプレイヤーにとっては馴染みの姿。

↑ ARL 2C + 47 mm SA 37
最終状態。後継車両であるS40の第二ロット生産車両が積む予定だった新型砲塔に換装。
後継車両用の砲塔だけあってS35よりゴツい見た目に。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 430⇒450 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 47/40/35 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 45/12 |
| 重量(初期/最終)(t) | 19.76/20.29 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 12.81 |
| 本体価格(Cr) | 42,000 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 不可 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 47 mm SA 35(S35) | 24 | AP APCR HE | 53 79 24 | 55 55 70 | 1,269 ⇒1,320 | 0.39 ⇒0.38 | 1.3 | 660 825 660 | 205 | 20 1,200 13 | 100 | -18°/+18° ⇒ -16°/+25° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 47 mm SA 37 | 20.69 | AP APCR HE | 66 98 24 | 55 55 70 | 1,138 | 0.38 | 1.7 | 885 1,106 885 | 120 | 20 1,200 13 | 100 | -11°/+25° |
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| APX 1CE | 42/42/42 | 40 | 320 | 2,000 |
|---|---|---|---|---|
| ARL 2C | 40/40/60 | 42 | 330 | 2,340 |
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| Somua V8 | 240 | 20 | 540 |
|---|---|---|---|
| Somua V8 version définitive(S35) | 260 | 20 | 540 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| Somua S35 | 45 | 6,000 |
|---|---|---|
| Somua S40 | 50 | 6,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| ER 28 | 300 | 15 |
|---|---|---|
| ER 29 | 360 | 50 |
| ER 26 ter | 455 | 150 |
| ER 27 | 710 | 200 |
乗員
| 1 | Commander(Gunner) | 2 | Driver | 3 | Radio Operator(Loader) |
|---|
拡張パーツ
| Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
| × | × | × | Class3 | × | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 14.71%⇒14.9% | 4.32% |
| 移動時 | 11.06%⇒11.2% | 3.25% |
派生車両
| 派生元 | FCM 36(LT/1,360) |
|---|---|
| 派生先 | B1(HT/4,200) / Somua SAu 40(TD/3,100) |
開発ツリー
| 47 mm SA 34 (初期/2,400) | ━ | 47 mm SA 35 (265/3,250) | ━ | ARL 2C (350/1,850) | ┳ ┃ | 47 mm SA 37 (450/4,750) |
| APX 1CE (初期/600) | ┃ ┗ | B1 (4,200/185,000) | ||||
| ER 28 (初期/620) | ━ | ER 29 (630/3,650) | ━ | ER 26 ter (3,100/21,800) | ━ | ER 27 (7,100/43,500) |
| Somua V8 (初期/4,500) | ━ | Hispano-Suiza V8 (820/9,800) | ━ | Somua V8 version définitive (1,050/16,000) | ━ | Somua SAu 40 (3,100/110,000) |
| Somua S35 (初期/600) | ━ | Somua S40 (320/1,900) | ||||
車両に関する変更履歴
| v0.9.7 | 実装 |
| v1.9.0 | 47 mm SA34の総弾数を118発から235発に変更 47 mm SA35の総弾数を118発から205発に変更 47 mm SA37の総弾数を69発から120発に変更 修理費用を44%ダウン 収益性を19%ダウン APX 1CE砲塔時のHPを230から425に変更 ARL 2C砲塔時のHPを250から445に変更 派生元・派生先車輌を変更 |
| v1.26.0 | 車長のサブ職能(装填手)を削除 |
| v2.0.0 | 詳細 |
解説(v1.29.1以前)
- 概要
v0.9.7で追加されたTier3のフランス中戦車。
戦前、ソミュア社が開発・少数量産した騎兵戦車である。同クラス中戦車の中では優秀な装甲と機動性を兼ね備えた、知る人ぞ知るフランスの傑作戦車である。
プレイヤーに馴染みのある鹵獲版S35に比べ、装甲・機動性・砲が全体的にパワーアップしている
とはいえゲーム内での本車両は快速戦車の多いTier3の中では低速な部類にあり、砲も決して優秀では無い。 - 火力
低Tierフランス戦車で多用されている47mm砲、SA37を装備すればTier3相応の火力が手に入る。
ただ、一発のダメージはあまり大きくはないので、手数でカバーしていく形となる。
SA37共通の欠点として、貫通力がAPCRでも平均が100mmに届かないためTier5戦場で苦労する場面も多かったが、v0.9.18からは全てのTier3車両がTier5とマッチしなくなった事で本車の火力も間接的に改善された。中間砲のSA35は、最終砲よりDPM・照準時間・俯角等で優れている。課金弾中心に運用すれば貫通で苦労することはあまりないため、中間砲をあえて使うのも手ではある。
ただし、Tier3で課金弾を多用するのはあまり現実的ではない。 - 装甲
車体正面装甲は47mm、側面でも40mmあり、避弾経始に優れたデザインの車体は小さめと防御に優れている。
同格の機関砲であれば容易に弾くので強気に出るのも悪くない。初期砲塔の正面は丸みを帯びた46mmの防盾の裏の大部分に装甲があり、数値以上の防御力を発揮する。
改良砲塔は装甲が少し薄く、全体的にも角張ったフォルムになるが、代わりに砲塔背面の装甲が60mmもある。
射撃を控え、頭出し偵察する場面がある場合には、後頭部を向けて出るのもいいかもしれない。車体・砲塔共にTier3としては全体的に重装甲で、傾斜を帯びている事もあり機関砲程度なら怖くはない。
しかし、同Tier車両の戦車砲は通常弾でも貫通力が50mm以上のものが多いため油断は禁物である。
昼飯や豚飯、ハルダウンを使わないと、簡単に貫通されるだろう。
なお、車体前面左側が所謂切り欠きとなっているため、昼飯や豚飯の際はできる限り車体右側を前に出すようにしよう。 - 機動性
230馬力の高出力エンジンを搭載できるが、それをもってしても平地では35km/h程度しか出ない。
それでも同TierのD2やAMX 38より遥かに高速で、少なくとも最前線に着くのが遅れる心配はないだろう。
また、鈍重そうな見た目の割に旋回速度は意外に速く、NDKや機動戦に対し十分に対応可能である。
速度を稼ぎたいのであれば、換気扇を装備したり、ガソリンや濃いコーヒーを装備すると良い。 - 総論
本車両の特徴は厚い装甲とそこそこの機動力を持ち、主砲も並程度の性能を誇る為、
低Tierフランス車両に馴染みのあるプレイヤーには扱いやすいものであるだろう。
新規プレイヤーにとっても、他の仏車両に比べ乗りやすいので、フランスルート入門には丁度良いだろう。
史実
S35はフランス陸軍の機械化騎兵部隊に配備された騎兵戦車である。
正式名称はAutomitrailleuse de Combat modèle 1935 S、直訳すると「ソミュア製1935年型戦闘装甲車」になる。装甲車(Automitrailleuse)とは日本の「重装甲車」やアメリカの「Combat Car」と同じく騎兵戦車の政治的名称であり、戦闘装甲車とは偵察ではなく戦闘を担う強力な火力と装甲を持つ騎兵戦車のことを指す。
本車は比較的防御力が高く火力も高い、足も速いという優れた戦車ではあったが、
高い防御力実現のために装甲ブロックを採用したため、整備性の悪化と生産コストの上昇を引き起した。
更に、サスペンションが非常に脆く複雑で、エンジンへのアクセス性も低いので整備が困難だった。
その上、キューポラにハッチが無く車長は長時間押し込められる形になった。
また、高い防御力実現のための大型鋳造装甲はコストの上昇、生産効率の低下に繋がった。
その高額と生産効率の低さから当初は少数生産とされ、代わりに騎兵隊にはH35を配備されたが、H35の評価も、また散々だった。
1940年、ドイツのフランス侵攻が大成功に終わり、大量のS35やH35が無傷で鹵獲された。
当初は鹵獲したフランス戦車を一号戦車や二号戦車と共に戦闘に参加させるつもりであった。
ところが、フランスの戦車はドイツ軍が予想していた性能を下回っていた。
その為第一線では使用はされず、警備や戦車搭乗員の育成といった、二線級の装備として用いられた。
二線級の戦車として使用されたり、ルーマニアなどの枢軸側国家に余剰を輸出されたが、
戦況が悪化するにつれ輸出した物も掻き集めて防衛に投入され、その後は不明。
(自由フランス軍がアフリカ戦線に投入したとかしないとか)
画像出典:Chars françaisより
文章出典:Wikipediaより
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