Tier 9 フランス 軽戦車
↑ FL 10 Type D + 75 mm CN 75-50
↑ FL 10 Type D + 90 mm F3M
初期砲と見分けるのは困難。
スペック(v1.26.0)
車体
耐久値 | 1,200 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 50/20/15 |
最高速度(前/後)(km/h) | 64/23 |
重量(初期/最終)(t) | 14.46/14.9 |
実用出力重量比(hp/t) | 31.55 |
本体価格(Cr) | 3,500,000 |
修理費(Cr) | 約10,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型軽戦車 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm CN 75-50 | 2 | 16 | AP APCR HE | 170 200 38 | 170 170 260 | 680 | 0.36 | 2.3 | 1,000 1,250 1,000 | 4/48 | 210 3,200 145 | 1,740 | -6°/+12° |
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90 mm F3M | 2.21 | 23 | APCR APCR HE | 205 248 45 | 240 240 320 | 960 | 0.38 | 2.7 | 1,163 1,163 930 | 4/40 | 374 4,800 255 | 2,200 |
※仰角は車体側方で+9°、後方で+7°
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
FL 10 Type D | 40/20/20 | 46 | 380 | 2,670 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Detroit Diesel 6V53T | 400 | 15 | 770 |
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Detroit Diesel 6V53T-S | 470 | 12 | 770 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
AMX 13 Type 2R | 15.61 | 38 | 1,400 |
---|---|---|---|
AMX 13 Type 2D | 17.84 | 40 | 1,400 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508 | 400 | 100 |
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SCR 528F | 750 | 80 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 17.67% | 4.13% |
移動時 | 17.67% | 4.13% |
派生車両
派生元 | Bat.-Châtillon 12 t(LT/189,900) |
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派生先 | AMX 13 105(LT/261,000) |
開発ツリー
75 mm CN 75-50 (初期/104,000) | ━ | 90 mm F3M (48,200/190,000) | ━ | AMX 13 105 (261,000/6,100,000) |
FL 10 Type D (初期/50,000) | ||||
SCR 508 (初期/44,000) | ━ | SCR 528F (9,000/54,000) | ||
Detroit Diesel 6V53T (初期/44,000) | ━ | Detroit Diesel 6V53T-S (26,100/78,000) | ||
AMX 13 Type 2R (初期/18,500) | ━ | AMX 13 Type 2D (23,200/52,000) |
車両に関する変更履歴
v0.7.5 | 車両のTierを7から8に変更 |
v0.9.15 | HD化 |
v0.9.18 | 車両のTierを8から9に変更 車両の開発経験値を113,000から189,900に変更 車両のクレジット価格を2,370,000から3,500,000に変更 修理費を12%増加 採算性を4%減少 耐久値を1,100から1,200に変更 視認範囲を400mから380mに変更 75 mm CN 75-50、90 mm F3Mを追加 75 mm SA50、90 mm F3を削除 弾倉内弾数を6発から4発に変更 FL 10 Type D砲塔のモジュールTierを8から9に変更 FL 10 Type D砲塔のクレジット価格を25,000から50,000に変更 Detroit Diesel 6V53TエンジンのモジュールTierを7から8に変更 Detroit Diesel 6V53T-SエンジンのモジュールTierを7から9に変更 Detroit Diesel 6V53T-Sエンジンの開発経験値を12,000から26,100に変更 Detroit Diesel 6V53Tエンジンのクレジット価格を37,000から44,000に変更 Detroit Diesel 6V53T-Sエンジンのクレジット価格を39,740から78,000に変更 Detroit Diesel 6V53Tエンジンの馬力を300h.p.から400h.p.に変更 Detroit Diesel 6V53T-Sエンジンの馬力を350h.p.から470h.p.に変更 Baudouin 6F 11 SRY、SOFAM 8 Gxbエンジンを削除 AMX 13 Type 2Rサスペンションのクレジット価格を9,250から18,500に変更 AMX 13 Type 2Dサスペンションのクレジット価格を26,000から52,000に変更 AMX 13 Type 2Dサスペンションの開発経験値を18,200から23,200に変更 AMX 13 Type 2Rサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を41%減少 AMX 13 Type 2Dサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を43%減少 AMX 13 Type 2RサスペンションのモジュールTierを6から8に変更 AMX 13 Type 2DサスペンションのモジュールTierを8から9に変更 搭載可能な拡張パーツに砲垂直安定装置 Mk 1を追加 |
v1.26.0 | 車長のサブ職能(装填手)を削除 |
解説
- 概要
v0.7.1アップデートで追加されたTier9のフランス軽戦車。
90mm戦車砲を搭載したAMX-13軽戦車の火力強化型である。
- 火力
最終砲を搭載してからが本領発揮となる。
前身と同様、仰俯角の狭さが無視できない短所になっている。俯角は変化なし、仰角は微劣化している。- 75 mm CN75-50
初期砲。
前身の最終砲とスペックはほぼ同じ。だがTier9軽戦車としては主に貫通力が足りていないので最終砲の開発を急ごう。 - 90 mm F3M
最終砲である。
以前は1弾倉6発であり高い瞬間火力を持っていたのだが、v0.9.18の格上げと同時に4発に減らされてしまった。自動装填装置に物を言わせたゴリ押しはあまり通用しなくなったので注意しよう。
しかし貫通力は大幅に上昇し、通常弾は205mmに。さらに弾種もAPCRとなり扱いやすくなった。
ただし「1セットで敵を撃破しきれず、逃げ切れない」という最悪の状況は避けられるように、前に出る際の決断は慎重に行おう。
- 75 mm CN75-50
- 装甲
一方の装甲はBat.-Châtillon 12 tから変わらずの薄さである。カタログスペックの50mmは車体先端の丸みを帯びた部分のみで、傾斜のある部分は殆どが20mm以下である。跳弾は期待できない。
AMX 12 t以来の車体正面のエンジンの当たり判定は本車でも健在。
凄まじい火力を持つ車両とマッチングしやすい都合上、一撃でエンジン・履帯が同時大破する事も有り得るので、被弾は極力避ける立ち回りを心掛けよう。
耐久値はTier9戦車の中でも最低クラスではあるが、充分戦闘には耐えられるレベル。 - 機動性
B-C 12 tと比べるといくらか劣ってはいるがそれでも高い機動力は有している。
軽戦車らしい機動力で戦場を縦横無尽に駆け回る事が可能だ。
- 偵察
隠蔽性能は前身よりごく僅かに低下した程度で大差は無く、依然として優秀である。
とはいえ、このTier帯では視界の広い戦車が殆どなので相対的に見つかりやすくなっている。
- 総論
B-C 12 tから攻撃面の強化が著しく、要所要所でダメージも取れるようになった。
同格に視認範囲は劣るが、依然として高い隠蔽率を上手く活かせば良い偵察役になれる。
さまざまな役割・局面に応えられるだけのポテンシャルを秘めた戦車だ。
史実
1940年5月のドイツ軍の電撃侵攻により終戦まで戦車技術の発展が途絶えてしまったフランスは、終戦直後からそのギャップを埋めるべく新型戦車の開発に着手した。
1946年にはフランス陸軍により新型13t級軽戦車の基本仕様がまとめられ、国内の兵器メーカー各社に対して開発要求が出された。
これに応じた各社の設計から3社の案が選択されて試作車が製作され、性能比較試験を行った結果1951年にAMX社(Atelier de Construction d'Issy-les-Moulineaux:イシー・レ・ムリノー工廠)の車両が選ばれ、「AMX-13」(AMX社の13t級戦車)の名称でフランス陸軍に制式採用された。
AMX-13軽戦車は1952年からARE社(Atelier de Construction Roanne:ロアンヌ工廠)で生産が開始され、当初の生産ペースは月産45両であった。
後にARE社が1964年からAMX-30戦車の生産を開始した際、AMX-13軽戦車の生産はMCL社(Mécanique Creusot-Loire:クルーゾ・ロワール工業)に引き継がれた。
AMX-13軽戦車は戦後すぐに開発された戦車としては珍しく、輸送機による空中輸送ができるよう極力軽量化を図って設計されていた。
これはフランスが本国より遠く離れた世界各地に植民地を持っており、戦後各地の植民地で独立闘争が活発になったという事情による。つまり、有事の際には緊急輸送されて本隊が到着するまでの時間稼ぎを行う事をその開発目的の1つとしていたのである。
いわば現代の緊急展開部隊の構想を先取りしたもので、その先進性は評価できよう。
AMX-13軽戦車は独創的な設計で、戦車としては珍しく車体後部に砲塔を搭載した。
後部に戦闘室を配した関係から車体前部左側に操縦室、前部右側に機関室が配置されていた。
本車は装甲を減じることで軽量化を図っていたため、装甲厚は車体前面で15mm、砲塔前面でも25mmしかない。
砲塔は、それ自体が俯仰するユニークなFL-10揺動式砲塔が採用されていた。
AMX-13軽戦車の砲塔内部は上下2つのブロックに分割されており、砲塔上部に主砲と砲架が搭載され、砲塔下部でこれを支持し旋回を行うという仕様だった。
これは砲塔の小型化と大口径砲の装備という相反する要求を満たす為に採用されたものであった。
しかし、この揺動式砲塔には気密性(対NBC)などの問題点があり、制式戦車として揺動式砲塔の使用を続けているのはAMX-13軽戦車シリーズ以外では、AMX-13軽戦車をベースにしたオーストリア陸軍のSK105キュラシェーア軽戦車シリーズぐらいである。
主砲には、旧ドイツ陸軍のパンター中戦車が装備していた70口径7.5cmライフル砲KwK42を基に開発された、国産の61口径75mmライフル砲CN-75-50を採用していた。
また、主砲の装填手を省いて砲塔の小型化を図るために、砲塔後部には6発入りの回転弾倉式装填装置が2基搭載されていた。
この装置はあくまでも装填手を省くことを目的としたものであり、発射速度は12発/分とあまり高いものではなかった。
副武装は、主砲同軸と対空用にMAS社(Manufacture d'Armes de Saint-Étienne:サン・テチエンヌ造兵廠)製の7.5mm機関銃F1が1挺ずつ装備されていた。
AMX-13軽戦車シリーズの小さな車体に威力充分な主砲を搭載したコンセプトは多くの国に受け入れられ、アルゼンチンやシンガポールなど実に世界25カ国で採用されている。
ファミリー車両を含めた生産数は7,700両であり、その内3,400両が海外に輸出された。
フランスでは1970年代末からERC 90やAMX-10RCなどの装輪式戦闘偵察車に更新されて退役したものの、現在でも近代化改修が行われつつ多くの国で現役使用されている名戦車である。
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