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Panther
Last-modified: 2019-08-19 (月) 21:30:31
Tier7 ドイツ 中戦車 / 日本語表記: V号戦車パンター 

↑ Pz.Kpfw. Panther Ausf. G + 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
初期状態が史実のPanther Ausf.G(パンターG型)である。
黒騎士に憧れた戦車兵諸君にとってはこの姿こそが"パンター戦車"だろう。

↑ Pz.Kpfw. Panther Schmalturm + 7,5 cm Kw.K. L/100
量産されなかったF型の砲塔。
75mm*100口径長=7.5mに及ぶ長砲身は圧巻。
HDモデルの改良に伴い5mmのサイドスカートが追加された。
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| | v0.9.17まで
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PzKpfw-V-Turm Ausf.G + 7,5cm KwK42 L/70

PzKpfw-V-Schmalturm+7,5cm KwK45 L/100
旧HDモデル。サイドスカートが装備されておらず、改良砲塔も若干扁平な形状になっている
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| | v0.8.11まで
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左:Pz.Kpfw. III/IV 右:PzKpfw-V-Schmalturm+7.5cm KwK45 L/100
従来の中戦車から一気に大型化した車体が、防御力と引き換えに隠蔽率の低下と被弾率の上昇を招いている。
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スペック(v0.9.17.1) 
車体
耐久値 | 1,200⇒1,300 |
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車体装甲厚(mm) | 85/50/40 |
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最高速度(前/後)(km/h) | 55/20 |
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重量(初期/最終)(t) | 44.45/45.25 |
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実用出力重量比(hp/t) | 15.47 |
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本体価格(Cr) | 1,380,000 |
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修理費(Cr) | 8,152 |
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超信地旋回 | 可 |
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武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 | 7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | 14.29⇒ 15 | AP APCR HE | 150 194 38 | 135 135 175 | 1,929⇒ 2,025 | 0.35 | 2.3 | 81⇒80 | 109 2,800 98 | 1,740 | -8°/+18°⇒ -8°/+20° |
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10,5 cm Kw.K. L/28 | 7.5 | AP HEAT HE | 64 104 53 | 350 350 410 | 2,625 | 0.55 | 2.3 | 42 | 120 4,000 128 | 2,100 |
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7,5 cm Kw.K. L/100 | 14.29⇒ 15 | AP APCR HE | 198 244 38 | 135 135 175 | 1,929⇒ 2,025 | 0.32 | 2.5⇒2.3 | 80 | 109 2,800 98 | 2,100 |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) | Pz.Kpfw. Panther Ausf. G | 100/45/45 | 30 | 370 | 7,760 |
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Pz.Kpfw. Panther Schmalturm | 120/60/60 | 30 | 380 | 7,745 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) | Maybach HL 210 TRM P30 | 650 | 20 | 850 |
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Maybach HL 230 TRM P30 | 700 | 20 | 1,200 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) | Pz.Kpfw. Panther Ausf. A | 45.0 | 30 | 15,000 |
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Pz.Kpfw. Panther Ausf. G | 48.0 | 32 | 15,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) | FuG 5 | 310 | 50 |
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FuG 7 | 415 | 70 |
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FuG 12 | 710 | 150 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
 | × |  | Class2 |  | × |  | ○ |  | Medium Tank |
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 | Medium |  | Class1 |  | × |  | Torsion Bars 5 + t Class |
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隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 |
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静止時 | 9.23%⇒9.15% | 2.14% |
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移動時 | 6.9%⇒6.83% | 1.6% |
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派生車両
開発ツリー
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7,5 cm Kw.K. 42 L/70 (初期/53,000) | ┳ ┃ | 7,5 cm Kw.K. 45 L/100 (16,100/128,570) | ━ | Panther II (88,500/2,390,000) | | | ┃ ┗ | 10,5 cm Kw.K. L/28 (3,800/28,000) | | | Pz.Kpfw. Panther Ausf. G (初期/13,500) | ━ | Pz.Kpfw. Panther Schmalturm (10,100/22,300) | | | FuG 5 (初期/630) | ━ | FuG 7 (1,360/8,160) | ━ | FuG 12 (7,200/43,200) | | Maybach HL 210 TRM P30 (初期/35,500) | ━ | Maybach HL 230 TRM P30 (15,800/54,000) | ━ | Tiger II (108,000/2,450,000) | | Pz.Kpfw. Panther Ausf. A (初期/15,000) | ━ | Pz.Kpfw. Panther Ausf. G (8,200/18,200) | |
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車両に関する変更履歴
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v0.6.6 | Tierが8から7に変更。 | v0.8.8 | 開発元がVK 30.01 (H)からVK 30.02 (M)へ変更。 引き継ぎ可能なモジュールの増加、初期砲塔に7,5cm KwK45 L/100が搭載可能に変更。 | v0.9.0 | 車両モデルのHD化。 | v0.9.17.1 | 初期砲塔搭載時の7,5 cm Kw.K. L/100の装填時間を4.6秒から4.2秒に短縮 改良砲塔搭載時の7,5 cm Kw.K. L/100の装填時間を4.4秒から4秒に短縮 車両モデルを改良、5mmの空間装甲になるサイドスカートが追加。 |
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解説 
- 概要
Tier7のドイツ中戦車。
『黒騎士物語』や様々な映像作品で馴染み深い戦車であり、大戦後期のドイツ陸軍に量産配備された有名な中戦車である。
パンター、パンサー、パンテルなど「豹」を意味する呼び名は多岐にわたる。
- 火力
俯角は-8°とそこそこ良好な部類。
しかし、砲塔が特別固いというわけではないので、ハルダウンしても被弾は極力避けていこう。
- 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
パンテルカノンとも呼ばれていたPantherの史実砲で、前身の最終砲。
初期砲の割にはTier7中戦車の中では貫通力が高めであり、前身よりも発射速度が向上している。
課金弾も駆使すれば乗り出しもさほど悪くないが、本車ならではの個性を出す為には最終砲の開発を急ごう。
- 10,5 cm Kw.K. L/28
Tier5付近では猛威を振るう砲だが、Tier7中戦車としては性能不足。Pz. IV Hから発射速度、精度、照準時間も全く改善していないので、本車には無用の長物でしかない。
- 7,5 cm Kw.K. L/100
計画案に存在した、長砲身の最終砲。
通常弾の貫通力198mm、課金弾の貫通力244mm、精度0.32とTier7中戦車の中でもダントツの貫通力と精度を有する。
継続的に射撃出来る位置から精度を生かした中遠距離狙撃ができると良い。
DPMはv0.9.17.1の強化により2000の大台に乗り、Tier7中戦車の中ではやや高め。低単発故に相手のプレッシャーになり辛いため、手数での勝負が必要になる。
- 装甲
中戦車としては分厚い装甲を備え、耐久力も同格中戦車トップ。とはいえ車体自体がかなり大柄な上モジュールの破損が頻繁に起こるため、スペックほどの防御力は期待できない。
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| | 【画像による解説】※v0.9.6以前の画像なため、現在とはやや違っていることに注意。
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注:角度は目測なので誤差有りの可能性大。

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- 砲塔
初期砲塔は防楯の面積こそ広いものの、開口部が大きくあまり硬いとは言えない。同格以上には割と簡単に抜かれてしまう。
改良砲塔は漏斗のような形の防盾が付き、この防盾は面積は小さいがかなりの防御力を持つ(275mm~)。また側面は真正面を向いていればAPやAPCRの跳弾角度になる。キューポラも小型化され、初期砲塔に比べ防御力が改善される。
- 車体
正面上部は傾斜35°の85mmで130mm程度の防御力を持ち、格下相手ならばある程度弾いてくれる。ただし同格中戦車・重戦車の砲を真正面で弾くのは昼飯の角度を持ってしても難しく、重戦車のように最前線を張るのには無理がある。
車体下部は貫通100mm程度で抜かれてしまう上に後述のエンジン判定もある為、大きな弱点となっている。
車体機銃口の膨らみは一枚板として処理されており*1弱点ではない。
車体側面は履帯の内側が40mm、T字状の車体張り出し部分が50mmと、面積自体が大きいことや垂直装甲であることを加味すると若干頼りない。
豚飯の際は相当シビアな角度を取らないと、跳弾は期待しがたい。側面上部は口径150mm以下のAPやAPCRを跳弾出来るが、履帯の内側は口径121mm以上のAP、APCRには3倍ルールで貫通される可能性が高い。
ただし、正面のエンジン判定を隠しやすく、HEATであれば履帯吸収も狙えるので、状況に応じて使うと良い。
車体正面下部~起動輪の高さぐらいまでトランスミッション判定、正面左右にそれぞれ大きめの弾薬庫判定が有り、よく狙われるためそれぞれのパーツが壊れる頻度が高い。
また車体の大型化に加え重戦車並みに低いTier7中戦車ワーストの隠蔽率も無視できない。岩陰に隠れたつもりがはみ出す事もまま有る。この特徴は今後の車両にも続くため、ここで慣れておく必要があるだろう。
見つかった時のために身を隠す場所や陣地転換先はあらかじめ想定しておこう。
- 機動性
Tier7中戦車としては出力重力比、履帯性能、旋回性能のどれを取ってもやや劣っている。
平地での咄嗟の挙動は遅い上、スピードに乗るまでにも時間がかかる。また、坂道でも減速が大きい。
とはいえ、平地では大体40~50km/h程度で走行でき、最高速度55km/hはそこそこ優秀なので、移動ルートを吟味しておけば陣地転換は速やかに行える。最前線に出る戦車ではない事も踏まえて、早め早めの移動を心掛けよう。
車体と砲塔の旋回性が悪く、車高の高さも相まって接近戦への対応力は低め。
一応は超信地旋回が可能であり、接近戦が全くやれないわけではないものの、なるべく軽戦車などに絡まれないよう注意したい。
- 総論
所謂「一歩後ろ」の動きが求められる車両。
主砲については一見狙撃向けの性能だが、単発火力の低さから抑止力になりづらい上に、劣悪な隠蔽率から茂みや後方に篭りっぱなしの狙撃プレイには向いていない。
一方で至近距離での正面戦闘も、DPMはTier7中戦車の中ではやや高めになっているが、低い単発火力ゆえに撃ち負けやすく向いていない。
序盤で無理すると早期に撃破されるため、しぶとく生き残って手数を稼ぐ事を他車両以上に意識する必要がある。
幸い貫通力と精度は高いので弱点を狙わなかったり、絞りきらずに撃っても貫通可能な場面が多いのが救いだ。
Pantherの昼飯や豚飯、ハルダウンは「弾けたらものすごくラッキー」程度の効果なのであまりアテにしてはいけない。
味方に腕の良い偵察役が居るならその視界を存分に活用しよう。自分自身の視認範囲の性能も良好なので各種拡張パーツで視界を広げ、少しでも早く敵を発見して補うのも良いだろう。
見つかった場合は速やかに身を隠し、陣地転換しよう。出足が悪く機敏さに欠ける機動力だが、旋回や移動に関しては困るほど低いわけではない。
エンジンや弾薬庫をやられやすい点については乗員スキルや拡張パーツでかなり改善される。もちろん極力撃たれないように動くのも大事だ。
史実 
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(転輪の一部が失われている)
V号戦車パンター(ごごうせんしゃパンター、Panzerkampfwagen V Panther 制式番号:Sd.Kfz.171)は、第二次世界大戦においてドイツが製造した中戦車である。しかし後に「V号戦車」という名称は廃止され、「パンター戦車(独:Pz.Kpfw. Panther、豹戦車)」が制式名称となる。
番号としてはVI号戦車ティーガーの前であるが、実際にはその後に計画・設計されたものである。
独ソ戦開始と同時に、ソ連のT-34戦車に衝撃を受けたハインツ・グデーリアン将軍は、その調査を命じた。
後に「戦車委員会(Panzerkommision)」と呼ばれることになるこの調査団を東部戦線に派遣し
T-34の評価を行った。
戦車委員会は、T-34の長所は
・傾斜装甲を採用し被弾に強いこと
・幅広の履帯採用による機動性の高さ
・76.2mm砲の貫通力、炸薬量が多く威力に優れる点
以上の3点が重要な特徴であると結論した。
1941年11月末、ダイムラー・ベンツ社とMAN社に30-35t級新型中戦車VK30.02.の
1942年4月までの期限での設計が発注された(これは明らかにヒトラーの誕生日の公開に間に合わせるため)。ダイムラー・ベンツ社によるVK30.02.(DB)はT-34の影響を大きく受けたスタイルではあるが
足回りは大型転綸とリーフスプリング式サスペンションの組み合わせであり
この為ターレットリングの小型化、車体の小型化などが実現された。
MANの初期案(トラディショナルなドイツ戦車)と共に両者の案は42年1月から3月まで
軍需大臣であるトート、彼の事故死後に就任したシュペーアによるレビューを受け
両者ともDB案をヒトラーへ提案する事を支持していた。
しかし、最終案提出に際しMAN社はDB社の提案を参考にデザインを変更し、最終的に採用となったのは
よりドイツ戦車的構造であるVK30.02.(MAN)の方であった。
この決定の決め手の一つにMAN社のデザインは既存のラインメタル・ボルジッヒ社の砲塔を利用できた、と
言う事も挙げられる。
この新型中戦車は設計段階から、先発して開発途中であった重戦車より優先権があるとされ
また委員会の名前から、1942年5月15日に「V号戦車パンターA型(Sd.Kfz.171)」と命名された。
しかしこれは1943年1月に「パンターD型」に変更され、A型の名はより後の型につけられている。
VK30.02.は当初35tクラスということで設計されたが、設計段階から重量が増加した上、設計がほぼ出来上がった時点でヒトラーの一声で車体前面装甲を60mmから80mm、砲塔前面を80mmから100mmへと強化した為
当時の重戦車クラスの約45tになった。
重量増の結果、最高速度は当初60km/hを計画していたものが55km/hに落ちてしまっている。
余談
小話1
1944年末、クルップ社は前線で使用している戦車の兵装改修の研究を行った。
パンター系列では
・パンター戦車へ8.8cmkwkL43/71(マズルブレーキ無し)への換装
・ヤクトパンターの12.8cmPak80L/55への換装を計画した
大規模な改修となる為、前線から引き上げる必要があったが最悪の戦況の状況下
そのような余裕は皆無であり実行されずに終っている
小話2
大日本帝国陸軍がティーガー戦車のライセンス生産を考え、実車も購入したのは大変有名だが
実は同時期にMAN社製パンター(時期的には恐らくD型)も検討しており
近年の研究でクルップ社製と思われる四号戦車F2型2両(車体番号83230・31)の購入も合わせてされたとの事。
パンターについてはティーガーと共に、当初43年10月10日にはボルドーより発送の計画がされたとされる。
ティーガーはその後契約に基づき10月14日発送、27日にはボルドーに到着、そこで足止めをとなる。
四号戦車については契約も成立しているが具体的にその後どうなったのはか不明
パンターは書類や具体的なシャーシNoなどは判明していないので小話程度で受け取ってほしい。
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