Tier7 イギリス 軽戦車 / 略称:Setter / 日本語表記:セッター
↑ GSR 3301 Setter + QF 6-pdr LT Gun Mk. V
初期状態。GSR 3301の史実装備だが、あまりにも弱いのでこの構成で出撃してはいけない。
↑ GSR 3301 Setter Phase II + 75 mm LT Gun Mk.V
この中間砲は最終砲の研究には関与していない為、戦場で見る事は殆ど無いだろう。
↑ GSR 3301 Setter Phase II + 75 mm HV L40
最終状態。砲性能・車輌性能はともかく、現代の歩兵戦闘車を思わせる整った外観は素敵性能が高い。
細かな形状は異なるが、本車の量産仕様であるFV101 Scorpion偵察戦車とはよく似ている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 830⇒860 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/15/15 |
最高速度(前/後)(km/h) | 58/22 |
重量(初期/最終)(t) | 7.3/7.9 |
実用出力重量比(hp/t) | 27.85 |
本体価格(Cr) | 1,310,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型軽戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
QF 6-pdr LT Gun Mk. V | 12 ⇒12.77 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 900 ⇒957 | 0.4 | 2.1 ⇒1.9 | 892 1,115 892 | 74 | 50 2,800 40 | 450 | -10°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
75 mm LT Gun Mk.V | 10.34 ⇒10.91 | AP APCR HE | 115 144 38 | 110 110 175 | 1,138 ⇒1,200 | 0.4 ⇒0.38 | 2.2 ⇒2 | 619 774 619 | 40 | 80 2,800 100 | 591 | |
75 mm HV L40 | 10 | AP APCR HE | 180 220 75 | 135 135 175 | 1,350 | 0.38 | 1.8 | 925 1,156 850 | 35 | 165 3,200 215 | 788 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
GSR 3301 Setter | 35/15/15 | 40 | 360 | 1,500 |
---|---|---|---|---|
GSR 3301 Setter Phase II | 40/15/15 | 42 | 370 | 1,700 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Cummins BTA 5,9 | 200 | 20 | 431 |
---|---|---|---|
Jaguar 4,2 XK6 | 220 | 20 | 496 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
GSR 3301 Setter | 8 | 40 | 1,400 |
---|---|---|---|
GSR 3301 Setter Phase II | 8.5 | 42 | 1,400 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
C.13/B.42 | 400 | 40 |
---|---|---|
C.13/B.47 | 600 | 40 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator,Loader) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
---|
拡張パーツ
Class3 | Class2 | Class2 | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.58%⇒17.15% | 4.24% |
移動時 | 18.58%⇒17.15% | 4.24% |
派生車両
開発ツリー
QF 6-pdr LT Gun Mk. V (初期/31,000) | ━ | 75 mm LT Gun Mk.V (5,200/49,000) | ||||
GSR 3301 Setter (初期/15,500) | ━ | GSR 3301 Setter Phase II (10,500/21,200) | ━ | 75 mm HV L40 (15,100/68,000) | ━ | LHMTV (95,600/2,520,000) |
C.13/B.42 (初期/16,000) | ━ | C.13/B.47 (3,800/24,000) | ||||
Cummins BTA 5,9 (初期/24,000) | ━ | Jaguar 4,2 XK6 (10,700/33,500) | ||||
GSR 3301 Setter (初期/13,500) | ━ | GSR 3301 Setter Phase II (9,300/19,400) |
車両に関する変更履歴
v1.6.0 | 新規実装 |
v1.9.0 | 派生元車輌を変更 |
解説(v1.10.0)
- 概要
v1.6.0で追加されたTier7のイギリス軽戦車。
1960年代中期、参謀本部の要求に基づいてアルヴィス社が開発したCVR(T)シリーズの試作車輌である。
GSR*1は「参謀要件」の意。Setter(セッター)はイギリス原産の猟犬の事。
- 火力
俯角は-10°と十分。次のLHMTVやTier10のManticoreのような仰角制限はない。
オートローダー車輌に劣るほどDPMが低く、この後も同じ短所を引き継いでいくので、DPMに頼らない戦い方を本車から身につけていく必要がある。
低単発かつ低DPMであるためSP I C等の同格より単独での戦闘力が低く、1対1だと格下にも撃ち負ける可能性が十分ある。常に味方と連携できる位置取りを意識しよう。- QF 6-pdr LT Gun Mk. V
初期砲。Crusaderの最終砲に似た名前だが、発射速度が信じられないレベルで超劣化しており、DPMは半分以下になってしまった。
いくら初期装備とはいえ、Tier7にしてTier2と同レベルの3桁DPMという悲惨な性能であり、劣悪を通り越した驚愕の攻撃性能である。*2
この主砲で出撃する場合、偵察はともかく攻撃面では間違いなく味方の足手まといになってしまうだろう。 - 75 mm LT Gun Mk.V
中間砲。多少のDPM上昇と引き換えに課金弾の貫通力が著しく低下し、格上相手に無力になってしまう。
最終砲の開発にあたって本砲の開発は不要であり、フリー経験値が豊富にあるなら初期砲共々スキップしたい。 - 75 mm HV L40
最終砲。相変わらずDPMは劣悪だが、貫通力が大きく強化される。
特に通常弾貫通力は同格LTトップクラスの数値を誇り、同格重戦車並のスペックとなる。更にHEの貫通力も高めに設定されており、紙装甲相手ならDPMの底上げが可能。
精度は微劣化しているが、照準時間・拡散はCrusaderから一回りずつ強化されている。
ただし、総弾数が少なくなっており、発射速度の低さから弾切れ自体の心配はそれほどないが、弾種配分はよく考える必要がある。
- QF 6-pdr LT Gun Mk. V
- 装甲
車体前面上部の傾斜部分で跳弾が期待できるようにも見えるが、その部分はたった15mmであるため跳弾もできない。
紙装甲なので被弾を避けるのはもちろんだが、Tier7最軽量レベルの重量ゆえ、軽戦車からの体当たりにも十分に注意する必要がある。
- 機動性
障害物の少ない地形での加速力は優秀だが、総合的な機動性はTier7軽戦車の中でもかなり低い部類。
出力重量比は同格軽戦車の中でHotchkiss EBRに次ぐ高さであり、加速がそれなりにスムーズなのは評価点である。
しかし、前進58km/hとCrusaderから全く強化されておらず、SP I Cと同じく偵察行動における明確な足枷と化している。
そればかりか低重量かつ低馬力ゆえに、柵・樹木・石壁などの障害物で減速しやすく、水辺や湿地などの軟路面での履帯性能がかなり悪い為、地形によっては良好なはずの加速力を実感しづらくなっている。
おまけに旋回性能がTier7軽戦車の中ではかなり悪く、旋回時の履帯の接地抵抗が大きいなど、かなり直線番長気味でストレス要素になる。
拡張パーツのターボチャージャーと追加グローサーor改良型旋回機構を併用するとだいぶマシな動きになるのだが、如何せん他にも補強しなければならない要素が多すぎるのが悩みどころ。
ちなみに車輌の旋回性の低さと縦長な車体の所為か、壁や障害物に乗り上げると瞬く間に横転するので注意。
- その他
車体は小さいが改良砲塔だとそれなりの車高となるため、Crusaderから若干強化された程度の隠蔽性であり、同格軽戦車内ではやや高めといった程度。
視認範囲も370mとCrusaderから据え置きであり、拡張パーツのレンズ被膜や双眼鏡で強化したい。
前述の機動性の低さと相まって走り偵察の適性は低いが、茂みに隠れやすい都合上、置き偵察運用が多くなりやすいので双眼鏡との相性は良い。
とはいえ前述した機動性・視認範囲のスペックから、偵察特化運用はやや難しい。
- 総論
高めの貫通力とやや小柄な車体を特徴とする軽戦車である。
後部(寄りの)砲塔・低DPM・低機動力という点でSP I Cと共通しており、全体的な印象はよく似ている。あちらと比べると、貫通力や弾速で優っており、単発火力や視認範囲で劣っている。
前身のCrusaderから照準性能・貫通・隠蔽性は上昇したものの、装填が致命的なまでに超劣化しており、それでいて視界や最高速度といった重要なスペックだけは据え置きである。ぱっと見では優秀な加速力も、旋回性能や低重量・低馬力で相殺されがちであり、Tierが上がったのに痒い所に手が届かないばかりか、どういう訳か逆に痒い所が増えているという悲惨な状態だ。
DPMを犠牲にした代わりに高貫通を数少ない強みとしているものの、軽戦車ゆえに狙撃に徹するわけにはいかず、仮に狙撃しても微妙な精度・低単発・低DPMが災いして戦局を動かしづらいのが難点。
置き偵察を行いつつ、折を見て相手の視認範囲外から狙撃という状況を作り出せれば理想的だが、火力・偵察力・機動性の微妙さが目立つ現状では、残念ながら苦行戦車と言わざるを得ない。
戦闘終盤まで生き残れば軽戦車の強みを発揮できる機会も増えるので、粘り強く丁寧に運用していきたい。
なお、Manticoreルートの基本的な立ち回りは最後まで変わらないので、この戦車から慣れていこう。
史実
1964年、参謀本部が新たな戦闘偵察車輌の要件をまとめました。そして研究開発、実寸大のプロトタイプ、2個のスタンド(ひとつは冷却システムのテスト用、もうひとつはサスペンションとトランスミッションのテスト用)が1965年に完成しました。さらなる開発の結果としてCVR(T)の量産型が完成し、イギリス陸軍に採用されました。(ゲーム内説明より)
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