Kolohousenka

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier1 チェコスロバキア 軽戦車 / 略称:K-housenka

Kolohousenka_Early.jpg
↑ Kolohousenka KH-70 + 37 mm Pěchotní dělo Škoda L/27
初期状態。
Kolohousenka_Late.jpg
↑ Kolohousenka KH-70 + 47 mm Rychlopalné dělo Vickers L/20
最終状態。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値235
車体装甲厚(mm)14/8/6
最高速度(前/後)(km/h)25/8
重量(初期/最終)(t)8/7.925
実用出力重量比(hp/t)6.31
本体価格(Cr)0
修理費(Cr)0
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
37 mm Pěchotní dělo Škoda L/2718.18AP
AP
HE
33
44
18
40
40
45
7270.442.1460
460
460
2300
800
8
175-10°/+20°
47 mm Rychlopalné dělo Vickers L/2019.35AP
APCR
HE
45
70
23
50
50
65
9670.421.9488
610
230
18515
800
12
100
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Kolohousenka KH-7014/14/1428280500
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Hanomag WD-50PS5020300
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Kolohousenka KH-5010402,500
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Radiostanice vz. 2926540
 

乗員

1Commander(Gunner,Radio Operator,Loader)2Driver
 

拡張パーツ

改良型換気装置×装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材×内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時11.97%2.96%
移動時9.01%2.22%
 

派生車両

派生先LT vz. 35(LT/230)
 

開発ツリー

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37 mm Pěchotní dělo Škoda L/27
(初期/0)
47 mm Rychlopalné dělo Vickers L/20
(80/2,400)
LT vz. 35
(270/3,900)
Kolohousenka KH-70
(初期/0)
Radiostanice vz. 29
(初期/0)
Hanomag WD-50PS
(初期/0)
Kolohousenka KH-50
(初期/0)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.13実装
v1.9.0主砲37 mm Pěchotní dělo Škoda L/27の総弾数を100発から230発に変更
主砲47 mm Rychlopalné dělo Vickers L/20の総弾数を80発から185発に変更
収益性を32%ダウン
HPを110から235に変更

解説(v0.9.14)

  • 概要
    v0.9.13で実装されたTier1のチェコスロバキア軽戦車
    変わった名前はチェコ語でkolo=wheel(ホイール)&housenka=caterpillar(履帯)、つまり装輪装軌車といったような意味で、花の鳳仙花とは無関係。
     
  • 火力
    • 37 mm Pěchotní dělo Škoda L/27
      初期砲。通常弾なら弾薬費がかからない。37mm砲の中では比較的単発火力が高い。
       
    • 47 mm Rychlopalné dělo Vickers L/20
      AP弾威力50と高く、それでいてDPMもトップクラス、更に精度にも優れており、Tier1の中では高いスペックを有している。
      ただし弾速はそれほど速くない為、移動している相手に命中させるには少々コツがいる。
      APが充分な貫通力を有しているため出番自体あまり無いが、この47mm砲のHEはAPに比べても更に弾速が遅い(初速がAPの半分程度)。使用する際は、弾道が山なりになる点に注意。
       
  • 装甲
    最も厚い部分でも14mmと極めて薄く、37mm砲の榴弾(貫通力18mm)ですら貫通される可能性が高い。これは同格のLeichttraktorT1 Cunninghamにも言える事だが、本車はそれに加え車体の大きさから被弾率は特に高くなってしまうだろう。
    耐久性も高くない為、基本的に撃たれないポジショニングが必要になる。
     
  • 機動性
    最高速度こそ25km/hとルノータイプと大差ないが、最低レベルのエンジンパワーであり非常に鈍足。
     
  • 総論
    優れた砲性能・紙装甲・鈍足・大きな被弾面積と、その性質は同格中戦車のMedium Iと良く似ている。
    火力は優秀なものの装甲と機動力が弱い為、接近戦においては機関砲の瞬間火力に苦戦を強いられることがある。
    機関砲の射程距離は400m程度と短く、また距離による貫通減衰も激しいため、可能であれば遠距離から仕掛けていこう。
     

史実

詳細
KH-60.jpg

KH-60。ゲームに登場する車両とは車体形状が異なる。

KH-70.jpg

KH-70。こちらはゲームに登場する車両とは砲塔形状が違うのがわかる。

1920年代、低速で行動半径が非常に短かった当時の装軌車両に長距離高速走行能力を持たせるため、世界各国では様々な車両形式が考案されていた。最終的には履帯を外しての装輪走行が可能なクリスティー戦車がその決定版となるが、それとは別に外付けの車輪を取り付ける形体の車両も試作された。
チェコスロヴァキアで開発された一連の装軌・装輪併用式の試作車両シリーズがコロホウセンカである。ČKD社がライセンス生産していたハノマーク製砲兵トラクターを元に、車輪を取り付けることで路上走行形態に移行できるようにしたものであった。
最初に作られたのは砲兵トラクターであるKH-50だが、性能は陸軍を満足させるに至らなかった。1927年に作られた次の試作車は37mm歩兵砲を搭載した回転砲塔を備える戦車型、KH-60である。しかし軍の試験では性能不足とされ、武装を37mm砲から双連Vz.24重機関銃に換装する、エンジンをWD-50PSからWD-60PSに強化するなどの改良も実を結ばなかった。
1929年にはKH-60の発展型として、主砲をヴィッカース47mm砲に換装してエンジンにWD-70を使用、装輪システムや車体形状もより洗練させたKH-70が試作された。しかし1930年代初頭時点で既にこのようなコンセプトの戦車は時代遅れになっていたためKH-70も試作のみに終わり、以降チェコスロヴァキアではこの形式の戦車が試作されることはなかった。ちなみにソ連が2両のKH-60を、イタリアが1両のKH-70を技術的参考目的で購入している。
チェコスロヴァキア軍ではKH-60を1両のみ正式配備した。1930年から5年間運用し、その後は戦車学校の訓練車両として使われた。1938年から1939年にかけてドイツとの戦争の危機が近付いた際は本車両の実戦投入も考えられていたが、結局チェコスロヴァキアは無抵抗のままベーメン・メーレン保護領とスロヴァキアに解体されてしまった。

 

ゲーム中の2種類の砲は史実のKH-60/70それぞれの砲だが、1種類しかないエンジンはKH-50のもの、砲塔はKH-60のもの、そして車体はKH-70のものと、史実の3種類の試作車両のキメラのような形で実装されている。

 

解説/画像出典

 

情報提供

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アーカイブ1

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