Tier10 イギリス 軽戦車 (日本語表記:マンティコア)
105 mm L7戦車砲を搭載したT92といった外観だが、こちらの方が小柄である。
性能には関係ないが、なんと履帯の位置が左右で非対称となっている*1。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,400 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 50/30/25 |
最高速度(前/後)(km/h) | 68/25 |
重量(t) | 12.4 |
実用出力重量比(hp/t) | 42.74 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | 20,000 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 万能型軽戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
QF 105 mm Gun | 4.29 | AP APCR HE | 248 268 60 | 390 390 480 | 1,671 | 0.38 | 1.9 | 1,100 1,375 1,100 | 20 | 950 4,800 630 | 842 | -8°/+8° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Manticore 1955 | 80/40/30 | 40 | 400 | 2,800 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Rolls Royse B81 | 530 | 20 | 744 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Manticore 1955 | 13 | 45 | 1,400 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
C42 VHF | 750 | 40 |
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乗員
1 | Commander(Gunner,Radio Operator) | 2 | Driver(Loader) |
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拡張パーツ
Class3 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 20.52% | 3.69% |
移動時 | 20.52% | 3.69% |
派生車両
派生元 | GSOR3301 AVR FS(LT/252,500) |
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派生先 | - |
開発ツリー
QF 105 mm Gun (初期/290,000) | |
Manticore 1955 (初期/66,000) | |
C42 VHF (初期/54,000) | |
Rolls Royse B81 (初期/100,000) | |
Manticore 1955 (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v1.6.0 | 新規実装 |
解説(v1.10.0)
- 概要
v1.6.0で追加されたTier10のイギリス軽戦車。
1950年代中期、戦車技術学校(STT)*2で設計された新型空挺戦車の計画案である。
Manticore(マンティコア)とは、アジア地域に棲むとされる伝説上の人喰い魔獣の事。
- 火力
俯角は-8°と良好なものの、仰角は正面ですら+8°、側背面に至っては+5.5~+4.5°と極端に狭い。敵が少し高い場所にいるだけで撃つことができなくなるため地形対応力が低い。仰俯角の範囲で戦える場所を選ぼう。
総弾数は20発しかなく、イギリス軽戦車ルート特有の使いにくさも改善していない。
特にHE弾はダメージが大幅に増えるわけでもなく、軽戦車に対しても安定した貫通は見込めないため搭載したとしても2~3発であろう。- QF 105 mm Gun
軽戦車としては最高クラスの単発火力と精度を手にしたことによって、DPMの低さをある程度カバーすることができるようになった。
課金弾がTier10軽戦車で唯一APCRであり弾速に優れ空間装甲にも強い一方で、低DPMの代償として最大の特長であった高い貫通力は同格軽戦車と比べても2~18mm優れている程度にとどまっている。
0.38と軽戦車としては優れた精度と、単発390ダメージをいかに活用できるかが本車両最大の肝となるため、これまでのイギリス軽戦車とは打って変わって攻撃的な運用も意識しよう。この主砲の最大の問題はその劣悪なDPM……ではなく行進間射撃の精度である。
拡張パーツで一切の改善をしない場合、NDKができるような場面であっても土や壁を掘りかねない精度であり、軽戦車との近接戦闘も当たればラッキーといったレベルである。
そこで砲垂直安定装置と改良型旋回機構を装備することで大幅に行進間射撃の精度を改善することができ、さらには車体旋回速度および砲塔旋回速度の遅さという地味な弱点を補うこともできる。
しかし、拡張パーツの枠を2つ使ったうえでもその精度は他国軽戦車のデフォルト状態より多少良い程度になってしまっているのが惜しい点である。
一方で少ない携行弾数も考慮し行進間射撃は基本的にせず、静止し照準を絞り切ったうえでの射撃に集中するのであれば改良型照準器も十分選択肢に入るであろう。
とは言えDPMや行進間射撃精度など難ありな攻撃面に対して、軽戦車に必要不可欠な機動力・隠蔽・視界をこれほどまでハイレベルに両立していることこそがこの車両最大の長所であるため、それらをプレイスタイルに合わせてカスタマイズする方が良い戦績に繋がる事であろう。
- QF 105 mm Gun
- 装甲
スペックには砲塔前面装甲が80mmとあるがしっかり80mmある部分は主砲やペリスコープ周辺だけであり、砲塔基部のほとんどは45mm前後の傾斜になっている。
基本的には貧弱な装甲だが、傾斜は優れているので命拾いすることはあるかもしれない。
車体は(履帯を含めても)50mm程度の防御力しかなく、空間装甲もほとんどないので、Panhard EBR 105などの強力な榴弾を持つ相手には注意が必要である。
ちなみにエンジンの発火率については20%とそこそこ高い値ではあるものの、史実の設計図からもわかる通り非常に小型化されており被弾すること自体少ないため、消火器を搭載する必要性はあまり高くないと言える。
- 機動性
イギリス軽戦車の終着点に相応しい42.74と高い出力重量比を持つ。
前身後退どちらにおいても平均以上のスピードであり速度を維持しやすく、ほとんどストレスを感じることはないだろう。
しかし、旋回速度は砲塔・履帯ともにAMX 13 105に次いで低く、接近戦では注意が必要である。
- その他
イギリス軽戦車ルートでは唯一この車輌のみが2人乗りであり、しかも車長が砲手・無線手、操縦手が装填手を兼任するという変則的な構成となっている。
前身までと比べて、スキル構成や育成面で苦慮するのはもちろん、車長・操縦手のどちらが負傷しても車輌にとって無視できない性能低下が発生するため、乗員負傷時のリスクが大きい戦車と言える。
さらに砲塔の向かって左側には車長が、右側には操縦手(装填手)と弾薬庫があるためハルダウン中も油断してはならない。
一方で隠蔽率はGSORよりも高くTier10軽戦車では第2位であり、超信地旋回が可能になったことで草むらから不用意に飛び出してしまうことが無くなったのは良い点である。
また細かいことではあるが、履帯性能がGSORと比べても多少良くなっており車幅が広くなったおかげで岩場で滑り落ちることが格段に少なくなった。
- 総論
105mm砲を手に入れたことで、これまでの置き偵察専用といった流れに比べればかなり攻撃的な性能に仕上がっている。
さらに新規拡張パーツの追加によって個性的な性能をプレイスタイルに合わせやすくなったことや、天敵であるEBR 105が弱体化によって数を減らしていることは本車両にとって非常に嬉しい追い風となっている。
とはいえ、市街地戦などの軽戦車同士の殴り合いが有利ポジションの獲得に直結するマップなどでは戦力外になりやすく、他国軽戦車との交戦距離を誤ればDPM差で押し負ける点はこれまで通りであるため、引き続き繊細な立ち回りを忘れないようにしよう。
史実
マンティコア (Manticore) *3は、揺動式砲塔を備えた軽戦車として、歩兵拠点の背後で対戦車防御を目的として計画されました。しかし試作車輌は製造されず、設計案のみに終わりました。(ゲーム内説明より)
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