M3 Stuart

Last-modified: 2020-08-31 (月) 17:36:34

Tier3 アメリカ 軽戦車 / 日本語表記: M3 スチュアート

M3stuart_stockHD.jpg
↑ D37812 + 20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gun

M3stuart_improvedHD.jpg
↑ D39273 + 37 mm Gun M6

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値405⇒425
車体装甲厚(mm)38/25/25
最高速度(前/後)(km/h)61/20
重量(初期/最終)(t)12.04/12.74
実用出力重量比(hp/t)27.47
本体価格(Cr)37,500
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称(通常砲)発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
37 mm Gun M524
⇒26.09
AP
APCR
HE
48
70
19
40
40
50
960
⇒1,044
0.462.1
⇒1.7
782
978
782
20518
800
10
78-10°/+20°
37 mm Gun M626.09AP
APCR
HE
56
78
19
40
40
50
1,0440.411.7792
990
792
18018
800
10
82
名称(機関砲)連射弾数/間隔(s)弾倉交換時間(s)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力弾倉合計攻撃力精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)弾倉/総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)
20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gun3/0.17.7
⇒6.9
AP
APCR
30
41
12
12
1800.51.7
⇒1.6
770
963
15/1,5003
400
68
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
D3781238/25/25402801,250
D3927338/32/32483301,700
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Guiberson T-1020-424512331
Continental W-67026220256
Continental R-975-C135020500
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Stuart E112.5403,000
Stuart E214.5453,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
SCR 20026540
SCR 21032580
SCR 506615110
 

乗員

1Commander(Loader)2Gunner3Driver4Radio Operator
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.22%⇒15.31%4.59%
移動時15.22%⇒15.31%4.59%
 

派生車両

派生元M2 Light Tank(LT/1,350)
派生先M5 Stuart(LT/4,500) / T6 Medium(MT/6,950)
 

開発ツリー

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20 mm Hispano-Suiza Birgikt Gun
(初期/2,600)
37 mm Gun M5
(90/2,000)
D39273
(375/2,000)

37 mm Gun M6
(350/8,350)
D37812
(初期/800)

M5 Stuart
(4,500/143,000)
SCR 200
(初期/0)
SCR 210
(330/1,980)
SCR 506
(5,600/33,600)
Guiberson T-1020-4
(初期/5,000)
Continental W-670
(310/8,200)

Continental R-975-C1
(550/10,500)
Stuart E1
(初期/660)
Stuart E2
(355/1,850)

T6 Medium
(6,950/126,000)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.12HDモデル化
v1.9.020 mm Hispano-Suiza Birkigt Gunの総弾数を750発から1,500発に変更
37 mm Gun M5の総弾数を103発から205発に変更
37 mm Gun M6の総弾数を103発から180発に変更
修理費用を44%ダウン
収益性を14%ダウン
D37812砲塔時のHPを220から405に変更
D39273砲塔時のHPを240から425に変更
派生先車輌を変更

解説

  • 概要
    Tier3のアメリカ軽戦車
    1940年代初期、M2の改良型として開発・量産された軽戦車である。
     
    M2 Light Tankから順当に性能が向上し、比較的優秀な装甲と高い旋回速度を併せ持つ。
    かつては火力・貫通力の不足に直面する事も多かったが、v0.9.18以降Tier5にマッチングしなくなった事で戦いやすくなっている。
     
  • 火力
    • 20 mm Hispano-Suiza Birgikt Gun
      M2 Light Tankから引き継いだ機関砲。
      前身でも不足気味だった貫通力だが、Tierが上がった事でさらに深刻になっている。
      弾倉合計攻撃力も180と頼りなく、搭載する機会は限られるだろう。
       
    • 37 mm Gun M5 / M6
      M5は前身からの引き継ぎ砲であり、新規のM6は改良砲塔と改良履帯への換装が必要。
      基本的にM6が上位互換なのでこちらを搭載する事になるが、単発火力が控えめな割に、通常弾のAPは貫通力56mmと低く、金弾のAPCRも貫通力78mmと一部の同格軽戦車の通常弾にすら劣る。
      重装甲の敵車輌と交戦する場合、高貫通の味方の射線へ引き込んだり、側背面を取る等の工夫が必要である。
       
  • 装甲
    前身のM2 Light Tankとほぼ同等の装甲だが、左右の機銃部分の装甲が25.4mmから38.1mmになった事で正面の弱点が減ったり、改良砲塔ではキューポラが無くなった分被弾面積が小さくなったりと地味に強化されている。
    特に正面の弱点が減った事は貫通力の弱い機関砲に対する優位を磐石なものとしており、高い機動力と合わせれば格下の戦車や同格軽戦車Pz. I Cは正面から圧倒する事ができる。
    ただし金弾を使われた場合は一気に貫通弾が増えるため、慢心は禁物。
    また、通常弾でも側面もしくは背面から垂直に撃たれると過半が装甲を抜けてくる。敵に対して斜めに車体を向ける事を意識すれば、お互い側面を取り合う格闘戦でも優位に立てるだろう。
     
  • 機動性
    最高速度こそ高速戦車の中では平凡な値だが、大出力の最終エンジンが優れた加速力を提供してくれるため、重めの車体とは裏腹に優秀な機動力を誇る。車体旋回速度も速く、敵の背面に回り込むなどで主砲の性能の低さを補うには十分な性能となっている。
    自衛能力の低い戦車などを蹂躙する事も容易いため、不用意に孤立した敵を見逃さないようにしたい。
     
  • その他
    同格軽戦車では平均以上の330mの視界を有しており、加えて無線機の性能にも優れているため偵察力は高い。
    とはいえ、隠蔽率が少々低い事と、高い車高から来る投影面積の大きさには十分注意を払う必要がある。
    隠れているつもりが丸見えだったという事もあるので、隠れる場所や退避場所の選定は慎重に。無謀な切り込み偵察もできるだけ避け、可能な限り転進の容易な場所を選びたい。
    ただし、車高の高さは難点ばかりではなく、頭出しによる偵察がし易いという利点もあり、特に傾斜地周辺の走り偵察が比較的安全に行える。場所によっては茂みに隠れつつ丘の向こうを視界に収める事も可能なので、状況に応じて走りと置きを使い分けよう。
     
  • 総論
    実際の立ち回りとしては、同格と会敵する戦場ではギリギリ砲が通用するため、攻撃的な立ち回りでも十分に活躍が可能。ただ、前述したPz. I Cとの相性が良い一方で、T-46Chi-Haなど主砲の貫通力が高い戦車との相性は極めて悪い。DPMの低さもあり、単機で殴り合おうものなら高確率で負けてしまうので味方との連携を忘れずに。
    格上戦場では、軽戦車のセオリー通り偵察に絞って行動していこう。発砲はダメージより牽制などに使用していく事になる。
    また、火力の低さから(特に格上に対して)NDKよりも横撃を加えて走り去るヒット&アウェイの方が撹乱効果が高い。囮として動くなら、敵にとって狙い易い投影面積も武器になるだろう。
    結論として、良好な視界と速度による走り/先行偵察、優秀な旋回と装甲を生かした接近戦、強行偵察の迎撃、一撃離脱や横撃等を得意とし、撃ち合いを不得手とする軽戦車らしい軽戦車と言える。
     
    分からない単語があれば用語・略語

史実

詳細

M3A1.jpg
(写真はM3A1、車体左右の機関銃があった部分に蓋がされている。Bovington戦車博物館にて)
M2軽戦車は機動性や生産性に優れていたものの、装甲が薄いことが問題であった。M3はM2の装甲を強化した改良型であり、1940年春からロック・アイランド工廠で開発された。M3は、開発元のアメリカ合衆国で運用されただけではなく、イギリス、ソ連、中国などにもレンドリースされ、ドイツ軍や日本軍と戦闘を行った。

 

M2に搭載された37 mm Gun M5はほぼ牽引式の対戦車砲そのものであったが、M3の37 mm Gun M6は戦車用に新たに設計され、よりコンパクトとなった。さらにM3は副武装としてM1919A4 7.62mm機銃を5基搭載していたが、後に車体左右に付けられていた2基が外された。また、M3A1以降は主砲にジャイロスタビライザーを搭載していた。これは車体の縦方向の動きに対し砲を追随させるもので、縦方向ののみであったため行進間射撃はできず、また信頼性も高くなかったが、極めて重要な技術的発展であった。
ゲーム中に登場するD37812砲塔は、平板の装甲材をリベットで接合した初期型の砲塔である。D39273砲塔は、カーブがかかった装甲材料を溶接で接合した後期型の砲塔である。また、W-670-9Aは262馬力の星型7気筒空冷ガソリンエンジン、T-1020-4は245馬力の星型9気筒空冷ディーゼルエンジンであり、それぞれを搭載するタイプが平行して生産された。ゲーム内ではT-1020-4が初期装備だが、史実では最初に作成されたのはW-670-9A搭載型である。
前述したように防御力がM2軽戦車に比べて強化されており、特に1.5インチの厚みを持つ正面装甲は37mm対戦車砲に耐えることができた。また最終生産型のM3A3ではM5軽戦車の改良を取り入れ、車体前面が一体となって傾斜する1枚の装甲板に変更された。
足回りはVVSSを採用していたが、一番後ろの誘導輪が大型化されるとともに地面に接したため、履帯の接地面積が増加して重量増に対応していた。
M3軽戦車は1941年3月から生産に入り、1943年に生産が終了するまでに各型合わせて約13000輌が生産された。

 

M3軽戦車は、日本ではフィリピンやマレーで陸軍戦車隊と交戦した戦車として有名である。広く知られている通り、日本陸軍の当時の主力戦車である九七式中戦車(チハ)の57mm砲や九五式軽戦車(ハ号)の37mm砲では、M3を撃破することは困難であった。日本軍が鹵獲したM3に対しチハの57mm砲による射撃実験を行った結果によると、300mの距離からでは側面・正面ともに全く効果がなく、200m以内で5両のチハが側面から集中砲火を浴びせたところ、ようやく装甲が裂けたという(貫通はしなかった)。日本軍の戦車は、複数台での肉薄射撃、キャタピラの破壊、時には体当たりまで用いてM3に対抗することとなり、苦戦を強いられた。危機感を募らせた前線部隊からの強い要請を受け、陸軍は開発が終わったばかりでまだ仮制定の段階だった「新砲塔チハ」(装甲貫通力に優れる一式47粍戦車砲を搭載)を急ピッチで生産し、臨時中隊を編成してフィリピンに派遣した。しかし、既に米軍はバターン半島に立て籠もる体勢に移行しており、新砲塔チハとM3との交戦は行われなかった。日本軍は鹵獲したM3を重用しており、M3のみで構成された部隊も存在した。

 

一方、ヨーロッパ戦線においては、状況は全く逆であった。まず北アフリカで戦うイギリスへ送られたM3は、M2A4軽戦車から引き継いだ「スチュアート」というあだ名を与えられた。北アフリカに送られたM3軽戦車は、同時期のイギリス巡航戦車と比較して高い信頼性が歓迎され、兵士たちから「ハニー」と呼ばれたが、M3の武装・装甲は同時期のドイツ軍戦車には力不足だった。M3がクルセーダー作戦やカセリーヌ峠の戦いなどで大きな損害を受けた後、連合軍は本車を主力戦車として運用することを諦め、その機動性と信頼性を活かした偵察や先遣任務に従事させた。

 

また、M3シリーズはソビエト軍にもレンドリースされたが、その評価は高いものではなかった。武装や装甲でドイツ軍に太刀打ちできない上に、キャタピラが細く接地圧が高いことから、本車を冬期に運用することは困難であった。それらの問題から、ソ連軍は改良型のM5のレンドリースを断った。

 

本車はしばしば冗談混じりに「実戦に投入された中では最強の日本戦車」と呼ばれることがある。しかしHeavy Tank No.VIはドイツ軍に貸与(徴用)されていたとはいえ間違いなく日本軍が購入した日本軍所有の重戦車であり、もちろんその戦闘力は本車を大きく優越している。よって"日本軍が自ら実戦運用した最強の戦車"は本車、一方で"日本軍が実戦投入した最強の戦車"は六号重戦車であると言える……かもしれない。

 

参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/M3.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/M3%E8%BB%BD%E6%88%A6%E8%BB%8A

 

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