M5 Stuart

Last-modified: 2025-11-08 (土) 08:55:59

Tier 4 アメリカ 軽戦車 / 日本語表記: M5スチュアート 

M5stuart_stockHD.jpg
↑ M5 + 37 mm Gun M6
初期状態。

M5stuart_improvedHD.jpg
↑ M5A1 + 37 mm Gun T16
最終状態。

旧画像、v0.9.3までの本車
shot_008.jpg

v0.9.3までのM7砲塔+75mm Howitzer M3の姿。ほぼまんま初期状態(史実状態)のM8A1である。

スペック(v2.0)

車体

耐久値495⇒520
車体装甲厚(mm)29/29/25
最高速度(前/後)(km/h)64.4/20
重量(初期/最終)(t)15.02/15.25
実用出力重量比(hp/t)26.24
本体価格(Cr)143,000
修理費(Cr)1,972~
超信地旋回不可
 

武装

名称(通常砲)発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
37 mm Gun M6(M5)30AP
APCR
HE
67
86
19
50
50
60
1,5000.382792
990
792
215
⇒255
18
800
10
82-10°/+20°
名称連射間隔(s)弾倉交換時間(s)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力弾倉合計攻撃力精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)弾倉/総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)
37 mm Gun T160.58
⇒7.7
AP
APCR
HE
71
95
19
50
50
60
2500.381.7884
884
792
5/180
⇒220
18
800
10
153
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
M5 Stuart38/32/32443501,020
M5A1 Stuart45/32/32443601,200
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Twin Cadillac, Series 4237020530
Continental R-975-C140020500
 

履帯

名称旋回速度(°/s)重量(kg)
M5 Stuart463,000
M5A1 Stuart503,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
SCR 506615110
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時*1
静止時15.5%⇒16.19%3.88%
移動時15.5%⇒16.19%3.88%
 

派生車両

派生元M3 Stuart(LT/4,500)
派生先M24 Chaffee(LT/12,480)
 

開発ツリー

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37 mm Gun M6
(初期/8,350)
37 mm Gun T16
(1,100/17,700)
M5A1
(1,220/5,180)
M5
(初期/1,890)
SCR 508
(初期/21,600)
SCR 506
(5,600/33,600)
M24 Chaffee
(12,480/405,000)
Twin Cadillac, Series 42
(初期/10,350)
Continental R-975-C1
(550/10,500)
VVSS T16E3
(初期/1,500)
VVSS T36E8
(1,200/5,050)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.3HD化
VVSS T16E3 suspensionで硬化/中程度/軟化した地盤の移動性能を9%/15%/13%増加
VVSS T36E8 suspension の旋回速度を45から42に変更、硬化した/中程度の地盤の移動性能を12%/11%減少
最高前進速度を58km/hから64.4km/h に変更
M5 砲塔の視認範囲を330mから340mに変更
背面に砲塔を向けた際(60度)に37 mm Gun M6の俯角を5度から3度に変更
37 mm Gun M6 の弾薬数を147から123に変更
砲塔旋回時のレティクルの拡散を20%に増加
37 mm Gun T16 を追加
20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gun を削除
M5 砲塔の旋回速度を40度/秒から44度/秒に変更
M5A1 砲塔の視認範囲を370mから360mに変更
75 mm Howitzer M3 gun を削除
M5 砲塔の耐久度を290HPから320HPに変更
v0.9.18マッチング範囲の変更
v1.9.037 mm Gun M6(M5砲塔時)の総弾数を123発から215発に変更
37 mm Gun M6(M5A1砲塔時)の総弾数を147発から255発に変更
37 mm Gun T16(M5砲塔時)の総弾数を120発から180発に変更
37 mm Gun T16(M5A1砲塔時)の総弾数を145発から220発に変更
修理費用を35%ダウン
収益性を7%ダウン
M5砲塔時のHPを320から495に変更
M5A1砲塔時のHPを340から520に変更
派生先車輌からM7を削除
v1.23.137 mm Gun T16用のAP M74砲弾の貫通力が56 mmから65 mmに変更されました。
37 mm Gun T16 用のAPC M51 砲弾の貫通力が78 mmから87 mmに変更されました。
VVSS T16E3サスペンションを使用している際の移動中および車体旋回時の散布界が28%減少しました。
VVSS T36E8サスペンションを使用している際の移動中および車体旋回時の散布界が24%減少しました。
M5A1砲塔の37mm Gun M6の散布界が0.42mから0.4mに変更されました。
M5A1砲塔の37mm Gun T16の散布界が0.42 mから0.38 mに変更されました。
M5砲塔の37mm Gun T16の散布界が0.42mから0.4mに変更されました。
37 mm Gun T16の射撃後の散布界が40%減少しました。
37 mm Gun T16用の弾倉が削除されました。
37 mm Gun T16の弾倉内装填時間が0.67秒から0.5秒に変更されました。
v2.0サスペンション VVSS T16E3 (モジュール改名→ サスペンション M5 Stuart)
-移動に伴う散布界の拡大:-6 %
-車体旋回に伴う散布界の拡大-6 %
旋回速度:40°/s → 46°/s
-接地抵抗
--硬地盤での機動性:+10 %
--通常地盤での機動性:+9 %
--軟地盤での機動性:+5 %
サスペンション VVSS T36E8 (モジュール改名→ サスペンション M5A1 Stuart)
-移動に伴う散布界の拡大:-6 %
-車体旋回に伴う散布界の拡大:-6 %
-旋回速度:42°/s → 50°/s
エンジン「Twin Cadillac, Series 42」の出力を320 → 370馬力に増加
エンジン「Continental R-975-C1」の出力を350 → 400馬力に増加
砲塔 M5 (モジュール改名→ 砲塔 M5 Stuart)の視認範囲を340 → 350mに増加
主砲 37 mm Gun M6(モジュール改名→ 主砲 37 mm Gun M6 (M5))の性能を変更
-与ダメージ:40/40/50→50/50/60
-貫通力
--AP:56 → 67mm
--APCR:78 → 86mm
-砲塔 M5(モジュール改名→ 砲塔 M5 Stuart)装備時
--装填時間:2.3 → 2秒
--100 mでの散布界:0.42 → 0.38m
-砲塔 M5A1 (モジュール改名→ 砲塔 M5A1 Stuart)
--装填時間:2.3 → 2秒
--100 mでの散布界:0.4 → 0.38m
主砲 37 mm Gun T16,の性能を変更
-与ダメージ:40/40/50→50/50/60
-貫通力
--AP:65 → 71mm
--APCR:87 → 95mm
砲塔 M5 (モジュール改名→ 砲塔 M5 Stuart)装備時
--装填時間:7.6 → 8秒
--100 mでの散布界:0.4 → 0.39m
--砲塔旋回に伴う散布界の拡大:-17 %
-砲塔 M5A1 (モジュール改名→ 砲塔 M5A1 Stuart)
--装填時間:7.2 → 7.7秒

解説(v2.0)

  • 火力
    両砲共通して貫通力が低めという弱点がある。適宜課金弾を使用して補っていこう。
    • 37 mm Gun M6
      前身の最終砲を順当に強化した初期砲。貫通力や単発ダメージが上昇し、M3 Stuart時代に悩まされていた火力不足は多少マシになった。ただ精度は良いとは言えず、手数で稼ぐ砲と言える。
       
    • 37 mm Gun T16
      最終砲であり、5発連射可能な自動装填砲である。初期砲より貫通力と照準時間が向上した。過去のバースト発射仕様と異なり、1発ずつ撃つことが出来るため、照準性能の向上も相まって、昔よりは連続して当てやすくなったと言える。
      また本砲は自動装填砲であり、機関砲と違い距離による消失がない。
      弾倉火力は250であり、2秒で撃ちきれるものの、到底1マガジンで倒しきれるような火力ではない。もちろんローダーとしての瞬間火力の発揮も重要だが、連射を狙えないときはリロードが早めの単発砲のような運用を心がけ、HPを温存し、マガジンを叩き込むチャンスを狙っていこう。
       
  • 装甲
    M3 Stuartの性能向上型…の筈なのだが、装甲は若干薄くなってしまっている。
    遭遇する戦車を考えれば敵弾を防ぐ事は全く期待できない。
    Tier4以上は大口径榴弾砲が増加する事もあり、下手に見つかればあっという間に撃破されてしまうだろう。
    他の軽戦車にも言えるが、榴弾砲はたとえ貫通しなくても甚大な被害を受けてしまうので、これらを主砲とする相手には厳重な注意が必要だ。
     
  • 機動性
    装甲が薄くなったにも関わらずなぜか車体重量が増加している。エンジンの性能自体は上がったものの、加速自体は悪化した。ただ、値を見れば悪くないので、軽戦車としての仕事はこなせる。
    旋回速度は劣悪で、同格ツリー軽戦車の一部の例外を除けばワーストを争う位置にある。とてもではないがNDKを仕掛けられるような性能ではない。
    最高速度自体は65km/hとそこそこなので、減速要素の少ないコース取りに気を付けて補おう。前線に出る際は助走を付ける事を忘れずに。
     
  • 偵察性能
    視界は順当に強化されており、改良砲塔なら同格軽戦車では二位の360mを誇る。これはTier5軽戦車トップと同じ値であり、走り偵察でも引けを取らない。深入りしなければ長期に渡って味方の目となる事も可能だ。
    注意すべきは置き偵察時で、車高が軽戦車にしては高めなため、小さな茂みだと隠れたつもりが頭が出ていて発見されることがある。隠蔽率こそ改善されたように見えるが、車高のせいで体感的にはあまり差がない。潜伏に長けた戦車と出会うケースも多いので、敵の布陣には十分注意しよう。
    M3 Stuartの経験はそのまま生かせるので、車体を隠せる茂みや逃走ルート、利用できる障害物をきちんと吟味しているのであれば、一方的に成す術なくやられるケースは少ない筈だ。
     
    無線機はアメリカらしく優秀なものを持っている。
    無線機SCR 506は通信範囲が615mと広く、戦況の把握に困る事はまずないだろう。
     
  • 総論
    脆い装甲と少し重めの機動力、優秀な視界と自動装填砲を持つ軽戦車である。以前は貧弱な砲性能と劣悪な機動力が災いして、苦行とまで言われた車輌だが、貫通力や単発火力の向上や、エンジンの増強により、瞬間火力を活かしやすくなった。
    Tier4ではまだまだ近距離主体の撃ち合いが多いので、そのような場面で瞬間火力を投射できるのは、強みと言える。旋回速度が遅いので帰るルートの選定に工夫は必要だが、成功したときのリターンは大きい。
    このような瞬間火力を持つ軽戦車のコンセプトは高ティアにも引き継がれている。この車輌で基本を会得しよう。
    v2.0より前

    v0.9.18以降、軽戦車マッチングの廃止により相対的に攻撃も偵察も出来る万能型となった車輌の多いTier4軽戦車の中で、本車の主砲は相変わらず貧弱であるため攻撃には全く向いていない。依然として偵察を主軸に立ち回る必要があり、人によっては苦行とならざるを得ない。とは言え、まだまだ精度の低い車両が多いTier4戦場では、必然的に、近距離の撃ち合いが主体になる場面が多く、火力のハンデを背負ってでも、攻撃に回らざるを得ないことが多々ある。貫通させやすい相手の見極め、紙装甲であっても火力が高い相手とは正面から撃ち合わない、出る場所をこまめに変えながら隙を見せた相手を狙うなどの工夫を、他車両以上に必要とする。
    しかし軽戦車ルートを進めるということはここから先の戦車でも必要とする技術なので、今のうちから偵察の腕を磨いておこう。
    チャンスがあれば敵の布陣の隙を突いて自走砲狩りや紙装甲狩りを狙いたいが、自走相手でも弾かれかねない貫通力と低すぎるDPMのため、格上相手には無理はできない。無理をする必要も薄い。

     

史実

M5.jpg
M5は、M3軽戦車のエンジンをツイン・キャデラック 42シリーズに変更し、同社製の自動変速機を搭載した改良型である。M3A1と同じ砲塔を持つものはM5、M3A3と同じ砲塔(ゲーム中に登場するM44砲塔)を持つものはM5A1と呼称された。いずれも、主砲を含めた武装ではM3からの変化はない。
なお、名称が「M4軽戦車」でないのは、M4中戦車との混同を避けるためである。
M3と異なり、本車は車体前面が一枚の傾斜した装甲で構成されている。車体全体の構成も簡易化されており、生産性が向上したほか、車内容積が広がり、乗員の居住性も向上した。
M5シリーズは合計で6,800両以上が生産された。

 

Ver9.2までは、砲塔を交換するとM3 75mm榴弾砲を搭載できたが、この車両は史実ではM8スコットと呼称された。M2/M3 16口径75mm榴弾砲は、分解すれば駄載(馬などの動物による運搬)が可能なM1A1榴弾砲がベースであり、非常に軽量であったため、M8は良好な機動性を発揮することが可能であった。また、M3/M5は副武装として7.62mm機関銃を3挺搭載していたが、M8はM2 12.7mm重機関銃を1挺のみ搭載していた。

 

参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/M5.htm

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

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*1 37 mm Gun T16時