Tier8 アメリカ 軽戦車 (課金戦車)
T71 DA以上に個性的なデザインをしており、主砲左右にある機銃がお茶目。
ちなみに主砲・砲塔はSpähpanzer SP I Cらと同じクレフト式*1の揺動砲塔となっている。
スペック(v1.13.0)
車体
耐久値 | 1,000 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 32/25/19 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/25 |
重量(t) | 16.99 |
実用出力重量比(hp/t) | 35.32 |
本体価格 | 5,800G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 万能型軽戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
76 mm Gun T185E1 | 13.33 | APCR HEAT HE | 189 230 38 | 150 150 185 | 2,000 | 0.38 | 1.8 | 1,219 975 975 | 60 | 270 5,600 250 | 646 | -10°/+20° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
T92 | 29/29/29 | 50 | 400 | 3,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Continental AOI-628-1 A | 600 | 20 | 498 |
---|
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T92 | 20 | 55 | 4,500 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
AN/GRC-8 | 745 | 105 |
---|
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
![]() | Class3 | ![]() | Class2 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ○ | ![]() | ○ | ![]() | Class1 | ![]() | Class2 | ![]() | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.24% | 4.27% |
移動時 | 18.24% | 4.27% |
車両に関する変更履歴
v0.9.20.1 | 実装 |
v0.9.21 | エンジンを「Continental AOI-628-1」から「Continental AOI-628-1 A」に変更 (モジュールTierを5から8に変更) (モジュール耐久値を104から260に変更)*2 |
v1.5.1 | ゲーム内ショップに追加 |
v1.13.0 | 76 mm Gun T185E1の通常弾の貫通力を175mmから189mmに変更 76 mm Gun T185E1の課金弾の貫通力を210mmから230mmに変更 |
解説(v1.10.0)
- 概要
v0.9.20.1で実装されたTier8のアメリカ課金軽戦車。
T71 CMCDやT71 DAと競合した、エアクラフト・アーマメンツ社の試作空挺戦車である。
- 火力
俯角は-10°と優秀である。
ただし、車体正面左側のドライバーハッチ付近は俯角が-6°へ制限されるので注意。- 76 mm Gun T185E1
T92の史実砲。
同国通常ツリーのM41 Walker Bulldogと同じ76mm砲であるがあちらより火力は下がり、単発火力は150と同格軽戦車の中ではかなり低い。
代わりに早めの発射速度に加えて、快速の軽戦車としては移動時の照準拡散が非常に良好であり、走り撃ちも命中が期待でき使い勝手が良い。精度・照準時間もそれなりの値を確保している。
Bulldog同様、距離による貫通力の減衰がほぼ無く弾速の速いAPCRが通常弾となっており、貫通力189mmという数値は同格軽戦車中では上位に入る。
走り撃ち以外の場面ではAPCRの距離減衰の少なさ、弾速の速さと、車両自体の隠蔽の高さゆえに比較的遠距離から射撃することが多くなるが、単発威力の低さから抑止力としてはやはり心もとない。
課金弾のHEATの貫通力は性能調整前の210mmから230mmに伸びたが、このTier帯の前衛車両の装甲に対しては引き続き不足しており、傾斜装甲や空間装甲に弱いこと、性能の割に非常に高価であることを踏まえるとあまり頼れる性能ではない。
貫通が難しい車両を相手にする場合は、隠蔽の高さと機動性を使って背面に回ったり、履帯切りや観測など味方への援護を行うのが得策と言える。ただし、口径が小さくモジュールダメージが低いため、1発で履帯を切るのは難しい。見つかると危険な状況であれば、15mルールなどを使用し、見つからないようにした上で履帯切りをするようにしよう。
- 76 mm Gun T185E1
- 装甲
当たり前だが無いに等しい。車体上部の傾斜部分が一見弾きそうに見えるが、装甲はたった13mmしかないためこのTierではいかなる砲弾が当たろうと貫通は免れない。
幸い俯角はアメリカらしく-10°取ることができるため、偵察時も出来るだけハルダウンを使い、車体への被弾はなんとか回避したいところである。
- 機動性
優れた出力重量比と良好な履帯性能を併せ持っており、多少の登り坂でも容易く疾走していく事ができる。
しかし、前進60km/hとTier8軽戦車の中では最低レベルであり、同じアメリカTier8軽戦車のM41 Walker Bulldogには8km/hも劣っている為、拡張パーツのターボチャージャーで底上げするのも一考か。
加えて旋回性能があまり良くはなく、市街地以外*3では途端に曲がりづらくなってしまう。
また良好な履帯性能を持つとは言ったものの、それは硬路・普通路面のみという但し書きが付く。というのも、水場や湿地などの軟路面の履帯の接地抵抗が大きく設定*4されており、足元の地形次第で加速・旋回性能が著しく削がれる点には注意したい。
優秀な加速力と車高の低さもあいまって走り偵察は優秀だが、微妙な旋回性能に足を引っ張られる事もある為、よく周囲を見てコース選びは慎重に行いたい。
- その他
- 視界・隠蔽
低隠蔽に定評のあるアメリカ軽戦車だが、本車はその例から漏れてTier帯トップクラスの良好な視界と隠蔽性能を両立しており、置き偵察にも十分な適性がある。
拡張パーツや搭乗員スキルで偵察力を高め、低めの火力を補う構成が理想的か。 - 搭乗員
車長が無線手を兼任しており、高Tierでは一般的な4人の役職構成である。
これはT37以降の軽戦車ルートと共通であり、搭乗員育成もしやすくなっている。 - 拡張パーツ
安定と信頼のレンズ被膜、長所である照準拡散をさらに伸ばす砲垂直安定装置、単純に手数を増やせる装填棒、欠点である遅い最高速度を補うターボチャージャーが優先候補か。
火力支援よりも偵察重視のプレイスタイルを好むのなら、レンズ被膜or双眼鏡+車長用視認性向上装置の組み合わせも一考の余地がある。
- 視界・隠蔽
- 総論
良くも悪くも偵察特化の手数型課金軽戦車である。
アメリカ軽戦車としては視界・隠蔽のバランスに優れ、加速力や照準拡散など、一般的な軽戦車に求められる要素を手堅く持ち合わせている。
一方で攻撃性能はかなり控え目であり、火力に秀でた軽戦車と開幕でかち合うと瞬殺されかねない。ゆえに攻撃に拘らない軽戦車本来の仕事である偵察をメインに立ち回りたいが、ターボチャージャー抜きでは遅い最高速度、思ったよりも直線番長気味な旋回速度、地形次第では機動性が極端に悪化する履帯性能など、偵察面でも足を引っ張る欠点が多いのが辛いところだ。
偵察に徹する事で課金弾の消費を抑えられる為、クレジット稼ぎはしやすいのは強みと言えるが、強力なTier8課金軽戦車が増えてきた今となっては明確な強みを欠いており、偵察戦車らしく丁寧かつ無難な運用で戦っていくのが良いだろう。
史実
T92 Light Tankは、1950年代にアメリカのエアクラフト・アーマメンツ社が開発した試作軽戦車/空挺戦車である。
1953年、アメリカ陸軍よりM41 Walker Bulldogの後継となる新型軽戦車の開発計画がに要求された。
これはC-130輸送機からの空中投下も可能な空挺戦車とする事が設計要件であった。
キャデラック社(ゼネラルモーターズ社傘下)は保守的な設計のT71 CMCD、デトロイト戦車工廠(クライスラー社傘下)は揺動砲塔のT71 DA、エアクラフト・アーマメンツ社は独創的なT92を提案した。
↑T92のイラスト
このT92は、半自動装填装置・自動排莢装置付き76 mm T185E1をクレフト方式(揺動砲塔の一種。砲塔ではなく、天板ごと主砲が上下に可動する形式)で搭載し、車長・砲手用にそれぞれ機銃塔を設ける計画案であった。
搭乗員の構成は、車長・砲手・操縦手・砲手補助(装填手)の4名であった。
ターレットリングは2260.6mm(2.26m)という大直径とされており、M24 ChaffeeやM41 Walker Bulldogのように自走砲の車体に転用することも視野に入れていたようだ。
↑よく見ると転輪の数が一つ多く、ゲーム内のモデルとは別の試作車両だろう。
これらの事からキャデラックやデトロイト・アーセナルのT71よりも有望と判断され、1956~57年に2両の試作車両が製作された。
しかし、あまりに独創的な設計を盛り込みすぎたため、試験中に各種新機構の不具合が多発してしまった。
加えて1951年に量産が始まったソ連の新型軽戦車PT-76は水陸両用戦車との情報が入り、新型軽戦車にも水陸両用とする要件が追加された。
T92は各種機構の改善が高コストになる事、そもそも設計的に水陸両用化が困難である事から、計画は中止となった。
試作車両はアバディーンの戦車博物館にて現存しているとの事である。
ちなみに、このT92の失敗を受けて開発されたのがキャデラック社のXM551 Sheridanであった。
↑試験中のT92
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