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基本情報 
スキル 
セリフ 
重傷イラスト 
スキン 
性能 
総評 
回避と攻撃のハイブリッド型サブタンク
- 回避上昇と、火力・命中減少と引き換えに2回攻撃を得るスキルを持つSMG。
- スキルの性能は端的に言って器用貧乏。
開幕CT6秒という微妙な遅さ、回避バフの倍率、デバフなど諸々の要素が足を引っ張る。
- 陣形はTMPの射速版とでも言うべき性能。
JS 9と比べると劣るが、それなりに優秀な部類ではある。
- やや優秀な陣形を持つもののスキルの貧弱さが足を引っ張る。
総合的に見ると使いにくさが目立つと言わざるを得ない。
- 大陸版でも登場からしばらくは有効な使い道が見いだされず、TMPと同様に陣形バッファー要員として使えなくもないだろう…程度の評価だった。
- 大型イベント「連鎖分裂」のランキング戦では一転して高い評価を得る。
正規軍の新ユニット「オルトロス」対策には攻撃回数の多さが重要なため、射速バフ・攻撃回数増加系のスキルを持つ人形が最適とされたのだ。
ARでは火力バフARに比べて劣位に置かれていた97式やK2が大きな脚光を浴び、敵の重装甲化に伴って活躍の場が狭まっていたGr G11も復権した。
それはSMGとて例外ではなく、攻撃回数増加スキルを持つPM-9にも脚光が当たった。
- もっとも、有志による韓国サーバーで100万点以上の高スコアを記録したユーザー(dcinsideに使用編成を投稿したユーザーを集計)の人形採用率統計ではわずか16%の採用にとどまった。ちなみにSMGで一番高いのはC-MSの96%。
PM-9はオルトロス対策以外では決して強力な人形ではなく、そもそもオルトロスの対策法は多岐にわたるため、未育成ユーザーが資源と資料を投じてわざわざ育成するほど重要な人形ではないと評価されている。
要は「育成したなら使えるけど、わざわざ育成しなくても大丈夫」ということだ。
スキル 
- 開幕CT6秒で回避バフ・火力デバフ・命中デバフ・攻撃回数増加を5秒間得る。CT8秒。
- スキルの回転率はスオミらが持つ「援護集中」と全く同じ。
- 回避バフとしてみると倍率の低さが目立つ。
- 火力・命中にそれぞれ30%のデバフを受ける代わりに、GSh-18と同じ2回攻撃を得る。
- SMGは火力と命中が低い銃種であり、例えば攻撃型SMGの代表格であるSR-3MPも味方のサポートで命中・火力を補うのが定石となっている。
その点、いくら攻撃回数が増えると言っても最重要ステータスの火力と命中に大きなデバフを受けるのは痛手。
- また、攻撃回数が2回に増えるというのは実質火力+100%バフとも言えるわけだが、前述のSR-3MPは+260%、ドロシー・ヘイズは常時+100%である。
他に比べて特別ダメージ増加率が高いわけでもないにも関わらず大きなデバフを負ってしまっている。
- 総じて使いにくいスキルだが、手数が増える点は意味がある。
例えばヴァルハラコラボE1-8のNytoのように、ダメージよりも手数が重要になる敵の対策として運用できる。
陣形バフ/編成 
- 後方2マスに射速15%/命中30%バフを付与する。
- 陣形の形状は違うが、マス数・バフ内容はスオミと全く同じ。
- 特筆すべきはTMPの射速版とも言うべき陣形範囲。
F型陣形の8番から1番・7番に陣形バフを付与できるため、F型陣形8番への配置適性が非常に高い。
- ただし、8番から1番・4番・7番に射速バフを付与できるJS 9というライバルがいる。
あちらは3マスにこちらより高い射速バフと会心率バフを付与できる。
装備 
- X外骨格orT外骨格/ホローポイント弾/ホロサイトorドットサイト
- 運用次第で装備が大きく変わる。
回避を重視するならT外骨格、サブタンクとしてダメージを期待するならX外骨格を装備しよう。
- アタッチメントも、想定する敵回避とPM-9が受ける火力・命中バフの数値次第。
編成によって使い分けていこう。
キャラについて、小ネタ 
- 同絵師のPM-06、P22、JS05、R5と共にグリフィン戦隊をやっている(?)のか、脚のポーチに“Yellow”と書いてある。日本担当のグリフィンイエロー。
- 先行する一〇〇式・62式・64式自、89式たちが「学生服」をモチーフとしているのと異なり、「日本の銃」ということなのかニンジャ装束めいた鎖帷子を着用している。
- 男勝りで喧嘩っ早い格闘技マニア。道場で修行をし、挨拶代わりに相手に
カラテパンチを入れる。コワイ!
- パンチで相手の強さを測るのが趣味。新入りが入隊する度にパンチさせているらしい。
その胸は平坦であった
- 彼女の持つ個体は良く見ると航空自衛隊の刻印が入っている。
- 公式のキャラクター紹介ツイート

元ネタ 
簡単な説明 
- 9mm機関けん銃とは1999年に自衛隊で採用されたマシンピストルである。当時採用されていた9mm拳銃の更新用装備火器として主に指揮官などの自衛用に開発された。
M9(エムナイン)という公式の愛称を持つが、誰もこのような呼称は使ってない紛らわしかったり直訳気味に「MP9」にすると別のサブマシンガンと被ることから海外製のゲームなどでは「PM-9」という名称が使われることが多い。
- 9mm拳銃を装備していた指揮官の火力増強を目的としているため、所謂PDWの指向性を持った銃器として紹介されることもある。
- 以前は「PKO派遣で最小限の武器しか許されないためにハンドガン枠で通す為に開発された」などと紹介されたが、最近この説は否定されている。
- 9mm機関けん銃以前のサブマシンガンとしては、前身である警察予備隊の時代からトンプソンやM3がアメリカ軍から供与されてきたが、1965年頃からこれらに代わるものとして、9x19mmパラベラム弾を使用する「ニューナンブM66短機関銃」が試作されたものの、世界のトレンドはM16A1に代表される小口径高速弾を使用するアサルトライフルに移行しており、結果として時代遅れの烙印を押され日の目を見ずに終わった。
- セレクターは国産の銃器の例によって「ア」「タ」「レ」の表記である。
- 国内メーカーで設計、採用された自衛隊の兵器は基本的に「〇〇式」の名称が冠されるが、この9mm機関けん銃はそのようになっていない為、「どこかの海外メーカーからライセンスを取得しているのでは?」と考えられているが事情が公表されておらず真相は闇の中である。
グリップ内にマガジンを持ちL字型のテレスコピックボルトを採用していることからMicro Uziあたりがベースではないか?と言われている
- 戦車や装甲車の搭乗員の自衛火器として使われていた11.4mm短機関銃の更新用として配備する計画もあったが、後述する問題により折曲式銃床の89式となった。
- この銃の抱える問題としては、プレス加工ではなく鋼材の切削加工で生産性が低く、射撃機構としてオープンボルト、シンプルブローバックを採用したが、ストックが無いためバーティカルフォアグリップのみで約1,185発/分という高速な連射速度を制御しなければならず、フルオートでの命中率は低かった。加えて約3kgとM4A1に匹敵するほど重く、サブマシンガンとしては取り回しにも問題があった。*1
- このため現場の自衛隊員から「当たらない」「使いにくい」という苦情が寄せられた一方で、「(Micro Uziがそうであるように)瞬発的な火力で弾をバラ撒いて面制圧する」「銃を突き出してスリングをピンと張って保持力を高める事ができる」という主張もあり使い手を選ぶようだ。*2
- コストの面でメリットがあるプレス加工でない点については、CNC制御工作機械による切削加工を採用しており一部で主張されるほどコストに関係しないという主張がある。また9mm拳銃の一部代替であることから、大幅な調達が見込めず大規模な機械を必要とするプレス加工では難しかったとも言われている。
- 貫通力が劣る9×19mmパラベラム弾についても、P90やGr MP7などが用いる5.7x28mm弾や4.6x30mm弾を新たに購入する必要があり、既に大量の備蓄がある弾薬が使えなくなることから弾薬の共通性を重視する軍事組織としては妥当なところである。*3
- これらには、設立当初から国土を侵略された場合はアメリカ軍から弾薬の融通してもらう事が前提にあることの他に旧日本軍時代の弾薬規格の統一の失敗*4や、自衛隊においても11.4mm短機関銃用の.45ACP弾*5のストックが無くなり訓練などに難儀した経験が根底にあるとされる。
- また自衛隊側が「空挺降下などの激しい衝撃に耐える」「戦車や装甲車の自衛用銃器として何十年も使用できる」*6と必要以上に耐久性を要求したため、一見すると時代錯誤めいた銃となってしまったという意見もある。
- オープンボルト方式も、命中精度が低くなるが構造が単純であり、故障しづらくメンテナンス性も優れているため、射撃機会が少ない後方部隊も含めた全体の稼働率を上げるためのものであるとも考えられる。
- このように賛否両論が多く、仮に好意的な意見を取り上げても「アサルトライフルでは大げさすぎるがハンドガンの火力では心許ない」というようなニッチな需要にしか対応出来ないため、陸上自衛隊では早々と調達を打ち切ってしまった。*7
- 陸上自衛隊では266丁のみ調達され精鋭の第一空挺団、空中機動を旨とする第12旅団、水陸両用作戦を任務とする水陸機動団隷下の第1水陸機動連隊(元西部方面普通科連隊)の指揮官や小銃を装備できない対戦車兵器の射手の自衛兵器として運用されている。
- 2004年に発足した特殊作戦群では他国と足並みを合わせたのかPM-9ではなく4.6mm短機関銃(B)が配備されていると推定される。
- しかし制式採用時に創設時のアメリカ軍供与の銃器が多数残っていて尚且つ本格的な陸戦が想定されない航空自衛隊、海上自衛隊では未だ調達されている。
- 航空自衛隊では基地警備隊の隊員が運用しているシーンが見られるようになり、近代化改修された64式、グレー系のデジタル迷彩作業服、近代的な装備品と共に注目されるようになった。
- 海上自衛隊では護衛艦に自衛火器として搭載されている他、基地などを警備する「陸警隊」や狭い船舶内で行動する「護衛艦付き立入検査隊」で運用していることが知られるようになった。
- フィクションの世界では「自衛隊の銃」ということで独特の存在感を持っており映画などで露出する機会もあってよく似たサイズのエアソフトガンを9ミリ機関けん銃化するガレージキットも出回っている。
- 特に「図書館戦争」では劇中に登場する「図書隊」という武装組織が9mm機関けん銃を多用していることで話題になった。劇中ではダットサイトが装着されていたが、この「図書隊」のように改造された9mm機関けん銃が訓練中の写真に写っていて話題になったこともある。
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