アトランタ級軽巡洋艦 1番艦 アトランタ
2020年サマーセールで販売された「灼熱の熱帯」迷彩(通称トロピカル迷彩)
https://worldofwarships.asia/ja/news/sales-and-events/summer-sale-2020/
ver.12.10現在、武器庫にてコミュニティトークンで購入できる。
性能諸元
・基本性能
Tier | 7 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | アメリカ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 27500 | |
装甲 | 13mm-89mm ・防郭 13mm-89mm ・艦首/艦尾 16mm ・砲郭 13mm ・装甲甲板 13mm-32mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | - | |
機動性 | 機関出力 | 75,000馬力[hp] | |
最大速力 | 32.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 610m | ||
転舵所要時間 | 8.4秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 11.0km | 13.0km | 4.6 km | |
航空発見距離 | 6.4km | 9.4km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | Mk7 mod.1 | 13.3km | 116m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 127mm/38 | 8基×2門 | HE弾 1800(5%) AP弾 2100 | 4.8秒 | 7.2秒 | HE Mk32 AP/SC Mk38 |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Mk15 mod.3 | 2基×4門(4門) | 16633 | 98秒 | 4.5km | 65kt | 1.3km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
- | 短 | 20mm Oerlikon Mk4 28mm/75 Mk2 mod.2 | 8基×1門 4基×4門 | - | 84 | 85.0% | 0.1-1.8km | ||
長 | 127mm/38 Mk32 mod.12 | 8基×2門 | 5 | 1470 | 175 | 90.0% | 1.8-5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良2 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | ||
4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
アトランタ級軽巡洋艦は、駆逐艦との連携作戦のために設計されていました。本級のネームシップであったアトランタは、第二次世界大戦中にミッドウェイ海戦に参加し、ソロモン諸島沖でアメリカ海軍の任務部隊を援護しました。1942年11月12日、本艦はガダルカナル島の戦いにおいて日本の駆逐艦から魚雷 1 本を被雷し、続いてアメリカの艦艇が誤射した203mm砲弾数発を被弾しました。そしてその翌日に、曳航中に艦長の命令により自沈処分されました。本艦は第二次世界大戦を通して5個の従軍星章を受章しました。
解説
Tier7のアメリカプレミアム巡洋艦。
とにかく他の巡洋艦とは使用感が根本的に異なる。
- 主砲
防空巡洋艦として誕生した本艦は両用砲である127mm連装砲を片舷7基、計14門を指向可能。アメリカ駆逐艦の主砲と共通の砲弾を巡洋艦の船体(と発見距離)で運用しなければならないが、最大14発の弾を装填速度5.0秒で敵艦にお届けすることが出来る。砲塔旋回も非常に早い。
しかしその投射量と引き換えに、射程距離が短いうえに弾道特性は非常に悪く、特に射程距離ギリギリにもなると最大ズームだと敵艦を画面からはみ出させなければならない程の偏差を求められる。そのため、特に相手が頻繁な回避行動をとる場合のエイムにはかなりの熟練が必要となる。
また砲自体は駆逐艦のそれであるため貫通力は低く、艦長スキル榴弾用慣性信管を取得しないと投射量の割にはダメージが伸びないことがほとんどである。Tier6-7戦艦や巡洋艦全般に対しダメージ効率が目に見えて上がるため、ポイントが溜まったら是非取っておきたい。*1
対駆逐艦については姿を10km以内に捉えようものなら、その圧倒的な投射量で大損害を与え、数秒のうちにHPを吹き飛ばす事が可能。煙幕を張られてもレーダーで丸裸にできるので、向かってくる駆逐艦を見つけたら生かして帰さないつもりで。ただし距離を取られてしまうと途端に当てにくくなり、後述するように装甲は使い物にならないため、深追いは厳禁。
一応6kmほどに接近すれば腹を晒した巡洋艦相手にはAPによるバイタルパートの貫通を狙うこともできる。
射程については「上級射撃訓練」スキルによる延長が可能で13.3kmまで延ばせるが、前述の弾道特性により、延長した分を当てられるかどうかは腕次第。本艦にとってこのスキルの真価は、対空砲の射程距離延長にあるので、主砲の射程距離延長についてはあくまでおまけとして考えよう。アップデート0.10.0において「上級射撃訓練」スキルが廃止され、それに伴い射程が素で13.3kmに延長された。
- 機動力・隠蔽
速力32.5ノットは一般的な巡洋艦のレベル。
転舵所要時間はサイズの割にやや長めだが、旋回半径は良好で小回りはきく。
最良隠蔽は9.4kmでマッチ帯の巡洋艦の中ではかなり優秀。しかし後述する生存性の問題により、相手に接近して不意打ちを仕掛ける用途には向かず、有利な位置取りをするためと考えた方がよい。
- 対空
防空巡洋艦ではあるが、対空に期待するには注意が必要。
長距離対空砲は継続ダメージが優秀であり、爆発数もスキル込みで6と文句無しの高火力であるが、FlintやChumphonと違い中距離対空砲を持たない事から航空機が踏み込んできた時の火力が不足している。
継続ダメージを主体とする中距離対空砲が無いことは継続ダメージの底上げを主体とする対空スキルのバフの効果が薄い事も意味する。
艦隊防空を得意とする一方で、単独での防空力はそこそこ止まりとなる点は覚えておこう。
活きる機会は少ないが、「対空防御砲火」の使用回数が無制限(※他の米巡は通常4回)という特徴を持つ。
- 装甲・生存性
一言でいえば「動く棺桶」である。
このTier帯では絶望的な程の紙装甲かつHPが低く、試合開始時点で既に棺桶に片足を突っ込んでいるようなものである。
バイタルパートの幅が船体いっぱいある上船体外殻の装甲は13mmしかなく、これは8インチ以上のAP弾に強制貫通される。戦艦の斉射をまともに喰らおうものなら艦首艦尾を向けていたとしてもバイタルまで突き刺さり痛打を貰う。
また砲塔が非常に脆いので、砲塔の複数大破は日常茶飯事である(数は多いので多少は目を瞑れるのが救い)。
主砲が低威力かつ高発射レートのためひたすら撃ちまくってしまいがちだが、撃つべき時と我慢して隠蔽する時を周囲の状況に応じてしっかり使い分けないとすぐに沈む。
- 魚雷
4連装を左右に計2基装備しているが、射程が4.5kmしかないので積極的には使えない。島陰からの切り札にはなる。
- その他
Tier7としてはIndianapolis、Belfastと同様に警戒レーダーを持っている。効果時間は25秒、距離8.49km。
- 総評
撃たれ弱く一発の重さもないが、その投射量は敵から見て非常に目立つ。島陰に隠れてこれでもかという砲弾の雨を降らせ、レーダーを活用して敵駆逐を牽制・撃滅するのが主な仕事となる。
トリガーハッピーな艦というイメージを持たれがちだが、本質は甘えた動きが一切許されず島や僚艦を上手く利用する非常にシビアな立ち回りを要求される艦である。
その独特な使用感から「使うのは難しいが使いこなせると非常に楽しい」・「噛めば噛むほどに味が出るスルメ艦」と言え、それを愛する熱心なファンも多い。
「中~近距離向けな性能なのに、被弾に対して非常に脆い巡洋艦」という、プレミアム艦の中でもひときわ尖った性能のため、購入の際は要検討。
公式ムービー[[Premium Ship Spotlight: Atlanta]]
- 備考
掲示板での愛称は「らんらん」
(´・ω・`)らんらん♪
史実
アトランタ級はオマハ級の後継艦として建造された軽巡洋艦であるが、発達する航空機の脅威に対抗するため38口径5インチ両用砲を主砲に多数搭載した防空巡洋艦として知られている。この38口径5インチ砲が登場する以前の米艦艇は5インチ砲でも対艦(平射)用の51口径と対空用の25口径の異なる砲を搭載していて効率が悪く、対艦・対空両方で使える両用砲が開発されて以降、統一されるに至った。また前述した経緯から水雷戦隊旗艦として運用されることも想定し4連装魚雷発射管を2基装備していたが、旗艦として求められるはずの水上機運用能力は無く、一部では砲熕武器での打撃力不足から装備されたものとも推測されている。装甲は垂直が最大で89mm、水平が32mmとブルックリンやクリーブランドと比べ薄い。
アトランタ級は8隻の建造が戦前に決まり、さらに3隻が戦時中に追加され、合計11隻が建造された。
1番艦アトランタから4番艦サンファンまでが5インチ砲8基16門搭載、5番艦オークランドからは復元性を考慮して5インチ砲2基を撤去した12門、9番艦ジュノー(2代目)からは魚雷発射管を撤去。これらを初期型、中期型、後期型と分類することもある。追加3隻の後期型は戦後に竣工した。
大戦を通して奮戦し、機動艦隊に随伴すれば防空巡洋艦と呼ばれる通りの活躍で南太平洋海戦やマリアナ沖海戦では日本の攻撃隊に大打撃を与えた。ネームシップのアトランタと2番艦のジュノーの2隻がいずれも第3次ソロモン海戦の戦闘で沈没した。
アトランタ級の中でも特筆すべき艦は3番艦「サンディエゴ」である。
1942年1月10日に就役した後、主に防空軽巡として空母の直衛に当たる。ソロモン諸島の戦いでは護衛対象である空母「ホーネット」を守りきることができず、姉妹艦であるアトランタとジュノーを立て続けに失う。
大切な仲間を失いながらも、サンディエゴは太平洋戦争における22の主要作戦のうち19もの作戦に参加し、総合航海距離は、終戦時点で48万kmに達した。護衛艦だったので目立った戦果というのはないのだが、終戦後初めて東京湾へ入港するという名誉を果たしたのはサンディエゴである。また第二次世界大戦において18個の従軍星章を授与される。これは武勲艦として名高い空母「エンタープライズ」に次ぐ第2位の受勲数であり、彼女の活躍ぶりがわかる。
【参考】
紛らわしいことに、アトランタ級には2隻のジュノーという名の艦が存在する。沈没した2番艦のジュノーと1946年に就役した9番艦の2代目ジュノーの2隻。
伊-26の雷撃により沈没した2番艦のジュノーには5人兄弟が乗っていたが全員戦死している。生存者は10人だった。
小ネタ
第三次ソロモン海戦で、探照灯を照射した暁を沈めたのがアトランタである。
しかし暁同様、探照灯を照射していたのが仇となって比叡と長良から集中砲火を浴びた上に味方から誤射されて指令部が壊滅した挙げ句、撃沈直前に暁が放った魚雷で致命傷を受けてしまい、最期は自沈処分となった。
ジュノー(初代)は暗闇の中での乱戦で多数の命中弾を受けて戦場を離脱した後に、伊26の雷撃で撃沈された。
編集用コメント
- 0.5.9に合わせて編集。持ってはいるものの使いこなせないので誰か解説してください(泣 -- 2016-07-28 (木) 22:54:08
- 7/29(金)コメント欄にて小競り合いがあり、該当の木をコメントアウトしました。 -- 2016-07-29 (金) 16:33:35
- 砲門数について、解説文で基と門を勘違いしていたようなので修正。 -- 2016-07-29 (金) 16:46:39
- 色々追記、冗長な部分が多いと思われるような気もするので、気になる部分の修正よろしくお願いします。 -- 2016-08-19 (金) 11:10:34
- 項目ごとに分けてみましたが、盛り過ぎてかなり長くなってしまいました。うっとおしければどんどんカットしてください。 -- 2016-09-16 (金) 23:44:02
- v0.5.14 水上被発見距離が10.7kmに変更されたようです(航空被発見は変更なし) -- レーダー一覧作ってた人? 2016-11-19 (土) 19:06:27
- ちゃんと迷彩剥いだ? -- 2016-11-19 (土) 19:33:07
- 隠蔽性航空発見距離の数値の誤りを修正。 -- 2018-07-18 (水) 22:34:48
- 写真を追加・整理。 -- 2019-07-13 (土) 02:21:55
- 灼熱の熱帯迷彩の画像を追加 -- 2021-05-25 (火) 04:28:11
- 解説の更新については何も言わないけど、ゲーム内説明を弄るのは駄目だろ -- 2021-06-03 (木) 08:56:42
- 「同teir巡洋艦ペンサコーラ~」と書いてあった文言を修正。 -- 2023-11-06 (月) 14:26:15
- ゲーム内説明追記(v12.10) -- 2023-11-17 (金) 18:15:24
- 対空について現環境を踏まえて変更 -- 2024-03-09 (土) 23:42:00
- 管理人です。文字色silverなどを多用した表記や冗長的な表現はお止めください。記事編集ルール -- 管理人? 2024-03-10 (日) 22:34:24
- どこも問題には見えませんが -- 2024-03-11 (月) 01:43:05
- 管理人です。文字色silverなどを多用した表記や冗長的な表現はお止めください。記事編集ルール -- 管理人? 2024-03-10 (日) 22:34:24
- 表現を修整しつつ文量削った。何が問題ないじゃ -- 2024-03-11 (月) 03:28:52
- 消耗品を現行フォーマットで更新 -- 2024-07-21 (日) 00:53:17
コメント欄
- ふむふむ。検討しようと思います -- 2023-11-18 (土) 17:15:53
- ラジオボタン(〇のとこ)にチェック入れて木を繋ぐことを覚えてー -- 2023-11-18 (土) 17:43:11
- オペレーションの天使、らんらんが帰ってくるな。D-Dayとの相性は抜群だ。正直これ一択。 -- 2024-04-26 (金) 13:41:03
- 最上の副砲で爆沈。お前過去イチ面白い理由で死んでんな -- 2024-05-05 (日) 22:30:40
- ユタ・ビーチで大活躍だな。ランラン3隻なんてこともあった。 -- 2024-06-06 (木) 18:12:42
- ランランで行くと魚雷艇に弾が全然当たらなくてワロタ…上手い人はすごいな -- 2024-06-12 (水) 22:36:42
- ランク戦でも最強格やな -- 2024-07-14 (日) 01:24:06
- IFHEと重榴付けたら世界が変わった -- 2024-07-19 (金) 23:02:41
- 重榴弾つけたら安定してランダムで60000以上は出せるの強い -- 2024-09-09 (月) 21:03:03
- 駆逐からしたら悪夢だけど、t5巡洋艦から普通に沈められるお船でもある。 -- 2024-11-12 (火) 20:45:19
- 消耗品の欄にはレーダー距離9.0km、解説文には8.49kmとありますが、どちらが正しいんでしょう?後者ですかね? -- 2024-12-02 (月) 00:14:18
- 後者だよ 9kmならどんなに良かったことか -- 2024-12-02 (月) 00:20:53
- お金がないあなたに!なんだかんだこいつが一案稼げるよ 惜しむらくはシナリオで6マッチ引くと相手の耐久が低すぎて投射量を案外持て余すこと -- 2024-12-03 (火) 12:28:55
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