カウンティ級重巡洋艦 デヴォンシャー HMS Devonshire 39
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Hawkins |
国家 | イギリス | 派生先 | Surrey |
生存性 | 継戦能力 | (A) 28,600 (B) 34,400 | |
装甲 | 全体 | 13-114mm | |
艦首甲板 | 16mm | ||
甲板 | 25mm | ||
艦尾甲板 | 16mm | ||
砲郭 | 19-25mm | ||
防郭 | 16-114mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 16% | |
機動性 | 機関出力 | 80,000馬力[hp] | |
最大速力 | 31.2ノット[kt] | ||
旋回半径 | 710m | ||
転舵所要時間 | (A) 11.0秒 (B) 7.8秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 11.5km | 13.5km | 6.4km | |
航空発見距離 | 6.6km | 9.6km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A | Mk VI mod.1 | 12.7km | 120m | |
B | Mk VI mod.2 | 14.0km | 130m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 203mm/50 | 4基×2門 | HE弾 3,300(17%) AP弾 4,500 | 14.0秒 | 22.5秒 | HE 256 lb AP 256 lb |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 102mm/45 QF Mk XIX | 4基×2門 | HE弾 1,500(6%) | 3.0秒 | 5.0km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 533mm QR Mk IV | 2基×4門(4門) | 15,433(196%) | 96秒 | 8.0km | 61kt | 1.3km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 20mm Oerlikon Mk IV | 12基×1門 | - | 112 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
中 | 40mm/39 QF Mark VII | 4基×4門 | 112 | 90.0% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 102mm/45 Mk XIX | 4基×2門 | 2 | 1,120 | 53 | 90.0% | 0.1-5.8km | ||
B | 短 | 20mm Oerlikon Mk V | 10基×2門 | - | 165 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
20mm Oerlikon Mk IV | 2基×1門 | ||||||||
中 | 40mm Vickers 2-pdr. Mk VIII | 4基×8門 | 161 | 90.0% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 102mm/45 Mk XIX | 4基×2門 | 2 | 1,120 | 53 | 90.0% | 0.1-5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
対空防御砲火改良1 | 対空防御砲火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10% | ||
3 | 主砲改良2 | 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
推力改良1 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
操舵装置改良1 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
搭載可能 消耗品
注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値
ゲーム内説明
デヴォンシャーはロンドン級重巡洋艦の一隻で、イギリスの「ワシントン条約型」巡洋艦の第二弾でした。1930年代の終盤から1940年の序盤にかけて本級の全艦に大規模の近代化改装が施されてシルエットが変化し、装甲防御力が顕著に強化されました。
解説
- 主砲
イギリス重巡ブランチは軽巡ブランチと異なり、HEが撃てる。
4基8門が前後2基ずつ配置されており、射界も良い。
射程距離は初期状態では12.7kmとかなり厳しいので射撃管制装置は早めに更新したい。
HE、AP共に日本艦を彷彿とさせる優秀な威力を有しているが、日本の重巡のような散布回優遇や米重巡のAP弾跳弾角優遇のような特長はない。米艦ほどではないものの弾道も山なりで遠距離は当てづらい。アップグレード:射撃システム改良は対空兵装改良と選択なので悩ましいところである。
短射程で弾道も平凡なので後述の良好な隠蔽を活かして近距離で戦うことになる。
- 魚雷
やや斜め前方まで投射できる射角の広い魚雷を有している。単射でき、射程も8kmあるため使える場面は多いだろう。
- 対空
(コメントより)対空性能は特筆に値するものであり、遠距離対空射程5.8kmに対して航空被発見距離が5.9kmと、重巡としてはかなり優遇されている。消耗品:対空防御放火が使用可能な上に遠距離から近距離に至るまでバランス良く強力な秒間ダメージを持つため、空母にとって大きな脅威になる存在。
スロット3の対空兵装改良を積んでも良いが、主砲の散布界を改善する射撃システム改良と択一なので自分のスタイルと相談しよう。
- 抗堪性
イギリス重巡ブランチ特有のバイタルダメージの50%を回復できる修理班を有している。
前ティアまでの英巡では巨大なバイタルが防御上の欠点となっていたが、ここにきてバイタルが他国と同等の常識的なサイズに縮小したことで生存性が格段に改善している。
コンパクトなバイタル部の側面以外に装甲がほとんど張られていない上に乾舷が高くヒットボックスが大きいのでHE弾耐性は絶望的に低い。前Tierとは」全く別の防御特性になっているので慣れないうちは戸惑うかもしれない*1。集中砲火を浴びるとVPを抜かれなくても一瞬でHPが溶けるので特に敵の数が多い序盤は前に出すぎないように注意が必要。また主砲塔の装甲が25mmしかないので機能停止が頻発する。非装甲部の装甲は艦首艦尾19mm、中央25-27mmとこのティアの重巡では標準的な値なので防御姿勢をとっていれば一応跳弾は起こせる
海面上の舷側にバイタルが露出していることは変わりないため、迂闊な腹見せは致命的となりうる。艦首艦尾、甲板装甲は優秀なので、巡洋艦のセオリーに則ってくれぐれも防御姿勢を怠らないようにしよう。
- 機動性
やや鈍足ではあるが、巡洋艦としては過不足ない。転舵時間や旋回半径は数値上は平均的。
ただ、主砲が短射程かつ良隠蔽で交戦距離が短くなりがちのため、数値以上に回避性能は低く感じるかもしれない
- 隠蔽性
(コメントより)最良隠蔽10.1kmは前Tierと比較して1km弱の改善であり、行動の幅が広がった。他国艦と比較しても良好な値。
- 総評
短射程・良隠蔽の中・近距離戦向けの重巡として全体的に手堅い性能で纏められた艦である。オペレーションに参加することもできるため、よく活躍してくれるだろう。しかしながら、舷側に露出したバイタルと、お世辞にも良いとは言えない主砲散布界が無視しづらいほど足を引っ張る。例に漏れず繊細かつ注意深い操艦が必要なイギリス艦らしい艦と言えるだろう。
史実
小ネタ
- デヴォンシャー(デヴォン州)
艦名のもととなったデヴォンシャーはイングランド南東部の州で、阿笠アガサ・クリスティーの生誕地として知られている。
また古生代の地層がよく見られ、デボン紀(Devonian)として地質時代にその名を冠するチバニアンの大先輩。
州都はエクセター。
史実におけるデヴォンシャーの舷側装甲はわずか25mmである。
デヴォンシャーを含むカウンティ級巡洋艦は排水量を抑えるために装甲重量が徹底的に削られた結果、機関室側面には25mmの装甲しかなかった。
流石にこのままではまずいことは認識されており、1930年代後半に各艦の機関室側面に装甲帯(3.5~4インチ = 89~102mm)が外付けされていった。
これがゲーム内説明の「本級の全艦に大規模な近代化改装が施された」ということなのだろう。しかしながら実際に改装されたのは一部の艦のみである。カウンティ級第2グループ4隻の中ではロンドンのみ改修が間に合い、デヴォンシャー以下3隻は装甲帯が未装備のまま実戦に駆り出された。
バランスの都合のためかゲーム中では114mmの舷側装甲を持つが、これはロンドンの改修後と同じ値(25mm+外付け89mm)であり、「仮に改修が間に合っていれば」というIF仕様と思われる。
The empire on which the sun never sets(太陽の沈まない国)の英国海軍において巡洋艦の役割とは、世界中に存在する植民地の警備、及びその通商路の維持でした。
したがって、長大な航続距離と居住性(極寒の高緯度地域から赤道直下の灼熱地域までの世界中に植民地がある為)、経済性(艦の単価を下げることによる量産性及び艦数の確保)が優先的に求められた為、限られた排水量を居住区及び燃料タンク>武装>機関>装甲の順で使用する設計になりました。
最も優先度が低いとされた装甲ですが、第一次世界大戦での戦訓(砲撃のみで撃沈された英国海軍軽(装甲)巡洋艦が無かったことや、ユトランド海戦での巡洋戦艦クイーン・メリー Queen Maryの弾薬庫被弾による爆沈等)から「軽装甲だが弾薬庫への被弾による爆沈を可能な限り避ける」という方針が取られました。その結果、弾薬庫周辺を重装甲とし、残りの排水量を水線部装甲に回すことになりました。
以上より、戦艦の補填として運用される為に攻防走に重点を置いた日米巡洋艦と比べ些か分が悪いのは、英国特有の事情によるものであり、そもそもの設計思想からして大きく異なるためでした。(史実にてイギリスが軽巡洋艦に重点を置いたのその為)
ちなみにWoWsの英巡洋艦ツリーでは、本頁デヴォンシャーとTier6リアンダー以降、それからT5プレ艦エクセターがワシントン海軍軍縮条約以降の条約型巡洋艦になります。
編集用コメント
- 対空砲火について修正があったので、変更しました -- 2020-02-11 (火) 10:32:34
- 搭載可能アプグレについて修正した。一部アイコンがないのは、アップグレードのページにもアップロードされていないため。 -- 2020-03-06 (金) 17:03:18
- アプグレのアイコンを追加した。 -- 2020-04-29 (水) 09:03:51
- アプグレと消耗品について、0.9.4.0現在のものに更新した -- 2020-05-15 (金) 09:33:15
- HE弾の性能が昔の値?のままだったので更新 -- 2021-01-17 (日) 11:24:08
- シナリオ⇒オペレーションに置換 -- 2023-10-08 (日) 13:55:49
- オペレーションに関連してTie6限定のような記述を除去(昔の仕様) -- 2023-10-08 (日) 14:13:51
コメント欄
- こいつボトムで島なしマップだったら何するの?空母の餌にでも? -- 2021-02-20 (土) 04:23:53
- エアプ丸出しのコメント -- 2021-02-20 (土) 06:19:36
- 貴殿は女王陛下より賜りし戦闘艦の司令塔に入る以前に、まず紅茶を一日中三回飲むところから教育が必要ですな…… -- 2021-05-05 (水) 14:32:51
- さすれば、敵艦などティーポットの下で薄らぐキャンドルの如く溶かせるでしょう。 -- 2021-05-05 (水) 14:35:13
- 日巡乗ってから、これ乗るとなんか日巡でよくね?と…… -- 2021-05-05 (水) 15:00:45
- 俺は修理班も有るしデボン好きだけどね。この三本煙突のレトロ感と白金のロイヤルな迷彩も気に入ってる。 -- 2021-05-05 (水) 15:13:00
- ネルソンの亡霊を抱いたまま20世紀へ突入していったイギリスという国や海軍が大好きです。艦容や性能含め良くも悪くも植民地時代の骨董品、ですが、磨いて使うか、ガラクタ置き場に捨てるかは目利次第では? -- 2021-05-06 (木) 18:05:06
- それなぁ、青葉のほうが機動力も射程も上だし装甲も優秀。いくら回復があるといっても紙装甲で14kmより近づかないといけないのはきつい -- 2021-05-08 (土) 18:25:09
- 青葉より脆い気がするのは俺だけだろうか...。日巡より抜かれる希ガス -- 2021-05-19 (水) 21:42:55
- こいつ想像以上にスパスパ抜かれるな。 -- 2021-05-30 (日) 21:23:10
- なんで青葉がペラいイメージ持たれてるんだ? -- 2021-05-30 (日) 22:24:21
- 向こうの解説で装甲薄い的なこと書かれてるからじゃね。 -- 2021-05-30 (日) 23:14:33
- 青葉より硬いT6巡ってどれよ -- 2021-05-31 (月) 11:07:36
- こいつ乗った後に乗ると青葉めっちゃ堅く感じる。っていうか堅い。 -- 2021-06-01 (火) 01:09:56
- 英国版青葉のような感じかと思って乗ったら、T6版デュゲイ=トルーアンみたいなやつだった。見つかるとあらゆる方向からAPが飛んでくるw。でも兵装は優秀だからシナリオでは十分活躍できますな。 -- 2021-08-09 (月) 11:32:27
- ロンドンが手持ちにあると無用の長物 -- 2021-09-26 (日) 19:12:21
- 普段は日独の巡洋艦を愛用している者です。ホーキンスが実装された時に10戦位で投げ出して売却。それ以後ずっとこのツリーを放置していましたが、今回パーソナルチャレンジで「色々な国籍の艦種」でプレイする一環で建造してみました。総評にもあるように纏まっていてクセがなくて乗りやすかったです。汎用的な巡洋艦ですかね。 -- ジムカスタム? 2021-10-12 (火) 18:31:21
- おすすめの艦長スキル教えて欲しいです -- 2021-10-16 (土) 09:38:39
- 亀レスですが自分はグリスアップ、危険察知、管理、隠蔽の10ポイトンで生存性を上げる→その後、対空専門家、集中砲火訓練で対空特化して残りはアドレナリン、最後の抵抗、装填手で21って感じです。1,700戦して勝率58㌫です。 -- 2021-12-20 (月) 00:19:10
- でっかい駆逐艦だなあ -- 2022-01-20 (木) 14:44:37
- 今空母だらけだから、T6で乗るならおすすめの巡洋艦 不用意に横を向けると戦艦の餌になりかねないので、隠蔽管理は大切 良好な集弾性で敵巡洋艦のバイタルを抜いたり、引き打ちで敵戦艦を燃やしたり、回復を駆使してしつこく粘るといい。 -- 2022-04-23 (土) 17:47:49
- ソ戦の遠距離散布を感じた直後だとコイツの散布界ですら感動する -- 2022-10-09 (日) 08:31:57
- 対空高いし、両隠蔽良いし、足も遅くないし、おまけに回復も有るしでめっちゃ使い易い…ボトムでもちゃんとやれるから楽しいわぁ -- 2023-01-07 (土) 21:59:07
- ナーフされた?同格戦艦に遠距離から縦抜きされる。HEの発火率や巡洋艦へのAP刺さる率も下がった気がする。 -- 2023-02-04 (土) 12:23:19
- 射程以外は完璧でいい船ですわあ。艦載機は防御放火なくても結構落とせるし、戦艦燃やしやすいし、修理班あるし、見た目も好き。 -- 2023-02-11 (土) 12:08:14
- ボトムマッチだと活躍できないが -- 2023-02-21 (火) 16:05:43
- 土豚と泥亀のように蹂躙される。なまじ回復があるせいで嬲られ続ける時間は長い。 -- 2023-04-29 (土) 19:43:33
- うーん……全身VPの走る火薬樽、届かない主砲と足りない脚と微妙な隠蔽に頼りない装甲、なまじ今が基本戦艦多めにマッチングするから2、3発食らうと10割持ってかれる -- 2023-11-23 (木) 22:51:51