カウンティー級重巡洋艦ロンドン HMS London 69
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | イギリス | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 34,600 | |
装甲 | 全体 | 13-114mm | |
艦首甲板 | 16mm | ||
甲板 | 19mm | ||
艦尾甲板 | 16mm | ||
砲郭 | 25mm | ||
底部 | 16mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 4% | |
機動性 | 機関出力 | 80,000馬力[hp] | |
最大速力 | 32.3ノット[kt] | ||
旋回半径 | 710m | ||
転舵所要時間 | 7.8秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 12.1km | 12.5km | 6.8km | |
航空発見距離 | 6.6km | 8.9km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | Mk VI mod.1 | 13.4km | 125m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 203mm/50 | 4基×2門 | HE弾 2850(15%) AP弾 4550 | 15.0秒 | 22.5秒 | HE 256 lb AP 256 lb |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 102mm/45 QF Mk.XIX | 4基×2門 | HE弾 1,500(6%) | 3.0秒 | 5.0km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Mk VII | 2基×4門(4門) | 15,733(262%) | 106秒 | 7.0km | 59kt | 1.2km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
- | 短 | 20mm Oerlikon Mk IV | 15基×1門 | - | 140 | 85% | 0.1-2.0km | ||
中 | 40mm Vickers 2-pdr. Mk.VIII | 2基×8門 | 84 | 90% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 102mm/45 QF Mk.XIX | 4基×2門 | 2 | 1,120 | 56 | 90% | 3.5-5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
発煙装置改良1 | スモークの展張時間 +30% スモークの持続時間 -5% | ||
4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値
ゲーム内説明
ロンドン級重巡洋艦はイギリスの「ワシントン条約型」巡洋艦であるカウンティ級の第2グループであり、強力な203mm砲を8門搭載していました。1930年代の終盤から本級の全艦に大規模な近代化改装が施され、外観が変化し、装甲と対空兵装が強化されました。
解説
- 主砲
Devonshireと同じ203mm連装4基で計8門。装填時間がDevonshireより1.0秒長い。HE,APともに青葉のそれより劣る。射角は良好で、およそ30度から全門斉射が可能になる。AP弾DPMは同格ワースト、HE弾もワースト2位。弾速はやや遅いが、射程の短さからあまり気になる場面はない。AP弾は10キロ程度から日巡のバイタルを抜くことができる。
- 抗堪性
34600と巡洋艦枠にいるなにかに次いで2位と豊富な体力に加え、修理班も持っているため非常にタフ。ただし、この修理班は通常のものより有効時間が短く設定されており、回復できる量は少ない。またバイタルは水面上に露出しており、甲板の装甲も19mmしかないので油断は禁物。ただし後述の煙幕でカバーすることが可能。
- 対空火力
Devonshireは対空砲火が使用可能だが、本艦は使用不可能となっている。T6艦載機ならある程度の自衛は可能だが、T8の艦載機はどうにもできない。味方と連携しよう。
- 魚雷
Leanderと同じ魚雷で片舷あたり4門で単射が可能。射程は7キロで物足りなく、煙幕内からの発砲ペナルティ発見が6.8kmであることを考えると使い難い。
- 機動性
最大速力はやや遅め。転舵時間、旋回半径ともに同格内では真ん中ほど。転舵時間は特化すれば6.3秒となりかなり身軽に動くことができる。
- 隠蔽
海面被発見距離はイギリス(由来)艦やDallasに次ぎ同格内では上位でAobaなどと同じ。特化すれば10.5キロとなり戦略の幅が広がりやすい。航空被発見距離はDevonshireと並びワースト3位タイ。
- 消耗品
重巡洋艦としては珍しく煙幕を持っている。HEが撃てる煙幕持ち巡洋艦としてはIwaki alphaとかいう希少種を除いてM.Kutuzov、Belfast、Perth、Huang Heに続く5隻目。
煙幕内からポンポン投げられるのはいいが、横を見せるのは厳禁。艦自体は脆いため破壊的一撃を貰いかねない。
- 総評
非常に高い生存性を持ち、射程の短さを除けば火力も悪くない。特色ともなる煙幕はランダム戦・シナリオ戦を問わず大いに役に立つだろう。
史実
1922年に締結されたワシントン条約の制限に基づき、基準排水量は1万トン以下で主砲は8インチ砲を搭載する条約型重巡洋艦として設計された、カウンティ County 級重巡洋艦第二グループ、ロンドン級のネームシップ。
カウンティ級重巡洋艦第一グループのケント Kent 級に対して、水線部のバルジを排して防御力と引き換えに速力を改善していました。
英国巡洋艦の例にもれず、植民地防衛の任に当たるため、長大な航続距離が求められ(出先で容易に燃料補給が可能とは限らないため)、搭載燃料は重油3,210t、12ktで12,500海里を誇りました。
主砲は8インチ連装砲4基を前後に2基づつ背負い式で装備しており、条約型重巡洋艦としては至って普通の代わり映えのない形式でした。しかし、そこは栄光と迷走の英国海軍、この8インチ連装砲は対空射撃(!)のために、迎角を70度まで取ることが可能なものでした。残念ながら、当時の技術ではいろいろと無理があり、主に水圧モーターの出力が低かったため砲旋回が遅く、建造当時の飛行機や飛行船ならばともかくも、発展著しい新時代の飛行機にあっては目標を追従することもままなりませんでした。さらには発射速度も毎分3発程度であり、実際には8インチ砲での対空射撃は非常に困難でした。
防御面においては、対8インチ砲弾防御ができない限定的な装甲配置になっていて、装甲厚について、舷側装甲は機関区水線部のみ25mm、主砲塔装甲、ターレット装甲も25mm、弾薬庫の壁面に102mm、天蓋に64mm、また主甲板の防御も32mmでした。
とはいえ、伊仏の条約型重巡洋艦はこれよりもさらに軽装甲であり、一概に英国巡洋艦だから紙装甲と論ずるのは間違いでありましょう。
最大速力は32.5kt、ケント級と比して1kt増え、米ペンサコーラ 級重巡洋艦と肩を並べる速力となりましたが、伊トレント 級36kt、仏デュケーヌ級33.8ktに比べるとやや劣りました。他国重巡洋艦と比してやや低温低圧性状の蒸気を使用する出力重量比に劣る主機を搭載していて、速力にやや難があるのはいずれも英国重巡洋艦に共通する点でした。
ロンドンは1938年から41年にかけて大改装工事を受け、装甲強化及び上部構造物の一新を図っており、外見はフィジー級軽巡洋艦に似た形状となりました。
また、ロンドン級のその他の艦もカタパルトの装備や4インチ単装高角砲を新型の連装高角砲に換装するなどの改装を受けています。
ロンドン級はロンドン、デヴォンシャー、シュロップシャー、サセックスの四隻が建造され、いずれも戦没することなく、第二次世界大戦を生き抜きました。
小ネタ
何故か艦名がカタカナの「ロンドン」と表示されるバグが発生した事がある。
編集用コメント
- 対空砲火について修正があったので、変更しました -- 2020-02-11 (火) 10:27:11
- 搭載可能アプグレについて記入した。一部アイコンがないのは、アップグレードのページにもアップロードされていないため。 -- 2020-03-06 (金) 13:36:02
- 発煙装置改良1のスロットを間違えていたので訂正した。 -- 2020-03-07 (土) 11:16:25
- アイコンを添付した。 -- 2020-03-09 (月) 12:31:31
- 対空について加筆。 -- 2020-04-15 (水) 14:10:44
- アプグレと消耗品について、0.9.4.0現在のものに更新した -- 2020-05-15 (金) 13:30:09
- 消耗品のアイコンを0.9.8.0現在のものに更新した。 -- 2020-09-04 (金) 18:55:20
コメント欄
- ロンドン行くよ!(くんな) -- 2020-03-14 (土) 21:37:56
- :D https://i.imgur.com/MUcQ9mi.jpg -- 2020-03-19 (木) 02:04:31
- 最大射程→隠蔽距離の間でダメージを稼ぐ一般的な巡洋ではなく、最良隠蔽10.5km→(煙幕)→最大射程13.4kmで上手いことやるのが煙幕装備なので、無理な運用をしなければ短射程が大きな問題になることはない。しかし投射量の少なさとHE耐性の低さ故に、近距離でこそ苦戦してしまう矛盾を抱えている。 -- 2020-04-11 (土) 08:05:34
- 回復量はLeander/Devonshire比で-14%だが、巡洋が最大回復量を期待できる機会は稀だ。煙幕もさることながら、煙幕有効時間の2倍近く機能する英駆仕様ソナーが非常に心強い。 -- 2020-04-11 (土) 08:13:50
- t6プレミアムシップコンテナから出ました。ただで貰ったから文句言えないけどperthが良かったなー -- 2020-09-08 (火) 18:24:34
- この艦のアップグレードスロット4、転舵、推力、どちらですかね? -- 2020-11-11 (水) 05:41:13
- 転舵回避と加減速回避、得意な方に振ればいい。自分は推力にしてる。 -- 2020-11-11 (水) 05:51:24
- 煙幕あるし推力のほうがいいんじゃないかな -- 2020-11-11 (水) 09:12:31
- ありがとうございました。推力取りました -- 2020-11-11 (水) 18:26:14
- 高Tierから流れてくるとT6で煙幕持ちのコイツは驚異的だな 矢矧で魚雷流したりレーダー艦でレーダー焚くより煙幕持ちがいかに強いかが死ぬほどわかる 補給艦や給油艦みてえに艦隊随伴の煙幕提供艦として動けば勝率うなぎのぼり間違いなし 隠蔽もいいし最強の補助艦艇だね -- 2020-12-25 (金) 17:48:56
- コンテナから出てきたので数戦やってみたけど、なかなか面白い艦やね。もう少し打撃力あると最高だった -- 2020-12-26 (土) 12:07:18
- 皆様のレジャーに奉仕するWGグループ♪ -- 2020-12-27 (日) 03:47:05
- この艦のアップグレードスロット3って何がいいですか? -- 2020-12-26 (土) 23:12:40
- 主砲精度を向上させるアプグレに1票 -- 2020-12-26 (土) 23:55:40
- シナリオで重榴弾+最上級砲手(+迷彩)の隠蔽13.5km露出狂ロンドンしてみたけど、欠点だったDPMが補強されて割と強かった。煙幕射撃中の被発見距離は重榴弾のペナ乗らないのもうまあじ -- 2021-01-29 (金) 03:22:14
- サンタさんありがとうございます。 いただきました。 -- 2021-12-31 (金) 17:06:34
- 「皆様のレジャーに奉仕するWGグループ」 -- ロンドンロンドン楽しいロンドン♪? 2021-12-31 (金) 19:28:33
- デヴォと対して変わらなくね~? -- 2022-01-13 (木) 13:32:25
- 気になるところがあります。最も艦首よりにある上段の舷窓、鉄格子がありますね。もしかして牢屋なのですか? -- 2022-02-20 (日) 01:16:54
- 鉄格子の理由は不明ですが、営倉はおおむね艦底のほうにあります。舷窓がある部屋は生活環境からすれば上等な部屋ですからね。 -- 2022-02-20 (日) 01:25:20
- これは錨から窓を保護する為のもではないですかね。この時代の中小の軍艦はこのように、ブイを使って係留する場合、錨鎖から錨を切り離してブイと接続していました。そうすると切り離した錨をどこかに吊っておく必要があるわけで、クランプ・キャットヘッド(clump cathead)という部材がこれを担当しておりました。そして錨をキャットヘッドに移吊する際、振れた錨が窓を壊す事が無いようにキャットヘッド最寄りの舷窓が鉄格子で保護されているのかと。因みに、錨から舷窓を保護する為に鉄格子を取り付けるのはアンカーベッドを有する軍艦の時代から行われていました(例としては三笠や19世紀の防護巡洋艦等々)。 -- 2022-10-23 (日) 00:03:53
- サンタさんありがとうこれ楽しいわ -- 2022-12-19 (月) 22:28:34
- まあエクセターの改良版と考えれば...良いか?ランダムはアレだがT6ランクでは使えそうだな。やっぱ修理班は正義 -- 2023-12-17 (日) 03:12:19
- サンタさんありがとう上手く使いこなしてみせるよ -- 2023-12-25 (月) 00:45:22