Tier 5 スウェーデン 駆逐戦車
↑ 10,5 cm kan ikv 102 / 10,5 cm kan ikv 103
初期砲と最終砲のモデルは同一。
傾斜した正面装甲は一見良く弾くように見えるが、元が薄いのでまるで信用はできない。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 460 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 19/7/12 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/20 |
重量(初期/最終)(t) | 8.81/8.8 |
実用出力重量比(hp/t) | 19.89 |
主砲旋回速度(°/s) | 18 |
視界範囲(m) | 340 |
本体価格(Cr) | 394,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
10,5 cm kan ikv 102 | 5 | AP HEAT HE | 102 110 53 | 320 300 370 | 1,600 1,500 (HEAT) | 0.54 | 2.3 | 359 418 371 | 29 | 215 4,000 240 | 550 | -12°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10,5 cm kan ikv 103 | 5.41 | HEAT HEAT | 120 140 | 300 300 | 1,622 | 0.42 | 2.1 | 418 418 | 29 | 220 4,400 | 550 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
SFA B42 | 150 | 20 | 600 |
---|---|---|---|
Ford 391 | 175 | 20 | 600 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Ikv 102 | 9 | 30 | 2,500 |
---|---|---|---|
Ikv 103 | 10 | 32 | 2,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Ra 100 | 455 | 14 |
---|---|---|
Ra 105 | 525 | 8 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 24.23% | 5.06% |
移動時 | 14.54% | 3.04% |
派生車両
派生元 | Sav m/43(TD/10,830) |
---|---|
派生先 | Ikv 65 Alt II(TD/30,620) |
射界
射界 | 左10°/右10° |
---|
開発ツリー
10,5 cm kan ikv 102 (初期/38,000) | ━ | 10,5 cm kan ikv 103 (4,300/45,700) | ━ | Ikv 65 Alt II (30,620/933,000) |
Ra 100 (初期/23,500) | ━ | Ra 105 (4,100/24,800) | ||
SFA B42 (初期/9,000) | ━ | Ford 391 (1,030/11,800) | ||
Ikv 102 (初期/4,000) | ━ | Ikv 103 (2,300/10,150) |
車両に関する変更履歴
v0.9.17 | 新規実装 |
v1.9.0 | 10,5 cm kan ikv 102の総弾数を24発から29発に変更 10,5 cm kan ikv 103の総弾数を24発から29発に変更 修理費用を24%ダウン 収益性を6%ダウン HPを350から460に変更 |
解説(v1.9.0)
- 概要
v0.9.17で追加されたTier5のスウェーデン駆逐戦車。
Ikv 72に改修を施した歩兵砲車である。 - 火力
火砲は10,5cm砲2種のみのラインナップ。既に他国の車両で10榴に慣れていればともかく、そうでなければ大口径砲特有の狙いにくさを持つため経験の浅いプレイヤーにとっては鬼門ともなりうる。また単発火力が他国の10榴に比べ少し低く、一撃で撃破できない車両が多いのも厳しい。
俯角は-12°とスウェーデン戦車らしい優秀さであり、丘陵地での狙撃ポイント選びには困らないだろう。- 10,5 cm kan ikv 102
イギリス榴弾砲を彷彿とさせる高弾道&低弾速が特徴である。*1
後期砲のクセが非常に強いので(後述)、こちらを使い続けるのも十分選択肢に入る。
火力はそれぞれAPで320、HEATで300、HEで370と貫通すれば絶大な威力を誇る。
APの貫通力は実用できる範囲だが精度は後期砲に比べて非常に劣悪である。近距離でもしっかり絞らないと当たらないこともあるため、咄嗟撃ちは厳禁。
課金弾のHEATは高額な上、通常弾のAPと比べ貫通力がわずか8mmしか勝っておらず、威力も何故か20低くなるため使用するメリットはほぼ無い。APの方が履帯などの空間装甲に吸われにくく、標準化により傾斜にも強いため尚更である。
本砲では基本的にAPとHEを使い分け、課金弾を積む必要はないだろう。その意味ではクレジット収支はこちらの方が良好と言える。 - 10,5 cm kan ikv 103
Ikv 103の史実砲。
弾種は貫通力の異なるHEAT2種類のみという非常に珍しい構成。
大口径砲ながら同格中戦車の中口径戦車砲に並ぶ精度・照準時間を誇る。
しかし、山なり弾道や遅めの弾速がそれを相殺してしまっており、遠距離狙撃では精度の良さを実感しにくい。側背面への回り込みといった機動性を活かした立ち回りが必須となるだろう。
また、HEが存在しない都合上、O-I、AT 8のような課金弾が正面から通用しない相手には歯が立たず苦戦する。
HEATの特性と山なり弾道への理解が最低限必要であり、決して初期砲に比べて扱いやすい砲とは言えない。
- 10,5 cm kan ikv 102
- 装甲
Sav m/43から劣化。改修元のIkv 72から進歩はなく、全く頼りにならない。
HPは460とTier5駆逐戦車相応だが、10榴が直撃すると瀕死に追い込まれてしまう(運が悪ければ一撃死)。
爆風でも大ダメージを貰うため、自走砲からの射線も気にかけておこう。
- 機動性
最高速度はスペック上60km/hだが、履帯性能が悪く、平地での実用的な速度は40~50km/h程度にしかならない。
それでも中戦車レベルの速力ではあるが、前身から引き続き操縦手スキルにオフロード走行を付けることで多少は速度を伸ばすことも可能である。
また、旋回速度が鈍く、本車両の機動性を活かすには直線的な移動ルート選びが求められるだろう。
なお、後退速度は20km/hと駆逐戦車としてはかなり速めになっている。
主砲の癖の強さを補う為、積極的に優秀な機動性を活かしていこう。
- その他
隠蔽率はStuG III Ausf. Gと並び抜きん出た値である。
前述のとおり、本車両の主砲には精度と弾速に問題があり、遠距離狙撃が当たらない可能性が高い。
そのためできるだけ敵との距離を狭める必要があるのだが、極めて薄い装甲故に中距離以近で見つかると格下軽戦車相手にすら厳しい状況に追い込まれてしまう。*2
従って、本車の運用には高い隠蔽性能をフル活用することは欠かせない。
迷彩ネット、可能ならカモフラージュスキルを用意できれば行動範囲が格段に広がるだろう。
- 総論
高火力・高隠蔽・高機動の三拍子が揃った反面、砲の取り回しに難を抱える癖が強い駆逐戦車である。
Ikv 72譲りの良好な隠蔽、駆逐戦車としては優秀な前進・後退速度については不満はないだろう。
一方、この車両を扱い難くしている要因は、2つの主砲がどちらも弾速が遅く、山なり弾道を描く為、隠蔽率を活かせる遠距離狙撃が非常に苦手という点にある。最終砲はHEAT固定なので空間装甲を避けて狙わなければならず、より射撃の正確さが求められる。
このため、確実に命中させていくには距離を詰めなければならず、かと言って距離を詰めれば隠蔽を活かしにくい上に紙装甲という弱点が露見してしまう。
特にTier5帯は十榴が跋扈している戦場であり、この紙装甲では致命傷を負う事も珍しくない。
十分な戦果を上げるには上述の高隠蔽・高機動を活かすのはもちろん、スウェーデン戦車特有の優秀な俯角も積極的に活用していく必要がある。
一般的な駆逐戦車のように立ち回るだけではこの車両の特性を最大限に活かせず、交戦距離に最大限注意を払い臨機応変に動けてこそ真価を発揮できるだろう。
総じて上手く戦うには高い技量が必要であり、スペックから見て取れる印象とは裏腹に非常に癖の強い熟練者向けの車両となっている。
史実
Infanterikanonvagn 103(インファンテリカノンヴァグン エットフンドラトレ)とは、Ikv 72に各種改修を施した歩兵砲車である。
Ikv 72は装甲戦闘車両としての性能が満足いくものではなく、より強力な砲を搭載する事が検討された。
1956年~1958年にかけてIkv 72に10,5cm Haub m/40榴弾砲をボフォース社の支援の元で搭載し、天板をはじめ多くを再構築した車両がIkv 102だった。
そして、この改装に伴ってIkv 72を大幅にアップグレードした車両がIkv 103であった。
Ikv 103では新型エンジンの搭載に伴い、グリルが追加されている。
本車両は81輌が生産され、1970年代中盤まで現役運用され続けた。
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