Tier 6 スウェーデン 駆逐戦車 / 略称:Ikv 65 II
↑ 9 cm Bofors L/43
初期状態。
他国の駆逐戦車には見られない独特の形状。ベースになる予定だったのは実在する装甲兵員輸送車である。
二つの照準孔が開いた防楯が顔っぽく見える、かもしれない。(・o・)
↑ 9 cm Bofors L/53
最終状態。計画時点でのIkv 65 Alt IIの史実装備。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 650 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 15/10/10 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/20 |
重量(初期/最終)(t) | 10.75/11 |
実用出力重量比(hp/t) | 19.55 |
主砲旋回速度(°/s) | 24 |
視界範囲(m) | 330 |
本体価格(Cr) | 933,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
9 cm Bofors L/43 | 6.59 | AP HEAT HE | 155 230 43 | 240 240 320 | 1,582 | 0.36 | 2.1 | 880 890 880 | 40 | 280 4,000 195 | 600 | -10°/+12° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 cm Bofors L/53 | 6.19 | AP HEAT HE | 180 230 45 | 240 240 320 | 1,485 | 0.34 | 1.9 | 960 950 950 | 40 | 320 4,000 195 | 815 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Volvo TD 70 A | 190 | 15 | 660 |
---|---|---|---|
GM 6V 53 | 215 | 15 | 700 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Ikv 65 Alt II | 11 | 30 | 3,000 |
---|---|---|---|
Ikv 65 Alt III | 14 | 32 | 3,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Ra 100 | 455 | 14 |
---|---|---|
Ra 105 | 525 | 8 |
Ra 146 | 615 | 12 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 23.09% | 5.49% |
移動時 | 13.85% | 3.3% |
派生車両
派生元 | Ikv 103(TD/30,620) |
---|---|
派生先 | Ikv 90 Typ B(TD/61,420) |
射界
射界 | 左15°/右15° |
---|
開発ツリー
9 cm Bofors L/43 (初期/72,000) | ━ | 9 cm Bofors L/53 (12,100/84,000) | ━ | Ikv 90 Typ B (61,420/1,420,000) |
Ra 100 (初期/23,500) | ━ | Ra 105 (4,100/24,800) | ━ | Ra 146 (5,600/33,600) |
Volvo TD 70 A (初期/12,100) | ━ | GM 6V 53 (1,080/15,300) | ||
Ikv 65 Alt II (初期/8,800) | ━ | Ikv 65 Alt III (4,900/15,100) |
車両に関する変更履歴
v0.9.17 | 新規実装 |
v1.9.0 | 修理費用を11%ダウン 収益性を2%ダウン HPを580から650に変更 |
解説(v0.9.17)
- 概要
v0.9.17で追加されたTier6のスウェーデン駆逐戦車。
1960年代、ランツヴェルク社が設計した新型歩兵砲車の第2案である。 - 火力
Ikv 103から口径が小さくなり単発火力は落ちたが、その分砲精度や弾速は優秀。
ただし、Tier6駆逐戦車としてはDPMが低めである。
俯角は-10°とスウェーデン戦車の中ではやや控えめだが、他国の駆逐戦車と比べれば非常に優秀。
装甲の薄い本車両にとっては地形は心強い盾である。積極的なハルダウンで被弾を減らしていこう。
一方で仰角は+12°と狭い。Dicker MaxやAT 8に比べればマシとはいえ撃ち上げしづらい点には注意。- 9 cm Bofors L/43
初期砲。
必要な場面のみ金弾で貫通力を補ってやれば最終砲とほぼ同一の火力を発揮でき、乗り出しから充分な戦力となれる。 - 9 cm Bofors L/53
Ikv 65 Alt IIが搭載予定だった史実砲。
単発火力・貫通力・精度・俯角は十分な性能だが、初期砲から発射速度が更に遅くなってしまった。
DPMはTier6駆逐戦車で最下位となっており、立ち回りで補う必要がある。
- 9 cm Bofors L/43
- 装甲
傾斜は取り入れられているものの、防御力には全く期待出来ない。
最も分厚い箇所でも15mm、大半は10mmしかなく、HEが貫通する事も多い。
さらに車重が10トンしかない為、体当たりをされると大ダメージを受けやすい。 - 機動性
出力重量比・最高速度共に優秀である。
Tier6駆逐戦車ではM18 Hellcatに次ぎ機動力が高い車両といえる。また、Hellcatと違い後退速度も駆逐戦車としてかなり優秀。
ただし旋回に関してはやや遅めで、近距離戦では標準的な中戦車程度の機動力でも簡単に側面に回られてしまう。 - その他
Ikv 103から車体が大型化してはいるが、それでもこのTierの駆逐戦車としてはトップクラスの隠蔽率を維持している。15mルールを駆使すればそうそう見つかりはしない。
なお、車体が軽いため横転ではなくひっくり返ることが多く、独特な車体形状のためひっくり返った際に味方に押してもらって起こすことが非常に困難である。 - 総論
前身のIkv 103と比べると、主砲が平均的な性能に落ち着いたことで、火力・隠蔽・速力がバランスよく整った人並みの駆逐戦車となった。
駆逐戦車の基本をマスターしていれば、問題なく戦闘能力を発揮できるだろう。
ただし、篭りっぱなしの運用ではDPMが低いのがネックとなり大活躍が期待しにくい。高戦果を図るなら、健脚と良好な俯角を生かす運用と、薄い装甲を補う運用の両立が重要である。
史実
Infanterikanonvagn 65 Alternativ II
(インファンテリカノンヴァグン セクスティフェム アルタナティヴ トヴォ)
とは、ランツヴェルク社が提案した新型歩兵砲車の設計案の一つ。
1964年にIkv NYと呼ばれる計画が開始された。
この計画では歩兵支援だけでなく、戦車などとも交戦可能な汎用性の高い装甲戦闘車両が求められた。
武装は10.5cm砲や12cm砲や無反動砲などが提案されたものの、コスト削減の為に9㎝砲で決定された。
搭乗員は4人で最高速度は70km/hとし、重量は15トンを計画した。
スウェーデン北部の過酷な条件下でも動作する事が求められた他、主砲の俯仰角は-10°/+20°を目標とした。
1965年にスウェーデン陸軍は、ランツヴェルク社、ボフォース社、ヘグルント社の三社に対し、新型の装甲戦闘車両を要求した。
1930年~50年にかけて全てのスウェーデン戦車の設計を担当してきたランツヴェルク社だったが、MBT(主力戦車)はボフォース社のStrv 103に、APC(兵員輸送車)はヘグルント社のPBV 302に契約を取られ、危機に陥っていた。
状況を打開するべくランツヴェルク社は5つの案(のちに改良型として第6案も提案された)からなるIkv 65を提案した。
ランツヴェルク社の提案した歩兵砲車は、既存のIkvをベースにした伝統的で保守的な設計であり、PBV 302装甲兵員輸送車との大きな互換性を持たせていた。
主砲はHEとHEATを発射する90㎜ L/53 ボフォース社製低圧砲だった。
ランツヴェルク社の案はいずれも他社の新型Ikvと比較して軽量であり、戦闘室正面はたった15mmしか装甲厚が無かった。
このデザインは左右40°の射界と仰俯角+35°/-10°が特徴であった。
精巧な模型が作られるなどスウェーデン陸軍からの評価は高かったが、旋回砲塔を持たせる事が新たに要求された結果、この第2案は中止となった。
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