Ikv 65 Alt II

Last-modified: 2024-04-27 (土) 23:05:57

Tier 6 スウェーデン 駆逐戦車 / 略称:Ikv 65 II

Ikv 65 II_0-min.PNG
↑ 9 cm Bofors L/43
初期状態。
他国の駆逐戦車には見られない独特の形状。ベースになる予定だったのは実在する装甲兵員輸送車である。
二つの照準孔が開いた防楯が顔っぽく見える、かもしれない。(・o・)

Ikv 65 II_1-min.PNG
↑ 9 cm Bofors L/53
最終状態。計画時点でのIkv 65 Alt IIの史実装備。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値650
車体装甲厚(mm)15/10/10
最高速度(前/後)(km/h)60/20
重量(初期/最終)(t)10.75/11
実用出力重量比(hp/t)19.55
主砲旋回速度(°/s)24
視界範囲(m)330
本体価格(Cr)933,000
修理費(Cr)
超信地旋回
ロール狙撃型駆逐戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
9 cm Bofors L/436.59AP
HEAT
HE
155
230
43
240
240
320
1,5820.362.1880
890
880
40280
4,000
195
600-10°/+12°
9 cm Bofors L/536.19AP
HEAT
HE
180
230
45
240
240
320
1,4850.341.9960
950
950
40320
4,000
195
815
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Volvo TD 70 A19015660
GM 6V 5321515700
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Ikv 65 Alt II11303,000
Ikv 65 Alt III14323,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Ra 10045514
Ra 1055258
Ra 14661512
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時23.09%5.49%
移動時13.85%3.3%
 

派生車両

派生元Ikv 103(TD/30,620)
派生先Ikv 90 Typ B(TD/61,420)
 

射界

射界左15°/右15°
 

開発ツリー

クリックで表示
9 cm Bofors L/43
(初期/72,000)
9 cm Bofors L/53
(12,100/84,000)
Ikv 90 Typ B
(61,420/1,420,000)
Ra 100
(初期/23,500)
Ra 105
(4,100/24,800)
Ra 146
(5,600/33,600)
Volvo TD 70 A
(初期/12,100)
GM 6V 53
(1,080/15,300)
Ikv 65 Alt II
(初期/8,800)
Ikv 65 Alt III
(4,900/15,100)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.17新規実装
v1.9.0修理費用を11%ダウン
収益性を2%ダウン
HPを580から650に変更

解説(v0.9.17)

  • 概要
    v0.9.17で追加されたTier6のスウェーデン駆逐戦車
    1960年代、ランツヴェルク社が設計した新型歩兵砲車の第2案である。
     
  • 火力
    Ikv 103から口径が小さくなり単発火力は落ちたが、その分砲精度や弾速は優秀。
    ただし、Tier6駆逐戦車としてはDPMが低めである。
    俯角は-10°とスウェーデン戦車の中ではやや控えめだが、他国の駆逐戦車と比べれば非常に優秀。
    装甲の薄い本車両にとっては地形は心強い盾である。積極的なハルダウンで被弾を減らしていこう。
    一方で仰角は+12°と狭い。Dicker MaxAT 8に比べればマシとはいえ撃ち上げしづらい点には注意。
    • 9 cm Bofors L/43
      初期砲。
      必要な場面のみ金弾で貫通力を補ってやれば最終砲とほぼ同一の火力を発揮でき、乗り出しから充分な戦力となれる。
       
    • 9 cm Bofors L/53
      Ikv 65 Alt IIが搭載予定だった史実砲。
      単発火力・貫通力・精度・俯角は十分な性能だが、初期砲から発射速度が更に遅くなってしまった。
      DPMはTier6駆逐戦車で最下位となっており、立ち回りで補う必要がある。
       
  • 装甲
    傾斜は取り入れられているものの、防御力には全く期待出来ない。
    最も分厚い箇所でも15mm、大半は10mmしかなく、HEが貫通する事も多い。
    さらに車重が10トンしかない為、体当たりをされると大ダメージを受けやすい。
     
  • 機動性
    出力重量比・最高速度共に優秀である。
    Tier6駆逐戦車ではM18 Hellcatに次ぎ機動力が高い車両といえる。また、Hellcatと違い後退速度も駆逐戦車としてかなり優秀。
    ただし旋回に関してはやや遅めで、近距離戦では標準的な中戦車程度の機動力でも簡単に側面に回られてしまう。
     
  • その他
    Ikv 103から車体が大型化してはいるが、それでもこのTierの駆逐戦車としてはトップクラスの隠蔽率を維持している。15mルールを駆使すればそうそう見つかりはしない。
    なお、車体が軽いため横転ではなくひっくり返ることが多く、独特な車体形状のためひっくり返った際に味方に押してもらって起こすことが非常に困難である。
     
  • 総論
    前身のIkv 103と比べると、主砲が平均的な性能に落ち着いたことで、火力・隠蔽・速力がバランスよく整った人並みの駆逐戦車となった。
    駆逐戦車の基本をマスターしていれば、問題なく戦闘能力を発揮できるだろう。
    ただし、篭りっぱなしの運用ではDPMが低いのがネックとなり大活躍が期待しにくい。高戦果を図るなら、健脚と良好な俯角を生かす運用と、薄い装甲を補う運用の両立が重要である。
     

史実

詳細

IKV65_Alt2_history.jpg
IKV65_history2.jpg
Infanterikanonvagn 65 Alternativ II
(インファンテリカノンヴァグン セクスティフェム アルタナティヴ トヴォ)
とは、ランツヴェルク社が提案した新型歩兵砲車の設計案の一つ。

 

1964年にIkv NYと呼ばれる計画が開始された。
この計画では歩兵支援だけでなく、戦車などとも交戦可能な汎用性の高い装甲戦闘車両が求められた。
武装は10.5cm砲や12cm砲や無反動砲などが提案されたものの、コスト削減の為に9㎝砲で決定された。
搭乗員は4人で最高速度は70km/hとし、重量は15トンを計画した。
スウェーデン北部の過酷な条件下でも動作する事が求められた他、主砲の俯仰角は-10°/+20°を目標とした。

 

1965年にスウェーデン陸軍は、ランツヴェルク社、ボフォース社、ヘグルント社の三社に対し、新型の装甲戦闘車両を要求した。
1930年~50年にかけて全てのスウェーデン戦車の設計を担当してきたランツヴェルク社だったが、MBT(主力戦車)はボフォース社のStrv 103に、APC(兵員輸送車)はヘグルント社のPBV 302に契約を取られ、危機に陥っていた。
状況を打開するべくランツヴェルク社は5つの案(のちに改良型として第6案も提案された)からなるIkv 65を提案した。
IKV65_Alt1-6_history.jpg

 

ランツヴェルク社の提案した歩兵砲車は、既存のIkvをベースにした伝統的で保守的な設計であり、PBV 302装甲兵員輸送車との大きな互換性を持たせていた。
主砲はHEとHEATを発射する90㎜ L/53 ボフォース社製低圧砲だった。
ランツヴェルク社の案はいずれも他社の新型Ikvと比較して軽量であり、戦闘室正面はたった15mmしか装甲厚が無かった。
このデザインは左右40°の射界と仰俯角+35°/-10°が特徴であった。
精巧な模型が作られるなどスウェーデン陸軍からの評価は高かったが、旋回砲塔を持たせる事が新たに要求された結果、この第2案は中止となった。

Pansarbandvagn_302.jpg
↑ベースとなる予定だったPBV 302装甲兵員輸送車。

参考1参考2

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。