Tier 10 アメリカ 中戦車 (略称: M48 Patton)
OVMが多数装着されているが、全体の形状はM48A1 Pattonとさほど変わらない。
エンジンルームが飛び出ており、後方を向くと俯角制限が掛かってしまう。*1
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 2,000 |
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車体装甲厚(mm) | 152/76/25 |
最高速度(前/後)(km/h) | 45/20 |
重量(t) | 47.72 |
実用出力重量比(hp/t) | 16.97 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | 約27,000 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
105 mm Gun M68 | 7.19 | APCR HEAT HE | 268 330 53 | 390 390 480 | 2,802 | 0.36 | 1.9 | 1,478 1,173 1,173 | 57 | 1,000 4,800 680 | 2,850 | -9°/+19° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
M48A5 Patton | 254/76/51 | 40 | 420 | 8,200 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Continental AV-1790-7B | 810 | 12 | 1,171 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
M48A5 Patton | 50.35 | 50 | 8,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
AN/VRC-7 | 745 | 100 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class1 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 8.27% | 1.73% |
移動時 | 6.21% | 1.3% |
派生車両
派生元 | M46 Patton(MT/205,000) |
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派生先 | なし |
開発ツリー
105 mm Gun M68 (初期/325,000) | |
M48A5 Patton (初期/66,000) | |
AN/VRC-7 (初期/54,000) | |
Continental AV-1790-7B (初期/100,000) | |
M48A5 Patton (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.8 | HDモデル化 |
v0.9.9 | 105 mm Gun T5E1M2の砲塔旋回中の分散を17%減少 105 mm Gun T5E1M2の着弾分布を0.4mから0.38mに変更 |
v0.9.13 | 照準時間を2秒から1.9秒に変更 再装填時間を8.8秒から8.35秒に変更 105 mm Gun M68の砲塔旋回中の散布界を33%減少 90 mm Gun M41のAP弾の貫通力を173mmから181mmに変更 |
v0.9.20 | 砲塔装甲厚(mm)を177.8/7.2/50.8から254/76.2/50.8に変更 90 mm Gun M4を削除 105 mm Gun T5E1M2を削除 車輌の開発経験値を160,000から205,000に変更 |
v0.9.20.1 | M48A1 Pattonから名称変更(砲塔・履帯のモジュール名も変更) ビジュアルモデルを変更 車体装甲厚(mm)を152.4/76.2/38.1から152.4/76.2/25.4に変更 車体後方での俯角制限を強化*2 |
解説(v0.9.20.1)
- 概要
Tier10のアメリカ中戦車。
v0.9.20.1でM48A1 Pattonから名称が変更された。
第1世代主力戦車M48 Pattonの近代化改修仕様である。
- 火力
俯角は-9°とM46 Pattonより-1°減少しているが、依然として良好な数値である。
M48A1 Patton時代のv0.9.20にて初期砲と中間砲が削除され、実質的な車両価格が低下した。105 mm Gun M68の開発経験値は車両開発経験値に統合されており、必要経験値そのものは変化していない。- 105 mm Gun M68
M48A5 Pattonの史実砲。
単発火力390、通常弾のAPCRは貫通力268mm、課金弾のHEATは貫通力330mmと十分な性能を有する。
発射速度も良好であり、DPMは2,802と中々の数値である。
一方、精度は0.36とTier10中戦車の中では平均をやや下回り、遠距離の弱点狙撃は少々厳しい。ただし、照準時間・照準拡散*3はTier10中戦車有数の性能であり、飛び出し撃ちや行進間射撃がしやすいという特徴がある。
厚めの砲塔装甲と優れた照準性能が上手く噛み合っており、特にハルダウン時に恩恵を感じるだろう。
- 105 mm Gun M68
- 装甲
M46 Pattonから砲塔・車体が更新され、耐久値は2,000と十分な値を獲得した。
エンジン引火率の低下も合わせて、格下に対しては一定の防御力を有している。車体を隠し、砲塔正面だけを見せる運用を心掛けよう。- 砲塔
v0.9.20のM48A1 Patton時代に正面が250~300mm超に強化され、貫通力240mmまでは安定して防ぐ事ができる。防楯との重複部分は600mm超の防御力を有しており、主砲付け根周辺を除けば極めて強固である。
主砲直下のターレットリング付近が190~200mmの薄い箇所があるが、範囲が狭いのでそこまで狙えてしまう場合は車体を撃たれるだろう。
キューポラは80~90mm前後の弱点だが、似た砲塔の59-Pattonのキューポラよりは格段にサイズが小さく*4、小刻みに動いて狙いを絞らせないようにしよう。 - 車体
正面装甲は傾斜と素の装甲厚にムラがあり、角度を付けなければ格下の通常弾が弾けるかどうかといったレベル。
正面上部は大部分が190mm~220mm、上部と下部の接合部は160~200mm、正面下部には140~200mmとなっている。
昼飯の角度を取った場合、同格の通常弾をも防げる箇所を部分的に作り出す事ができるが、基本的に弾ければラッキー程度に考えておこう。
船型のきつい傾斜が付いており、履帯の判定が大きい事もあり豚飯は一定の安定感がある。
ただし、傾けすぎると後部の盛り上がったエンジンルームが見えてしまうので注意。
- 砲塔
- 機動性
最高速度45km/hはTier10中戦車最下位であり、113等の快速重戦車をも下回っている。
しかもM46 Pattonから車重が4トン以上増加したにも関わらず、エンジン出力が10馬力落ちており、出力重量比は低下している。ただし履帯性能は向上している為、数値ほどの悪化は感じないだろう。
また、旋回性能は一定レベルを確保しているので車体の取り回しに不満を覚えることは少ない。
開幕のポジション取りや陣地転換では出遅れやすい為、計画的かつ早めの決断を心掛けよう。
- その他
- 視界
ライバル戦車の性能向上で目立たないが、視認範囲は420mと全車両中トップタイである。この優秀な視界を活かせれば、カタログスペックでは測れない戦闘力を発揮する事もできるだろう。 - 隠蔽
一方、隠蔽性能はM46 Pattonより悪化しており、Tier10中戦車ではM60に次ぐワースト2位である。つまりTier10通常中戦車では最下位の隠蔽であり、このTier帯では容易に発見されてしまうので注意しよう。
- 視界
- 総論
総合的に見て重戦車寄りの中戦車と言える。
優秀な主砲に中戦車としては高い防御力を持ち、正面戦闘力はかなり高い。
こまめなハルダウンを徹底し、高い砲塔防御力と優秀な拡散率を生かせば、敵にとって嫌な存在となれるだろう。
反面、パッとしない機動力と低い隠蔽率により中戦車らしい柔軟な運用は少々難しくなっているが、今まで培ってきた経験で補っていこう。
史実
M47が就役した1952年に、アメリカ陸軍は早くもM47戦車や諸外国に供与していたM4中戦車の後継車両の開発を決定し、この戦車はM48の制式番号を与えられた。M48戦車はM46パットンやM47と比較してより本格的かつ徹底的な設計見直しが行われ、新型の砲塔と改良されたサスペンションを搭載している。
車体に関しては運転席を車体の左右どちらにも偏らない中心軸線上に配置し、アメリカ軍の大戦後型戦車としてM41ウォーカー・ブルドッグに次いで補助運転手(車体機銃射手を兼ねる)を廃止して車体を運転手だけの一人乗りにした。
M48は1952年から1959年にかけて12,000輌が製造された。
初期型はガソリンエンジンを搭載していたが、航続距離が短い上に直撃弾を喰らうとすぐに引火した。
加えて敵弾が砲塔を貫通して砲塔旋回用の油圧系を切断した際に駆動油が乗員区画内部に勢い良く流出し、その油の発火点が摂氏148.9度(華氏300度)程度と非常に低かったために乗員区画で火災を発生させることが多く、ダメージコントロールにおいて重大な問題を抱えていた。
このため1974年の第四次中東戦争において、イスラエル国防軍(IDF)の使用した車輌が被弾した乗員区画内に火災を発生させて乗員に死傷者を出したり車輌が焼損したりして大問題となった。
なお、後継のM60パットンも同様の問題を起こしたため、イスラエルはマガフに改修する際にエンジンをディーゼルエンジンに換装すると共に駆動油を発火点の高い難燃性のものに交換したりした。
なおこの事から、IDF兵士の間では「マガフ(Magach)」がヘブライ語で「焼死体運搬車(Movil Gviyot Charukhot)」の略だとするジョークが囁かれた。
1970年代中ごろにはM48戦車はM60戦車への更新が進められ、前線部隊の装備から外されて予備役部隊や州兵に移管されていた。
アメリカ軍はこれらのM48戦車の主砲をM60戦車と同じM68 105mm砲に換装すると共にエンジンやトランスミッションをM60戦車と同一のものに換装し、M60戦車並みの戦闘能力を付与されたM48A5に改修されている。
1990年代中ごろにM48戦車はアメリカ軍から完全に退役したものの、各国で現在も多数が使用されている。
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