画像
↑改良砲塔と6ポンド砲(57mm砲)搭載。帽子かぶってるみたい。
スペック(v0.8.1test)
車体
耐久値 | 130⇒140 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 6/6/6 |
最高速(km/h) | 24 |
修理費(credit) | 0 |
本体価格 | 0 |
初期重量(t) | 11.75 |
実用出力重量比(hp/t) | 8.99 |
武装
名称 | 発射速度(round/min) | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 100mでの精度(m) | 照準時間(s) | 総弾数 | 弾薬費 | 重量(kg) | 俯仰角 |
Gun OQF 3-pdr Gun Mk.I | 12⇒13.33 | 38/66/23 | 50/50/65 | 0.45 | 2.9 | 90 | 0/2G or 800/0 | 240 | -7°/+16° |
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Gun Machine Gun BESA | 370.61⇒396.31 | 25 | 9 | 0.56 | 2 | 360 | 1 | 70 | |
Gun QF 6 pdr 8cwt Mk. II | 13.33 | 45/57/29 | 70/70/95 | 0.52 | 2.3 | 60 | 35/5G or 2000/19 | 300 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(deg/sec) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Vickers Medium Mk. I | 6/6/6 | 32 | 260 | 1,360 |
---|---|---|---|---|
Vickers Medium Mk. IA* | 8/8/8 | 32 | 280 | 1,750 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Armstrong Siddeley V8 | 90 | 20 | 200 |
---|---|---|---|
Armstrong Siddeley V8 SC | 110 | 20 | 200 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(deg/sec) | 重量(kg) |
Vickers Medium Mk. I | 12.2 | 26 | 3,000 |
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Vickers Medium Mk. IA* | 13.2 | 28 | 3,000 |
無線
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Signal flags | 90 | 1 |
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WS No. 14 | 250 | 40 |
クルー
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
隠蔽率
固有隠蔽率 | 静止時 | |
---|---|---|
移動時 | ||
発砲補正 |
派生車両
解説
v8.1アップデートで追加されたTier1のイギリス中戦車。
ゲーム新規開始時にガレージに入っている戦車の1つで、撃破されても修理代がかからないなど懐に優しい設計。
Tier1唯一の中戦車であり、他国のTier1軽戦車に比べ攻撃力が高めである反面、機動性は低めである。
最大の特徴:火力
初期砲であるOQF 3-pdr Gun Mk.Iの時点で、すでにMS-1の45mm砲をも上回る威力を持っている。
BESA機関銃は、M2 LightTank、RenaultFTやD1の装備する13mm機銃とほぼ同等の性能であり、貫通力や威力は低いが非常に連射力が高い。そのため他のTier1相手の接近戦では絶大な威力を発揮するだろう。但し、40発ごとに弾倉の交換が入る。
最上位のQF 6pdr 8cwt Mk.IIは、Tier1の装備する砲の中では最も攻撃力が高く、この戦車が遭遇するすべての敵車両に対し、APを2発貫通させればほぼ確実に倒せる。
またHEも効果が高く、上手くいくと他国のTier1軽戦車を一撃で破壊することもある。
どの砲も基本的に火力が高いがその分再装填に時間がかかるため、その間の敵の行動には注意が必要である。
他の性能
防御面に関しては、他のTier1軽戦車に比べ装甲はむしろ薄くなっており、全周6mm(改良砲塔は8mm)しかない。
また、他のTier1戦車とほぼ同等の110馬力のエンジンを積むことができるが、車体重量が大きいために機動性は低い。
なお、この車両とVickers Medium Mk.IIは、見た目の通りエンジンが前方にある。
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史実
第1次世界大戦で初めて戦車を実用化したイギリス陸軍であったが、その世界初の戦車である菱形戦車に決して満足していたわけではなかった。
戦後間もなく、J.F.C.フラー大佐が来るべき世代を指向した論文「作戦計画1919」を発表するが、この論文において新世代戦車に対する要求が明確に語られており、これに従ってイギリスは新型戦車の開発を再開することとなった。
そして、ヴィッカーズ・アームストロング社が第1次世界大戦後初めて開発した戦車がヴィッカーズNo.1戦車およびNo.2戦車である。
1921年に開発が始められたこの戦車の形状は第1次世界大戦中に開発されたMk.Bホイペット中戦車に類似しており、車体中央部に車長用キューポラを備えたドーム型砲塔を搭載していたが、これはイギリスの戦車として初めて全周旋回可能な砲塔であった。
No.1戦車とNo.2戦車の違いは、No.1戦車が7.7mmオチキスM1914重機関銃3挺をドーム型砲塔のボールマウント式銃架に装備したのに対し、No.2戦車は砲塔に3ポンド(47mm)戦車砲と7.7mmオチキスM1914重機関銃4挺を装備していた点であった。
これらは1921~22年にかけて試験が行われたものの機械的信頼性に欠けたため、制式化には至らずに終わった。
そしてその反省を込めて1922年からヴィッカーズ社が開発に着手し、翌23年に完成させたのがMk.I軽戦車である。
この戦車は矩形の車体を採用しており、車体中央部に全周旋回式の砲塔を搭載し、ギアで制御された砲俯仰装置を装備していた。
また菱形戦車では車体の中に機関と乗員が共存していたが、Mk.I軽戦車では戦闘室と機関室を分離しその間に装甲隔壁を設けた。
もっとも、その後の戦車のように車体後部に機関室を配するのではなく車体前部左側に操縦室を設け、その反対側にあたる右側にエンジンを置き、砲塔直下に変速機、車体後部に操向機を配置するという変則的なレイアウトを採っており、第1次世界大戦中に開発されたMk.B/Mk.C中戦車において実用化された、車体後部に機関室を配するという合理的なものは忘れ去られたような状態となってしまっていた。
砲塔には3ポンド戦車砲が主砲として装備されていたが、これに加えて4カ所にボールマウント式7.7mmオチキスM1914重機関銃が砲塔前面と左右側面、そして対空用として上面にそれぞれ搭載されており、さらに車体左右側面にもボールマウントを設けて7.7mmヴィッカーズ重機関銃を装備するという重武装が施されていた。
一見すると強力そうには感じるものの実際には射撃の視界や操作性などの問題も多く、この面では難があったことは否めない。
履帯は、車体側面にサスペンションを取り付けて車体の外側に張り出すというその後の戦車と同様のレイアウトを採っており、各転輪はコイル・スプリングを介して支えられ走行時の衝撃吸収が図られていた。
もっとも実際には故障が多く、車軸の折損などの事故は絶えなかった。
Mk.I軽戦車は30両が生産され、1924年からイギリス陸軍に配備が開始された。
1924年には改良型のMk.IA軽戦車が製作され、50両が生産されている。
Mk.I軽戦車との違いは装甲厚が増大したことと、操縦手用ハッチがMk.I軽戦車のように後ろへ開くのではなく左右に開くよう設計を変更し、砲塔後部に傾斜を付けて、装備した7.7mmオチキスM1914重機関銃を対空射撃用にも使用可能とした点であった。同年ヴィッカーズによってこの戦車の呼称はMk.I中戦車(A2E1)へと改められた。
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ある意味教育的か? -- 2012-11-02 (金) 15:52:09