Prototipo Standard B

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier 9 イタリア 中戦車 ( 略称:Standard B / 読み:プロトティーポ・スタンダルド・ビー)

Prototipo_Standard_B_0-min.PNG
↑ Prototipo Standard A (W 2) + Cannone da 90 Rh
初期状態。Prototipo Standard A(試作標準戦車A型)、つまりLeopard Prototyp Aの砲塔を用いている。

Prototipo_Standard_B_1-min.PNG
↑ Prototipo Standard B (R 1) + Cannone da 105 Rh V1
最終状態。Prototipo Standard B(試作標準戦車B型)の史実装備。
イギリス製のL7ではなく、ラインメタル社製の105mm戦車砲を搭載しているので印象はかなり異なる。
また、同時期にハノマーグ社が開発していたRu 251と似通った外観をしている。

欧州標準戦車の試作車輌比較

Leopard Prototyp A
↑ Leopard Prototyp A2 + 10,5 cm L7A1
Standard_B-Standard_B-min.png
↑ Prototipo Standard B (R 1) + Cannone da 105 Rh V1
AMX 30 1er prototype
↑ AMX 30 1er prototype + 105 mm mle. F1
Leopard Prototyp A、Prototipo Standard B、AMX 30 1er prototypeは欧州標準戦車計画によって製作された3つの試作車輛であり、それらがついにTier9中戦車として揃い踏みとなった。
ちなみに、Prototipo Standard Bは史実的にはれっきとしたドイツ戦車である。イタリア戦車として実装されたのは、計画に参加したドイツイタリアフランスの3ヵ国*1に均等に振り分けるためなのかもしれない。

スペック(v1.20.0)

車体

耐久値1,550⇒1,700
車体装甲厚(mm)50/25/15
最高速度(前/後)(km/h)65/23
重量(初期/最終)(t)34.78/34.48
実用出力重量比(hp/t)20.01
本体価格(Cr)3,500,000
修理費(Cr)16,830~
超信地旋回
ロール支援型中戦車
 

武装

名称連射間隔(s)各装填時間(s)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力弾倉合計攻撃力精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)弾倉/総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
残弾数
Cannone da 90 Rh211/9/8(計:28)AP
APCR
HE
212
259
45
240
240
320
7200.332.1900
1,100
700
3/90460
4,400
325
1,200-8°/+20°

-10°/+20°
0/1/2
Cannone da 105 Rh V1316/13/11(計:40)
⇒15/13/11(計:39)
APCR
HEAT
HE
268
330
105
360
360
440
1,0800.372.6
⇒2.5
1,450
925
732
3/60920
4,800
1,100
1,400
0/1/2
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Prototipo Standard A (W 2)63/53/53303807,500
Prototipo Standard B (R 1)60/55/55323907,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
MB 837 Aa600121,440
MB 837 Ea690101,420
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Prototipo Standard B I365010,000
Prototipo Standard B II395410,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
R30071023
RV 474545
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒×砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.79%⇒16.01%3.17%
移動時11.86%⇒12.02%2.38%
 

派生車両

派生元P.44 Pantera(MT/149,200)
派生先Progetto M40 mod. 65(MT/197,000)
 

開発ツリー

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Cannone da 90 Rh
(初期/140,000)
Cannone da 105 Rh V1
(63,000/300,000)
Prototipo Standard B (R 1)
(24,800/58,800)
Progetto M40 mod. 65
(197,000/6,100,000)
Prototipo Standard A (W 2)
(初期/30,500)
R300
(初期/45,000)
RV 4
(9,400/54,500)
MB 837 Aa
(初期/82,000)
MB 837 Ea
(48,500/115,000)
Prototipo Standard B I
(初期/31,000)
Prototipo Standard B II
(25,200/62,700)
 

車両に関する変更履歴

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v1.0.1新規実装
v1.10.0Cannone da 90 Rh(改良砲塔)の着弾分布を0.32mから0.33mに変更
Cannone da 90 Rhの砲撃後の着弾分布を17%増加
Cannone da 90 Rhの照準時間を2秒から2.1秒に変更
Cannone da 105 Rh V1の着弾分布を0.35mから0.37mに変更
Cannone da 105 Rh V1の砲撃後の着弾分布を33%増加
Cannone da 105 Rh V1(初期砲塔)の照準時間を2.4秒から2.6秒に変更
Cannone da 105 Rh V1(改良砲塔)の照準時間を2.3秒から2.5秒に変更
初期砲塔の砲塔旋回速度を32度/秒から30度/秒に変更
改良砲塔の砲塔旋回速度を34度/秒から32度/秒に変更
MB 837 Eaエンジンの出力を750馬力から690馬力に変更
装填棒を装備不可に変更
v1.20.0Prototipo Standard B Iサスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を11%増大
Prototipo Standard B IIサスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を12%増大

解説(v1.0.1)

  • 概要
    v1.0.1で追加されたTier9のイタリア中戦車
    ドイツのハノマーグ社やヘンシェル社が開発した試作標準戦車であり、Leopard Prototyp Aの競合車輌である。
     
  • 火力
    俯仰角は最終状態で-10°/+20°と広いが、後方では強制仰角+2°になってしまうので注意。
    • Cannone da 90 Rh
      初期砲。このTierでは貫通力や単発火力が厳しいため、早く最終砲を開発したい。
       
    • Cannone da 105 Rh V1
      最終砲。通常弾・課金弾・榴弾のどれも貫通力に優れており、精度面もそれなり。
      通常砲として使用しても単発火力の割に装填時間が長いので、状況を的確に判断してオートリローダーならではの運用を心掛けたい。
      一発ごとのDPM(改良砲塔)

      ・3発装填完了から

      合計装填
      時間(s)
      合計
      攻撃力
      換算DPM
      1発113601,964
      2発247201,600
      3発391,0801,440

      ・弾倉0発から(撃ち切り後)

      合計装填
      時間(s)
      合計
      攻撃力
      換算DPM
      1発153601,440
      2発287201,394
      3発391,0801,440
       
  • 装甲
    Leopard Prototyp A以上の紙装甲であり、場所や角度によっては榴弾さえ容易に貫通する。
    特に車体側面上部は25mmと異常な薄さである。
    防楯も75mm厚しかないためまず弾くことはない。
    被弾しない立ち回りを徹底したい。当然自走砲にも要注意。
     
  • 機動性
    Leopard Prototyp A同様に抜群の機動力を持つ。
    P.44 Panteraから変わらず車体旋回速度は極めて速い一方、砲塔旋回速度は(多少改善したとはいえ)遅めなので注意。
     
  • その他
    視認範囲は並だが隠蔽性は良好であり、前述のとおり機動性も高いことから状況によっては偵察も十分可能。
     

史実

この標準戦車B試作型 (Prototipo Standard B)は、標準戦車計画 (イタリアは1958年からこの計画に参入) において開発された試作車輌のひとつであり、ヴァーネク社、ラインシュタール・ハノマーグ社、ヘンシェル社、ラインメタル社による協同開発でした。A、Bの両グループがそれぞれに試作車を開発し、総合的な試験が行なわれた結果、Aグループの試作車が支持され、最終的にはLeopard 1として完成しました。Bグループが製造した試作車輌は2両でした。(ゲーム内説明より)
つまるところドイツのメーカーが作ったドイツの戦車であり、イタリアは直接関係ない。標準戦車計画に参入していたがあくまで出来上がった戦車を採用するというポジションでイタリアでは開発は行っていない。

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  • 200戦した感想。機動力・隠蔽・俯角・砲性能、全て良好で快適。特に砲の精度や収束のバランスが良く、貫通力も素晴らしい。高機動で側面迂回や裏取り、精度を活かした中距離での弱点狙撃などもこなせるため、HEATが必要な場面は数えるほどしかなかった。乗る前はProgetto46やPanteraと比較して長めな連射間隔3秒を心配していたが、実際はそれほど気にならない。これは前述の優秀な砲性能のおかげで、射撃機会を活かしやすく「弾かれた!」「撃ち漏らした!」などと口惜しい想いをせずに済むことが大きいと思われる。また、携行弾数にも余裕があるので、105mmの貫通を誇るHEは、何発か持って行くと特定の状況で非常に役に立つ(軽装甲ばかりが残った終盤戦や、開幕鉱山の丘上を取りに来るLT・MT迎撃など)。特筆すべき欠点は、やはり装甲の薄さ。被弾すればほぼ確実に抜かれるし、特に、大口径の自走砲は脅威。自走の榴弾が貫通して1000↑ダメージ食らったことも何度か。機動力と隠蔽をフルに活かし、狙われない立ち回りを心がけたい。総括すると、紙装甲だが高隠蔽・高機動で、砲性能も良いためストレスフリーな戦車。オートローダーほどの爆発力はないが、あらゆる局面で柔軟に対応できるイタリアからの刺客。個人的には、普段バッチャを乗り回していて、砲性能に不満のある諸兄に是非オススメしたい。当たるし抜けるしで本当に楽しく、とにかく快適、強いッシモ。 -- 2018-06-21 (木) 07:03:36
  • 初期履帯で、パーツ積んでも全部行けたわ、フリーでGETした105mmだけ積んで重量比17、ギリギリ何とかなるレベル。なんで、とりあえず砲だけ変えたほうが良い。あとは技量次第でどうとでもなる -- 2018-07-16 (月) 12:47:13
  • 連射間隔3秒有るのに妙に照準がクソな時があるね。米仏方が性能的に難が有りそうだけど使いやすいんだが。 -- 2018-08-04 (土) 22:56:20
  • 装甲値やべーなwSPG1発で1200貰って手が震えたわ。 -- 2018-08-23 (木) 19:55:32
    • PTAをちょうど一回り薄くしたって感じの装甲配置ですからね。 -- 2018-08-23 (木) 20:15:55
  • 見た目で分かる通り開発元がハノマークって事だけど、乗り味もレオパルトルートに近い感じだろうか Crは兎も角XPが後2万程でコイツに手が届くんだけど -- 2018-08-23 (木) 22:07:50
  • これから開発目指そうと思うのですが、ナーフの影響どうでしたでしょうか? -- 2020-08-20 (木) 09:42:01
  • ナーフ後もいまだに好んで使っていますがやはり以前に比べて全体的に取り回しづらくなりました…特に装填が3発目でも色々込みでも10秒前後あるので一発一発をより丁寧に、3発吐き切るべきか否かの判断がとても難しい、地味に速度が遅くなったのも響いてます。めっちゃナーフされたわけではないしラマー分装備が一個積めるようになったので私は旋回機構をつけました。よりピーキーになりましたけど爆発力はいまだ健在です。って感じですが皆さんはどうでしょう? -- 2020-08-27 (木) 14:27:30
    • 3優等もってる身です。ナーフされても未だに強いと感じており、また、通常弾の貫通と速度が速いので課金弾を使わなくていい点が好きです。。自分も最初は旋回機構をつけていましたが今は、換気扇、垂直安定装置、改良型照準器つけています。連写間隔が3秒かかり絞り切れるので精度をあげてます。確実に一発一発を当てることが大切です。 -- 2020-09-07 (月) 22:21:35
      • ガンレイではなく照準器なんですか?いまいち新しい拡張パーツがよくわからなくて収束を良くすればいいのかレティクルを狭めた方が良いかの違いがよくわからないですね… -- 2020-09-08 (火) 13:26:20
      • 横からだけどこいつとか50Bみたいな絞りが間に合う戦車は照準器で精度上げるのもあり、バッチャとかTVPみたいなガバ気味なのはガンレイとか旋回って感じ -- 2020-09-08 (火) 18:01:29
  • 話がそれて申し訳ないのですがそういうレティクルや照準の幅とかは数値で明記されてるんですか? -- 2020-09-08 (火) 20:52:57
  • nerf後から開発して乗り始めた身としては、十分な強戦車だと思う。連射間隔が3sなのと装填が遅いのは少し気になるけど、逆にそこ以外はほぼ気にならない。砲性能もローダーなのにこんなに良くていいのかと驚いたレベル。PTAとか乗ってた人にも自信を持ってオススメ出来る車両 -- 2020-12-07 (月) 01:55:44
  • これ初期エンジンが弱いから最終状態の旋回速度がとんでもないことになってるね 旋回速度だけLT並みだから体感速度70キロくらいだけど実際は55キロとかだからギャップで脳が混乱する -- 2021-07-30 (金) 23:03:21
    • 実際英ソ以外のLTよりも旋回性能が良い。流石に地形抵抗はMT並みだから加速は負けるけどね -- 2021-07-31 (土) 03:09:49

*1 イタリアはオブザーバーとして参加しており、独自の標準戦車の開発・試作はしなかった。