Spähpanzer Ru 251

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier9 ドイツ 軽戦車 / 略称: Ru 251

Ru251_Seite_Neu.jpg
↑ Spähpanzer Ru 251 Drehtum 360° + 90 mm Rheinmetall DM1
国籍マークはSP I CHWK 12と同様にドイツ連邦軍仕様の鉄十字(タッツェンクロイツ)になっている。
車体後方のエンジン区画がLeopard Prototyp APrototipo Standard Bのように盛り上がっているのが特徴。

 

Ru251_Rueck_Neu.jpg
OVMは車体上部に少量取り付けられるだけに留まっている為、今までの独軍戦車に比べあっさりしている。
それでもドイツらしい素敵性能は健在。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,400
車体装甲厚(mm)25/20/8
最高速度(前/後)(km/h)70/24
重量(初期/最終)(t)25.46/25.53
実用出力重量比(hp/t)35.26
本体価格(Cr)3,460,000
修理費(Cr)14,700~
超信地旋回
ロール万能型軽戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
90 mm Rheinmetall DM18.57APCR
HEAT
HE
215
250
102
240
240
320
2,0570.3621,080
1,145
755
41390
4,000
350
914-10°/+18°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Spähpanzer Ru 251 Drehtum 360°20/20/20444105,186
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
MB 837 Aa700121,375
MB 837 Ea 600900101,400
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Spähpanzer Ru 251 PT I25.7386,500
Spähpanzer Ru 251 PT II28446,500
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
AN/GRC-472080
AN/GRC-7745120
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒Class2砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機車長用視覚システム改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時17.39%4.14%
移動時17.39%4.14%
 

派生車両

派生元HWK 12(LT/197,600)
派生先Rheinmetall Panzerwagen(LT/298,000)
 

開発ツリー

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90 mm Rheinmetall DM1
(初期/115,000)
Spähpanzer Ru 251 Drehturm 360°
(初期/55,000)
AN/GRC-4
(初期/45,500)
AN/GRC-7
(9,100/54,000)
MB 837 Aa
(初期/52,000)
MB 837 Ea 600
(28,100/84,600)
Rheinmetall Panzerwagen
(298,000/6,100,000)
Spähpanzer Ru 251 PT I
(初期/33,000)
Spähpanzer Ru 251 PT II
(23,500/61,500)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.3新規実装
v0.9.1890mm Rheinmetall DM1の通常弾にAPCR弾を追加/AP弾を削除
MTU MB 837 Ba 500エンジンを削除
SpähpanzerRu 251 PT Iサスペンションの移動中の拡散を22%減少
SpähpanzerRu 251 PT IIサスペンションの移動中の拡散を25%減少
SpähpanzerRu 251 PT Iサスペンションの車体旋回中の拡散を22%減少
SpähpanzerRu 251 PT IIサスペンションの車体旋回中の拡散を25%減少
90 mm Rheinmetall DM1の装填時間を6.2秒から7秒に変更
90 mm Rheinmetall DM1の照準時間を2.1秒から2秒に変更
Spähpanzer Ru 251 Drehturm 360°砲塔の視認範囲を400mから410mに変更
車両Tierを8から9に変更
最高速度を80km/hから70km/hに変更
修理価格を17%増加
採算性を1%減少
MB 837 Ea 600エンジンの発火率を12%から10%に変更
MB 837 Aaエンジンの馬力を500hpから700hpに変更
MB 837 Ea 600エンジンの馬力を600hpから900hpに変更
耐久力を1,200から1,400に変更

解説(v0.9.18)

  • 概要
    v0.9.3にて追加されたTier9のドイツ軽戦車
    西ドイツのM41 Walker Bulldog*1との代替を目的とした、ハノマーグ社の試作偵察戦車である。
    v0.9.18の軽戦車ツリー改変によりTierが8から9に格上げ、それに伴い性能が変更された。
     
  • 火力
    • 90 mm Rheinmetall DM1
      Spähpanzer Ru 251の史実砲。
      精度・照準時間などは良好だが、発射速度が控え目となっている。
      通常弾のAPCRは貫通力212mmの初速1,080m/s、課金弾のHEATは貫通力250mmの初速1,145m/sと優秀であり、APCRよりもHEATの方が弾速が速いという珍しい特性がある。
      また、HEが貫通力102mmのHEP*2である事も長所の一つであり、紙装甲の軽戦車・駆逐戦車・自走砲用に数発携行しておくと良い。
      もっとも履帯など空間装甲に弱く、APCRやHEATに比べて弾速が755m/sと遅い点には注意しよう。
       
      俯角はスペック上-10度とあるが、正面左右40°までは-5.8°の制限があるため注意。
      車体後方も左右140°からは俯角-0°となる。
      俯角制限の画像解説

      Ru_251_gun_depression_tanksgg.jpg
      赤は俯角-5.8°、青は俯角-0°の部分。
      俯角を活かす場合、目標に対して車体を斜めから横向きにする必要がある。
      6時方向は俯角が取れない為、撤退しながらの射撃が難しい点に注意しておこう。
      (Tanks.ggより)

       
  • 装甲
    全体的にHEが貫通しかねない紙装甲である。
    車体正面は傾斜した25mmであり、口径76mmの主砲からは3倍ルールが適用される為、強制跳弾は望めない。
    砲塔正面の防盾付近は50~70mmほどだが、その外側は20mmしかない。
    ドイツ戦車らしく耐久値は1,400と高い*3が、マッチングを考えると安心は出来無い。
    良好な隠蔽と走力があるので、被弾しない立ち回りを意識しよう。
     
  • 機動性
    最高速度が70km/hと良好であり、T49に次ぐ出力重量比から加速力にも優れる。
    迅速な陣地転換はもちろん、走り偵察や側背面取りなども積極的に可能であり、軽戦車に必要な機動性を高い水準で持ち合わせている。
    ちなみに、エンジンはどちらもディーゼルエンジンである為、消耗品のガソリンは使用できない。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽
      視認範囲はHWK 12から据え置きの410mだが、それでもTier9軽戦車第1位である。
      隠蔽性能もTier9軽戦車の中で上位だが、HWK 12よりも全長や横幅が大型化した事や周りの視認範囲が拡大している事を加味すると安心できない。
      総合的に軽戦車としては優れた偵察性能を有している。
       
    • 開発
      初期履帯は積載量の余裕が無く、他のモジュールを最終状態へ換装すると拡張パーツの搭載が厳しくなってしまう。
      とはいえ、無線機については初期無線で十分なので40kg軽減でき、拡張パーツの有力候補のうち、一つをレンズ皮膜(0kg)にすれば100kg以下のものは搭載可能になる。
       
    • 搭乗員
      本車はleKpz M 41 90 mmと同じく、専任の装填手を含めた搭乗員4人となっている。
      ドイツ軽戦車ルートの高Tierでは搭乗員3人が基本であり、搭乗員構成が前後の戦車と異なるため、スキル習得の際に一応考慮したい。
       
  • 総論
    装甲以外の全性能が高水準でまとまった軽戦車である。
    俯角制限や発射速度除けば優秀な攻撃面に加え、優れた機動力と良好な隠蔽という軽戦車に求められるものは一通り備えている。
    偵察でアシストを稼ぎつつ、ドイツ戦車らしい優れた主砲で敵を削り、終盤まで生き残って戦況を動かしていこう。
     

史実

Spähpanzer_Ru_25ton_1_history.jpg
↑ムンスター戦車博物館のRu 251
 
Spähpanzer Ru 251(シュペアパンツァー エルウー ツヴァイフュンフアイン)は、ハノマーグ社が開発した西ドイツの試作偵察戦車である。
Ruの意味は不明だが、251は「25-1(25トン級の試作1号車)」を意味する。

詳細
 

第二次大戦後のドイツ連邦共和国(西ドイツ)陸軍では、アメリカから供与されたM41 Walker Bulldog軽戦車を運用していた。
しかし、1950年後半にもなると性能不足が顕著となったため、後継車輛の開発が開始された。
このハノマーグ社のRu 251は、主力戦車Leopard 1と同時期に開発されており、その初期段階であるユーロパンツァーの試作車両をベースに小型軽量化した偵察戦車だった。
RU251_Photo.jpg

 

しかし、仮想敵のワルシャワ条約機構軍の偵察部隊にもT-54/55が配備されている事が判明し、Ru 251の90mm砲では威力不足とされた。
加えて、同時期に開発されていた装輪装甲車ルクスの方が道路事情の良い欧州での偵察任務に適していると判断され、Ru 251は1963年の試作段階で不採用となった。
なお、本車両専用に製造されていた90mm砲は、Leopard 1の支援車両および予備戦力として開発・量産されていたKanonenjagdpanzerの主砲に流用される事になった。
Ru_251_history.jpg

 

参考1 参考2 参考3

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 こちらの詳細についてはleKpz M41 90mm GFの項目を参照
*2 イギリスのHESHと同じ「粘着榴弾」の事であり、ゲーム上は高貫通HEと考えれば良い。High Explosive Plasticの略称
*3 Tier9軽戦車としてはT49と並び1位