T-43

Last-modified: 2025-11-05 (水) 20:29:45

Tier7 ソ連 中戦車 (読み方 テー・ソーラク・トゥリー)

T-43_0-min.PNG
↑ T-43 mod. 1942 + 85 mm ZiS-S-53 (T-43)
初期状態。

T-43_1-min.PNG
↑ T-43 mod. 1943 + 85 mm D-5T-85BM (T-43)
最終状態。
完全に余談だが、史実砲であるはずの76 mm F-34は本ゲームでは搭載できない。

HD化以前

shot_056.jpg
↑ T-43 mod. 1942 + 85 mm S-53
shot_057.jpg
↑ T-43 mod. 1943 + 85 mm D5T-85BM

スペック(v2.0.0)

車体

耐久値1,140⇒1,200
車体装甲厚(mm)75/75/75
最高速度(前/後)(km/h)55/20
重量(初期/最終)(t)33.13/34.85
実用出力重量比(hp/t)21.52
本体価格(Cr)1,355,000
修理費(Cr)約10,000
超信地旋回不可
ロール万能型中戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
85 mm ZiS-S-53 (T-43)9.68⇒10AP
APCR
HE
153
197
43
200
200
280
1,935⇒2,0000.36⇒0.352.3⇒2.2870
1,090
792
60109
2,800
98
1,550-8°/+26°
85 mm D-5T-85BM (T-43)9.09AP
APCR
HE
164
212
44
220
220
300
2,0000.362.2950
1,188
950
48175
3,200
139
1,850
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
T-43 mod. 194280/80/80483607,000
T-43 mod. 194390/90/90463708,400
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-2-34M (T-43)68015750
V-54K (T-43)75012750
 

履帯

名称旋回速度(°/s)重量(kg)
T-43476,400
T-43 mod. 1943506,400
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
9RM525100
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Loader(Radio Operator)
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時14.99%⇒14.71%3.5%
移動時11.29%⇒11.07%2.64%
 

派生車両

派生元T-34-85(MT/53,000)
派生先T-44(MT/93,653)
 

開発ツリー

クリックで表示
85 mm ZiS S-53
(初期/62,000)
122 mm U-11
(3,750/59,920)
T-43 mod. 1942
(初期/12,840)
T-43 mod. 1943
(7,105/15,300)
85 mm D5T-85BM
(15,500/73,600)
T-44
(93,653/2,390,000)
9R
(初期/1,980)
9RM
(4,040/24,240)
V-2-34M
(初期/29,500)
V-2-44
(17,000/49,740)
V-54K
(19,000/58,000)
T-43
(初期/11,690)
T-43 mod. 1943
(7,960/17,720)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.7.5エンジン"V-54K"を追加
100mm D10Tを削除
履帯の旋回速度低下:初期履帯-1° 上位履帯-2°
移動による精度低下増加:初期履帯+4% 上位履帯+4.7%
各砲塔の視界範囲増加:初期砲塔+10m 上位砲塔+20m
初期砲塔の旋回速度-1°
上位砲塔での以下の砲の照準時間-19%:D5T-85BM、ZiS S-53
上位砲塔での以下の砲の装填時間短縮 ZiS S-53:-4% D5T-85BM:-7% U-11:-1.9%
D5T-85BMの総弾数-12発
v0.9.15HDモデル化
v0.9.18派生元車両の変更(KV-13削除)
v1.9.0T-43 mod. 1942砲塔時の122 mm U-11の総弾数を36発から44発に変更
T-43 mod. 1943砲塔時の122 mm U-11の総弾数を42発から50発に変更
v1.20.0T-43サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を25%軽減
1943サスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を27%軽減
T-43 mod. 1943砲塔に85 mm D5T-85BM砲を搭載した際の旋回に伴う散布界の拡大を43%軽減
v2.0.0詳細

解説(v2.0)

  • 概要
    Tier7のソ連中戦車
    大戦中期、T-34の装甲強化を目的として新規開発された試作中戦車である。
     
  • 火力
    俯角は前身のT-34-85から-1°増加し、-8°となった。
    • 85 mm ZiS-S-53
      ソ連中ティアお馴染みの85mm砲が初期砲だが、固有の性能を持つ。単発が200と、他の85mmより若干単発が高い。
      その上、発射速度や砲性能は良好。貫通力は若干心もとないが、運用や金弾で補えば、初期砲にしてバランスの取れた主砲と言える。
       
    • 85 mm D5T-85BM
      改良砲塔専用の最終砲。
      初期砲からさらに単発は上昇し、VK 30.02 (D)と同じ220となった。さらに、単発に対して良好な照準時間・精度・拡散・弾速を持つのは前身のT-34-85と変わらず強力で、様々な局面で本車を支えてくれるだろう。
      貫通に関しても、通常弾のAPで貫通力164mm、APCRは貫通力212mmと、昨今の貫通インフレの進むTier7中戦車の中でも十分。
      単発火力に対して弾薬費が控え目なのも嬉しい点。
       
  • 装甲
    T-34-85から小型化された車体と、全体的に向上した車体装甲が特徴。
    元々良好な避弾経始を持つだけに、耐久値の上昇とあわせて防御面の安定度が多少増している。車体正面上部は75mmの55度傾斜の実質115mm程度あり、格下には昼飯が有効に働く。また、車体側面の75mmはこのTierの中戦車としては優秀であり、中戦車でありながら豚飯による跳弾が十分期待できるのは同格他車にない大きな強みである。
    しかし、砲塔正面は傾斜がついている面積が少なく簡単に貫通されてしまうのに加え、敵の砲も強力になっているため過信は禁物である。砲塔だけ見せる位置取りなど被弾面積を減らす工夫が大事。
    また車体正面左側に燃料タンク、車体下部に弾薬庫が存在するため被弾には極力注意しなければならない。
     
  • 機動性
    最高速度は55km/hと十分、T-34-85から加速や履帯性能も良くなり、快適な機動力を見せてくれる。
     
  • その他
    視界は370mと平凡。隠蔽は中戦車の中では平均的。レンズ等で視界を強化したい。
     
  • 総論
    アップデートにより、機動性や砲性能に大きな強化が施され、前までの不遇な性能から一転した車両である。
    良好な単発火力を快適な足で運び、優秀な砲性能で撃てるようになった。総じて、前身のT-34-85の正統進化と言った性能であり、側面取りや火消し、狙撃等あらゆる場面に対応ができる、バランスの良い車両となった。貫通インフレで装甲面は前よりは期待できなくなっているので、足や攻撃性能で着実に差をつけ、勝利に導こう。
     

史実

T-43.jpg

 

1942年になって、既に放棄されていたT-34M計画において考えられていた六角形の砲塔を生産に移す事になった。この新型砲塔は砲塔内の窮屈さを解消すると共に、車長が全方向を見渡せるように、車長席にキューポラも付けられる事になった。ゴムの供給量が限られていたため、転輪は鋼鉄製であった。また、改良された5段変速の変速機とエンジン、そして新型クラッチが採用された。

1942年には、長砲身の優れた貫徹力を持つ75 mm 砲を装備したドイツ軍戦車が戦場に登場した。モロゾフ技師の設計チームは、T-34を発展させたT-43戦車の開発を計画した。これは、装甲を更に強化する一方で、トーションバーサスペンションや三人式の砲塔といった最新の特徴を取り入れる狙いを設計に持たせていた。T-43はT-34ばかりでなくKV-1重戦車の代替にもなりうるような万能戦車として計画されたため、KV-1重戦車を開発していたチェリャビンスクの重戦車設計チームによるKV-13計画と真正面から競争する事になった(Zaloga et al. 1997:5)。

1943年になると、ソビエト軍は新型のドイツ軍戦車ティーガー戦車やパンター戦車と戦わねばならなくなった。クルスクの戦いにおける経験により、T-34の76.2 mm 砲ではもはや十分に戦えないという報告が前線から届いていた。また、既にあった85 mm 高射砲は新型ドイツ軍戦車にも有効であるという事も分かったので、この砲を戦車に搭載する事になった(Russian Battlefield 1998b)。しかし、より厚くしたT-43試作車の装甲でさえもティーガーの88mm砲に対しては十分ではなく、また機動性の面でみても、より重い85 mm 砲を搭載する前の状態であったにもかかわらずT-34の機動性よりも劣っていた。T-43の部品は70%以上がT-34と共通であったが、T-43の生産も並行して行うと、生産の速度はかなり低下する事が予想された(Zaloga et al. 1997:5)。

結局T-43計画は中止される事になり、ソビエトの司令部はT-34の新型を製造するように工場を再改装するという難しい決断をした。

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  • 161戦で開発完了。 -- 2014-04-05 (土) 15:54:27
    • ↑続き 勝率57、キルレシオ1・5、『最良のルイージ』だった。砲火力は不足気味であったが、側面を取れるだけの足は十分にある。コイツの真価は側面からの奇襲や膠着突破突撃にある。キル数は微妙になるけど運用方法は多彩で強力な戦車ではある。側・背面の防御も素晴しく中戦車らしからぬタフさも見せてくれる。しかしパーツ破壊だけは問題で、引火率はもちろんの事、足もよく壊れた。いっそ消火器を下ろして課金修理キットを乗せるのもアリ。 -- 2014-04-05 (土) 16:03:22
  • 悪くない車両なんだが当たる相手を考えるとやっぱりT-34-85のがいいわ。やはり不遇が多いTier7 -- 2014-04-27 (日) 20:05:59
  • まだ数戦しかしてない感想だけど、Tiar7ならKV-13のが(装甲的に)いいし、T-34-85のがマッチング的に楽。この二つの戦車と比較して、HP以外にT-43が優れてる部分ってどこでしょう? -- 2014-05-16 (金) 21:21:07
    • そんなん無いよ。コイツはT-54までの通り道なだけ、コレと次は同格と比べて優れているとはとても言えない。だが、このルートで鍛えられた精鋭だけが赤軍最強の中戦車に乗れる。それまでは我慢だね -- 2014-05-16 (金) 22:24:50
    • 連射力にきまっとります -- 2014-05-16 (金) 23:17:39
    • 13は俯角がかなり不便 あとこっちは初期砲塔で122mm榴弾砲が使える -- 2014-05-17 (土) 05:30:43
    • 了解同志。ちょっと強いT-34-85に乗り続けてると思って腕の上達に励みます -- 2014-05-17 (土) 12:25:17
  • 単独で戦いを避けて、仲間の重戦車と協力してチャンスを狙い敵の重戦車の後方、側面狙いに集中しての戦いかたをすれば素晴らしい戦車になると思う。 -- 2014-05-19 (月) 22:29:24
    • 正直強いとは言えずゴリ押しできる戦車ではないので丁寧な立ち回りが求められる戦車、ある程度戦い方を知っている人には扱いやすい戦車のはず。フリーで飛ばさず是非乗ってみてほしい -- 2014-05-21 (水) 02:04:14
      • この車両からT54までフル課金弾を強いられる。飛ばしたくなる気持ちもわかる。 -- 2014-05-21 (水) 03:34:43
      • 中戦車運用をしましょう。フル課金を強いられるとか立ち回りを改善したほうがいいですよ -- 2014-05-24 (土) 01:22:58
      • 金弾を使わなくてもいける。帯履を切ったり、側面を取っての攻撃を心がければOK。中戦車で格下以外と正面から戦うのはご法度ですぜ? -- 2014-05-25 (日) 15:09:21
      • 迷わず課金弾なケース→E75・ST-1の側面を真横以外で撃つ場合 悩むケース→IS-3の側面 144mmだと抜けないパターンが多いE75やST-1の側面撃ちをしないといけない戦況であれば課金弾を辞さない構えが必要、逆にいえばこれ以外だと絶対に当てないといけない場面、時間稼ぎでHT相手にしないといけない場面などなど。・・・T-54については高精度砲を用いるのがプロ仕様なんだが、課金弾が強力なので結構な割合で課金弾を撃つ。フル課金弾とは言わないがそれに準ずるレベルで撃つ。 -- 2014-05-28 (水) 10:44:34
      • この戦車に限らず、どうしても金弾を使わざるを得ない場面ってのはある。特にこの戦車の場合は貫通が足りんので頻度は高くなるね。 -- 2014-06-20 (金) 00:35:57
  • KV-13からコイツに乗り換えて砲と砲塔を開発した所なんだが、エンジンが次のT-44で使えないこともあって初期エンジンで乗り切ろうと考えているんだが・・・無謀だろうか?ちなみに履帯もトーションバーで代用中。同志諸兄の意見を頼む -- 2014-06-20 (金) 21:41:06
    • T-44買ったら余程の数奇者で無いと二度と乗る事は無いのでそれが賢明だ 100mmあった頃はずっと使えたんだが 劣化中華コピーに劣る現在では乗り続ける価値は無い -- 2014-06-20 (金) 21:57:25
      • 返答ありがとう。しかし、加速性能が不十分な状態で約9万の経験値を溜めるのにストレスも溜まりそうだ・・・ひたすら横取りに専念するよ -- 2014-06-22 (日) 12:51:57
    • 重量比出力は僅かでも高い方が土壇場で避けたりCAP狙えたりするからエンジンだけでも最終モデルに、履帯は少しでも旋回が良くなるなら変える事をお薦めしたい。まぁ、俺の場合は腕が悪いからせめて最高の状態にしておきたいだけなんだけどね -- 2014-06-22 (日) 23:40:18
    • こいつから速度抜いたら何が残るの -- 2014-06-28 (土) 15:32:40
      • ぶっちゃけ速度も大したこと無いだろ -- 2014-06-28 (土) 15:59:32
  • 初期こそ文句言いながらやってたが200戦超えた位からすごい使いやすい戦車だと思えてきた。 -- 2014-07-11 (金) 01:28:38
    • T-34-85の方を見なければ普通に使いやすい。車体が小さく俯角8度でDPMも高め -- 2014-07-11 (金) 01:45:04
  • 戦闘始めは重戦車達に引っ付いて火力支援、ある程度戦場が固まってきたら足を使ってこう着状態の戦場に横からチクチクと85mmでダメージ、終盤になってきたら残った敵TDなどのヘイトを集めつつ遊撃、これがこの戦車の運用法でいいのでしょうか?自分は腕が悪いから勝率低いですが、ここの米欄のおかげで少しづつ勝率上がってきました。まだ40台ですが・・・ -- 2014-07-12 (土) 13:21:34
  • D10T返して… -- 2023-06-14 (水) 18:44:54
  • 解説部分をv1.13.0でのHEナーフとv1.20での各種拡散の改善を加味した内容に変更しました。 -- 2025-02-14 (金) 16:59:02
  • 2.0で強化されてるのに誰も寄ってこなくて涙影薄いんやなぁ -- 2025-09-28 (日) 22:53:45
    • 正直やばいレベルの強化もらってるのになぁ。Tier7MT最弱候補が最強候補になってる、同単発の02Dをほぼ食ってるし、DPMも高い、機動力も砲性能も隠蔽も良好な、バランス型の強車両やね -- 2025-09-29 (月) 12:31:03

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