Tier8 ソ連 中戦車 (読み方 テー・ソーラク・チトィーリェ) 
↑ T-44 + 85 mm ZiS S-53
初期状態。T-44-85の史実装備。
過渡期の戦車なので、車体はT-54に通ずる洗練されたデザインだが砲塔はT-34-85やT-43などの旧態依然としたものになっている。
↑ T-44-100 + 100 mm LB-1
最終状態。T-44-100の史実装備。
改良砲塔ではキューポラが小型化され、機銃が追加された。形状はT-54 first prototypeに似ている。
↑ T-44-100 + 122 mm D-25-44
T-44-122の史実装備。
スペック (v1.10.0) 
車体
耐久値 | 1,200⇒1,300 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 90/75/45 |
最高速度(前/後)(km/h) | 51/23 |
重量(初期/最終)(t) | 32.38/33.96 |
実用出力重量比(hp/t) | 22.38 |
本体価格(Cr) | 2,390,000 |
修理費(Cr) | 約15,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
85 mm ZiS S-53 | 12.5 ⇒12.77 | AP APCR HE | 126 167 43 | 160 160 280 | 2,000 ⇒2,043 | 0.42 | 2.9 | 792 990 792 | 64 ⇒70 | 109 2,800 98 | 1,550 | -7°/+25° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
85 mm D5T-85BM | 10.53 ⇒10.71 | AP APCR HE | 144 194 44 | 180 180 300 | 1,895 ⇒1,929 | 0.37 | 2.9 | 950 1,188 950 | 58 ⇒64 | 150 3,200 139 | 1,850 | |
100 mm D10T | 6.59 | AP APCR HE | 175 235 50 | 250 250 330 | 1,648 | 0.42 | 2.9 | 895 1,119 895 | 56 | 252 4,400 252 | 2,257 | -7°/+23° |
100 mm LB-1 | 8 | AP APCR HE | 190 247 50 | 250 250 330 | 2,000 | 0.35 | 2.1 | 880 1,100 880 | 56 | 252 4,400 252 | 2,400 | |
122 mm D-25-44 | 3.95 | AP APCR HE | 175 217 61 | 390 390 530 | 1,539 | 0.42 | 3.2 | 800 1,000 800 | 26 | 1,025 4,800 608 | 2,600 | -5°/+23° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視認範囲(m) | 重量(kg) |
T-44 | 120/90/75 | 48 | 370 | 7,000 |
---|---|---|---|---|
T-44-100 | 190/130/100 | 48 | 380 | 7,800 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-2-44 | 560 | 12 | 750 |
---|---|---|---|
V-2-54 | 620 | 12 | 700 |
V-54-6 | 760 | 12 | 700 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T-44 | 33 | 42 | 7,700 |
---|---|---|---|
T-44M | 35.3 | 44 | 7,700 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
9RM | 525 | 100 |
---|---|---|
R-113 | 730 | 80 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
---|
拡張パーツ
![]() | Class2 | ![]() | Class2 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ○ | ![]() | ○ | ![]() | Class1 | ![]() | Class2 | ![]() | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 16.3%⇒16.02% | 3.35% |
移動時 | 12.26%⇒12.05% | 2.52% |
派生車両
派生元 | T-43(MT/93,653) |
---|---|
派生先 | T-54(MT/142,000)/Object 430(MT/142,950) |
開発ツリー
85 mm ZiS S-53 (初期/62,000) | ━ | 85 mm D5T-85BM (15,500/73,600) | ||||
T-44 (初期/28,000) | ━ | T-44-100 (20,400/48,000) | ┳ ┃ | 122 mm D-25-44 (26,700/106,370)) | ━ | Object 430 (142,950/3,460,000) |
┃ ┗ | 100 mm D10T (16,500/78,180) | ━ | 100 mm LB-1 (19,100/130,750) | |||
9RM (初期/24,240) | ━ | R-113 (8,700/52,200) | ┏ ┃ | V-54-6 (27,650/82,300) | ||
V-2-44 (初期/49,740) | ━ | V-2-54 (25,200/79,290) | ┃ ┻ | T-54 (142,000/3,450,000) | ||
T-44 (初期/16,070) | ━ | T-44M (13,365/30,200) |
車両に関する変更履歴
v0.7.0 | 100mm LB-1を追加 |
v0.9.2 | 100 mm LB-1の装填時間を8.6秒から8.1秒に改善 |
v0.9.13 | 100 mm LB-1のAP弾の貫通力を183mmに強化 |
v0.9.19 | HDモデル化 |
v0.9.20 | 初期履帯の照準拡散因数を0.22/0.22から0.2/0.2に変更 改良履帯の照準拡散因数を0.2/0.2から0.18/0.18に変更 改良砲塔の装甲を120/100/100から190/130/100に変更 100 mm LB-1の通常弾の貫通を183mmから190mmに変更 100 mm LB-1の課金弾の貫通を235mmから247mmに変更 改良砲塔搭載時の100 mm LB-1の装填時間を8.1秒から7.5秒に変更 改良砲塔搭載時の100 mm LB-1の照準時間を2.3秒から2.1秒に変更 改良砲塔搭載時の100 mm LB-1の照準拡散因数を0.14/4/2から0.12/4/2に変更 改良砲塔搭載時の122 mm D-25-44の装填時間を19.2秒から15.2秒に変更 改良砲塔搭載時の122 mm D-25-44の照準時間を3.4秒から3.2秒に変更 改良砲塔搭載時の122 mm D-25-44の精度を0.43から0.42に変更 |
v0.9.22 | 初期履帯の移動時/車体旋回時の着弾分布を20%減少 改良履帯の移動時/車体旋回時の着弾分布を22%減少 後退速度を20km/hから23km/hに変更 V-54-6エンジンの出力を680馬力から760馬力に変更 派生先車輌にObj. 430を追加 |
解説 
- 火力
俯角は122 mm D-25-44のみ-5°と劣悪だが、その他の砲は-7°と平均的である。- 85 mm ZiS S-53 / 85 mm D5T-85BM
T-43から引き継いだT-44-85の史実砲。
Tier6で使用する砲をTier8で使うことになれば明らかに貫通力は不足し、同格にすら満足に貫通できない。
フリー経験値をフルに使ってでも早急に主砲と砲塔を換装する必要がある。 - 100 mm D10T
T-54の史実砲。
ISやKV-3と互換性があるが、改良砲塔への換装が必須。
単発火力が向上した他、ようやく通常弾の貫通力が175mmとなった。しかし、相変わらずTier8中戦車としては最低レベルの貫通力であり、精度・DPMは85 mm D5T-85BMより悪化している。 - 100 mm LB-1
T-44-100の史実砲。
D10Tの完全上位互換であり、改良砲塔への換装が必須。
通常弾のAPは貫通力190mmとやや控え目だが、課金弾のAPCRは貫通力247mmとTier相応の性能を有する。
単発火力250は他国の90mm戦車砲クラスよりも僅かに高く、それでいて優れた発射速度を両立しており、DPMはTier8中戦車の中でも高い部類に位置する。
また精度・照準時間・照準拡散はいずれも高水準でまとまっている。v0.9.22で移動時・車体旋回時の照準拡散が大幅に強化され、良好な照準拡散を持つType 59と同レベルになった。
ソ連戦車としては俯角も良好であり、総合的な砲性能はTier8中戦車トップクラスと言えるだろう。 - 122 mm D-25-44
T-44-122の史実砲。
122 mm D-2-5Tや122 mm D-25Tと名前は似ているが、互換性は無い。
改良砲塔でのみ搭載可能であり、単発火力がTier8中戦車としては非常に高いのが特徴だ。
貫通力・発射速度・精度・照準時間・俯角は劣悪であり、使いこなすのはかなり難しい。
同じ単発火力を持つT-34-3やM4A1 Revalorisé等にほとんどの砲スペックで劣ってしまっているため、差別化のためには持ち前の良好な機動力を余すことなく生かす必要がある。
- 85 mm ZiS S-53 / 85 mm D5T-85BM
- 装甲
中戦車としてはそこそこ。格下の通常弾程度なら多少ながら耐えうるものの、駆逐戦車や同格以上に対しては基本的にあてにしない方がいい。- 砲塔
v0.9.20にて改良砲塔の正面・側面装甲がBuffされ正面は190mm厚にまで強化された。防楯の裏装甲がほとんどないため重戦車並みに硬いということはないが、同格中戦車の通常弾程度までは弾けるようになった。
キューポラは100mm。 - 車体
正面上部は60°傾斜の90mmで実厚150mmとそれなりだが、撃ち下ろされたり標準化も加味すると格下の通常弾にも抜かれる可能性がある。
正面下部は実厚120mm~130mmと上部よりも薄め。
側面は75mmとMTとしては厚く、さらに砲塔が車体の中央辺りに位置するため豚飯が有効である、この特性は高Tierソ連MTに基本的に共通するので覚えておいて損はないだろう。ちなみに強制跳弾を狙った豚飯になるためHEATには弱い。
この車両の無視できない欠点として弾薬庫の脆さが挙げられる。
車体の正面左下部や側面などの至る箇所に弾薬庫判定があり、その耐久力が低いので破損はもちろん一撃で誘爆といったことも頻発してしまう。(そのままでは122mm級以上であれば一撃で弾薬庫が大破する)
搭乗員スキルの弾薬庫保護の取得、それでも気になるようなら拡張パーツの改良型モジュール構造の搭載も視野に入る。
- 砲塔
- 機動力
最高速度は51km/hと中戦車としては平均的。
v0.9.22より最終エンジンの出力が向上し、前より更に良好な加速力を有している。
履帯の旋回速度にも優れており、中戦車としては軽快な足回りを持つ。
また、後退速度も3km/h向上したため、飛び出し撃ちにも大きく適性を持つようになった。
優れた機動性と小柄な車体を活かし、被弾を避けるよう心掛けよう。
- その他
- 視認範囲・隠蔽
視界が改良砲塔で380mとやや控え目。皮膜レンズで補うか、主砲性能の強化に特化するかは自分のプレイスタイルと相談しよう。
隠蔽率は中戦車としては良好な部類で、スキルや迷彩でさらに伸ばしておきたい。 - 開発
T-43から一直線で開発を進めた場合、初期状態の貧弱さや研究の必要なモジュールの多さから乗り出しに苦労する。
とはいえMT-25・Object 704は改良無線、Object 416・IS・KV-3は100 mm D10T、SU-101は中間エンジンとそれぞれ互換性がある。
最終砲候補以外は互換性が高く、他ルートを進めておくと開発はだいぶ楽になるだろう。
- 視認範囲・隠蔽
- 総論
T-43を順当に強化した中戦車である。
加速・旋回・隠蔽は優秀。加えて、中戦車としては厚めの装甲も備えている。ただし、あくまでも中戦車としてであり、弾薬庫が損傷しやすいという大きな弱点もあるため過信は禁物だ。
T-43からT-54へ至る過渡期の車両であり、総合的な性能が高めのバランスでまとまっているため、扱いやすさはTier8中戦車の中でも随一を誇る。
v0.9.20のBuffにより、悩みの種であった貫通力と拡散が改善し、扱いやすさが向上した。砲塔装甲の強化によりハルダウンを行えば、ある程度装甲を活用できるようにもなり、中戦車としての仕事をこなすだけではなく様々な局面に対応していけるポテンシャルを秘めた戦車となった。
更にv0.9.22で加速力と後退速度、照準拡散が向上し、主に近距離で遮蔽物を挟んだ撃ち合いの強さにも磨きがかかり、飛び出し撃ちや咄嗟撃ちが格段に当たるようになった。装甲はやはり中戦車止まりだが、これまでよりもプレイスタイルの幅が広がるだろう。
史実 
5優等マークではない
T-44(ロシア語:Т-44テー・ソーラク・チトィーリェ)は、第二次世界大戦末期に開発され、冷戦時代初期にかけてソ連軍で使用された中戦車である。設計は、A.モロゾフの指導の下、ウラル戦車工場設計局によって行われた。
T-43の開発中止を受け、再設計された車体は履帯の上にスポンソン(張り出し)を設けない完全な箱型とし、傾斜した前面装甲は90mmもの厚さになった。エンジンはT-34のV-2ディーゼルエンジンを改良したV-44を搭載。エンジン出力も向上し、横置きにすることで車体もコンパクトにまとめられ、重量も31.8tに抑え込まれた。砲塔はT-43に似てはいるが前後に長く装甲も厚い新型となり、主砲は85mm戦車砲ZIS-S-53を搭載した。車重がT-34-85より軽量で、車高も低いことから、機動力も良好で路上では最大50km/hを出すことができた。また車体前方機銃は固定式となり、前面装甲に空けられた穴から発砲される構造となった。
1943年7月にT-44は制式採用され、ドイツ軍から奪い返したハリコフ機関車工場で生産が行われた。大戦終了までに965輌が生産されたと言う。
開発当初、85mm砲搭載型と共にD-25-44T 122mm戦車砲を搭載したT-44-122が試作されたものの、砲の故障や搭載弾薬の少なさが問題視され、不採用に終わっている。
また、生産開始と同時に100mm砲を搭載する研究も開始されたが、砲の換装のみでは反動を車体でうまく受け止められない事が判明。砲塔と車体の改良が行われる事となり、これが後にT-54となった。
登場してすぐに陳腐化し、実質的にT-34とT-54の繋ぎに甘んじることとなったT-44だが、以降のソ連軍主力戦車の車体はT-44をベースに発展したものであり、戦車開発史上では非常に重要な位置を占める車両である。
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