Type 61

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier 9 日本 中戦車 / 日本語表記: 61式戦車

Type_61_2-min.PNG
↑ STA-4 + 90 mm Gun Type 61
初期状態。砲塔名通り、試作車輌のSTA-4に相当する構成。
初期砲塔のキューポラは59-Pattonを髣髴とさせる大型のもので、非常によく目立つ。

Type_61_3-min.PNG
↑ Type 61 + 90 mm Gun Type 61
中間状態。Type 61 (61式戦車)の史実装備。往年の怪獣映画に登場した本車を思い出す人も多いだろう。
HD化に伴い防水布が追加され、より馴染みのある姿に変化した。
キューポラは若干小型化され、一体化していた機関銃が外付けになった。

Type_61_4-min.PNG
↑ Type 61 + 105 mm Rifled Gun
最終状態。74式戦車開発に伴い不採用になった、61式戦車の火力強化案がモデルだと思われる。

オマケ: HD化以前と以後の車高の比較

※アニメーションGIF
Type_61.GIF
防楯の位置がやや下がり、雀の涙程度に車高が低くなった気がする
HD化前から度々指摘されていた車高のミス(が原因の低隠蔽)は、残念ながら改善されていない模様。

v0.9.20.1以前

Type61_2-min.PNG
↑ STA-4 + 90 mm Gun Type 61

 

Type61_3-min.PNG
↑ Type 61 + 105 mm Rifled Gun

スペック (v1.10.0)

車体

耐久値1,720⇒1,750
車体装甲厚(mm)55/45/25
最高速度(前/後)(km/h)45/23
重量(初期/最終)(t)34.62/35
実用出力重量比(hp/t)21.43
本体価格(Cr)3,600,000
修理費(Cr)約19,000
超信地旋回
ロール狙撃型中戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
90 mm Gun Type 6110
⇒12
AP
HEAT
HE
219
275
45
240
240
320
2,400
⇒2,880
0.362.1
⇒1.7
1,080
914
914
50380
4,400
240
1,150-10°/+13°
105 mm Rifled Gun7.32AP
HEAT
HE
258
330
53
360
360
440
2,6340.382.11,185
950
950
501,200
4,800
880
1,150

※90 mm Gun Type 61は正面から左右160°より後ろは俯角制限-4°。
105 mm Rifled Gunは正面から左右160°より後ろは俯角制限-3°。

 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
STA-470/60/35423908,000
Type 6185/80/35424008,300
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Mitsubishi 12HM20WT650122,400
Mitsubishi 12HM21WT750122,400
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
STA-434.74611,600
Type 61385011,600
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
JAN/GRC-3Z72070
JAN/GRC-4Z750150
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機車長用視覚システム改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時7.75%⇒9.21%1.92%
移動時5.81%⇒6.91%1.44%
 

派生車両

派生元STA-1(MT/169,000)
派生先STB-1(MT/255,000)
 

開発ツリー

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90 mm Gun Type 61
(初期/160,000)
STA-4
(初期/30,000)
Type 61
(25,000/64,000)
105 mm Rifled Gun
(55,000/290,000)
STB-1
(255,000/6,100,000)
JAN/GRC-3Z
(初期/45,500)
JAN/GRC-4Z
(9,500/55,500)
Mitsubishi 12HM20WT
(初期/48,500)
Mitsubishi 12HM21WT
(27,500/82,000)
STA-4
(初期/30,000)
Type 61
(24,000/62,000)
 

車両に関する変更履歴

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v0.8.10実装
v0.9.21HDモデル化
90 mm Gun Type 61の背面の俯角-5度から-4度に変更
105 mm Rifled Gunの背面の俯角を-5度から-3度に変更
v1.5.1初期砲塔時の耐久値を1,600から1,720に変更
改良砲塔時の耐久値を1,700から1,750に変更
車体装甲(mm)を55/35/25から55/45/25に変更
改良砲塔の装甲(mm)を70/60/35から85/80/35に変更
最高速度(前/後)(km/h)を47.6/20から45/23に変更
90 mm Gun Type 61のAP弾の弾速を914m/sから1,080m/sに変更
90 mm Gun Type 61のAP弾の貫通力を218.7mmから219mmに変更
105 mm Rifled Gunの通常弾の弾種をAPCRからAPに変更
105 mm Rifled Gunの装填時間を10秒から8.2秒に変更
105 mm Rifled Gunの攻撃力を390/390/480から360/360/440に変更
105 mm Rifled Gunの精度を0.36mから0.38mに変更
105 mm Rifled Gunの照準時間を2.3秒から2.1秒に変更
105 mm Rifled Gunの総弾数を32から50に変更
105 mm Rifled Gunの弾速(m/s)を1,478/1,173/1,173から1,185/950/950に変更
105 mm Rifled Gunの砲塔旋回時の照準拡散を縮小(14%程度)*1
初期履帯の移動・車体旋回時の照準拡散を19%縮小
改良履帯の移動・車体旋回時の照準拡散を29%縮小
Mitsubishi 12HM20WTエンジンの出力を570hpから650hpに変更
Mitsubishi 12HM21WTエンジンの出力を604hpから750hpに変更
初期履帯の旋回速度を44°/sから46°/sに変更
改良履帯の旋回速度を48°/sから50°/sに変更

解説 (v1.5.1)

  • 概要
    v0.8.10で追加されたTier9の日本中戦車
    陸上自衛隊に量産配備された第一世代主力戦車であり、戦後初の国産戦車である。
     
  • 火力
    俯角-10°に加えて高くなった車高によって、ハルダウン・稜線射撃が有効な攻撃法となる。(ただしキューポラが標的にされやすい)
    どちらの砲にもそれぞれ長所がある為、自分で使って合っていると感じる方を使っていくのが良いだろう。
     
    • 90 mm Gun Type 61
      61式戦車の史実砲。
      STA-1から引き継ぐ初期砲。
      装填速度が前身より改善され、初期砲塔では6秒、後期砲塔では5秒になり照準速度も向上する。
      これによりDPMは2,800超と中戦車とは思えない時間火力を発揮する事になる。
      ただし、Tierが上がったことによりTier10重戦車等の重装甲の相手とマッチングする機会も増え、STA-1以上に遠距離射撃が通用しないことが多くなる。
      そのため、狙いを絞りきって正面の弱点に確実に命中させるか、側背面への攻撃が必要になることがある。
      HPとDPMを利用して接近戦でダメージ交換を挑む戦術も有効であるが、装甲による防御も速度による回避も全く頼りにできないため、充分なHPの確保が必須となる。無謀な接近戦や追撃でHPを無駄にしてしまう事のないように気を付けよう。
       
    • 105 mm Rifled Gun
      本車の最終砲であり、STB-1と共通の砲である。
      初期砲から装填速度が低下するものの、優秀な貫通力と1.5倍の単発火力を手に入れる。
      DPMも初期砲よりは低いとは言え、AMX 30 1er prototypeT-54(100 mm D-10T2S)と並ぶ高水準を保っている。
      v1.5.1アップデートで照準拡散・照準速度・DPMが強化された一方、単発火力や弾速、精度が弱体化され、総じて近距離戦に向いた性能になったと言える。
       
  • 装甲
    全身余すところなくペラペラ薄かった装甲はv1.5.1にて砲塔・車体共にやや増厚、耐久値も強化された。
    特に車体側面装甲が全域45mmになり、強制跳弾角を作れば一応弾ける見込みが出来たのは大きい。基本的に期待するようなモノではないが、敵からの被弾を覚悟するときは少し車体を捻るといいだろう。
    防楯は裏装甲の無い中央の広い開口部分が230mm、その左右が160mm、裏装甲のある上部が245~215mm+傾斜となっているため頭出しで距離を取れば防ぐかもしれない程度の防御力を獲得した。
    とはいえ、防楯以外の砲塔装甲や巨大キューポラは格下にも容易く抜かれてしまうので、弾ければラッキー程度に考えておこう。
    なお、車高の低さを犠牲にした結果、STA-1より車体長が短くなった為、後部が隠れきれないということは減っている。
     
    長く伸びた砲塔後部。
    カウンターウェイトでも入っているかのように見えるが、実は雑具箱である。
    この部分を横から撃ってもダメージは入らないので注意しよう。
    Type61_toolbox.jpg
     
  • 機動性
    前身のSTA-1同様、このTierのしかも軽装甲の中戦車としては最高速度に難がある。同格中戦車の中では最低クラスで、開幕のポジション取りには一歩遅れる。
    ただしそれ以外の要素は全く無開発の状態でも充分にあり、STA-1とあまり変わらない加速力を発揮できる。また、前進速度の割に後退速度はかなり優秀。
    また、砲塔、車体ともに旋回が速く、特に車体旋回は最終的にかなり軽快になる。
    なお、エンジンの耐久値が低く同格中戦車が装備してる105mmクラスの砲で正面の車体(トランスミッション判定)を撃たれると一発で故障する可能性がある。
     
  • 隠蔽性能
    隠蔽率が良好だったSTA-1から一転、大幅に悪化してしまう。
    なんとType 5 Chi-Ri以下で、E 50と同等の隠蔽率という極端な急落ぶりである。*2
    前身で良好な隠蔽性能を武器としてきた中で、ここに来ての隠蔽悪化が想像以上に堪えるプレイヤーも少なくない。
    この隠蔽率をどうやってカバーしていくかが本車の大きな課題となる。
    基本的に遮蔽物から出たら即発見されているものと考えて行動しよう。
     
  • 総論
    STA-1から全体的に性能を向上させた反面、隠蔽率を大幅に悪化させた車両である。
    STA-1とは大きく異なる隠蔽に頼らない立ち回りを求められるので、前身に慣れ親しんでいるとギャップに苦しむ事になる。
    隠蔽率を考慮して丁寧に立ち回り、高い砲性能を活かす事で勝利を目指そう。
     
    初期状態から戦力的には申し分ないが、履帯の積載重量が初期状態では制限ぎりぎりであり、拡張パーツはごく軽い物以外は搭載できない。
    一番初めに履帯を開発するか、サスペンションの購入を検討するべきである。
     

史実

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type61_Itami_0.JPG
(自衛隊の伊丹駐屯地に保存されている61式戦車)
特徴的なT字型の砲口装置は、砲口制退器(マズルブレーキ)ではなく、爆風偏向器(ブラストデフレクター)である。

 

 第二次世界大戦後、初めて開発された国産戦車であり、戦後第1世代の主力戦車に分類される。開発・生産は三菱日本重工業(1964年から三菱重工業)が担当し、それまで供与されていたアメリカ製戦車との共用、もしくは置き換えにより全国の部隊に配備された。
 1955年(昭和30年)に開発が開始され、1961年(昭和36年)4月に制式採用された。採用された西暦の下二桁の年をとり、61式戦車と命名された。
主砲に「61式90mm戦車砲」として制式化された52口径90mmライフル砲を装備し、鉄道輸送を考慮して当時の国鉄貨車に搭載できるよう車体が小型化されている。
足回りに関しては、主に加速性能が重視されており、0-200メートル区間の速力で言えば、戦後第3世代の主力戦車に匹敵する。一方で西側戦車としては珍しく超信地旋回の機能を持たず、小回りに難がある。(ゲーム中の本車両は超信地旋回可能であり実車と異なる)
 1974年(昭和49年)に74式戦車が採用されるまで550輌が生産され、2000年(平成12年)に一度も実戦に投入されることなく全車が退役した。
余談ではあるが、現在自走可能な車両は1両だけで、第7師団の創立記念日にて74式戦車・90式戦車と共に観閲行進に参加。戦後の主力とされる戦車が初めて3台揃って走行した。
 2019年8月5日、ヨルダン国王アブドゥッラー2世の要請に応え、滝ケ原駐屯地に展示してあった1両が再塗装を施しヨルダン王立戦車博物館へ無償貸与されることが決定した。

 

出典:Wikipedia

情報提供

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※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 tanks.ggより。パッチノートには記載なし
*2 実際の61式戦車は、M4A3E8やM46 Pattonよりも背が低い。それにも関わらずそれらよりも低隠蔽で、ゲーム内の3Dモデルも明らかに実物よりも背が高く作られている。