Tier 10 日本 中戦車 / 日本語表記: 74式戦車第1次試作車第1案 
STA-1や61式で目立っていたエンジンルームや砲塔後部のでっぱりが解消され、Leopard 1やT-54に類似したすっきりした形状に変化した。
74式戦車改(G)風の装飾が施され、陸上自衛隊の冬季三色迷彩を纏ったSTB-1。
防水布が撤去され、アクティブ型赤外線暗視装置*1、サイドスカートが追加された。ちなみに砲塔左側面には64式7.62mm小銃が取り付けられている。
スペック (v1.10.0) 
車体
耐久値 | 2,000 |
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車体装甲厚(mm) | 110/35/25 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/25 |
初期重量(t) | 37.4 |
実用出力重量比(hp/t) | 25.4 |
油圧サス切替速度 (発動/解除)(km/h) | 30/30 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | 約28,000 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
105 mm Rifled Gun | 8.45 | AP HEAT HE | 258 330 53 | 360 360 440 | 3,042 | 0.37 | 2 | 1,185 950 950 | 50 | 1,200 4,800 880 | 1,150 | -8°/+15° [-14°/+21°] |
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※[ ]内は射撃モード時の数値
※砲塔旋回135度から強制的に-1度
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
STB-1 | 222/60/25 | 50 | 400 | 9,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Mitsubishi 10ZF21WT | 950 | 12 | 2,200 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
STB-1 | 40 | 52 | 12,500 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 67 | 750 | 370 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
![]() | Class2 | ![]() | Class2 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ○ | ![]() | ○ | ![]() | Class1 | ![]() | Class2 | ![]() | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 13.68% | 2.86% |
移動時 | 10.26% | 2.14% |
派生車両
派生元 | Type 61(MT/255,000) |
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派生先 | なし |
開発ツリー
105 mm Rifled Gun (初期/290,000) | |
STB-1 (初期/82,500) | |
Type 67 (初期/55,000) | |
Mitsubishi 10ZF21WT (初期/132,000) | |
STB-1 (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.8.10 | 実装 |
v0.9.20.1 | HDモデル化 砲塔装甲(mm)を132/132/37から195/60/25に変更 |
v1.5.1 | 耐久値を1,950から2,000に変更 砲塔正面装甲を195mmから222mmに変更 防盾の当たり判定モデルを修正 最高速度(前/後)(km/h)を53/20から50/25に変更 油気圧サスペンションを実装 通常弾の弾種をAPCRからAPに変更 装填時間を8秒から7.1秒に変更 攻撃力を390/390/480から360/360/440に変更 精度を0.36mから0.37mに変更 照準時間を2.3秒から2秒に変更 俯仰角を-10°/+13°から-6°/+9°[-12°/+15°]に変更 弾速(m/s)を1,478/1,173/1,173から1,185/950/950に変更 砲塔旋回時の照準拡散を縮小(14%程度)*2 履帯の移動・車体旋回時の照準拡散を44%縮小 砲塔旋回速度を42°/sから46°/sに変更 視認範囲を410mから400mに変更 エンジンの出力を750hpから950hpに変更 履帯の旋回速度を52°/sから55°/sに変更 |
v1.6.0 | 俯仰角を-6°/+9°[-12°/+15°]から-8°/+15°[-14°/+21°]に変更 油圧サスペンションの有効/無効切り替え時の車体の速度を15/24km/hから30/30km/hに変更 砲塔旋回速度を46°/sから50°/sに変更 車体旋回速度を55°/sから52°/sに変更 |
解説 
- 火力
砲塔自体の俯角-8°に加え、v1.5.1で実装された油気圧サスペンションにより、作動中はさらに-6°の合計-14°まで俯角が取れるようになった。
油気圧サスペンションはスウェーデン中戦車と同じ仕様で実装されており、移動速度を落とす(30km/h以下)と自動で作動するようになっているため特別の操作は必要ない。また切替速度があちらよりも高く設定されており、射撃モードを発動させやすくなっている点、未発動時の素の俯角が-8°とそれなりに取れる点でスウェーデン中戦車よりも扱いやすい性能となっている。- 105 mm Rifled Gun
74式戦車に搭載された史実砲。
単発火力は360と性能調整前より僅かに低下したが、素のDPMが3,000を超え、Tier10中戦車の中でも上位となっている。また、以前は本車の大きな欠点として有名だった照準拡散の酷さと照準速度の遅さはv1.5.1の調整によりかなり強化され、その意味では扱いやすさは大きく改善された。
HEAT貫通力は330mmと十分な値であり、弱点に当てることが出来れば貫通自体は容易だ。
一方、同調整以前からTier10中戦車としては悪い部類だった精度は僅かとはいえ更に落ちてしまった。その上、上記の性能調整時に弾種がAPCRとHEATの組み合わせからAPとHEATに変更され、いずれも弾速が大きく落とされてしまった。遠距離砲撃は前にも増して苦手になったといえるだろう。
前述のように俯角は良好で砲塔装甲も強化されたため、これを活かしたハルダウン主体の中~近距離戦を心がけたい。
- 105 mm Rifled Gun
- 装甲
俯角だけが頼りだったこれまでの日本中戦車とは異なり、遂に高い防御力を持つ砲塔を手に入れている。
車体装甲は相変わらず非常に脆く、特に側背面は自走砲のHEが頻繁に貫通するレベルの薄さのため、地形による防御や機動力による回避を徹底しよう。
隠蔽性はType 61から平均的な値に改善されている。- 砲塔
避弾経始に優れた形状をしており、投影面積もかなり小さい。
v0.9.20.1にて装甲厚が強化されたが、その代わり防楯左右の傾斜がやや緩くなり跳弾は以前よりも難しくなった。
v1.5.1にて再び装甲厚のBuffを受け、防楯は300mm超、防楯脇も280mm前後にまで強化された。とはいえ課金弾にて防盾の左右を強引に抜かれる事は多々ある。
平地においては大きめのキューポラ(80mm垂直)が顕著な弱点となり、ちょっとでも撃ち下ろされるとキューポラ前面の傾斜が殺されさらに弱点が広くなる。 - 車体
車体装甲は格下の砲にも難なく抜かれてしまう。
側面は前身のType 61よりも薄い35mmと豚飯にも使えないレベルであり、遮蔽物が無い場所では非常に心許ない防御力である。
車体の前方に限れば80mmの60°傾斜となっており、咄嗟の昼飯や稜線から引っ込む際に跳弾させたりすることは可能だが、向かって右上のペリスコープ付近は40mmしかない部分が広がっており、122mm以上の砲弾が被弾すると3倍ルールで容赦なく貫通されるため、車体正面装甲は基本的に期待しないほうがいいだろう。
更にこの部分には操縦手と弾薬庫が控えているため、可能な限り車体正面への被弾は避けたい。
- 砲塔
避弾経始に優れた形状をしており、投影面積もかなり小さい。
- 機動性
前身のType 61と同様、物足りない最高速度を除けば優秀といったところ。後退速度は-25km/hまで強化され、得意とする稜線射撃などで素早い退避を可能にしてくれる。
マスクデータの履帯の接地抵抗はあまり良くないが、それを補って余る高い出力重量比*3のお陰で陣地転換やとっさの機動戦もある程度ならば行える性能は有していると言えよう。
ポジション取りを考えた際に最高速度50km/hは同格の中ではかなり遅く(ブービー)、注意が必要。
高い出力重量比と低い最高速度という組み合わせのため、拡張パーツのターボチャージャーも一考。スロットボーナス適応で前進55km/h・後退28km/h(!)となり、トップスピードまで難なく加速する。
- 総論
本車両はハルダウン射撃に向いた各種の特性と高いDPMを持ち、それ以外も高い水準でまとまった扱いやすい中戦車である。これまでの日本中戦車以上に、「稜線射撃が得意で平地での撃ち合いが苦手」という性質が強まった。
総合して高いレベルでバランスの取れた車両だが、防御力は限定的なので押しに弱い部分があるのも否めない。
近距離から中距離でのハルダウンで優秀な俯角を存分に発揮し、取り回しの良い砲性能と高いDPMを活かした戦い方が主体となる。
史実 
STB-1は、戦後日本の国産MBTである74式戦車の試作型の一つである。
74式戦車は61式戦車の後継として開発・配備された国産二代目の主力戦車であり、戦後第2世代主力戦車に分類される。開発・生産は61式戦車に引き続き三菱重工業が担当した。
74式戦車の開発は1964年に始まった。当時各国では既にM60パットンやレオパルト1などの第二世代主力戦車とされる車輌の配備が始まっており、採用間もないにも関わらず61式戦車の性能不足が指摘されていた。そこで、61式戦車の火力強化案と、全く新しい戦車を設計する案とで議論がなされたが、単純な砲の大型化は機動性の低下や連射性の低下などのデメリットが大きくなるとして、後者の案が採用されることとなった。
74式戦車の試作段階は三段階に区分することができ、第一段階はサスペンションの性能試験用の車体のみのもの、跳んで第三段階は費用対効果を主眼としたものであるのに対して、1969年6月に完成したSTB-1は第二段階目の試作車両の一台にあたり、カネに糸目をつけることなく数々の意欲的な開発が行われた。結果として費用対効果の観点から削られた装備をも搭載していた。
三菱重工業製の700馬力を超える空冷ディーゼルエンジン、ロイヤルオードナンス105mm砲のライセンス生産品、リモコン式の対空機銃を備えている。そして特筆すべきは油気圧サスペンションであろう。油気圧サスペンションは、車体を前後左右に傾斜させる姿勢制御(前後に6度ずつ、左右に9度ずつ)が可能であり、これにより本車は砲の仰俯角に自由度を獲得している(ゲーム内での仕様は解説の通り)。
外見的特徴として、日本において複合装甲が模索段階にあったことから、74式戦車には従来からある均質圧延鋼板を使用することとなり、それを補うための徹底した避弾経始と低車高化が図られている。第2世代主力戦車として共通する開発思想を持つレオパルト1とは似た形状をしている。
STBは開発開始から10年後の1974年に74式戦車として制式化された。
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使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
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