Tier9 ドイツ 中戦車
E 50 Ausf. A + 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
初期状態。
E 50 Ausf. B + 8,8 cm Kw.K. L/100
Panther IIから引き継げる8,8 cm L/100砲。車体と同程度の長さをもつ超長砲身の威圧感がすごい
E 50 Ausf. B + 10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. B
最終状態。車体は設計の共通化が図られており、足回りと装甲厚を除いて重戦車のE 75とほぼ同一である。
スペック(v1.10.1)
車体
耐久値 | 1,650⇒1,750 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 150/80/80 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/20 |
重量(初期/最終)(t) | 59.18/62.6 |
実用出力重量比(hp/t) | 14.38 |
本体価格(Cr) | 3,450,000 |
修理費(Cr) | 約19,400 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 攻撃的中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | 15.79 ⇒17.14 | AP APCR HE | 150 194 38 | 135 135 175 | 2,132 ⇒2,314 | 0.35 | 2.1 | 925 1,156 925 | 95 ⇒110 | 109 2,800 98 | 1,740 | -8°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7,5 cm Kw.K. L/100 | 14.29 ⇒15.79 | AP APCR HE | 198 244 38 | 135 135 175 | 1,929 ⇒2,132 | 0.32 | 2.1 | 945 1,181 945 | 80 ⇒90 | 109 2,800 98 | 2,100 | |
8,8 cm Kw.K. 43 L/71 | 8.7 ⇒10.91 | AP APCR HE | 203 237 44 | 240 240 295 | 2,087 ⇒2,618 | 0.34 | 2.7 | 1,000 1,250 1,000 | 60 ⇒68 | 252 4,400 252 | 2,562 | |
8,8 cm Kw.K. L/100 | 8.7 ⇒10 | AP APCR HE | 223 261 44 | 280 280 370 | 2,435 ⇒2,800 | 0.3 ⇒0.29 | 2.2 ⇒2 | 1,150 1,438 1,150 | 66 ⇒74 | 676 4,400 616 | 3,350 | |
10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. B | 6.25 | AP APCR HE | 230 270 60 | 390 390 510 | 2,437 | 0.3 | 2.1 | 1,200 1,500 1,200 | 48 | 1,245 4,000 1,211 | 3,000 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
E 50 Ausf. A | 185/60/60 | 30 | 390 | 8,438 |
---|---|---|---|---|
E 50 Ausf. B | 215/80/80 | 30 | 400 | 10,500 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 230 TRM P30 | 700 | 20 | 1,200 |
---|---|---|---|
Maybach HL 234 TRM P30 | 900 | 20 | 1,200 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
E 50 | 60 | 30 | 15,000 |
---|---|---|---|
E 50 verstärkteketten | 66 | 32 | 15,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 5 | 310 | 50 |
---|---|---|
FuG 7 | 415 | 70 |
FuG 12 | 710 | 150 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class1 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 9.06% | 1.89% |
移動時 | 6.78% | 1.42% |
派生車両
派生元 | Panther II(MT/161,790) |
---|---|
派生先 | E 50 Ausf. M(MT/183,010) |
開発ツリー
7,5 cm Kw.K. 42 L/70 (初期/53,000) | ┳ ┃ | 7,5 cm Kw.K. L/100 (16,100/128,570) | ||||||
┃ ┗ | 8,8 cm Kw.K. 43 L/71 (16,500/112,180) | ┳ ┃ | E 50 Ausf. B (23,670/52,000) | ━ | 10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. B (59,400/225,600) | ━ | E 50 Ausf. M (183,010/6,100,000) | |
E 50 Ausf. A (初期/31,700) | ┃ ┗ | 8,8 cm Kw.K. L/100 (43,500/174,550) | ||||||
FuG 5 (初期/630) | ━ | FuG 7 (1,360/8,160) | ━ | FuG 12 (7,200/43,200) | ||||
Maybach HL 230 TRM P30 (初期/55,000) | ━ | Maybach HL 234 TRM P30 (24,500/88,000) | ||||||
E 50 (初期/32,900) | ━ | E 50 verstärkteketten (23,500/62,900) |
車両に関する変更履歴
v0.6.6 | 本サーバーに実装 |
v0.9.3 | トランスミッションが砲撃を受けた際に火災が発生しなくなるよう修正 |
v0.9.17.1 | HDモデル化 改良砲塔時の8,8 cm Kw.K. L/100 gunの散布界を0.3から0.29に変更 8,8 cm Kw.K. L/100 gunの砲塔旋回時の散布界を0.12から0.1に変更 改良砲塔時の8,8 cm Kw.K. L/100 gunの装填時間を6.6秒から5.0秒に変更 改良砲塔時の8,8 cm Kw.K. 43 L/71 gunの装填時間を7秒から5.5秒に変更 初期砲塔時の8,8 cm Kw.K. 43 L/71 gunの装填時間を7.3秒から6.9秒に変更 改良砲塔時の8,8 cm Kw.K. L/100 gunの照準時間を2.9秒から2秒に変更 初期砲塔時の8,8 cm Kw.K. L/100 gunの照準時間を2.9秒から2.2秒に変更 すべての砲塔の俯角を-5 °から-8 °に変更 |
v1.9.0 | E 50 Ausf. B砲塔時の7,5 cm Kw.K. 42 L/70の総弾数を90発から110発に変更 E 50 Ausf. A砲塔時の7,5 cm Kw.K. 42 L/70の総弾数を80発から95発に変更 |
v1.10.1 | 8,8 cm Kw.K. L/100(E 50 Ausf. B砲塔時)の装填時間を5秒から6秒に変更 8,8 cm Kw.K. L/100の単発ダメージを240/240/295から280/280/370に変更 10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. BのAP弾の貫通力を220mmから230mmに変更 両砲塔の装甲の強度を改善 (E 50 Ausf. Aの正面装甲を120mmから185mmに変更) (E 50 Ausf. Bの正面装甲を185mmから215mmに変更) |
解説
- 概要
Tier9のドイツ中戦車。
E計画の一輌であり、Pantherの後継車両の計画案である。
中戦車のカテゴリには属してはいるが、大柄な車体とそれに伴う隠蔽率や車重、厚い装甲にやや低めの旋回速度など、Panther以上に重戦車に近い特性を備えている。
- 火力
特徴として、用意されている5種類の砲の内、2種が見るからに長い100口径の長砲身砲であり異様に目を引く。
しかし7,5cm砲の2種は性能がTierに見合わない為、これらは運用する機会は無いので実質3種に絞られる。
v0.9.17.1のアップデートで前身から8,8 cm Kw.K. L/100を引き継げるようになった。是非とも開発を済ませておこう。
他に、専用砲として10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. Bが追加されている。
が、どちらも履帯を研究しなければ重量オーバーで載せられないため、先に履帯を開発するか、高価な改良型装甲材(価格は60万クレジット)を装備する必要がある。
俯角はどの組み合わせでも同じで、ほぼ全周-8°取れる。(後方のみ-7°)- 8,8 cm Kw.K. 43 L/71
Panther IIから引き継ぐ8,8cm砲。
重量問題をフリー経験値や装甲材で解決しない場合は、この砲が最低限の乗り出しとなる。貫通力に不安はあるが、格下や同格MTまでなら何とか通用するだろう。
但し、あくまでギリギリ搭載できるだけで積載量に1kgも余裕が無くなるのに注意されたい。 - 8,8 cm Kw.K. L/100
Panther IIから引き継ぐ長砲身砲。中戦車随一の精度と非常に高いDPM(Type 61の90mm砲と同等)を誇り、貫通力も及第点だが、v1.10.1でやや上昇したとはいえTier9車輌としては単発火力がかなり物足りない。一般的な運用であれば10,5cm砲の方が優れているといえるだろう。 - 10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. B
精度、照準時間、弾速、威力、DPMが全て平均以上であり、非常に優れた砲だと言える。通常弾貫通こそ控えめだが、金弾の使用をためらわなければ困ることは少ない。装甲と並びこの車両の明確な強味である。
しかし、先にも書いた通り改良履帯と改良砲塔が必要になるため、辿り着くまでの道のりは楽ではない。また、Leopard Prototyp Aの10,5 cm L7A1には劣っている部分が多く(Leopard PT Aの砲性能が破格というのもあるが)、同じ感覚では使えないので注意。 - 体当たり
62tを超える全備重量に加えて中々の快速を誇る為、体当たりの威力がかなり高い。
首の皮一枚で生き残った相手へのとどめや軽戦車を止める等の他、ドイツ戦車と見て接近戦を挑んできた相手に手痛い一撃を食らわせる事が可能だ。
- 8,8 cm Kw.K. 43 L/71
- 装甲
前身のPanther IIより大きく強化された。
耐久力は初期砲塔で1,650、換装後は1,750と高水準である。
天板は40mmと厚めである。側背面も80mmあるため自走砲の榴弾に貫通されることはないだろう。
車高はPanther IIとほぼ同じだが、全幅が増えた分車体サイズが大型化している。隠蔽率の低さも相俟って多少被弾し易くなっている点には注意したい。- 砲塔
改良砲塔正面は垂直装甲だが215mmとそこそこの厚みを持ち、格下の通常弾に対しては有効。
側面も前半分のみだが130mmとなり、安定感が増している。
キューポラは傾斜のきつい円錐形。根本の垂直部と中央部は150mm程度だが外縁部は200mm以上となる。
なお、砲塔側面にある測距儀は60mmの空間装甲。その付け根の本装甲は0mm厚となっているが、範囲が狭いため正面から射抜くのは難しい。 - 車体
史実通り、E 75との設計共通化により装甲厚こそ違えど同じ形状を有している。
前面上部は150mmの装甲厚に加え強い傾斜により250mm超の高い防御力を誇るが、下部は100mm傾斜で180mm前後と比較的薄いので弱点となっている。
側背面は80mmで傾斜も緩やかなため、極力相手に晒さないようにしたい。豚飯はできなくもなく、無駄撃ちさせる手段としては使えるものの、60度で実質184mm、70度で270mmと角度調節がかなりシビアである。
- 砲塔
- 機動性
足回りについては、最高速度こそあれど初期エンジンだと重戦車並みにかなり鈍重である。もっとも最終エンジンを搭載しても中戦車としては出力比が低く、瞬発力は低めとなっている。
とは言え、履帯の踏破性の向上の恩恵もあって不整地でも機動力が大きく落ちる事がなく、安定した走行が可能となっているので、エンジン換装後は機動力に不安を感じる部分は少ないだろう。
旋回速度はPanther IIより悪化し、Pantherと同程度になっている。これまでと同様格闘戦は苦手で、開けた場所で軽戦車等に捕捉されると重戦車のように翻弄される可能性が高い。
他に、大重量のせいか制動距離が妙に長いという特徴があり、慣れないと隠れたい物陰から飛び出してしまったり、下り坂で行き過ぎたりしてしまう。また、味方にぶつけてしまわないように注意。
- 開発
最終状態になると同格に負けず劣らず高い性能を発揮する本車であるが、他車両から流用できるモジュールが少なく乗り出しは中々に辛い。履帯の開発を拡張パーツの改良型装甲材で飛ばすとしても、最終エンジン、砲塔、最終砲の開発だけで10万以上の経験値が必要で、それまでの繋ぎとして8,8 cm Kw.K. 46 L/100を開発するなら更に4万必要となる。幸いPanther IIでL/100は開発可能になったため、あらかじめ開発してあれば本車の乗り出しが大分楽になる。まだ進めていなければ前身で必ず開発しておこう。
1. 機動力は初期エンジンでとりあえず我慢し、先に砲塔と最終砲の開発を優先する。
2. 火力は一先ず8,8 cm L/100砲で我慢し、機動力を先に確保するべく最終エンジンと履帯開発を優先する。
3. まず履帯を開発して拡張パーツの枠を空け、経験値の安い順に即物的な強化を優先する。
- 総論
本車輌は開発が大変なものの、最終状態ではドイツ戦車としては性能のバランスが良くとれており、明白な欠点は少ない。
特に正面は弱点部位も少ない為に防御力が高く、高名なT-54にもある程度追随あるいは凌駕するレベルにある。
精度と貫通力を活かし、側背面を敵に晒さずに長距離狙撃で仕留めていく基本が大事である。
接近戦が得意とは言い難いが、相手や状況によっては優秀な速度を生かして突撃する等、臨機応変に立ち回りたい。
史実
E-100、E-75、E-25、E-10の一連の戦車と同じく、戦車の各種構成品を共通化して生産性を高め、また重量ごとに戦車の標準化を行おうという E(Entwicklungstypen=開発タイプ)計画の一環として計画された。
E 50は中戦車であるPantherを代替することをその目的としていたが、実際にはサスペンションの作成とテストが行われたのみであった。
E 75とは装甲厚、転輪の枚数を除いた全てを共通化する予定で、外見はほぼ同一だったとのこと。
本車はE 75に対して装甲厚で劣り、機動性で勝ることで差別化が図られた。
なお、E 100を除く一連のEシリーズは、車体すら完成していない。
エンジンはHL234 V型12気筒液冷ガソリンエンジンを搭載する予定で、900hpを発揮した。
最高速度は60km/hとされた。
主砲には8,8cm KwK 43 L/71を採用。
10,5cm KwK L/68も考慮されたが、最終的には却下された。
よくE 50の主砲として名前が挙がる7,5cm KwK 44/1 L/70は、Panther F型との混同が原因で、実際にはE 50に7,5cm砲を搭載する計画は無かったようである。
またゲーム内で搭載されている8,8 cm KwK L/100に関しても、対戦車砲として計画が進められていた物でE 50用ではない。
車体はTiger IIに酷似した形になる予定で、正面装甲板の傾斜角を増し耐弾性を高める設計になっている。
砲塔はクルップ社が新規に設計したものを搭載する予定で、こちらも形はTiger IIに酷似したとされる。
かつてはPanther F型で採用されたシュマールトルムがE 50にも搭載される予定だったと言われていたが、戦後のミリタリー雑誌などによる後付けであったとのこと。
装甲厚に関して、一部ではPanther IIの車体(100mm)とTiger IIの砲塔(180mm)を組み合わせたものが最も妥当だと言われているが、推測の域であり実際の数値は不明である。
【出典】
http://warspot.ru/8550-istoriya-neudavsheysya-unifikatsii
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