ピョートル・ヴェリーキー(プロイェークト707)
性能諸元
・基本性能
| Tier | 5 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | Gangut |
| 国家 | ソ連 | 派生先 | Izmail |
| 生存性 | 継戦能力 | (A) 47,200 (B) 51,100 | |
| 装甲 | 13-305mm ・防郭 0-1mm ・艦首・艦尾 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・装甲甲板 0-1mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | (A) 0% (B) 0% | |
| 機動性 | 機関出力 | 60,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 26.5ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 800m | ||
| 転舵所要時間 | (A) 16.1秒 (B) 11.5秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 13.7km | - | - | 15.3km | 11.9km | |
| 航空発見距離 | 9.2km | - | 0.0km | 0.0km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-C | mod.1 | 14.6km | 206m | |
| mod.2 | 16.0km | 223m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 356mm/52 | 4基×2門 | HE弾 5200(38%) AP弾 10500 | 33.0秒 | 45.0秒 | HE Model 1913 AP Model 1911 |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 130mm/55 | 16基×1門 | HE弾 1900(9%) | 12.0秒 | 4.5km | |
| B | 130mm/55 100mm/50 | 16基×1門 4基2門 | HE弾 1400(9%) HE弾 1400(6%) | 12.0秒 5.0秒 | 4.5km |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
| A | 中 | 76.2mm Lender | 16基×1門 | 1 | 350 | 0 | 66.0% | 1.0-3.0km | |
| B | 短 | 12.7mm DShK | 14基×1門 | - | 163 | 61.0% | 0.1-0.9km | ||
| 中 | 37.0mm 70-K | 18基×1門 | 4 | 350 | 167 | 66.0% | 0.9-3.2km | ||
| 長 | 100mm/50 Minisini gun | 4基×2門 | 1 | 490 | 26 | 66.0% | 3.2-4.6km | ||
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ |
・消耗品
ゲーム内説明
ピョートル・ヴェリーキー (プロイェークト 707) は「バルト海用の装甲巡洋艦」計画における設計案のひとつであり、356 mm 砲を採用していました。その特徴として、高速であり、主砲が背負式に配置されていました。
1907年、海軍参謀本部は1909年から1919年までの海軍戦争開発計画を作成しました。1911年、ロシアと外国の造船所を対象に、「バルト海用の装甲巡洋艦」の最良の設計案の入札が行われました。ブローム·ウント·フォスが提案した解決策は、そのレイアウトで際立っており、主砲を背負式に配置していました。4基の砲塔に8門の356mm砲と24門の130 mm 副砲を備えたこの案は、当時のドイツの巡洋戦艦を彷彿とさせますが、装甲に関してはガングート級戦艦に類似していました。本案を具現化したのがこのピョートル·ヴェリーキーです。
解説
- 主砲
前級とはうってかわって主砲の門数が8門に減少してしまったが、その代わりに主砲の口径が305mmから356mmに拡大したことにより砲弾の貫通力およびダメージ量が大きく向上した。数撃ちゃ当たる戦術ではなく、きっちりと照準を合わせて撃とう。
また主砲の配置が背負式配置となったことで前後に2基づつ指向できるようになった点も評価でき、さらに全門射角が前後ともに26°と非常に優秀である。後述の弱いお腹を隠しながらフル火力を発揮できる事は特筆に値する。
砲の旋回時間は前tierより早い45秒ではあるがそれでも全力転舵に主砲が追いつかない等不満が残る。近接戦闘も多いため艦長スキルでの補強は前向きに考えたい。
- 副砲
門数はあるが装填時間は長いためお守り程度にしよう。B船体に改装すると100mm両用砲が4基追加されるが、門数が少ないため大した差にはなりえないかもしれない。
- 対空
A船体はまさに悲惨の一言であるが、B船体はかなりの強化を受けそれなりの対空になる。特に0.9kmから3.2kmをカバーする中距離対空が強いという味付けとなっている。決して強力とは言えないが、艦隊防空を意識しながら対空戦闘を行えば空母にもある程度対抗できる。
- 抗堪性
A船体の時点で47200、改装して51100という数値はティア5戦艦としては多めの部類に入るほか、過度なまでの全体装甲も健在である。なお悲しいことに側面の柔らかさや魚雷に対する耐性のなさもそのまま引き継がれてしまっているので注意しよう。
側面を戦艦に見せたが最後、豆腐の様にバイタルをぶち抜かれてしまう。幸い射角が非常に良好なため、きっちり角度をつけて戦えば高いHPと合わせ高い継戦能力を発揮できる。
また投射量の多い巡洋艦が増えてくる中、回数が有限な応急工作班の使用タイミングには注意したい。
装甲レイアウトをよく見るとわかるが、甲板にVPの天面装甲が露出している部位が少しあり、独巡や戦艦のHE弾がここに落ちてくるとVPダメージとなってしまう。面積は狭く、狙って当てられるようなものではない*1ので当たったら運が悪かったということであまり気にしなくていいだろう。 - 機動性
元から高出力の機関を搭載しているためか26.5ノットの高速を発揮可能。旋回半径が800mになりかなり曲がりづらいものの転舵所要時間は他のティア5戦艦よりも早くなっている。島にぶつからないように留意してその足を活かそう。
- 隠蔽性
素で13.7km、特化で12kmを切る。一部巡洋艦に匹敵するほどであり、近距離戦を得意とする以上重宝するだろう。
- 総評
ソ戦としては癖のない良艦。
唯一の弱点と言って差し支えない側面の薄さは優秀な射角で補う事が可能であり、ソ戦特有の近距離での主砲精度は格上にも十分通用する。
非常に扱い易い戦艦であり、初心者にもお勧めできる。
史実
Pyotr Velikiyはプロイェークト707巡洋戦艦案の第10案に該当し、架空の近代化改装を受けた艦艇となっている。
このような巡洋戦艦は1907年頃から模索されており、305mm砲8門に速力25ノット、152mm級の装甲をもった初期の巡洋戦艦として計画されていた。
しかし日本および米国の新型戦艦が356mm級の砲を搭載するとの報せや、ドイツの新型戦艦も同様のクラスを搭載するという噂*2もあって356mm砲を搭載しそれなりの装甲と速力が要求されるようになった。
これにあたって従来どおりコンペが開催され、国内だけでなくイギリスのヴィッカーズ社やドイツのブローム・ウント・フォス社などの有名どころが応募してきたものの最終的に国内のアドミラルティ造船所の案が最優とされ選ばれた。これが将来的にボロディノ級巡洋戦艦、すなわち本ゲームにおけるIzmailとなっていくのである。
小ネタ
- 艦名
本艦の名称である"Pyotr Velikiy"はロマノフ朝の皇帝であるピョートル1世のことであり、ロシアを大国にした張本人である。
有名なエピソードとしては、偽名を使って欧州の技術等を吸収する使節団に自ら参加しオランダの造船所で船大工として働いたりしたことなどが挙げられる。
なお、ソ連は帝政ロシアに関連する艦名を使用せずわざわざ改名したりしている背景があるため、本艦の艦名は(少なくともソ連時代は)これにはなりえないという矛盾点が存在する。
編集用コメント
- ゲーム内説明追記(v12.10) -- 2023-11-17 (金) 19:33:28
- 消耗品を更新 -- 2024-06-30 (日) 03:45:10
- 装甲レイアウト追記 -- 2024-09-23 (月) 16:26:13
- region→fold置き換え -- 2024-12-07 (土) 13:41:11
コメント欄
- Tier5戦艦はこいつと金剛が頭一つ抜けて強い。 -- 2020-10-27 (火) 18:45:06
- ニュルンベルクのHEでこいつのバイタル抜けたんだが -- 2021-02-11 (木) 13:49:59
- 全く同じ経験がある -- 2021-02-19 (金) 16:36:27
- 三番砲塔あたりで38mmのバイタルが露出しているので、そこに当たると抜ける。 -- 2021-02-19 (金) 19:12:33
- 艦を完全に立てると艦種の装甲薄い場所に入りやすいのでちょっと角度付けるのが正解と思われる -- 2021-03-30 (火) 19:52:14
- 気づいたら港にあった船。なぜうちに。 -- 2021-05-03 (月) 12:52:14
- 味方運なさすぎて萎える。ダメも稼いで弾受けもしてるのに毎回負ける。特定の艦に乗ると味方運悪くなること多くない? -- 2021-07-12 (月) 22:47:13
- 自分の場合朝潮だね -- 2021-08-14 (土) 00:13:46
- t5で最強クラスなのでおそらく高確率で味方運が意図的に悪くなるからね。公式には発表しないけど。 -- 2022-06-20 (月) 07:24:02
- こいつをニューヨークでバイタル4枚抜きワンパンした -- 2021-10-12 (火) 18:58:30
- 久しぶりの強艦。全周装甲だから安心してガンガン前に出られるし砲も強い。空爆には弱いけど艦長スキルで対空取れば問題なし。足も速い。文句の付けようがない。 -- 2021-11-22 (月) 00:29:28
- このティアから既に計画艦ってマジ? -- 2022-05-05 (木) 11:24:20
- むしろ4のガングートだけじゃないっけ?就役艦って。 -- 2023-11-11 (土) 20:31:49
- もちろん -- 2022-06-05 (日) 13:46:26
- 腹見せたらマジ即死 -- 2023-01-14 (土) 08:25:10
- ガングートと比べたらだいぶ進化した。Legendsでも使いやすい方 -- 2024-04-15 (月) 06:20:55
- こいつと金剛どっちがやわいの? -- 2024-05-29 (水) 23:52:37
- 半年弱前のコメントだけど、腹見せたら圧倒的にこいつが柔らかい。金剛のバイタルは弱点の第三砲塔弾薬庫以外水面下にあるのにこいつはめちゃくちゃ水面上に出てやがる。装甲の厚みはそこそこあるが300mmくらい貫通力があれば抜ける(金剛の弱いとこと必要な貫通力が大差ない上、被弾面積はこいつの方が圧倒的にでかい)。あと>14インチなら砲郭の125mm抜くだけでバイタル天板強制貫通で黒リボン取れるミラクルコースがある。
でも逆に艦立てると、船体側面のあらゆる箇所で跳弾できるこいつとけっこうな面積が19mmの金剛は差が開く。わかってる人が乗りこなす分にはたぶんこいつの方が硬い(気を抜くとハカイチされる可能性はある) -- 2024-11-04 (月) 15:31:23
- 半年弱前のコメントだけど、腹見せたら圧倒的にこいつが柔らかい。金剛のバイタルは弱点の第三砲塔弾薬庫以外水面下にあるのにこいつはめちゃくちゃ水面上に出てやがる。装甲の厚みはそこそこあるが300mmくらい貫通力があれば抜ける(金剛の弱いとこと必要な貫通力が大差ない上、被弾面積はこいつの方が圧倒的にでかい)。あと>14インチなら砲郭の125mm抜くだけでバイタル天板強制貫通で黒リボン取れるミラクルコースがある。
- 今日12kmくらいのオマハを2枚抜きでハカイチ。中距離の精度はあまり気にならないかな? -- 2024-06-02 (日) 19:12:37
- ヒャッハー、敵ラングレーに対空エースと撃沈をプレゼントできたぜ~。ティア4空母、恐るるに足らず。(その試合はマップソロモンでティア5~4マッチング12万ダメだった。) -- 2024-06-10 (月) 18:13:45
- ちなみに、勲章は大口径、対空エース、接近戦エキスパートの密だった。 -- 2024-06-10 (月) 20:02:58
- 対空も同格の中ではまぁ並な部類だし、なにより主砲の取り回しが良くて斉射角が優秀なのが本当に強い。近距離精度も良くて駆逐ハカイチしちゃうのもよい -- 2024-06-11 (火) 09:47:04
- こいつ射程短いから、結構突っ込み、タンクをすることが多いからアドレナリン必須級だと思ってる。 -- 2024-06-12 (水) 22:56:38
- まぁ戦艦は基本的にAR採るし、うん -- 2024-11-04 (月) 16:15:55




