ケーニヒ級戦艦
基本設計はカイザーと似ているが、主砲配置が合理化されている点が特徴。
A船体では艦首の衝角が健在。1号煙突の横に測距儀がないのも相違点。
性能諸元
・基本性能
Tier | 5 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Kaiser |
国家 | ドイツ | 派生先 | Bayern |
生存性 | 継戦能力 | (A-B) 47,100 | |
装甲 | ・舷側 19-350mm ・防郭 30-270mm ・艦首/艦尾 19-200mm ・砲郭 80-356mm ・装甲甲板 19-80mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 22% | |
機動性 | 機関出力 | 初期 46,200馬力[hp] 後期 63,000馬力[hp] | |
最大速力 | 初期 21.6ノット[kt] 後期 24.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 620m | ||
転舵所要時間 | (A-B) 13.2秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 14.6km | - | - | 16.6km | 11.2km | |
航空発見距離 | 8.5km | - | 0.0km | 11.5km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 15.0km | 213m | |
mod.2 | 16.5km | 228m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 305mm L/50 | 5基×2門 | HE弾 3,500(23%) AP弾 8,400 | 26.0秒 | 60.0秒 | Spr.gr.L/5 Bdz. Pz.gr.L/4.9 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 88mm L/76 Dop.L.C/32 | 4基×2門 | HE弾 1,000(4%) | 4.0秒 | 4.5km | |
150mm L/45 MPL C/06 | 14基×1門 | HE弾 1,800(10%) | 8.6秒 | 4.5km | ||
B | 105mm L/65 Dop.L.C/31 | 4基×2門 | HE弾 1,200(5%) | 3.4秒 | 4.5km | |
150mm L/45 MPL C/06 | 14基×1門 | HE弾 1,800(10%) | 8.6秒 | 4.5km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 20mm Flak 38 | 10基×1門 | - | 128 | 61.0% | 0.1-1.5km | ||
中 | 37mm Flakzwilling 30 | 6基×2門 | 1 | 280 | 25 | 66.0% | 1.5-3.5km | ||
長 | 88mm L/76 Dop.L.C/32 | 4基×2門 | 1 | 490 | 40 | 66.0% | 3.5-4.6km | ||
B | 短 | 20mm Flak 38 | 6基×1門 | - | 128 | 61.0% | 0.1-1.5km | ||
20mm Flakvierling 38 | 2基×4門 | ||||||||
中 | 37mm Flakzwilling 30 | 8基×2門 | 1 | 280 | 31 | 66.0% | 1.5-3.5km | ||
長 | 105mm L/65 Dop.L.C/31 | 4基×2門 | 4 | 630 | 92 | 66.0% | 3.5-5.2km |
・アップグレード
スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
A | ![]() | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% |
![]() | 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | |
![]() | 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | |
B | ![]() | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% |
![]() | 副砲改良2 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | |
![]() | 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | |
![]() | 対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | |
D | ![]() | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% |
![]() | 推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | |
![]() | 操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
ケーニヒ級戦艦は、カイザー級戦艦の発展型であり、極めて強力な装甲という前級の特長を引き継いでいました。主砲配置の合理化が図られたことにより、片舷側に全主砲を指向することが可能でした。
戦艦ケーニヒの設計は、前級のカイザーに基づいています。カイザーには2基の砲塔が搭載されていましたが、新型艦ケーニヒには1基の砲塔が中央線に沿って配置されました。ケーニヒはヴィルヘルムスハーフェン造船所で建造され、第一次世界大戦の開始時に就役しました。ユトランド沖海戦においてケーニヒは大破し、1,600トンもの浸水被害を受けました。ドイツの降伏後、ケーニヒはスカパ·フローに曳航され、1918年6月21日に乗組員によって自沈しました。本艦の一部は、現在も海底に残っています。
解説
シルエットから分かるように「カイザー級」の発展型で、名実ともにドイツ弩級戦艦の決定版である。
仮想敵イギリスが投入した超弩級戦艦「オライオン級」に対抗するべく建造された。
アップデート0.10.3よりA船体が削除され、B,C船体がそれぞれA,B船体に変更された。過去のコメントを読む場合などは注意。
- 抗堪性
前級に引き続き、最大350mmという驚異的な厚さの舷側装甲を備えている。防郭を守るドイツ特有の亀甲式二重装甲も健在であり、その垂直防御力はTier7の長門やコロラドすら上回るような恐るべき頑強さを発揮する。Tier5ということもあり、まだまだ小口径砲の艦が多いため非常に頼りになるはずだ。
たとえ40.6cm砲をもってしても、この艦の防郭を貫徹するのは決して簡単なことではないだろう。
中央甲板装甲も厚め、雷撃に弱いのも他のドイツ戦艦と同じだ。
また、比較的小ぶりな艦のためHPは控えめであり、最終改装後でも47,100ポイントとなる。最近のTier5はマッチングが厳しくなる傾向にあり、38.1~40.6cm砲を持つ格上戦艦に出くわすことが多い。船体を斜めにすれば、きちんと敵APを弾いてくれるので、回避行動は怠らないように。 - 主砲
連装砲塔5基・計10門の30.5cm砲を備える。
この「前級と同じ主砲」というのが一つのネックとなる。ライバル艦の性能も上がってきており、またマッチング帯に38.1~40.6cm砲を持つ強力な戦艦がズラリと並ぶ中、弩級戦艦としての本艦の主砲に見劣り感は否めない。いくら弾の初速が優れているといえども貫通力は物足りず、弾の質量ゆえに1発のダメージは相対的に小さくなる。
しかし、本艦は改良された測距儀による優れた射撃精度を持つ。最大散布界はドイツ戦艦基準の広い数値ではあるが、σ値*1に関しては「2.0」という戦艦の中でもかなりの良精度を誇っている。ver0.6.4にて、数値が「2.0」から「1.8」へと変更された。事実上の精度悪化であるが、良精度である点に変わりは無く、使用感覚にも殆ど変化は感じられなかった為、これまで通り本艦の強力なアドバンテージとなるだろう。
HE弾の着火力は22~23%と相変わらず低いままだが、手数が多いのでそれなりに火をつけることは可能だ。
配置は艦の前後に背負式砲塔を置く標準的なスタイルとなった。すべての砲塔が艦の中心線上に揃えられたことで、前級に比べて取り回しは劇的に改善し、全門斉射も難なく行うことができる。
射撃管制装置を改良すれば射程は16.0kmまで延びるが、同格に比べ短い。バージョン0.7.9より着弾観測機が追加され、一時的に同格と並ぶ射程を得られるようになった。
- 対空
同格のプレミアム戦艦にテキサスにはかなわないが、通常ツリー戦艦では同格最強の対空性能を備えている(ただし最終船体)。敵編隊の全滅は難しくとも、きちんと優先目標指定を行うことで相当数の敵機を撃墜でき、間違いなくチーム全体に貢献できる。艦長スキル「上級射撃訓練」を取得すれば、状況によっては撃墜数2桁を稼ぐことも珍しくない。
さらに、対空火力の大半を大口径砲で賄っているので、艦長スキル「対空砲の手動制御」とも相性がいい。旗と艦長スキルも合わせれば最大ダメージは200を超える。対空アップグレードも併せて防空仕様に育て上げれば、Tier5だと舐めてかかる敵空母への強力な対抗手段となりうる。
戦艦であるゆえ挙動が重く、魚雷にも弱いため、雷撃機の接近には十分注意しよう。
- 機動力
機関改装後で63,000馬力という史実よりも大幅に強化された蒸気タービンを装備し、最終的には速力24.0ノットを発揮できる。速さを売りとする名前のよく似た同格戦艦には到底及ばないものの、戦艦としては比較的充実した機動性が確保されている。移動にストレスを感じることは少ないだろう。
前級よりも少し船体が長くなって排水量が増加したため、旋回半径は20mほど大きくなっているが、むしろティア帯を考えれば良好といえる。艦の反応は決して機敏ではないが、魚雷攻撃を回避できる可能性は十分にある。
- 隠蔽性
戦艦一般としては優れた部類に入る。改装後の最大射程よりも被発見距離は短く、相手に気づかれないまま自分の有効射程内に誘い込める。程々の距離を維持すれば、発砲直後以外は相手に見つかっていない状態で安全にリロードすることも可能だ。
とはいえ、駆逐艦が偵察していれば簡単に見つかってしまうのが戦艦の宿命。周囲の警戒を怠らず、ミニマップを常に確認すること。
- 総論
文字どおり「帝政ドイツ弩級戦艦の集大成」である。
前級の抱えていた欠点が顕著に改善され、また長所と短所が明快なため、操艦の面白さを存分に堪能することができる。防戦重視の性能でありながら、手数の多さと類まれな砲精度により、攻撃面でも応分の威力を発揮する。
カイザーに泣かされたプレイヤーも少なくないと思われるが、これまでの経験が十分に報われて余りある価値を、本艦はプレイヤーに対して提供するだろう。旧性能ドイツ戦艦の締めくくりにふさわしい、まさに名艦であると断言できる。主砲の貫通力不足と砲塔旋回の遅さから、本領発揮は熟練者ということになるが、驚異的な船体の頑強さを信頼して、初心者でも間違いなく楽しめるはずだ。
史実とは一味違った、いかつい鋭角的な艦容も魅力の一つである。1920~30年代に行われる架空の近代化改装を想定したもので、鋭く尖った艦首と煙突が際立ち、全体としてはスマートな印象にまとまっている。後部マストに翻るハーケンクロイツが、ひときわ美しく勇壮に映える。WGのモデリングに対する思い入れが読み取れるような洗練されたデザインだ。
すべての戦艦プレイヤーに自信を持って推薦できる、絶妙なバランス感覚に恵まれた優秀艦である。
史実
第一次世界大戦時の帝政ドイツを代表する大型の弩級戦艦。
老朽化していた前弩級戦艦「ブランデンブルク級」の代替として、1911~12年度の帝国海軍計画で計4隻の建造が認可された。国際情勢を反映して突貫工事で建造が進められ、開戦後まもなく全艦就役した。
当時、仮想敵のイギリス海軍ではフィッシャー提督の指導の下、「オライオン級」を筆頭とする34.3cm砲を搭載した超弩級戦艦が投入されていた。これら英戦艦への対抗策として「カイザー級」の設計に大幅な手直しを加えたのが本級である。主砲は同一径のものを搭載したためカテゴリーとしては“弩級戦艦”に留まるが、多量の炸薬を用いて高い初速を稼ぐことにより、イギリスの超弩級戦艦に匹敵する貫通力を手にしていた。また、前級と比較して全主砲を艦の中心線上に配置し、射界を拡大しているのが重要な改良点である。
最大排水量28,000トン。艦ごとに機関方式が異なるが、それぞれ41,400~46,200馬力の蒸気タービンを装備し、三軸推進で最大20.0~21.3ノットを発揮した。航続距離は12ノット巡航で約8,000海里を想定している。燃費向上のために低速巡航用のディーゼル機関を搭載する計画もあったが、当時の技術では開発が難しく途中で取り下げられた。
本級の建造中、急速に英独両国間の緊張が増したため、最終公試は省略され、開戦後1ヵ月で全4隻が就役し第3戦艦隊を形成した。本級は海軍史に名高い「ユトランド沖大海戦」で主要な役割を果たし、かなりの損傷を被ったものの全艦が生き残っている。その後1917年9~10月には、ロシア占領下のリガ湾にある島々を制圧する「アルビオン作戦」にも貢献した。
戦争終結後、他の残存ドイツ艦艇と同様に回航先のスカパ・フロー湾で抑留されたが、協商国に賠償として引き渡されるのを拒み、他の艦艇とともに英雄的な自沈を敢行した。
「太く短い一生」を送った名艦と言えよう。
本艦が壮絶な最期を遂げた翌日、ドイツは屈辱的なヴェルサイユ条約に調印した。
小ネタ
この艦には、WGデザインチームによるちょっとしたイタズラが仕込まれている。
くまなく全体を調べないと分からないが、艦の一角(三番砲塔の近く)に「とんでもないもの」が存在する。あえて答えは述べないので、本艦を手に入れたプレイヤーは是非とも探してみてほしい。きっと見つけた人をニヤリとさせてくれる面白い仕掛けだ。
このような楽しいギミックを用意してくれたデザイナーに感謝する。恐らく本艦に特別な思い入れがあるのだろう。
なお、ゲーム上では金剛(Kongo)と間違えやすいため注意。
ご丁寧にも同艦種で、ティアまで同じである。
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