クイーン・エリザベス級戦艦 クイーン・エリザベス HMS Queen Elizabeth 00
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Iron Duke |
国家 | イギリス | 派生先 | King George V |
生存性 | 継戦能力 | (A) 53,100 (B) 55,300 | |
装甲 | 16-330mm ・防郭 152-330mm ・艦首・艦尾 25mm ・砲郭 108-330mm ・装甲甲板 25-35mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 22% | |
機動性 | 機関出力 | 初期 75,000馬力[hp] 後期 80,000馬力[hp] | |
最大速力 | (初期) 22.3ノット[kt] (後期) 23.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 680m | ||
転舵所要時間 | (A) 20.1秒 (B) 14.3秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
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海面発見距離 | 14.4km | - | - | 16.4km | 13.19 km | |
航空発見距離 | 9.1km | - | 0.0km | 12.1km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
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A | Mk VI mod.1 | 15.6km | 212m | |
B | Mk VI mod.2 | 17.1km | 228m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
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A-B | 381mm/42 | 4基×2門 | HE弾 6,300(35%) AP弾 11,400 | 30.0秒 | 54.5秒 | Mk VIIIb Mk XXIIb |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
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A-B | 113mm/45 QF RP10 Mark II BD | 10基×2門 | HE弾 1,700(8%) | 5.0秒 | 5.0km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 12.7mm Mk.III | 6基×4門 | - | 95 | 70% | 0.1-2.0km | ||
20mm Oerlikon Mk.IIA | 8基×1門 | ||||||||
中 | 40mm/39 Vickers QF Mk.VI | 4基×8門 | 151 | 75% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 113mm/45 QF RP10 Mark II BD | 10基×2門 | 4 | 1,190 | 119 | 75% | 0.1-5.8km | ||
B | 短 | 20mm Oerlikon Mk.IIA | 14基×1門 | - | 168 | 70% | 0.1-2.0km | ||
20mm Oerlikon Mk.V | 4基×2門 | ||||||||
中 | 40mm/39 Vickers QF Mk.VI | 4基×8門 | 147 | 75% | 0.1-2.5km | ||||
長 | 113mm/45 QF RP10 Mark II BD | 10基×2門 | 4 | 1,190 | 119 | 75% | 0.1-5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | ![]() | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% |
![]() | 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | |
![]() | 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | |
![]() | 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | |
![]() | 着弾観測機改良1 | 着弾観測機の有効時間 +30% | |
2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% |
![]() | 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | |
3 | ![]() | 主砲改良2 | 主砲旋回速度 +15% |
![]() | 副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | |
![]() | 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | |
![]() | 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | |
4 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% |
![]() | 推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | |
![]() | 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
クイーン・エリザベス級戦艦は、世界で初めて 381 mm 砲を採用した艦級であり、就役当時には世界最速の戦艦のひとつでした。戦間期に大幅な近代化改装が施され、対水雷防御が強化され、旧式化していた副砲は、最新の両用砲へと換装されました。加えて、航空機運用設備の追加も行われました。
1912年、381 mm 砲を搭載した高速戦艦4隻の建造が計画されました。リードシップのクイーン·エリザベスは第一次世界大戦中に就役し、東地中海戦隊の旗艦としてガリポリの戦いに参加しました。1918年、本艦の艦上でドイツ海軍の降伏条約が調印されました。クイーン·エリザベスは戦間期に地中海と大西洋で運用されました。1941年、イタリアの破壊工作員によって損害を受けた本艦は、アメリカ合衆国で修理を受けた後、東洋艦隊の旗艦となりました。
解説
イギリスTier6戦艦。コメント欄等ではQEと略される。同型艦のWarspiteはプレミアム艦として実装されている。
- 抗堪性
HPは平均的。
バイタルパートを330mm主装甲+127mm傾斜甲板で防御しており、そう簡単には抜かれない。しかしながら前後方向に砲塔バーベットから弾薬庫区画と思われる部分がはみ出しており、その部分だけ155mm装甲でしか守っていない防御の穴となっている。
傾斜甲板も「Tier7以降のドイツ戦艦」のような緩傾斜ではないため近距離の戦艦には撃ち抜かれる可能性がある。正味、通常程度の装甲だろう。
- 主砲
前Tierから砲口径は大幅に上がり381mmとなる。
砲塔は一基減って連装4基の8門である。とはいえシグマ値は2.0と良好で、命中率に不自由はしない。
射角は良好で、前方は30度で全門向けられる。一方で砲塔旋回速度は72秒/180度と相変わらず最遅。Warspiteと同じ54.5秒/180度にバフされた。状況によっては船体ごと回す必要が出てくるか。
AP弾の貫通力はTier6戦艦としては控えめだが25mm装甲で跳弾しないので、ダメージを与える機会は大幅に増えている。過貫通しづらいという売り文句通り、特に巡洋艦に絶大な威力を発揮する。
HE弾の威力は更に向上しているが発火率は極端に低下しており、門数の減少やTier上昇による発火補正もあり前級より火が付かない。HE貫通力も343mm砲が85mmに対し381mmは94mmであり、さほど有効な相手が増えるわけではない。
とはいえ他国戦艦と比較すれば極めて強力な砲弾であることは変わりない。AP弾の有効範囲を見極め適宜HE弾を使用することで与ダメージを延ばせるだろう。
高精度で跳弾も過貫通も起こしにくいAP弾は巡洋艦にとっては脅威そのものでありこれまでの火災攻めよりも対巡洋艦戦闘や巡洋艦に対する威圧を優先した方が勝利に貢献できるだろう。英戦艦ツリーは今後も高ティアにかけてティアごとに主砲の特性が変わり続ける傾向になるので慣れた戦い方に拘らず、特性に合った戦いができるように心がけよう。
ちなみに、艦長スキルIFHEの適用で貫通力123mmとなるので、巡洋艦のバルジからはみ出たバイタルパートや一部戦艦の砲塔を壊せるが、スキルポイントに見合う価値があるかは微妙なところである。
- 対空
Tier6戦艦では最優秀の部類で、射程も考慮するとバイエルンと比肩すると言える。
舵は悪い部類なので雷撃機に注意。
- 機動力
速度、旋回ともに平均以下。とはいえTier6では各艦それほど差があるわけではない。
- 隠蔽性
同格に対して僅かながら良好。ただしTier6戦艦群の隠蔽値はFuso、Normandie等を除けば概ね14-15kmの範囲で収まっているため、飛びぬけて優秀というわけではない。また射程がA船体で15.6km、B船体で17.1kmという短さのため隠蔽の良さを実感できる場面は少ない。
また忍び寄るには船速が足らないので、射撃の合間に視認が途切れることで防御力に貢献するくらいか。
- 総評
尖った砲特性を持っているこれまた英面の色濃い艦艇である。対空力は良好なものの、それ以外の面では他国同tier戦艦に対してわずかに劣る部分が目立つ。前tireまでの感覚で使い続けると相対的に弱くなったようにしか感じない場合もあるだろう。砲特性をよく把握し、慎重な操艦をすることでこの艦の強みは発揮されるようになる。どうしても扱いにくい方へ
砲数が減っているのに散布界はほぼ変わらないので、弾が当たりづらく発火率自体も下がり、イギリスツリーの本懐である火災を起こす戦法が使いづらくなっている。
また他国艦の性能が上がり、前tireと比較するとどうしても見劣りする本艦ではあるが、長所を生かすことで本艦が活躍する余地はある。
砲のところで解説しているので詳細は省くが、本艦は「巡洋艦へAPでダメージを与えること」に特化していると言える。
柔らかいドイツやソ連の巡洋艦はもちろんのこと、アメリカ、日本の巡洋艦に対して、格上でも効率よくダメージを入れることができる。
つまりは戦艦に撃っていた弾を巡洋艦に向けることを心がけるだけで、だいぶ戦果は変わるはずということである。
巡洋艦を速く落とすか後に引かせれば、数的優位を生かして戦況を好転する事は可能である。
戦艦としては同tierより一歩下回る性能であることを踏まえたうえで、持ち味を生かし味方と連携することが本艦には求められるのである。
史実
クイーン・エリザベス級戦艦は1915年から竣工したイギリスの超弩級戦艦である。
当時各国戦艦の主砲に35.6cm砲が採用され始めており、イギリスはそれらを超える砲としてMk. I 15inch(38.1cm)砲の開発が行われることとなった。この砲を装備する新型戦艦として開発されたのが本級である。
それまでの戦艦から刷新されたのは砲だけでなく、主機に初めて重油専焼缶が搭載され、これにより20ノット程度だった当時の戦艦の中で24ノットの高速を出すことが出来た。防御力は対38.1cm弾には不足気味だったが、当時の戦艦には十分なものであり、走・攻・守揃った第一次大戦最良の戦艦と評価されている。
本級は4隻の建造が計画されたが、英領マレーからの献金を受けて5隻建造された。
第一次大戦では最新鋭艦として同大戦最大の海戦であるジュットランド海戦に参加している。
戦間期に上部構造物の刷新や防御力の強化などの近代化改装が行われ、本ゲームと同じ仕様となった(一部艦は大規模な改装が行われず、比較的原型を保ったままだった)。
第二次大戦では各地の最前線に投入され、バーラムが地中海でUボートの雷撃を受け戦没(被雷後横転し、弾薬庫が大爆発を起こして沈没した。この瞬間は映像で記録されており、現在でも観ることが出来る).
他の艦も人間魚雷や誘導爆弾により大破を経験しつつも戦争を戦い抜いた。2番艦ウォースパイトは第一次大戦,二次大戦を通して最も活躍し、戦争終了まで生き残った戦艦として有名である。
小ネタ
2017年2月にNHK BSプレミアムで放送されたテレビアニメ「龍の歯医者」の冒頭海戦シーンにおいて登場する艦隊に本級が元になったと思われる艦が登場する。
陣容は1個水雷戦隊4隻を先頭にし、戦艦4(旗艦ダボイ【旗艦】、ブンガ、エカ、ナ―ヤ)軽巡2以上の堂々たる艦隊である。
水雷戦隊は陣形図のみの艦名等不明、4隻ともDD(駆逐艦)ではなくDE(護衛駆逐艦)と書かれているため旧式駆逐艦もしくは戦時急増の小型駆逐艦の可能性がある。
軽巡ははっきりと書かれている2隻は5500t型が元になっていると思われる。
戦艦4隻の内、前3隻はR級もしくは改装前のQE級(おそらくこちらである。理由は後述)が元と思われ、4番艦は撤去されてない司令塔や統合されてない2本煙突のままであるなどの差異はあるが艦橋周り及び砲配置等から近代化改装されたQE級と思われる。
よって4番艦がQE級と思われるからして、艦隊行動の常識より1-3番艦も改装前同級の可能性が大である。
ちなみにこのアニメ、前後編約90分であるが、艦が出てくるのは序盤4分半と中盤の10秒足らずで、またオールカットされても全く問題なくストーリーが進むほどド底辺のモブである。
その割にはナ―ヤの若い士官や艦長以下の乗組員は視聴者(編集者も含む)にまるで物語の主役であるかと思わせるほど丁寧で細かく、また砲撃戦は迫力満点であり血沸き肉躍る。(このようなところはさすがNHKと言ったところか)度々BSで再放送やAmazonでのオンライン視聴等できるのでぜひ見ていただきたい。
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