Thrasher

Last-modified: 2025-09-18 (木) 18:40:13

T級潜水艦 HMS Thrasher N37

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性能諸元

・基本性能

Tier10種別ツリー艦艇
艦種潜水艦派生元Sturdy
国家イギリス派生先-
生存性継戦能力16,800
装甲6-25mm
対水雷防御ダメージ低減0%
機動性機関出力2,500馬力[hp]
最大速力26.0ノット[kt]
旋回半径460m
転舵所要時間6.0秒
水中機動性潜行中の最大速力18.0ノット[kt]
潜航舵の転舵所要時間15.5秒
潜航/浮上の最高垂直速度3.5m/秒


隠蔽性潜行深度・状態海面火災航空機煙幕
水上0km6.1km2.3km2.0km
潜望鏡深度2.3km?0km?
最大深度発見不可0km0km0km


主砲口径基数×門数最大ダメージ装填射程装甲貫通力180度旋回
102mm/401基×1門2,250(SAP)5.0秒6.0Km30mm18.0秒


魚雷船体種別口径基数×門数射程雷速最大ダメージ装填切替時間被発見装填手の数
A-B標準533mm Mk VIII Mod 0**艦首:8門
艦尾:3門
11.0km75.0kt7,833(36%)40秒-秒1.7km4/3
533mm Mk VIII Mod 0***艦首:8門
艦尾:3門
12.0km78.0kt8,967(42%)40秒-秒1.7km4/3


ソナー準備時間ピンガーの効果時間ピンガー速度ピンガー幅最大射程
6.5秒25/65秒500m/秒15m12.0km


潜航能力潜航能力潜航能力消費回復レート
340単位1単位/秒1単位/秒
搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

AIcon_modernization_PCM030_MainWeapon_Mod_I.png主砲兵装改良1主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%
主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%
主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%
Icon_modernization_PCM084_Pinger_Mod_I.pngソナー改良1ソナーが機能停止する確率 -25%
ソナーの修理時間 -25%
Wows_icon_modernization_PCM039_CrashCrew_Mod_I.png応急工作班改良1消耗品の動作時間 +40%
BIcon_modernization_PCM069_Movement_Mod_I.png機関室防御主機損傷確率 -20%
主機修理時間 -20%
操舵装置損傷確率 -20%
操舵装置修理時間 -20%
Icon_modernization_PCM085_Pinger_Mod_II.pngソナー改良2ソナーピンガーの速度 +10%
icon_modernization_PCM100_DamageControl_Mod_III.pngダメージコントロールシステム改良3火災によるダメージ -5%
浸水によるダメージ -5%
CWows_icon_modernization_PCM006_MainGun_Mod_II.png主砲改良2主砲の旋回速度 +15%
Wows_icon_modernization_PCM033_Guidance_Mod_I.png射撃システム改良1主砲弾の最大散布界 -7%
魚雷発射管の旋回速度 +20%
副砲の射程 +5%
副砲の最大散布界 -5%
Icon_modernization_PCM070_Torpedo_Mod_IV.png魚雷発射管改良1艦載魚雷の雷速*1 +5%
魚雷発射管の旋回速度 +20%
魚雷発射管が機能停止する確率 -40%
Icon_modernization_PCM082_Autonomy_Mod_I.png潜航能力改良1秒間の選考能力の回復 +10%
icon_modernization_PCM104_SubmarineLocator_Mod_I.png改良型潜水艦探知機1「潜水艦探知機」の準備時間 -20%
DWows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.pngダメージコントロールシステム改良2火災消火時間
 -15%浸水復旧時間 -15%
icon_modernization_PCM024_Engine_Mod_II.png推力改良1加速時における最大出力までの到達時間 -50%
icon_modernization_PCM090_SteeringGearSubmarine_Mod_II.png潜水艦操舵装置転舵所要時間 -50%
潜航舵の転舵所要時間 -50%
EIcon_modernization_PCM072_AbilityWorktimeBoost_Mod_I.png艦艇消耗品改良1艦艇消耗品の動作時間 +10%
icon_modernization_PCM101_Torpedo_Mod_V.png魚雷発射管改良3魚雷のダメージ +7%
icon_modernization_PCM102_DepthChargeResist_Mod_I.png隔壁強化爆雷による被ダメージ -15%
FWows_icon_modernization_PCM013_MainGun_Mod_III.png主砲改良3主砲の装填時間 -12%
主砲の旋回速度 -13%
Wows_icon_modernization_PCM014_Torpedo_Mod_III.png魚雷発射管改良2魚雷発射管の装填時間 -15%
魚雷発射管が機能停止する確率 +50%
Icon_modernization_PCM029_FireControl_Mod_II_US.png射撃管制装置改良2主砲の射程 +16%
Icon_modernization_PCM086_Autonomy_Mod_II.png潜行能力改良2潜行能力 +15%
搭載可能消耗品

搭載可能消耗品

スロット消耗品使用
回数
準備
時間
有効
時間
効果
R応急工作班II.png360秒15秒火災・浸水・損傷したモジュールの修復
TPCY045_HydrophoneNew_0.png630秒30秒潜航中に使用することで、視程を超える位置にある地形や敵の水上艦艇、水上及び潜望鏡深度の潜水艦をハイライトすることができます。
艦発見距離:6.0[km]
ピンガー間のインターバル:4[秒]
YConsumable_PCY048_SubmarineLocator_0.png-330秒
120秒
60秒潜航中の潜水艦を発見します。
潜水艦の発見:6[Km]
1回目の使用に用意時間330[秒]が必要

ゲーム内説明

スラッシャーを含むT級潜水艦は、比較的大型の艦級であり、第二次世界大戦中のイギリスの潜水艦隊のバックボーンを成しました。主兵装として11門の魚雷発射管を備えており、艦首部には8門が配置されていました。

解説

  • 抗堪性
    継戦能力は前級から1.3倍になっており、同格戦艦の爆雷空襲の威力は1.16倍程度の増加であるため前級よりはわずかに余裕ができた。
    とはいえ抗堪性が低いことに代わりはなく、爆雷空襲の直撃には3発までしか耐えられないためミスを許してくれない*2
    英戦HEや伊戦巡SAPは変わらず脅威で、更にマッチするようになる超艦艇のバースト射撃を貰おうものなら潜行回避の暇なくHPの殆どを消し飛ばされる。

  • 主砲
    周りが副砲を失う中、本艦は突然変異して主砲を手に入れ自分で操作して砲撃できるようになる。が、相変わらずの豆鉄砲であり火力としては完全に力不足*3

    水上でしか砲撃できず射程(6km)が被発見距離(6.1km)よりも短いため先手を取ることもできない。あと一撃で倒せるような敵でなければ反撃必至であり、使用の見極めも難しい。
    後方45°程度に射界の制限がある上に一度潜航すると強制的に主砲が正面を向くようになっているため、追撃してくる敵に浮上してお見舞いするということも難しい。
    アップグレードには主砲を強化するものが用意されているが実用性は皆無なので選択しないように。

    主砲の使い道を考える

    基本的に同格の防郭を抜けないため300~700程度のダメージしか出ないが、2.9km以内で威力が低下した魚雷1発分程度にはなる。装填速度の速さから至近距離ならばさり気なく艦首魚雷のDPMを超えている。
    横槍の入らない状況での潜水艦同士の水上戦ならば圧倒的DPMで優位に立てる、かもしれない*4

    煙幕内から一方的に砲撃、するには射程があまりにも短い。
    また、主砲を選択した状態でスコープを覗くと弾道の特性から少し高い位置から見下ろす視点になる。敵潜水艦のオイル漏れの確認や魚雷との距離を測る場面では役に立つかもしれない。


  • ソナーピンガー
    ピンガーは前級と比べ2回ハイライト時の誘導持続時間が65秒に増加し、射程もようやく魚雷と同じ値となりかなり使い易くなった。
    しかしピンガー速度は遅めであり幅も狭いため2回ハイライトを取るのは苦手である。
    また後期魚雷と同じ射程にするにはソナーピンガーの開発も必要なので注意。
     
  • 魚雷
    艦首に外装式魚雷発射管が復活し8門、艦尾にも2基増設され3門になり合計門数も潜水艦最多の11門となる。
    併せて装填手も3人増員され4/3人体制となり、アップグレード6の魚雷発射管改良2を搭載できるようになったため後期魚雷のDPMは前級の約2倍、誘導魚雷では全潜水艦の中でトップクラスに躍り出る*5
    艦尾の魚雷発射管はそれぞれが独立しており射界も個別に設定されている。合わせて広い範囲をカバーできるが、一方向にまとめて流そうとすると旋回を多用することになる。

    後期魚雷は射程が順当に12kmに伸び、雷速が3kt速く、威力も1.2倍に上昇し艦首魚雷の斉射火力は1万も伸びる。浸水発生率も42%と高めで手数もあるため追加ダメージも期待できる。最優先で開発しよう。
    ver13.2でイギリス潜水艦全体の誘導魚雷の威力が5%強化されたが何故か本艦の前期魚雷だけ据え置きとなった。更にver14.7にて1割近く強化されたが、同時に航空魚雷と誘導魚雷がバイタルダメージとならなくなる仕様変更により、修理班の残っている相手には粘られやすくなった。

    相変わらず代替魚雷は持たず先の仕様変更によりバイタルダメージを与えられなくなってしまったが、艦首8門の斉射火力は他国の代替魚雷の7割程に相当し、誘導能力を考えると中々のものである*6
    斉射が全弾命中すれば同格の戦艦相手で4万前後、巡洋艦相手ならば5万前後のダメージが期待できる。潜水艦相手ならば4発も当てれば沈められるため艦首魚雷のみで連続2回の攻撃機会を作ることができる。
    基本的に艦首側の魚雷だけで十分な火力が出るため艦尾魚雷による補助の必要性が低く、旋回の回数を減らすことができる。

    本艦の誘導魚雷は誘導停止距離が同格の潜水艦よりも1割程度短く設定されておりTier8潜水艦並と優遇を受けている。

    魚雷の投射能力

    魚雷の投射能力
    本艦の魚雷発射管は装填時間が40秒と短く、アップグレード6の魚雷発射管改良2の短縮で34秒、艦長スキルのアドレナリンラッシュ込みで限界まで短縮すると26秒程度と恐ろしく早くなる*7。抗堪性の低さから頻繁に装填時間が30秒を切るため、8門斉射して旋回し艦尾魚雷を発射、再度正面を向ける頃には8門全ての装填が終わっている。

    雷速の微妙な遅さと射程の関係から12km先に到達するのに57秒程度を要する。このため装填時間を短縮していると斉射後に次の装填が完了した時点で前の魚雷がまだ航行しており、艦首だけで16本の魚雷を同時に流し戦線を魚雷で埋め尽くすことができる*8
    また、4~5秒間隔で魚雷を一本ずつ流すだけで12本の魚雷の列を作ることができる。この状態で誘導されると完全な回避は困難であり、要所への侵入を阻むなどの応用も可能。

    戦艦を狙う場合などは先行して4本を流し敵の応急工作班を使わせ、その上で再装填分とあわせた8本でダメージを狙いに行くとよいだろう。


  • 潜航能力
    潜航能力は前級から僅か10秒伸びただけであり*9、回復レートも低いままである。
    序盤から長時間潜航できるのは強みであるが水中速力の低さから長距離の移動などは難しく、一度潜航能力を使い切ると回復も困難であるため大切に使おう。

    潜望鏡深度は8mと前級から変わらないが、潜航速度は上昇しており水面から姿を消すのに3秒程度しか要さない。また、水上から最大深度は7秒程度で到達できるため遠距離の砲撃や航空機を見てから潜航しても間に合ってしまう。潜望鏡深度から最大深度までは4秒程度であり、予め潜望鏡深度まで潜っておけば回避力は格段に向上する。
    最大深度から水上までの浮上に要する時間も14秒程度と同格潜水艦の中では短めである。

    艦長スキルの敵弾接近警報を習得すると、見つかった時にとりあえず潜望鏡深度まで潜っておいて砲撃警告を見てから作戦深度まで潜るということが可能になる。一見大差ないように見えるが、潜望鏡深度にとどまることができるのならば機動力と偵察状態を維持しながら飛来する爆雷空襲の回避に専念することが出来る*10。隠蔽性の低い本艦にとっては生存性を強化する一つの手段であるのでスキルポイントが余っていたら試してみてよいだろう。

  • 機動性
    機動性は前級からほぼ据え置きであり、周囲の機動力が強化されたため相対的に弱体化したといえる。
    • 水上機動力
      水上速力は前級から僅か1kt速くなった26kt。大和型に追い抜かれるほどの鈍足で超艦艇戦場に放り込まれる*11。シエラ旗+プロペラシャフトでようやく32.2ktと駆逐最鈍足の秋月に追いつかれる。
      雷速の遅さもあって追撃戦は苦手である。

      転舵所要時間と旋回半径は前級からわずかに悪化しており回避性能が低下しているのは痛いところである。
      旋回中でも速力は20kt程度を維持し再加速も早め。一周旋回するのには54秒程度を要する。

    • 水中機動力
      こちらも前級から1kt速くなった18kt。しかし同格の独・米潜がU-2501Balaoによってこちらの水上速度並みの水中速度を発揮する。前級までのツリー最速から一転、最下位クラスになってしまった*12
      このため水中を移動しての作戦は難しく、潜航して敵の背面を取るといったこともできない。駆逐艦などに追撃されると逃げ切ることは難しいため、長い連続潜航時間を活かしてやり過ごそう。

      水中での旋回時は14kt程度を維持し再加速までの時間も短い。前級で一つの強みだった水中での転舵所要時間は悪化してしまったが、それでも同格に比べて優秀である。アップグレードなどで強化すれば爆雷空襲に対する回避性能は悪くない。
      また、潜航速度の速さと相まって水中での瞬発力は高く水中戦の適正は相変わらず良好。

  • 隠蔽性
    水上での被発見距離は前級と同じ6.1km。6.3kmのK-1や7.1kmの伊56 '44よりは良いものの、T10同隠蔽帯は高DPMの万能型砲駆が犇めく危険地帯であり、前述のバースト持ちにはこちらの隠蔽を上回る超駆逐もいる。下手に浮上したまま先手を取られれば見敵必殺され得る。

    潜望鏡深度の被発見距離も2.3kmに悪化しており、潜望鏡深度に潜っていても敵の潜水艦に一方視認されるという悲しい自体が起きる*13。K1は同値、伊56'44は2.6kmと全ての相手に不利というわけではないが、一方視認された場合はせめて受波器で敵の位置を探ろう。
    基本的に先に発見され索敵系の消耗品の効果範囲も短いため、駆逐艦や潜水艦に対して偵察を行う場合は潜航から浮上しての強行偵察が基本となるが、抗堪性の低さからこれもなかなかリスクが高い。

  • 消耗品
    潜水艦探知機と応急工作班は前級から変わらない。
    受波器も相変わらず使用回数に制限があるが6回に増えており、無駄打ちしなければ試合後半までは保つ。効果範囲も短いため大切に温存しここぞという場面で使おう。
    同格の潜水艦の水中速度が向上したため最大深度で行動していることが多く受波器に引っ掛かりにくくなっている。一方で敵の受波器は回数制限なしに8~9kmの広範囲を照らすことができ、本艦は水中機動力の低さと潜航能力の回復の遅さから水上に居ることが多いため検出されやすい。対潜索敵では不利であることを覚えておこう。

  • 総評
    火力以外のほぼ全てを投げ捨てて誘導魚雷に賭けた英国面の終着点である。
    代替魚雷こそ使えないものの艦首魚雷の斉射火力は高く手数の多さから浸水も狙いやすい。投射量に至っては圧倒的で同格の雷撃主体の駆逐艦にも引けを取らないだろう。

    一方で火力以外の性能はTier8からほぼ据え置きであり*14、生存、偵察、機動のいずれにも問題を抱えているため、そもそも火力を活かすのが難しい。また、他艦種の対潜能力強化もあり立ち回りは更に厳しくなってしまった。
    敵艦に逃亡されれば戦艦といえど追いつけず魚雷は届かなくなり、接近されれば攻撃も逃亡もままならなくなってしまう。上手く魚雷で敵の進路を妨害しつつ、程よい距離を保つのにはかなりの腕と経験が要求される。逃げる敵は無理に追わず次の展開を考えて早めに移動しなくてはならない。
    特に同格の潜水艦との索敵合戦では不利になりやすいため、相手のミスを逃さず拾っていかなければならない。

    幸い水中戦の強さは相変わらずであり、敵潜水艦に近づいてしまえば隠蔽も機動力も関係なくなるため誘導魚雷の手数の多さで基本的に有利に戦える。と言うよりも距離を取られると何もできない。敵潜水艦の位置がわかりやすい序盤の内から積極的にしかけていこう。
    敵潜水艦が逃げるか沈んでしまえばこちらのものである。圧倒的な魚雷の投射量を活かして戦場を魚雷で埋め尽くそう。

史実

T級潜水艦 (T-class submarine) は1930年代に開発されたイギリス海軍の航洋型潜水艦。トライトン級と呼ばれる事もある。1920年代に設計されたO級、P級および1930年代前半に開発されたR級を置き換える事を意図しており、主にアジアにおいて強大化しつつあった大日本帝国海軍に対抗するものとして設計されていた。
スラッシャーはT級潜水艦の7隻建造された第2グループの1隻で、姉妹艦すべてが地中海に展開した。もともとアジアにおいて運用されるはずだったT級潜水艦は、枢軸国の中で特に対潜能力に秀でたイタリア王立海軍と地中海という潜水艦に不向きな海を相手にした。投入されたT級潜水艦15隻の内、生き残ったのは第2グループのスラッシャーとトラスティだけだった。スラッシャーは延べ2万トンの撃沈総トン数を記録した。
1942年2月16日にはクレタ島北で補給船を撃沈したスラッシャーは空爆を受け、3時間の爆雷攻撃を追加で受けた。その後に暗くなってから浮上して艦の点検を開始すると2発の爆弾が不発で突き刺さっていた。ピーター・スコーウェン・ワトキンソン・ロバーツ中尉とトーマス・ウィリアム・グールド下士官はこの不発弾の除去に志願し、1発目の爆弾は簡単に取り除くことができたが、2発目は砲座の側面板を貫通し、次に耐圧殻の上の甲板ケーシングを貫通していた。要は耐圧殻の真上に不発弾が転がっていた。二人は狭苦しい通路とも言えないような空間をなんとか進み、グールドが150ポンド爆弾を抱えて仰向けになり、ロバーツは彼を引っ張ったり押し上げたりしてハッチまで持って行った。波で揺れ爆弾が揺れる度にカチカチとバネが壊れたような音が鳴り、およそ6メートルの距離をゆっくりと移動した。不発弾を袋に詰めて海に捨てた時、開始から50分の時間が経っていた。
この活躍により二人はヴィクトリア勲章を授与された。これによってスラッシャーは世にも珍しい、2人のヴィクトリア勲章授与者を出した潜水艦となった。

小ネタ

・外装式魚雷発射管
 最早定番のネタですが、当該艦艇にあっては通常の魚雷発射管が艦首に6線、それ以外は全て外装式魚雷発射管で、艦首に2線、艦体中央部に後ろ向き2線、艦尾に1線が装備されています。
 潜水艦探知技術の発達に伴い、被発見の可能性が格段に高まってしまう潜望鏡は使わずに水上艦の探知はASDIC(ソナー)のみで行うこととし、さらにその大雑把な探知結果に対して無誘導の魚雷を命中させるためには8線の同時発射が必要であるというオペレーションリサーチから導き出された結果とはいえ、いくらなんでも盛り過ぎなのでは……。
 しかし後の潜水艦Allianceでは誘導魚雷が実用化された為に多数の魚雷…外装式魚雷は要らないと撤去されたのですが、惑星WoWsのツリー英潜は誘導魚雷しか撃てないのに外装式魚雷を備えた仕様…低Tierから誘導魚雷が実用化された世界線では別の理由で外装式魚雷が必要とされたのでしょうか…。

編集用コメント

編集用コメントはこちら
  • 丸々コピペだけどページ作成しました。 -- 2022-10-28 (金) 17:12:45
  • 諸元を記入した -- 2022-11-18 (金) 09:30:54
  • 解説追記。 -- 2023-03-18 (土) 17:59:16
  • ショットガンナーフに合わせて追記修正 -- 2024-03-15 (金) 16:32:41
  • 全体的に加筆修正しました。 -- 2024-03-19 (火) 01:13:51
  • 潜航能力に少々追記 -- 2024-03-29 (金) 16:29:40
    • 潜航能力の解説をまとめ直して加筆しました。 -- 2024-12-15 (日) 20:43:48
  • 水中速度注釈の最鈍足、GatoをArcherfishに変更 -- 2024-12-15 (日) 21:17:49
    • 一部ルールに沿って修正しました。 -- 2024-12-15 (日) 22:15:10
  • 隠蔽に注釈追加 -- 2025-02-15 (土) 13:54:00
  • 誘導魚雷の誘導停止距離に関して加筆。 -- 2025-03-23 (日) 11:28:12
  • 旋回半径が古いデータのままだったので修正。 -- 2025-06-23 (月) 23:03:54
  • バフと仕様変更と新潜水艦について追記。 -- 2025-08-20 (水) 17:49:09
    • 魚雷DPMについて伊56'44に上回られたため修正 -- 2025-09-18 (木) 13:02:25

コメント欄

  • 隠蔽距離が最小で6.1kmなのに対して、探知器と受波機が6kmってのが理解できない。どうテストしたらこんな艦に仕立て上げれるのか理解に苦しむ。早くバフを入れて探知器と受波機を7-8kmに上昇、隠蔽性を5.8kmまで下げてほしい。 -- 2024-06-12 (水) 22:42:03
  • 頑張って使い込んでるんだが、もしかして酔狂なTHRASHERファンが切磋琢磨し続けたら頑張るだけバフが遠のくのでは…? -- 2024-08-25 (日) 11:08:08
    • 戦闘数10万と鋼鉄のGatoの戦闘数33万より圧倒的に少ないのでヘーキヘーキ -- 2024-09-06 (金) 12:00:05
  • 今気づいたけど潜水艦エンブレム、III(カシャロット)→II(アライアンス)→I(U-2501)→エリート(スラッシャー)なんだな………… -- 2024-09-22 (日) 22:24:04
  • 「know your f**k'n place TRASH !!」っていう声が鮮明に聞こえるくらいには弱い -- 2024-09-27 (金) 20:51:44
  • 魚雷を4-5秒毎に1本流して12本一列にして流すのって全回避可能なんですかね?余程転舵早ければ魚雷と魚雷の合間を抜けられそうではありますけどそれでも一分近く回避運動し続けないといけませんし。 -- 2024-10-16 (水) 23:39:28
  • 艦尾か艦首の魚雷を敵に対して直角に流してから敵に向けて残った魚雷を流すと二方向から11発を同時に着弾するように流せて結構凶悪ですね。距離調整が難しかったり2回ハイライトしてると先に流した方が早く着きすぎたりしますが。上手く調整すると15発を等間隔で流せるのもなかなか。 -- 2024-10-21 (月) 19:29:19
  • 魚雷射程15km~16.5kmあたりになれば使いやすいし、塩梅としていい感じに強くなると思うんだけどなぁ…… -- 2024-12-15 (日) 00:55:32
    • シール「それやられたら私の出番がなくなってしまう」…まあ魚雷射程は15kmだけどピンガー射程は12kmみたいな設定でも面白そうだが -- 2024-12-15 (日) 11:33:04
    • それやっちゃうと爆雷の射程外から大量の魚雷流せる上に味方側で戦えるので敵の潜水艦の対潜が無意味化して強くなりすぎるかと。U2501と違って装填の速い艦尾魚雷と連打できる受波器あるので距離詰めても戦えますし。 -- 2024-12-15 (日) 12:54:19
  • 戦艦3隻潰して、潜水艦倒してまだ勝てないって、マ!?さすがにこいつが弱いよか、対潜水艦意識の問題な気がしてくるぞ -- 2025-01-14 (火) 11:47:07
    • まぁ統計で明らかに負けてるので弱いという評価は客観的ではあるかと。潜水艦の勝率は対面潜水艦を沈められるかに依る部分が大きいので結局は乗り手の腕次第なところはありますが、上手い人でもやはりこの艦の勝率は他より伸び悩みますし。 -- 2025-01-14 (火) 18:03:24
  • 遅い、受波器短い、隠蔽悪い……ここが乗りづらさを体現しまくってる。どれか改善すれば初心者でも乗れると思う -- 2025-01-23 (木) 22:46:14
    • そこ改善しちゃうと今度は手を付けられなくなるので仕方ないかと。初心者でも乗れる潜水艦って環境壊しがちですし。 -- 2025-01-23 (木) 23:52:56
  • なんでこの子バフされないんだろ。 -- 2025-03-04 (火) 22:06:31
    • 強くはないですけどコンセプト自体は完成してるからじゃないですかね。他の潜水艦を倒せるようなると水上艦に与える不快感は他の比ではないくらい高くなるでしょうし。 -- 2025-03-05 (水) 08:50:46
  • コイツだけはランダムで見かけたら問答無用で通報。 -- 2025-06-29 (日) 05:15:38
    • 500戦60%ワイでも通報ですか(いうて4501実装あたりからあんまり乗ってないが -- 2025-06-29 (日) 12:39:18
  • 伊56 '44が実装されたおかげで同格潜水艦最悪隠蔽から脱出できた!やったね。どっちが使い辛いだろうか・・・ -- 2025-07-23 (水) 01:16:56
    • スラッシャーの弱点は隠蔽よりも足の遅さと索敵範囲の狭さなんでいい勝負か少し負けてるくらいじゃないですかね。隠蔽に関しては潜行でやりくりできて潜行能力に関してもあちらはバッテリー持ってるので短期的には差が出にくいですし。となるとあとは魚雷性能の差ですが誘導可能距離が短いとは言え同程度の艦艇は他にも居ますし、射程や浸水、威力で勝るI5644がやはり有利ですかね。ただ扱いづらいことは変わりないですし、今は出てきたばかりで皆試行錯誤してるので統計が安定するには少しかかるでしょうが。 -- 2025-07-23 (水) 07:53:37
  • 14.7テストでツリー艦に与ダメバフ。こいつだとストックだと6,800 to 7,833、改良して8,167 to 8,967。主砲バフじゃなくてよかった・・・ -- 2025-07-28 (月) 08:19:57
  • これってどうやって運用するのが正しいの?立ち回りがわからない -- 2025-09-08 (月) 18:30:12
    • 魚雷の射程が長く手数があるので敵の後衛を長距離雷撃で牽制して孤立した前衛を処理というのが定番戦術ですね。水中戦は強いですし潜行時間も長いので潜望鏡深度から連発できる受波器や強行偵察で敵前衛を捉えて味方と強力して倒すのが良いですが、探知系消耗品の射程が短いので敵の行動を先読みする腕も必要になります。あと足も遅いので読み違えると簡単に詰みますね。慣れてくると敵との間合いや押し引きのタイミングが分かるようになるので最初は引き気味で生還重視で運用してみたら良いかと。 -- 2025-09-08 (月) 19:58:19
      • 受波器をドイツ潜水艦見たく特化した方がいいんだろうか? -- 2025-09-08 (月) 20:23:00
      • ↑潜水艦探知機は強化しておいたほうが良いですが、受波器は強化しても同格に対する有利不利が変わらないので他部分を強化した方がいいと思いますね。肉薄偵察や水中戦を仕掛ける事が多いので生存性や応急工作班の効果時間は強化しておいたほうが良いですし、接近警報や大型プロペラなんかも取っておくとかなり戦いやすくなりますね。 -- 2025-09-08 (月) 21:19:01
      • なるほど。あとは隔壁強化と魚雷ダメージ上げるやつどっちがいいんだろ。鈍足かつHP低いから、やっぱり爆雷が怖いし、隔壁強化?それとも手数の有利を活かして魚雷を強めるべきだろうか。 -- 2025-09-08 (月) 21:32:22
      • ↑自分は基本的にどの潜水艦でも隔壁ですね。爆雷1発多く耐えて魚雷1本でも多く当てればダメージ強化分くらいは稼げますし。この艦に関しては魚雷自体の威力よりも装填速度やハイライト時間といった間接的な強化が重要な印象がありますね。もちろん瞬間火力も重要ですしリセット無料とか来ると生存性捨てて火力全振りで遊んだりするのも楽しいんですが、やはり安定性に欠けて長期的にみて勝ちにくく感じますね。 -- 2025-09-09 (火) 00:13:32
      • ありがとう!ちょっとアドバイスもとにやってみるわ。なんか聞いてる感じ伊56に近い部分ありそうな気がしたけど間違ってないだろうか -- 2025-09-09 (火) 10:15:26
      • ↑偵察や位置取りなんかは共通テクニックが使えますし手数や射程も似てますが、誘導魚雷専門の特性はやはり独特な部分がありますね。 -- 2025-09-09 (火) 11:55:15
  • 今日も見えなくなった敵駆逐・潜水艦にピンガーを2試合中10発くらい当ててきたぜ(チケット切られててもおかしくはない -- 2025-09-18 (木) 18:40:13

*1 他の補正を考慮しない値
*2 同格最低値はU-4501の実装で脱したがあちらは修理班を持つ
*3 1門しかないためDPMは同格駆逐HE最底辺のElbingの1/4…T2駆逐海風並しかない。
*4 装填の早い魚雷とピンガーを操作しながら照準を覗いて砲撃するという大変いそがしい接近戦になるが
*5 特殊な高威力誘導魚雷を持つ伊56 '44には4.3km地点で上回られ、あちらが誘導できる限界8.5km付近では1.5倍もの差をつけられる。
*6 アップグレード5の魚雷発射管改良3(魚雷威力+7%)に艦長スキル魚雷誘導マスター(同+15%)まで発動すれば単発1万となり、他国の代替魚雷と同等の瞬間火力で誘導可能とロマンがある。
*7 艦長スキルの魚雷員訓練まで発動すると理論上は22秒程度、ユニーク艦長の固有スキルまで入れれば19秒程度である
*8 艦尾魚雷による後方雷撃を含めると最大で25本と大変楽しいことになる。現実的ではないが魚雷員訓練まで入れれば1分足らずで32本。間違って味方に当てないように。
*9 同格のU-2501の予備バッテリー2回使用(280+30×2=340)と同じ時間。また10秒伸びていると言いつつも、総潜行時間は6秒前後しか伸びていない。
*10 潜行時の減速によって偏差をつけた爆雷を避けることもあるが、必要ならば手動で減速できるためこの点はデメリットにはならない。
*11 水上最鈍足はU-4501が持っていったがあちらはこちらの倍の水中速度で走り回る。
*12 水中最鈍足は伊56 '44?の13kt。
*13 潜望鏡深度同士なら隠蔽悪い方が先に見つかって当然では?と思うかもしれないが、これは相手が浮上していても起きる。潜望鏡深度では浮上した相手潜水艦の航空隠蔽に近づかなければならないが、潜望鏡深度のこちらも航空隠蔽まで近づかれれば見られてしまうのである。
*14 なぜ消耗品性能も速度も全然上がらないかというと就役年が前級前前級と殆ど変わらないからである。U級S級T級をアルファベット順に並べてみよう。