Tier 10 中国 中戦車
↑ 121 + 122 mm 60-122TG
見た感じはWZ-120と同じ車両のように見えるが、やや大型化している。サイズ的にはだいたいST-Iと同じぐらい。
スペック(v1.14.1)
車体
耐久値 | 2,050 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 135/80/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 56/20 |
初期重量(t) | 39 |
実用出力重量比(hp/t) | 16.67 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | 約27,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
122 mm 60-122TG | 6.25 | AP HEAT HE | 262 340 68 | 440 440 530 | 2,750 | 0.35 | 2.5 | 1,115 907 907 | 40 | 1,065 4,800 630 | 2,800 | -5°/+15° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
121 | 240/130/60 | 40 | 400 | 10,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
12150L7 | 650 | 12 | 935 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
121 | 42 | 50 | 7,700 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
A-220B | 750 | 40 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
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拡張パーツ
Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 14.99% | 2.7% |
移動時 | 11.29% | 2.03% |
派生車両
派生元 | WZ-120(MT/180,000) |
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派生先 | なし |
開発ツリー
122 mm 60-122TG (初期/185,140) | |
121 (初期/66,000) | |
A-220B (初期/54,000) | |
12150L7 (初期/25,000) | |
121 (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.8.3 | 新規実装 |
v0.9.13 | 硬い地面の走破性:+12% 普通の地面の走破性:+11% 柔らかい地面の走破性:+11% 砲塔旋回中の散布界を変更: -14% 砲俯角を変更:3°から3.5° |
v0.9.15.1 | HDモデル化 |
v0.9.19.1 | 俯角を-3.5°から-5°に変更 |
v1.10.1 | 車体正面装甲(上部)を120mmから135mmに変更 弾速(m/s)を1,000/1,000/1,000から1,115/907/907に変更 AP弾の貫通力を258mmから262 mmに変更 エンジン出力を580馬力から650馬力に増加 車輌耐久値を1,950HPから2,050HPに変更 |
v1.14.1 | 砲塔旋回に伴う散布界の拡大を 17% 減少 照準時間を 2.7秒 から 2.5秒 へ変更 |
解説
- 火力
俯角は-5°と相変わらず劣悪だが、WZ-120の俯角-3°よりは向上しているので俯角不足で撃てない場面は減っている。それでも低車高のObject 140などとインファイトになった場合、相手の車体を狙いづらいので不利になる事もある。- 122 mm 60-122TG
WZ-120の最終砲を順当に強化した性能。
単発火力はWZ-120から向上していないがTier10中戦車トップタイであり、発射速度が大きく向上している。
貫通力は通常弾のAPで262mm、課金弾のHEATで貫通力340mmとかなり優秀。
一方、精度・照準拡散はまずまずの性能だが、他のTier10中戦車と比べて照準時間が遅いという欠点があり、弾速も遅め*1であることから、遠距離射撃は得意とは言えない。
- 122 mm 60-122TG
- 装甲
砲塔は正面240mmでさらに避弾経始に優れた形をしているため、垂直部を狙われにくい中距離以遠であれば防御力を発揮できる。キューポラも大部分が傾斜込みで250mm以上あるので弾きやすい。
車体正面上部は135mmの傾斜60度で260mm相当、対APで220mm前後と、中戦車としてはそこそこの装甲を持つ。
一方下部は傾斜込みでも140mm程度しかなく、HESHにも抜かれかねない弱点である。
モジュール配置はWZ-120と似たようなものであるため燃料タンクや弾薬庫がやや脆く、スキルの弾薬庫保護などは必須と言える。
耐久値はE 50 Ausf. Mと同じ2,050で高め。
- 機動性
以前は加速力に難がある車両だったが、v1.10.1アップデートによって大きく改善された。
最高速度は56km/hとWZ-120より遅くはなったが、十分な値を有している。また、旋回性能も良好であり、足回りで困ることはないだろう。
- 総論(v1.10.0以前)
車体が大型化しているため他のMTが使えた地形を利用して戦うのは難しく、かと言ってHTのように使用するには装甲が頼りないので実際非常に扱い辛い。
一見不具合を抱え中途半端に見える戦車だが、一度自分の戦闘スタイルを確立すれば石頭と高火力を運ぶ機動力が合わさり他Tier10MTを凌駕するポテンシャルを実感と共に引き出せる、独特の面白さを持つ戦車である。
史実
59式戦車(Type 59)に基づく新型中戦車の開発が、1962年に開始されました。
火力および装甲防御の強化を目指していたこの計画は間もなく中止されたものの、本車の開発で得られた技術革新の一部が、その後の69式戦車(Type 69)の開発に活かされました。
この121戦車の試作車輛は、その全てが中国の核兵器実験により破壊されました。
(ゲーム内説明文)
生産番号WZ-121とは69式戦車のことである。
ただしWZ-121計画は文化大革命により開発ストップするブランクがあったり、T-62出現による性能の見直しがあったりなど長期に渡る開発のため、ゲーム中の車輌は69式戦車の名前が与えられる前の試作車輛の1つだと思われる。
両車を見比べると、砲塔の形状は主砲以外ほぼ同じだが、車体上部が全域にわたって砲塔サイズに合わせて広くなっている(69式戦車は砲塔の部分だけリング径に合わせて膨らんだような形状)
試作型の時点で100mm滑腔砲や100mmライフル砲を搭載されていたと言われており、122mm砲搭載のWZ-121が企図されていたかは定かではない。
WZ-121は59式戦車の生産が軌道に乗り始めた頃に次期主力戦車として開発がスタートされた。新戦車には貫通力の高い100mm滑腔砲が採用され、砲安定装置や射撃統制システムによる高い命中精度を実現することが指示された。
1966年には最初の試作車輛が制作されたが、同時期に発生した文化大革命による混乱によって開発は遅延した。
1968年には開発作業が再開され、2台目の試作車「68G試作車」が制作された。
1969年の中ソ武力衝突の折にT-62中戦車の鹵獲に成功。これを分析し、暗視装置やエンジン強制始動装置、115mm滑腔砲を参考にした国産砲など新技術を取り入れることになる。
中ソ国境紛争では、従来の中国軍の対戦車火器の多くがT-62の装甲を貫通することができず中国軍は苦戦を強いられており、T-62に対抗しうる新型戦車の開発は最優先で推進されることになった。
1970年2月にはT-62の分析によって得られた技術を反映した試作車3両が完成し、性能基準を満たすものであったために量産が指示されたが各種コンポーネントの技術的成熟には時間を要することが判明したため、生産命令は撤回された。
その後、信頼性を確保できない部分に関しては既存の技術で制作されたものに代替すること、および設計の簡易化や見直しを行い、速やかに国産主力戦車を実用化することが指示され、1974年3月2日にWZ-121は「1969年式中型坦克」として制式採用されることになった。
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