Tier6 ポーランド 中戦車 (略称:40TP / 日本語表記:チテルジェシチテープー・ハビハ)
↑ 40TP Habicha I + 75 mm wz 22/24
↑ 40TP Habicha II + 75 mm wz.36/37
↑ 40TP Habicha II + 90 mm wz. 39/90
最終状態。搭載砲はイタリア軍のCannone da 90/53 modello 39の戦車砲仕様だと思われる。
車体も改良砲塔もなんだかKV-1チック。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 800⇒840 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 90/40/35 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/18 |
重量(初期/最終)(t) | 38.82/40.18 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.2 |
本体価格(Cr) | 925,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm wz 22/24 | 13.33 ⇒13.95 | AP APCR HE | 108 124 38 | 110 110 175 | 1,467 ⇒1,535 | 0.4 | 2.5 ⇒2.3 | 685 850 685 | 90 | 82 2,800 70 | 1,390 | -8°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
75 mm wz.36/37 | 12.77 ⇒13.33 | AP APCR HE | 135 175 38 | 135 135 175 | 1,723 ⇒1,800 | 0.38 | 2.3 ⇒2.1 | 925 1,156 925 | 74 | 134 3,200 102 | 1,450 | |
90 mm wz. 39/90 | 7.06 | AP APCR HE | 156 198 45 | 240 240 320 | 1,694 | 0.4 | 2.7 | 950 1,188 950 | 74 | 290 4,000 240 | 1,850 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
40TP Habicha I | 70/50/35 | 33 | 330 | 6,250 |
---|---|---|---|---|
40TP Habicha II | 130/60/40 | 37 | 360 | 7,100 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 120 | 400 | 20 | 750 |
---|---|---|---|
Maybach HL 157 | 450 | 20 | 800 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
40TP Habicha I | 40 | 36 | 7,800 |
---|---|---|---|
40TP Habicha II | 41.35 | 40 | 7,800 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
N2 C | 375 | 80 |
---|---|---|
RKB C | 430 | 80 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 13.74%⇒13.21% | 3.3% |
移動時 | 10.26%⇒9.87% | 2.47% |
派生車両
派生元 | 25TP KSUST II(MT/23,930) |
---|---|
派生先 | 45TP Habicha(HT/43,550) |
開発ツリー
75 mm wz 22/24 (初期/31,500) | ━ | 75 mm wz.36/37 (4,500/51,000) | ━ | 40TP Habicha II (5,150/16,600) | ━ | 90 mm wz. 39/90 (11,300/78,500) | ━ | 45TP Habicha (43,550/1,450,000) |
40TP Habicha I (初期/10,500) | ||||||||
N2 C (初期/2,200) | ━ | RKB C (620/3,800) | ||||||
Maybach HL 120 (初期/25,000) | ━ | Maybach HL 157 (9,900/34,000) | ||||||
40TP Habicha I (初期/9,400) | ━ | 40TP Habicha II (5,100/15,400) |
車両に関する変更履歴
v1.1.0 | 新規実装 |
v1.9.0 | 75 mm wz.36/37の総弾数を74発から90発に変更 修理費用を11%ダウン 収益性を2%ダウン 40TP Habicha I砲塔時のHPを630から800に変更 40TP Habicha II砲塔時のHPを750から840に変更 |
解説(v1.1.0)
- 火力
俯角は-8°と平均的。
ここまでのポーランド戦車の欠点であった貧弱な初期砲は多少はマシになったが、前身の25TP KSUST IIから75 mm wz.36/37を引き継げ、そのまま使用できるため使う必要はない。
- 装甲
VK 30.02 (M)やP.43 bisと同じく、中戦車としては厚めの装甲を持つが、同格以上には通用しづらい。- 砲塔
正面は垂直130mm厚あり、格下中戦車の通常弾であれば非貫通で防ぐこともある。
ただし、大きく飛び出たキューポラは80mm程度しかなく、顕著な弱点となっている。また天板も25mm厚と薄いので、3倍ルールで抜かれる可能性がある。
側面は60mmあるため正面からの弾は跳弾可能。 - 車体
正面上部は110mm、傾斜部50mm、下部90mmとこちらも中戦車としては厚めだが、格下に通用するかどうかといったレベル。
側面は40mmの垂直装甲であり、相手を選べば強制跳弾狙いの豚飯は可能。
- 砲塔
- 機動性
Tier6中戦車の中では最低レベルの機動性。
最高速度50km/hは完全なスペック詐欺であり、平地では30~35km/h台が関の山。一応下り坂では50km/hまで出るものの、恩恵を感じる事は少ない。
また、出力重量比が低いので非常に加速がもっさりしており、少しでも登坂気味の場所では目に見えて遅くなってしまう。
初期状態は論外として、最終状態になってもストレスを感じるほど遅いが、消耗品のガソリンや拡張パーツのターボチャージャー*1でエンジン出力を補強すれば多少は動きがマシになる。
- その他
視界・隠蔽ともに平凡であり、特筆すべき部分はない。
なお、最終無線は25TPから引き継げるものの、通信範囲は430mと低性能。
- 総論
高単発と鈍足を特徴とした、重戦車寄りの中戦車である。
ルート構成的に中戦車から重戦車への過渡期にある車輌である為、カテゴリ自体は中戦車であるものの、実際は装甲の足りない支援型重戦車に近い。
90mm戦車砲自体はかなり強力だが、重量に対して非力すぎるエンジンと謎の速度制限によって足回りが壊滅的という欠点があり、高火力を帳消しにしかねないデメリットとして重くのしかかる。
中戦車らしい通行料徴収や裏取りはかなり厳しく、逆に重戦車の真似事をしようとすると装甲不足が顕著であり、この手の重戦車寄りの中戦車にありがちなどっち付かず感が否めない。
重戦車の一歩後ろの位置から支援火力になる等、中戦車の枠組みに捉われない独自の立ち回りで火力を活かしていきたいところだ。
同じポーランドTier6中戦車のB.U.G.I.と比べると癖が非常に強い為、使い手を選ぶ難度の高い中戦車と言える。
史実
1939年の中盤に、エドヴァルド・ハビフ技師が、ドイツおよびソ連の技師の経験を考慮したいくつかの計画案を設計しました。そのうちのひとつは、ホーストマン・サスペンション、60mm厚の傾斜装甲、ドイツ式の小型砲塔、高貫通ながらも低反動の主砲を備える案でした。このハビハ(Habicha)中戦車は、ドイツのIV号戦車(Pz.Kpfw.IV)とソ連のT-34戦車の特徴を組み合わせた案であると言えるでしょう。1939年にポーランドが侵攻を受けたことに伴い、開発は中止されました。
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