E 75

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier9 ドイツ 重戦車

E 75_0-min.PNG
↑ E 75 Ausf. A + 8,8 cm Kw.K. 43 L/71 mod.Vlt
初期状態。Tiger IIと姿がよく似ている。
車載機銃を廃して傾斜を増した正面装甲、履帯を守る装甲スカートの形状、車体後部の特徴的な排気管の形状などでTiger IIとの判別が可能。

E 75_1-min.PNG
↑ E 75 Ausf. B + 12.8 cm Kw.K. Ausf. E
最終状態。10,5 cm Kw.K. 46 L/68とは砲身の絞りが違うので見分けはつく。
改良砲塔はEシリーズ共通のカエルの目のような測距儀が特徴的。
同じEシリーズの戦車E 50と非常に似通った造りの車体をしている。

v0.9.15まで

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shot_096.jpg
↑左:PzKpfw-VIB-Porsche-Turm砲塔搭載TigerII 右:E-75-Turm Ausf.A砲塔搭載E-75

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,850⇒1,950
車体装甲厚(mm)160/120/120
最高速度(前/後)(km/h)40/15
重量(初期/最終)(t)85.00/91.60
実用出力重量比(hp/t)9.83
本体価格(Cr)3,480,000
修理費(Cr)約20,000
超信地旋回
ロール万能型重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
8.8 cm Kw.K. 43 L/71 mod.Vlt7.79⇒
8.22
AP
APCR
HE
203
237
44
280
280
370
2,182⇒
2,301
0.342.91,000
1,250
1,000
92405
4,400
295
2,562-8°/+15°
10.5 cm KwsPz.K. L/525.94⇒
6.74
AP
APCR
HE
200
244
60
360
360
440
2,139⇒
2,427
0.372.3950
1,188
950
561,080
4,800
670
3,000
10.5 cm KwsPz.K. L/685.83⇒
6.59
AP
APCR
HE
225
285
60
360
360
440
2,097⇒
2,374
0.342.31,100
1,375
1,100
421,080
4,800
670
3,600
12.8 cm Kw.K. Ausf. E3.82AP
APCR
HE
246
311
65
530
530
670
2,0250.372.4920
1,150
920
361,130
4,800
960
3,480
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
E 75 Ausf. A245/120/802439010,938
E 75 Ausf. B280/160/1601840016,520
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Maybach HL 230 TRM P45700201,300
Maybach HL 234 TRM P45900201,300
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
E 75882822,350
E 75 verstärkteketten963022,350
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
FuG 531050
FuG 741570
FuG 12710150
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class1装填棒Class1砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Superheavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時4.10%⇒4.01%0.61%
移動時2.05%⇒2.00%0.31%
 

派生車両

派生元Tiger II(HT/154,000)
派生先E 100(HT/183,010)
 

開発ツリー

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8.8 cm Kw.K. 43 L/71 mod.Vlt
(初期/112,180)
10.5 cm KwsPz.K. L/52
(16,800/116,490)
10.5 cm KwsPz.K. L/68
(46,000/178,500)
E 75 Ausf. A
(初期/28,000)
E 75 Ausf. B
(24,450/59,500)
12.8 cm Kw.K. Ausf. E
(63,000/310,000)
E 100
(183,010/6,100,000)
FuG 5
(初期/630)
FuG 7
(1,360/8,160)
FuG 12
(7,200/43,200)
Maybach HL 230 TRM P45
(初期/54,000)
Maybach HL 234 TRM P45
(26,500/92,000)
E 75
(初期/28,000)
E 75 verstärkteketten
(25,300/60,150)
 

車両に関する変更履歴

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v0.6.6新規実装
v0.6.7ヒットボックスを変更: mudflaps, rangefinder caps
v0.7.4トランスミッションが車体前部に移動
v0.8.910,5 cm KwK 46 L/68発射時エフェクトを修正
v0.9.3トランスミッションが砲撃を受けた際に火災が発生しなくなるよう修正
v0.9.15.1HD化
v0.9.17.1初期履帯の移動・旋回時の散布界を0.24から0.22に変更
改良履帯の移動・旋回時の散布界を0.22から0.21に変更
12,8 cm Kw.K. 44 L/55 gunの精度を0.38mから0.37mに変更
12,8 cm Kw.K. 44 L/55 gun搭載時の砲塔旋回時の散布界を0.18から0.11に変更
12,8 cm Kw.K. 44 L/55 gunの照準時間を2.9秒から2.4秒に変更
v1.10.08,8 cm Kw.K. 43 L/71を8.8 cm Kw.K. 43 L/71 mod.Vlt(砲弾ダメージ280/280/370HP)に換装
10,5 cm Kw.K. L/52を10.5 cm KwsPz.K. L/52(砲弾ダメージ360/360/440HP)に換装
10,5 cm Kw.K. L/68を10.5 cm KwsPz.K. L/68(砲弾ダメージ360/360/440HP)に換装
12,8 cm Kw.K. 44 L/55を12.8 cm Kw.K. Ausf.E(砲弾ダメージ530/530/670HP)に換装
初期砲塔の装甲厚(mm)を185/80/80から245/120/80に変更
改良砲塔の装甲厚(mm)を252/160/160から280/160/160に変更
初期砲塔時のHPを1,820から1,850に変更
改良砲塔時のHPを1,920から1,950に変更

解説

  • 概要
    v0.6.6で追加されたTier9のドイツ重戦車。通称『イナゴ』*1
    E計画の一輌であり、Tiger IIの後継車両の計画案。
    双子のような外見のTier8重戦車Tiger IIの性能を全体的に上昇させた車両である。
     
  • 火力
    引き継いだ砲はいずれも発射レートが向上し、多少扱いやすくなっているが、貫通力に不安があるためやはり早めの12,8cm砲の搭載を推奨する。
    俯角がやや大きく取れ車高の高さを活かした頭出し射撃ができるなど、取り回しはしやすい。
    • 10.5 cm KwsPz.K. L/68
      引き継げる砲では最大火力なので、Tiger IIで開発を済ませておくと乗り出しから最低限の火力を確保できる。
      各性能のバランスが良く12,8cm砲に比べて精度や照準時間も良いが、やはり貫通力や単発火力はTier9HTとしては不足する。よほどの理由がない限り、12,8cm砲を使う方がいいだろう。
       
    • 12.8 cm Kw.K. Ausf. E
      本車両の最終砲。VK 45.02 BMäuschenMausとの互換性はアップデートにより無くなった。
      引き継いだ3種の主砲は初期砲塔&初期履帯で搭載可能だが、この最終砲を搭載するには改良砲塔&改良履帯への換装が必須。
      AP単発火力が530と高いのが特長で、貫通力も悪くないので丁寧に撃っていけばかなりのダメージソースとなれる。また、かつて弱点であったDPMはv1.10.0にてかなり改善されている。
      精度や照準時間、弾速は10,5cmより悪化している。
       
    • ラムアタック
      車体重量はあるが加速は遅いためとっさの体当たりはさほどダメージが出ないが、相手の残りHPが少ない時に装填中でとっさに撃てない場合の「最後の選択肢」として覚えておいて損はない。
      しかも、アタックのあと敵に密着すると、弱点である車体下部を狙われづらくなる。
       
  • 装甲
    Tiger IIよりも更に強化される。Tierが上がった事で周囲の貫通力も上昇しているため防御テクニックは必須である。
    VK 45.02 (P) Ausf. Bと比べると、車体装甲は劣るが、砲塔装甲では若干優れる。
    • 砲塔
      Tiger IIと同じく前後が絞られたような形状をしているため、よそ見をすると側面を抜かれやすくなる。数値以上の防御力は発揮しにくい。
      • 改良砲塔
        正面は280mm。通常弾ならほとんど防ぐことが出来るが、貫通力300mmを超える課金弾には抜かれることがある。
        キューポラは160mmの弱点となっており、車体を小刻みに動かすなどで狙いを絞らせないようにしよう。
        正面から見える天板は60mm厚なので、貫通力の高いHEATでない限りは弾ける。
        側面は160mm。予備履帯は20mmの増加装甲として機能する。
         
    • 車体
      Tiger IIと比較すると車体正面は装甲厚は変わらないが傾斜角度が10°ほど増加し、APに対して280mm程度、対HEATでは320mm前後となる防御力を得ている。また側背面が+40mm装甲が増加し、昼飯や豚飯がやりやすくなった。
      一方、車高が高くなったことで装甲の薄い車体下部(傾斜55度の130mm=230mm前後)が広がってしまった。
      角度をつければ貫通240mm程度までなら安定して弾いてくれるものの、本車にとって抜かれやすい明確な弱点である。
      ドイツ戦車伝統の「車体前面下部に大きなトランスミッション判定」もある都合上、なるべく車体下部を晒さないよう気を配りながら戦いたい。*2
      昼飯、豚飯、障害物の利用といった基本的な防御手段は必須だ。
      しかし傾斜の付いたスポンソン底面が40mmしかなく、運悪く命中すると122mm以上のAP/APCRには3倍ルールで貫通されうる。豚飯もあまり過信しないようにしたい。
      なお、車体前部の弾薬庫は車体左側のみ*3にあり、砲塔キューポラも同じく左側にあるため左半身を隠すように意識すると良い。
       
  • 機動性
    Tiger IIから加速力は微減したが、最高速度や旋回速度や旋回時の接地抵抗が改善されている。
    その巨体から鈍重な挙動を想像しがちだが、重戦車としては意外な俊敏さを見せる。
     
  • 開発
    相変わらず初期履帯の積載量に余裕が無く、砲塔の換装には改良型装甲材の搭載か履帯開発が必須となる。上位砲塔に換装すると、重量増によりただでさえ酷い機動性がさらに悪化するため、次の開発をエンジンと主砲どちらにするかが悩ましい。大方の人は、以下の流れになるようだ。
    「履帯(改良型装甲材推奨) → 砲塔 → 砲 → エンジン」
    フリーEXPも積極的に使おう。
     
  • 総論
    優れた主砲と装甲、その割に良好な機動力を併せ持ち、Tier9HTの中では強力な部類となる。
    砲精度の関係でこれまでのドイツ重戦車とは少し味付けが異なってくるが、重戦車の基本に忠実な運用で最大限性能が発揮される、ドイツツリーTier9の座に相応しい車輌と言える。
    基本的な立ち回りについて

    豚飯や昼飯を駆使すればTier10相手でも(高貫通力の車両(主にTD)を除けば)相当に耐えるため、Tier9戦ならば最前線が基本のポジションとなる。本車のような前線向きの車両が、低戦果で撃破されてしまうと、生き残った軽装甲の車両が余計に被弾を受ける構図となるため、大劣勢になりやすい。丁寧に戦って、少しでも長く最前線を維持しよう。

     

    Tier10戦では火力や貫通力の問題もあるため、味方のTier10戦車に最前線に立ってもらい、自分は少しだけ後ろで戦うことが好ましいが、味方のHPが減った時や援護の為に、いつでも前線を交代できる位置にいること。開幕早々に後方で狙撃を狙うような行動を取ればまず間違いなく味方からバカにされるし、必要な時に支援が間に合わない。

     

    ドイツ戦車の基本、自分の得意な距離での戦闘と昼飯の角度、豚飯、車体下部を隠すことを忘れずに。本車に限った技術ではないが、敵が発砲するタイミングを見計らって車体を急旋回させ、25度から30度ほど傾けて敵弾を受けることで、車体下部でも貫通260mm級の砲弾を弾くこともできる。ただしいくら固いとはいえ単独で突出すればただの的なので勘違いしないように。

     

    砲塔旋回速度の遅さと最終砲の装填時間の長さのため近距離戦はやや苦手(VK 45.02 Bに比べればマシ)。一対一で近距離の機動戦を仕掛けられるような事態は避けたい。後期砲塔旋回速度の遅さは車体旋回(30°/s)を同時に行う事で多少カバー可能だが、最終砲の装填時間はかなり長く、スキル100%かつラマーと換気扇を装備しても、13.25秒かかるためこの隙を付かれると厳しい。

史実

E 100、E 50、E 25、E 10の一連の戦車と同じく、戦車の各種構成部品を共通化して生産性を高め、また重量ごとに戦車の標準化を目指した E(Entwicklungstypen=開発タイプ)計画の一環として計画された。
E 75は重戦車であるTiger IIを代替することをその目的としていたが、実際にはサスペンションの作成とテストが行われたのみであった。
E 50とは装甲厚、転輪の枚数を除いた全てを共通化する予定で、外見はほぼ同一だった。
なお、E 100を除く一連のEシリーズは、車体すら完成していない。

 

エンジンはHL234 V型12気筒液冷ガソリンエンジンを搭載する予定で、900hpを発揮した。
最高速度は40km/hとされた。
主砲には8,8cm KwK 43 L/71を採用。
10,5cm KwK L/68も考慮されたが、最終的には却下された。
(8,8cm KwK 43 L/71で貫通出来ない敵戦車は計画当時居なかったし、何より10,5cm KwK L/68を搭載する場合、弾薬が分離式になるのでそれが嫌われて却下されたらしい)
車体はTiger IIに酷似した形になる予定で、正面装甲板の傾斜角を増し耐弾性を高める設計になっている。
砲塔はクルップ社が新規に設計したものを搭載する予定で、こちらも形はTiger IIに酷似したとされる。
装甲厚に関して、具体的な数値は不明だがTiger IIより強化されていた可能性はある。

 

【出典】
http://warspot.ru/8550-istoriya-neudavsheysya-unifikatsii

情報提供

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※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 E(イ)7(ナ)5(ゴ)
*2 ただしv0.9.3で火災判定のみ無くなった
*3 車体右側の弾薬庫は若干正面装甲から距離が離されたため、大口径砲でなければ装甲を貫通されても届かない