Tier 10 ドイツ 駆逐戦車 日本語表記: グリレ 15
↑ 15 cm Pak L/63
車体の長さと砲身の長さがアンバランス。
砲身や作業スペースなどの形状こそ異なるが、G.W. Pantherと同じクルップ社が設計した事から、似通った構成の車輌となっている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,800 |
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車体装甲厚(mm) | 30/16/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/15 |
重量(t) | 40 |
実用出力重量比(hp/t) | 21.25 |
主砲旋回速度(°/s) | 20 |
視認範囲(m) | 390 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | 21,035 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
15 cm Pak L/63 | 3.33 | AP HEAT HE | 279 334 75 | 750 750 950 | 2,500 | 0.27 | 1.5 | 1,200 900 1,000 | 30 | 1,680 6,000 1,140 | 6,300 | -7°/+15° |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach NL 234 | 850 | 15 | 1,200 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Grille 15 | 45 | 24 | 12,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10WSc | 720 | 160 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
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拡張パーツ
× | Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 7.87% | 0.83% |
移動時 | 4.73% | 0.5% |
派生車両
派生元 | Waffenträger auf Pz. IV(TD/205,000) |
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派生先 | なし |
射界
射界 | 左50°/右50° |
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開発ツリー
15 cm Pak L/63 (初期/340,000) | |
10WSc (初期/51,600) | |
Maybach NL 234 (初期/120,000) | |
Grille 15 (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.15 | Waffenträger auf E 100と置き換えて実装 |
v0.9.17.1 | 後退速度を20km/hから15km/hに変更 俯角を-8°から-7°に変更 装填時間を16.5秒から18秒に変更 AP弾の弾速を1,350m/sから1,200m/sに変更 エンジンの馬力を900hpから850hpに減少 |
解説
- 概要
v0.9.15にてWaffenträger auf E 100との置き換えで追加されたTier10のドイツ駆逐戦車。
クルップ社が提案した、Pantherの車体を用いた対戦車自走砲の計画案である。
高い単発火力・機動性を併せ持ち、火力支援においては優秀な駆逐戦車に仕上がっている。
- 火力
砲塔は左右50°ずつの限定旋回となっており、後部砲塔であることもあって扱いづらさが目立つ。
俯角は-7°と平均的。- 15 cm Pak L/63
Waffenträger auf Pz. IVの15 cm Pak L/38を順当に強化した長砲身15cm砲。
貫通力はAPで279mm、HEATで334mmと、HEATの貫通力がかなり頼りなく、弱点狙撃が必要になる場合が多い。
幸い精度・照準時間は極めて優秀であり、特に精度は射撃モード中のUDES 03・Strv 103Bに次いでゲーム内第3位の数値を誇る。
しかし、前身と比べ2倍以上も砲塔旋回時の照準拡散が悪いという数字には表れない致命的な弱点がある。ガバガバで有名なT49のガンランチャーより悪く一部自走砲にすら劣る始末で、中距離ですら動いている敵に対して照準を動かしていると非常に大きく拡散し、まるで命中しない。置きエイムを徹底する必要があるだろう。
発射速度と榴弾の貫通力はWT auf Pz. IVから低下しているので注意。
- 15 cm Pak L/63
- 装甲
紙装甲であり防御力には一切期待できない。
車体はPantherを減厚・軽量化したものとなっており、装甲厚は上部でも僅か30mmにまで劣化している。
さらに耐久力はStrv 103Bと並び、軽戦車と自走砲を除くTier10戦車の中で最も低い。
薄い装甲に背の高い限定旋回の砲塔の組み合わせから回避の初動がどうしても遅くなる性質上、発見されれば一気に重傷・即死の危険が高い。
発見されないことが最善であるが、後述の通り隠蔽が悪化しており、敵の射線を遮れる遮蔽物や地形の確保および迅速な退避が重要である。
- 機動性
駆逐戦車としては良好な最高速度・加速力を有しており、狙撃ポジションへの移動や陣地転換には困らない。
しかし、旋回速度は遅く、限定旋回の砲塔である事も相俟って、機動力の高い相手には接近戦で後れを取る可能性もある。
必要な時には自発的に攻勢に出られるものの、基本的に位置取りの為の足回りと考えておこう。
- その他
- 視界・隠蔽
視認範囲は390mと駆逐戦車としては優秀な部類。
一方で軽快な機動力と引き換えに隠蔽性能は大幅に悪化しており、これはベースのPantherよりもさらに悪く、隠蔽を活かした単純な狙撃運用は難しくなっている。
一応、塗装・カモネット・カモスキル・茂みを駆使する事である程度は補う事もできる。
また、ある程度の交戦距離を維持しつつ、逃走経路を事前に決めておけば、機動力を活かして被弾率を下げられるだろう。
- 視界・隠蔽
- 総論
高火力・高精度・高機動・低隠蔽・紙装甲を特徴とした強力な支援型駆逐戦車である。
15 cm Pak L/63の大火力を迅速かつ的確に広範囲へ送り出せるのが本車最大の強みであり、定点射撃ばかりでは全く持ち味を活かせない。
状況によっては、主戦場の裏取りやワンパン可能な相手にダメージ交換覚悟で強行するなど、柔軟な動きが求められる。
一方このルート共通の問題だが、高火力・紙装甲ゆえに敵からのヘイトが非常に高く、優先的に集中砲火を浴びかねない。
大幅に劣化した隠蔽と限定旋回の砲塔という欠点を考慮し、不用意な前進や身晒しは慎み、運用には細心の注意を払っていこう。
戦局を覆すポテンシャルは十分に持っており、ドイツ第2駆逐戦車ルートの集大成に相応しい車両である。
史実
1942年の夏頃、陸軍兵器局はクルップ社とラインメタル社に対し、パンターの車体を流用した駆逐戦車を設計する契約を締結しました。
これは、128-mm K 43 または 150-mm sFH 43 榴弾砲のいずれかを搭載する計画でした。
Grille 12とGrille 15が計画され、これらは後部に配された戦闘室を持ち、兵装のみが異なりました。
後に、Grille 15は150-mm 63口径となり、これは4000mの距離で200mmの貫徹力を持っていました。
しかし、開発は遅れ、Grille 15は青写真としてのみ残りました。
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