Tier 6 イギリス 駆逐戦車

↑ OQF 77 mm AT Gun Mk. II
初期状態。粘土を継ぎ足したような奇妙な形状の車体。
AT 2から大型化したキューポラや機銃塔が目立つが、これらも弱点とは言い難い装甲厚を持っている。

↑ OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (AT 8)
最終状態。車体左側面の大きな工具箱には当たり判定はない。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 900 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 203/102/102 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 20/10 |
| 重量(初期/最終)(t) | 41/41.38 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 10.87 |
| 主砲旋回速度(°/s) | 26 |
| 視界範囲(m) | 330 |
| 本体価格(Cr) | 940,000 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可 |
| ロール | 攻撃的駆逐戦車 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| OQF 77 mm AT Gun Mk. II | 15.79 | AP APCR HE | 148 208 38 | 140 140 190 | 2,211 | 0.32 | 1.7 | 785 981 785 | 84 | 150 2,800 75 | 681 | -5°/+18° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (AT 8) | 13.04 | AP APCR HE | 171 239 38 | 150 150 190 | 1,956 | 0.32 | 1.7 | 884 1,105 884 | 70 | 175 3,200 75 | 826 |
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| Nuffield Liberty Mk. III | 425 | 20 | 383 |
|---|---|---|---|
| Nuffield Liberty Mk. V | 450 | 20 | 383 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| AT 8 | 26 | 11,000 |
|---|---|---|
| AT 8 Mk. II | 28 | 11,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| WS No. 19 Mk. III | 550 | 40 |
|---|
乗員
| 1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
| × | × | Class2 | Class2 | Medium | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 18.01% | 4.21% |
| 移動時 | 10.77% | 2.52% |
射界
| 射界 | 左7.5°/右7.5° |
|---|
派生車両
開発ツリー
| QF 6-pdr AT Gun Mk. V (初期/35,000) | ━ | 75 mm AT Gun Mk. V (4,000/45,000) | ━ | OQF 77 mm AT Gun Mk. II (14,500/62,000) | ┳ ┃ | OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (15,000/65,000) |
| WS No. 19 Mk. I (初期/15,000) | ━ | WS No. 19 Mk. II (3,600/21,000) | ━ | WS No. 19 Mk. III (4,000/22,000) | ┃ ┗ | AT 7 (56,000/1,400,000) |
| Nuffield Liberty Mk. II (初期/500) | ━ | Nuffield Liberty Mk. III (1,100/11,500) | ━ | Nuffield Liberty Mk. V (1,000/12,500) | ||
| AT 8 (初期/13,000) | ━ | AT 8 Mk. II (5,000/16,000) | ||||
車両に関する変更履歴
| v0.9.18 | HDモデル化 全ての主砲の仰角を7度から7.5度に変更 |
| v0.9.21 | 装甲を強化 |
| v1.9.0 | OQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIの総弾数を60発から70発に変更 QF 6-pdr AT Gun Mk. Vの総弾数を120発から145発に変更 修理費用を11%ダウン 収益性を2%ダウン HPを800から900に変更 |
| v2.0.0 | 詳細 |
解説 (v2.0.0)
- 火力
前身のAT 2では頼りなかった攻撃面が充実する。
一方でAT 2から射界が半分近くまで狭まってしまい、物陰を利用しての射撃がかなり難しくなっている。以前は非常に狭かった仰角はv2.0で+18°まで取れるようになり、撃ち上げがしにくくて困ることはなくなった。- OQF 77 mm AT Gun Mk. II
v2.0で非力だった6ポンド砲と75mm砲が削除され、本砲が初期砲となった。
DPMこそ下記の17ポンド砲を大きく超えているが、同格重戦車のChurchill VIIも同様の砲を装備できるため、砲の開発が終了次第換装するべきと言える。
初期砲としては悪くない性能といえるだろう。
ちなみに実際の口径は76.2mmである。(イギリス車輌ではよくある表記) - OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (AT 8)
最終砲。
77mm砲から更に貫通力が強化され通常弾で171mm、課金弾では239mmと駆逐戦車として十分な値を手にする。
単発火力がTier6駆逐戦車としては物足りないが、抜群の精度と良好な発射速度を持つ。DPMについてはv2.0で装填時間が延長されたため、同格の平均やや上程度に落ち着いた。持ち前の重装甲を活かして手数を上手く活用していこう。
弾速も速くまともになり、遠距離砲撃にも十分な対応力を見せてくれる。
ちなみに移動・旋回時の照準拡散が非常に悪い(同Tier駆逐戦車内でもこれを下回るのはM18 Hellcatだけでありワースト2位)ため、照準時間自体は短いが移動・旋回後にとっさに撃つと暴投しやすい。射撃前には必ず一呼吸置くことを意識しよう。
- OQF 77 mm AT Gun Mk. II
- 装甲
正面は203.2mmもの重装甲を誇り、同格以下のほとんどの弾を弾く。v0.9.21にて大きく強化され、正面の76mm部分は消滅、正面から見える弱点はほとんど埋められた。
耐久値も同格中戦車の平均を超える値となっている。
円筒形のキューポラは152.4mm厚でありここが顕著な弱点ではあるが、それでもTier5戦車の通常弾程度ならば防いでしまう装甲厚を持つ。v2.0でキューポラを阻むように配置されている機銃塔と主砲真上の機銃塔の装甲が152.4mmに弱体化されたため、これまでよりも上部構造物を撃たれると貫通されやすくなっている。
また、右壁を障害物にすることでキューポラを隠して戦うことが出来るが、上記の主砲上の機銃塔がどうしても隠せないので近距離戦や精度のいい砲相手では抜かれやすい。
砲身の下の車体傾斜部は76.2mm+70°で、APの標準化を考慮すると180mm相当と若干弱い。撃ち下ろされると簡単に貫通されてしまうため、敵を見下ろす形を心がけたい。なお標準化のないHEATでは220mm相当となり、垂直部よりも弾きやすい。
キューポラや傾斜部と言った弱点のフォローは次のAT 7では必須となるので、ここで練習しておくとと良いだろう。
側面・背面の垂直面はいずれも101.6mmありかなり厚い。後ろに回られても、Tier5軽戦車の砲程度であれば防いでくれるうえ、角度がついているとなおさら安定しなくなる。確実な貫通を期すのならば課金弾の使用を躊躇わないこと。
サイドスカートは38.1mm、履帯は30mmの空間装甲であり、起動輪や誘導輪を抜くには170mmを超える貫通力を要求される。敵対した際は、サイドスカートを避けて斜めから撃つと良い。
天板は38.1mmと厚めで、自走砲の榴弾に貫通されることは稀。
- 機動性
エンジンは新しく搭載可能になったが、最終エンジンでも450馬力しかなく相変わらずの鈍足である。
最高速度も20km/hと前身から変化がないので、移動はなるべく早く行う必要がある。
v2.0で車体の旋回速度が大きく強化されたが、それでも重駆逐戦車の域を出ないため回り込まれてしまうと単独で振りほどくのは難しい。
- その他
重駆逐戦車ではあるものの隠蔽性は悪くなく、同格同僚内でも、ATルート中でも最も優秀。同格内でも中の上レベル。
乗員構成は装填手が2人に増えるので、1人が負傷しても装填速度はあまり低下しない。
また本車両からTier10のFV217 Badgerまで乗員構成が変化しないので、セカンダリスキルを向上させやすい。
- 総論
以前は、AT 2から攻撃面が充実した反面正面は弱点だらけとなり、分かっているプレイヤーからすれば鈍足の経験値boxとしか見られていなかった。
が、v0.9.21よりその立場は一転し、正面からはおよそ170mm未満の貫通力をほぼ無効化する、ATシリーズの名に恥じない堅牢さを発揮するようになった。
しかし装甲のほとんどは垂直であり、課金弾を使われればあっさり抜かれてしまうことも変わっていない。弱点箇所も有名で知れ渡っているので、敵対する相手によっては無理に前線を引き受ける必要はないだろう。(特にTierボトム配置の場合)
自慢の高精度高貫通高DPM砲は遠距離でも期待を裏切らない性能であり、味方がしっかり前線を張ってくれるのであればやはり後方からの支援を担当するのも悪くない選択肢である。
ただしその際に足枷となるのが機動性であり、前身のAT 2から進歩はなく挙動は重い。状況の変化をいち早く察知して一足先に行動に出ることが戦果にも直結しやすい性能となっている。
史実
AT 8は突破戦車の計画案である。
AT 7計画から発展し、同計画が同時期に指示された。
だが、A39トータス重駆逐戦車が好まれたため、試作されることはなかった。
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アーカイブ1
- 同格で一番怖いのがイギリスのFVなんだよな。天板抜かれて逃げようにも足が遅くてなすすべなくやられた。 -- 2014-09-09 (火) 21:07:23
- こいつって基本修理スキルとるから履帯切りなら抜けられるし、片側隠す関係上自走からも隠れやすい感覚あるけどな -- 2014-09-09 (火) 22:17:54
- 普通の自走砲なら隠れればいけるかもしれんが高精度高弾道のFVは共に無視して撃ち込んできかねないんだよ... -- 2014-09-09 (火) 22:24:19
- こいつって基本修理スキルとるから履帯切りなら抜けられるし、片側隠す関係上自走からも隠れやすい感覚あるけどな -- 2014-09-09 (火) 22:17:54
- あまり話題にされてないけど、このTierで最低装甲厚がキューポラの152.4mm(しかも手前の置物は203mm)とかだいぶぶっ飛んでると思うんだが…。正面だけなら単純にO-Iを超えてる。 -- 2017-12-19 (火) 22:53:55
- ぶっ飛んでるというか、だいたいの人が正面全体を203mmだと思って使うし、今までが装甲詐欺してただけ。やっと詐欺じゃなくなったな。だけど見掛けないな。 -- 2017-12-20 (水) 07:11:32
- 15榴組からは養分以外の何者でもなかったけどようやく報われたのか -- 2017-12-19 (火) 23:34:41
- 弱点を知ってる人達からすれば柔いくせに鈍いExpBoxでしかなかったAT 8君、今回のバフで復権か -- 2017-12-20 (水) 00:18:56
- 今まで装甲も火力も速度も仰俯角もないというかわいそうな奴だったけど、これからは反時計回りに侵攻してもやや強気でいられると思う -- 2017-12-20 (水) 07:22:07
- 戦闘室右側の76mmくらいしかなかった部分が他と同じ203mmになってくれたのが本当にありがたい。10榴HEATすらスッポスッポだったのが今じゃTierトップだとチートレベルに硬いってのがグッと来る。 -- 2017-12-20 (水) 00:42:56
- これだけ固いと肉薄して75mmフル金も十分選択肢に入るね、少ないとはいえ狙撃マップだときついけど。 -- 2017-12-22 (金) 22:50:17
- 解説を9.21に対応、修正しました。 -- 2018-01-11 (木) 02:05:06
- ティア4戦車だと、TDの金弾使っても、AT-8をまともに貫通できないのか・・・逃げるか履帯ハメするしかないのが哀しい -- 2018-01-14 (日) 10:07:42
- ん? それは当然では -- 2018-01-14 (日) 13:40:57
- Tier4にぼこぼこにされるTier6重装甲戦車(笑)に乗れる方が嬉しいわけか。とんだ変わり者もいたもんだ。 -- 2018-01-14 (日) 14:38:56
- 二個も格下の金弾弾けなかったら装甲の意味ないだろ -- 2018-01-15 (月) 08:41:54
- しかし残念ながらこのゲームでは一切抜けない方が珍しいんだよなぁ -- 2018-01-16 (火) 04:15:07
- と言っても、装甲と砲に性能バランスが偏ってるだけで、全面ハイバランス車両ってわけでもないからねえ。抜かれる奴は抜かれるなりに、大抵は他の部分でコイツにはない強みを持ってるわけだから -- 2018-01-16 (火) 11:03:24
- 57mm系のAPCRなら真正面からキューポラ抜けるからTier4で一切抜けないわけじゃないぞ。無論そんな暇あれば他の戦車狙ったほうがいいけどね -- 2018-01-17 (水) 02:30:47
- 数値上はStug3 ausfBの中間砲(hetzerの初期砲)7,5 cm Stu.K. 40 L/43のAPCRで側背面が抜ける。AT8は遅いから、回り込みやすい。10榴でHPを削る手もある。「Tier4でTier6と正面から撃ち合う」という前提が無理筋。 -- 2018-01-16 (火) 11:48:09
- 側背面なら結構貫通できる奴いるぞ。まぁそもそも格上重駆逐相手に正面から戦うこと前提なのかって感じだったけど。 -- 2018-01-16 (火) 23:25:06
- 木主がこれ乗ったら ティア4戦車にも抜かれる装甲詐欺 とか言いそう。 -- 2018-01-17 (水) 12:24:09
- 前はそうだったと考えるとなかなかひどい装甲であった -- 2018-01-18 (木) 07:14:42
- 大半のTier4TDが大きな下振れなければキューボラ抜ける気がするけどね。それ以外のTier4TDは大概榴弾砲持ってるからやっぱりキューボラとか機銃狙えば天板からダメージ入るし。 -- 2018-01-18 (木) 19:53:54
- まぁ結局上の木主は狙うとこが悪いでファイナルアンサー。 -- 2018-01-18 (木) 21:10:42
- キューポラ前の機銃塔装甲薄くなってキューポラと変わらないな。前よりは貫通されそう。 -- 2025-09-21 (日) 17:55:44
- 正確にキューポラ撃たないと抜けない→キューポラ周辺撃てばとりあえず抜ける。ぐらいには変わった。あと中央の機銃塔も薄くなってるので、右半身隠しても鉄壁じゃなくなったのも辛いかも。 -- 2025-09-22 (月) 15:55:00



