Tier 6 イギリス 駆逐戦車
↑ QF 6-pdr AT Gun Mk. V
初期状態。粘土を継ぎ足したような奇妙な形状の車体。
AT 2から大型化したキューポラや機銃塔が目立つが、これらも弱点とは言い難い装甲厚を持っている。
↑ OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII
最終状態。手前側側面の大きな工具箱には当たり判定はない。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 900 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 203/102/102 |
最高速度(前/後)(km/h) | 20/10 |
重量(初期/最終)(t) | 41/41.38 |
実用出力重量比(hp/t) | 9.91 |
主砲旋回速度(°/s) | 26 |
視界範囲(m) | 330 |
本体価格(Cr) | 940,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 攻撃的駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
QF 6-pdr AT Gun Mk. V | 26.09 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 1,957 | 0.37 | 1.7 | 892 1,115 892 | 145 | 45 2,400 32 | 450 | -5°/+7.5° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
75 mm AT Gun Mk. V | 26.09 | AP APCR HE | 91 144 38 | 110 110 175 | 2,870 | 0.39 | 1.7 | 619 774 619 | 120 | 56 2,800 56 | 500 | |
OQF 77 mm AT Gun Mk. II | 15.79 | AP APCR HE | 148 208 38 | 140 140 190 | 2,211 | 0.32 | 1.7 | 785 981 785 | 84 | 150 2,800 75 | 681 | |
OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII | 13.95 | AP APCR HE | 171 239 38 | 150 150 190 | 2,093 | 0.32 | 1.7 | 884 1,105 884 | 70 | 175 3,200 75 | 826 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Nuffield Liberty Mk. II | 340 | 20 | 383 |
---|---|---|---|
Nuffield Liberty Mk. III | 395 | 20 | 383 |
Nuffield Liberty Mk. V | 410 | 20 | 383 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
AT 8 | 41.5 | 18 | 11,000 |
---|---|---|---|
AT 8 Mk. II | 44.5 | 20 | 11,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No. 19 Mk. I | 400 | 40 |
---|---|---|
WS No. 19 Mk. II | 450 | 40 |
WS No. 19 Mk. III | 550 | 40 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.01% | 4.21% |
移動時 | 10.77% | 2.52% |
射界
射界 | 左7.5°/右7.5° |
---|
派生車両
開発ツリー
QF 6-pdr AT Gun Mk. V (初期/35,000) | ━ | 75 mm AT Gun Mk. V (4,000/45,000) | ━ | OQF 77 mm AT Gun Mk. II (14,500/62,000) | ┳ ┃ | OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII (15,000/65,000) |
WS No. 19 Mk. I (初期/15,000) | ━ | WS No. 19 Mk. II (3,600/21,000) | ━ | WS No. 19 Mk. III (4,000/22,000) | ┃ ┗ | AT 7 (56,000/1,400,000) |
Nuffield Liberty Mk. II (初期/500) | ━ | Nuffield Liberty Mk. III (1,100/11,500) | ━ | Nuffield Liberty Mk. V (1,000/12,500) | ||
AT 8 (初期/13,000) | ━ | AT 8 Mk. II (5,000/16,000) |
車両に関する変更履歴
v0.9.18 | HDモデル化 全ての主砲の仰角を7度から7.5度に変更 |
v0.9.21 | 装甲を強化 |
v1.9.0 | OQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIの総弾数を60発から70発に変更 QF 6-pdr AT Gun Mk. Vの総弾数を120発から145発に変更 修理費用を11%ダウン 収益性を2%ダウン HPを800から900に変更 |
解説
- 火力
前身のAT 2では頼りなかった攻撃面が充実する。
一方でAT 2から仰角と射界が半分近くまで狭まってしまい、地形の凹凸や物陰を利用しての射撃がかなり難しくなっている。特に仰角+7.5°は全車中でも最低クラスなので撃ち上げに苦労することが多い。
搭載できる主砲はいずれも単発火力が控えめで連射力に優れている。が、最終砲を開発するまでの道のりは長く、辛い乗りだしとなる。最終砲はAchillesおよびTier5コレクション車輌Archerそれぞれの最終砲と共通であるためそちらで開発しておけば乗り出しから最終砲を使用できる。
幸い拡張パーツを載せなければ最終砲まで初期履帯でも換装可能であり、なるべくフリー経験値を活用して少しでも主砲の開発を早めたい。- QF 6-pdr AT Gun Mk. V
フリー経験値も使わずAT 2からそのまま来た場合は初期砲である本砲を使用することになる。
貫通力はともかく、単発火力が駆逐戦車としてとにかく不足している。更には発射速度がAT 2から全く変わっておらず、最終砲より低いDPMとなっている。
ただでさえ前身のAT 2でも性能不足であった本砲をTier6の本車が使うことになるので、ドアノッカー以外の何者でもない。
しかし次砲の75mm砲は代わって貫通力が著しく不足するので使い物にならない。フリー経験値をフル活用してでも77mm砲まで一気に進める必要がある、ということである。 - 75 mm AT Gun Mk. V
DPM2,870という恐ろしい数値が目を引くが、気休め程度の単発火力の向上と引き換えに貫通力が著しく低下してしまう。
流石にこの貫通力では課金弾でも同格に通用するかどうかといったレベルであり、77mm砲が開発途中であれば引き続き6-pdr砲を搭載した方がまだ戦力にはなる。
ただし、Tier6しか参加しないゲームモードであれば活用できる余地がある。 - OQF 77 mm AT Gun Mk. II
ここへ来てようやく攻撃面が改善する及第点となる。
単発火力は依然として控えめだが、貫通力の強化によって通常弾でも多くの重戦車を貫通でき、課金弾を使えば格上戦車にも対応しやすくなったのは大きい。
発射速度も早めであり、DPMは17-pdr砲を少し上回っている。
しかし発射速度等は異なるが重戦車のChurchill VIIも同様の砲を装備できるため、最終砲17-pdr砲の開発は終了次第換装するべきと言える。
ちなみに実際の口径は76.2mm。(イギリス車輌ではよくある表記) - OQF 17-pdr AT Gun Mk. VII
別ルートのAchillesと互換性があり、あちらで開発済であればいきなり本砲を搭載できる。乗り出しが辛い本車のことを考えると是非そちらで開発しておくことを推奨する。(ただしAT 7の開発には75mm砲、77mm砲の開発は必要になる)
77mm砲から更に貫通力が強化され通常弾で171mm、課金弾では239mmと駆逐戦車として十分な値を手にする。
やはり単発火力が物足りないが、精度や発射速度からくるDPMも抜群の値を誇っており、重装甲を活かして手数を上手く活用していこう。
弾速も奇妙な特性を持っていた77mm砲から変わって速くまともになり、遠距離にも十分な対応力を見せてくれる。
ちなみにAchillesと比べると装填・照準速度で微妙に優れ、移動・旋回時の照準拡散で大きく劣る(拡散は同Tier駆逐戦車内でもこれを下回るのはM18 Hellcatだけでありワースト2位)。
- QF 6-pdr AT Gun Mk. V
- 装甲
正面は203.2mmもの重装甲を誇り、同格以下のほとんどの弾を弾く。v0.9.21にて大きく強化され、正面の76mm部分は消滅、正面から見える弱点はほとんど埋められた。
耐久値も同格中戦車の平均を超える値となっている。
円筒形のキューポラは152.4mm厚でありここが顕著な弱点ではあるが、それでもかなりの装甲厚を持つ。その上、その前を正面203.2mmの機銃塔が阻んでおり、中央部が狙いにくくなっている。
また、右壁を障害物にすることでキューポラを隠して戦うことが出来る。
砲身の下の車体傾斜部は76.2mm+70°で、APの標準化を考慮すると180mm相当と若干弱い。撃ち下ろされると簡単に貫通されてしまうため、敵を見下ろす形を心がけたい。なお標準化のないHEATでは220mm相当となり、垂直部よりも弾きやすい。
キューポラや傾斜部と言った弱点のフォローは次のAT 7では必須となるので、ここで練習しておくとと良いだろう。
側面・背面の垂直面はいずれも101.6mmありかなり厚い。後ろに回られても、Tier5LTの砲程度であれば防いでくれる。
サイドスカートは38.1mm、履帯は30mmの空間装甲であり、起動輪や誘導輪を抜くには170mmを超える貫通力を要求される。敵対した際は、サイドスカートを避けて斜めから撃つと良い。
天板は38.1mmと厚めで、自走砲の榴弾に貫通されることは稀。
- 機動性
エンジンは新しく搭載可能になったが、410馬力しかなく相変わらずの鈍足である。
最高速度も20km/hと前身から全く変わらず、移動はなるべく早く行う必要がある。
なお最終エンジンはCrusaderと互換性があるので、そちらのルートを進めていると低い機動力に悩まされることも多少は減るだろう。
- その他
一見デカそうな図体をしているが隠蔽性は悪くなく、同格同僚内でも、ATルート中でも最も優秀。同格内でも中の上レベル。
乗員構成は、装填手が2人に増えるので直感が重複して使える上に、1人が負傷しても装填速度はあまり低下しない。
また本車両からTier10のFV217 Badgerまで乗員構成が変化しないので、セカンダリスキルを向上させやすい。
- 総論
以前は、AT 2から攻撃面が充実した反面正面は弱点だらけとなり、分かっているプレイヤーからすれば鈍足の経験値boxとしか見られていなかった。
が、v0.9.21よりその立場は一転し、正面からはおよそ170mm未満の貫通力をほぼ無効化する、ATシリーズの名に恥じない堅牢さを発揮するようになった。
しかし装甲のほとんどは垂直であり、課金弾を使われればあっさり抜かれてしまうことも変わっていないため、敵対する相手によっては無理に前線を引き受ける必要はないだろう。(特にTierボトム配置の場合)
自慢の高精度高貫通高DPM砲は遠距離でも期待を裏切らない性能であり、味方がしっかり前線を張ってくれるのであればやはり後方からの支援を担当するのも悪くない選択肢である。
ただしその際に足枷となるのが機動性であり、前身のAT 2から進歩はなく挙動は重い。状況の変化をいち早く察知して一足先に行動に出ることが戦果にも直結しやすい性能となっている。
史実
AT8は突破戦車の計画案である。
AT-7計画から発展し、同計画が同時期に指示された。
だが、A39トータス重駆逐戦車が好まれたため、試作されることはなかった。
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