Matilda

Last-modified: 2020-08-28 (金) 21:17:55

Tier 4 イギリス 中戦車 / 日本語表記: マチルダ

Matilda_Early.jpg
↑ Matilda Mk. IIA + QF 2-pdr Mk. X
初期状態。
Matilda_Late.jpg
↑ Matilda Mk. IIA* + OQF 3-inch Howitzer Mk. I
最終状態。
箱がついて大きくなったように見えるが、箱に判定は無いので実際にはキューポラが小さくなった程度の違いである。

v0.9.10まで

shot_002.jpg
↑初期砲塔&QF 2-pdr Mk. X
shot_003.jpg
↑改良砲塔&QF 2-pdr Mk. X-B。リトルジョン・アダプターを装着した砲身が実に頼もしい。
しかし、砲塔の形状は間違い探し程度にしか変化していない。

 

shot_004-vert.jpg
↑初期砲塔と改良砲塔の比較。砲塔に箱が増設された程度の違いである。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値540⇒570
車体装甲厚(mm)75/70/55
最高速度(前/後)(km/h)24/11
重量(初期/最終)(t)26.52/26.97
実用出力重量比(hp/t)7.05
本体価格(Cr)140,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
QF 2-pdr Mk. X28.57AP
APCR
HE
78
121
23
50
50
60
1,4290.361.7792
990
792
16030
1,200
15
130-10°/+20°
QF 2-pdr Mk. X-B28.57AP
APCR
121
145
55
55
1,5710.361.91,341
1,341
14040
1,600
175
OQF 3-inch Howitzer Mk. I15HE
HEAT
38
100
175
110
1,650
(HEAT)
0.531.9182
182
5556
2,800
116
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Matilda Mk. IIA75/75/75343305,650
Matilda Mk. IIA*75/75/75343406,050
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
2x AEC17415331
2x Leyland E16419015331
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Matilda Mk. II27347,200
Matilda Mk. IIA29367,200
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 1135040
WS No. 937540
WS No. 19 Mk. I40040
WS No. 19 Mk. II45040
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.1%4.3%
移動時11.34%3.23%
 

派生車両

派生元Valentine(LT/3,900)
派生先Cavalier(MT/15,000) / Churchill I(HT/11,500)
 

開発ツリー

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QF 2-pdr Mk. X
(初期/3,000)

QF 2-pdr Mk. X-B
(1,800/28,000)
Cavalier
(15,000/380,000)
Matilda Mk. IIA
(初期/2,160)

OQF 3-inch Howitzer Mk. I
(2,100/30,000)
Matilda Mk. IIA*
(1,200/5,000)
Churchill I
(11,500/340,000)
WS No. 11
(初期/600)
WS No. 9
(610/3,600)
WS No. 19 Mk. I
(1,480/15,000)
WS No. 19 Mk. II
(3,600/21,000)
2x AEC
(初期/4,550)
2x Leyland E164
(310/4,000)
Matilda Mk. II
(初期/2,270)
Matilda Mk. IIA
(1,100/4,800)
 

車両に関する変更履歴

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v0.8.1新規実装
v0.9.12HDモデル化
v1.3.0派生先車輌にCrusaderを追加
v1.9.0QF 2-pdr Mk. Xの総弾数を92発から160発に変更
OQF 3-inch Howitzer Mk. Iの総弾数を35発から55発に変更
QF 2-pdr Mk. X-Bの総弾数を92発から140発に変更
修理費用を35%ダウン
収益性を13%ダウン
Matilda Mk. IIA砲塔時のHPを340から540に変更
Matilda Mk. IIA*砲塔時のHPを370から570に変更
派生元・派生先車輌を変更

解説

  • 概要
    v0.8.1アップデートで追加されたTier4のイギリス中戦車
     
  • 火力
    いずれの主砲も俯角は-10°と優秀であり、起伏を使ったハルダウンには向いている。
    初期砲から最低限の貫通力があり、乗り出しは楽な部類と言える。
    • QF 2-pdr Mk. X
      初期砲。最低限Tier相応の貫通力があるため、ある程度戦うことができる。
      重装甲車両にはさすがに通常弾での貫通は困難なため、課金弾のAPCRは多めに搭載しておこう。
      精度・照準時間は非常に優秀である。
      発射速度も早いが、単発火力は50とかなり低いのでDPMはそれほどでもない。手数は多いが無理はしない方がいいだろう。
       
    • QF 2-pdr Mk. X-B
      本車の基本装備とも言える改良砲。貫通力が初期砲の1.5倍になり、格上重戦車をも通常弾で貫通可能。課金弾の出番はほとんどなくクレジット収支が優秀。
      威力こそ55と初期砲とほとんど変わらないが照準時間は早く、移動時もそれほど拡散しないため命中率がかなり高い。装填速度も初期砲から向上しており、飛び出し撃ちを連発すれば装甲と併せた大きな手数押し要員となる。
      また、精度もこのTier帯では優秀で弾速も最速であり、遠距離にも十分対応できる。小口径の割には距離減衰がそれほど大きくないことも利点。
       
    • OQF 3-inch Howitzer Mk. 1
      榴弾砲。威力が75mm級の威力と同値の175であり、軽装甲車両にはかなりの威力を発揮する。
      しかしこのTierにもなってくると平均38mmで貫通可能な相手は少なく、思ったほど火力が伸びないのが悩みどころである。課金弾のHEATを使う選択肢もあるが、標準化がない上での貫通力100mmは微妙な水準。格上の重装甲車両にもなるとダメージはほとんど与えられず、Tierボトムでは豆鉄砲でしかない。
      そしてなにより問題なのが、ゲーム中の全ての砲の中で最も弾速が遅いことであり、少し距離が離れただけで大きな山なりの弾道となってしまう(数値で言えば182m/s、ちなみに2ポンド砲は1,341m/s)。精度も榴弾砲の域を出ず、遠距離どころか中距離でも動かれると全く当たらないことすらある。
      本砲を使う場合はかなり近距離での撃ち合いを強いられることになるが、残念ながら距離を素早く詰められるような機動力が本車には備わっておらず、搭載するのはオススメ出来ない。
       
  • 装甲
    中戦車ながら車体前面と砲塔全周が75mm、車体側面が70mm、車体後部55mmという全周で十分な装甲厚を誇る。その厚さは同Tier重戦車のB1はおろかTier5重戦車と並べてみても見劣りしない程だが、耐久値は同Tierの中戦車と変わらないためどれだけ敵弾を弾けるかで大きく生存率が変わる。
    砲塔は筒型で曲面を多用した構造なので格上の砲撃であっても弾く事がある。キューポラはスペック通りの75mmで弱点ではない。
    車体は避弾経始はあまり考慮されていないので冷静に垂直部分を撃たれれば貫通されてしまう。弱点を熟知しているプレイヤーなら車体上部の垂直部分を撃ち抜いてくるだろう。
    サイドスカートは25mmもあるので一見側面の方が硬いと思われがちだが内部の車体側面は40mmであり、履帯の装甲値10mmと合わせると75mmでほぼスペック通り。45度の昼飯を取れば貫通105mm程度まで防ぐことができるが、車体前方斜めの切り欠きが垂直に露出してしまう。
    後面も60mm程度の装甲があり、同格軽戦車程度の砲弾なら弾く場合がある。しかし後面上部の傾斜部分は角度は大きいものの20mmしかなく貫通されやすいため過信は禁物。
    リストトップであれば敵戦車の砲弾を弾き返し、無理矢理進軍する事も出来る。ただし、同格の駆逐戦車はこの戦車の正面装甲を安定して抜けるものが少なくない。また105mm榴弾砲の直撃はHE貫通の心配こそない*1ものの確実にダメージが入る。スペック上の数値が高くとも、硬さを過信した戦い方をするとすぐに撃破されてしまうだろう。
     
  • 機動性
    足は極めて遅い。最高速度・出力重量比ともに全車中でも最低クラスである。
    エンジンを換装しても速度は大して上がらず、どんなマップでも味方から遅れる事が前提である。
    移動していたら戦闘がほとんど終わっていたという事態を避けるため、マップ全体の戦況を予測をして極力安全かつ最短ルートで前線に移動しよう。前線に間に合わない時の為に、後方からでも狙撃しやすい場所を覚えておくとよい。慣れないうちは重戦車と一緒に侵攻するのが良いだろう。
     
  • 総論
    重戦車のような特性を有する中戦車である。
    足が遅いので戦場での取り回しに不便を感じることもあるだろうが、それを補ってあまりある装甲がこの戦車の魅力である。ここで低速かつ重装甲の戦車を扱う経験を培っておけば、後に続くチャーチル重戦車の運用にも生かせるだろう。
     

史実

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matilda2.jpg
(Bovington 戦車博物館にて)
 1930年代半ば、イギリス軍は今後の戦車開発を巡航戦車と歩兵戦車の2種類に分けて行うことを決定した。
巡航戦車が機甲部隊が運用する主力戦車であるのに対し、歩兵戦車は歩兵部隊を直接支援するため、敵陣に肉薄できる重装甲が要求される代わりに機動性は歩兵並みでよいものとされた。
この歩兵戦車の第一号としてヴィッカース社にて開発されたのが歩兵戦車Mk.I Matilda (後にMatilda I)である。
Matilda Iは最大60mmもの装甲厚を誇り、ドイツ軍の3.7cm対戦車砲さえも弾く事ができたが、最大速度は路上で12.6km/h、武装は機関銃1門のみという貧弱さであった。
Matilda Iの攻撃能力が貧弱すぎることはイギリス軍も認識しており、Matilda Iの量産が始まる前の1936年から2ポンド砲(QF 2-pdr Gun、口径40mm)を搭載する拡大発展版の開発が始められた。
しかし、結局のところMatilda Iの設計を流用することは困難であるとの結論に達したため、王立兵器工廠にて完全な再設計が行われることになった。
こうして完成したのが歩兵戦車Mk.II Matilda IIである(1939年部隊配備開始)。
本車両は最大装甲厚78mm、路上最高速度24km/h、主武装は2ポンド砲とMatilda Iに対しあらゆる面で強化されていたが、当時としては大型すぎて生産性が悪いことがネックであった。

 

第二世界大戦が始まり、Matilda IとMatilda IIはフランス、そして北アフリカへと送られて実戦に投入された。
Matilda Iは敵陣をキャタピラで蹂躙する以外にまともな攻撃ができず、Matilda IIも2ポンド砲に榴弾が存在しなかったため敵陣地や軟目標への攻撃力に問題があったが、それでもその重装甲を活かして戦い、特に北アフリカではイタリア軍を大いに苦しめた。
しかし、強大な装甲貫通力と長射程を有する8.8cm Flak18を擁するドイツ軍を相手に北アフリカの開けた地形で戦うのは分が悪く、その鈍足と攻撃力不足のために大きな損害を蒙ることになってしまった。
Matilda IIには榴弾砲であるOQF 3-inch Howitzer Mk. Iを搭載したCS型(近接支援型)も用意されていたが、最前線において任務ごとに車両を使い分けるといった柔軟な用法は困難だったのであろう。
Matilda IIの攻撃力不足を解消するため、新型の6ポンド砲(QF 6 pounder Gun、口径57mm)を搭載する改造計画が立てられたものの、砲塔とタレットリングが小さすぎて不可能であることが判明した。このためMatilda IIは次第に強化されていくドイツ戦車に対抗することができず、1942年6月のエル・アラメインの戦いを最後に第一線を離れた。
一方太平洋戦線ではオーストラリア軍が1943年にニューギニア戦線で本車を投入、その重装甲で日本軍を苦しめている。

 

生産されたMatilda IIの一部はレンドリースとしてソ連に送られたが、鈍足過ぎる上に雪や泥が足回りに詰まって動かなくなる故障が頻発したため余り評判はよくなかった。

 

ちなみに読みはマチルダのほうがより一般的だが、発音としてはおそらくマティルダの方が近い。

 

実車解説動画(英語)
「Inside the Chieftain's Hatch Matilda II Pt 1」

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*1 ただしHEAT弾は貫通する可能性がある