Churchill I

Last-modified: 2020-09-05 (土) 15:13:55

Tier 5 イギリス 重戦車 / 日本語表記: チャーチル歩兵戦車 Mk. I


↑ Churchill I + QF 2-pdr Mk. X
初期状態がChurchill Iの史実装備。
車体の75mm榴弾砲のほうがよっぽど頼もしそうだが、残念なことにこっちは単なる飾りである。
曲線装甲が採用された鋳造砲塔が素敵。

 


↑ Churchill III + 75 mm Gun Vickers HV
単発火力は別として高精度と貫通力が頼もしい逞しい砲身と、敵の砲弾は全て正面から受け止めると言わんばかりの潔いくらいに平面で構成されている砲塔。車体装甲も垂直の部位が目立つ。

v0.9.20以前


↑ Churchill I + QF 2-pdr Mk. X


↑ Churchill III + 75 mm Gun Vickers HV

 


左:車体正面装甲で、177.8mmあるのは左側の副砲の部分のみ。右側は、覗視孔兼ドライバーハッチになってるので非常に脆い。
ライトのある部分は傾斜装甲になってるのでマシだが、牽引用フックのある車体下部は、かなり薄めになる。
右側キャタピラでハッチを隠せる角度の昼飯豚飯で砲弾をあしらうのが紳士の嗜みだ。
右:履帯の導輪は、脱出ハッチのある車体部分から伸びる二枚の鋼板に挟まれて支えられている。
このせいで正面から導輪を射貫されるとダメージを受けてしまう。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値870⇒920
車体装甲厚(mm)178/64/51
最高速度(前/後)(km/h)25.7/14
重量(初期/最終)(t)38.45/40.02
実用出力重量比(hp/t)8.75
本体価格(Cr)340,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
QF 2-pdr Mk. X28.57AP
APCR
HE
78
121
23
50
50
60
1,4290.361.7
⇒1.5
792
990
792
26530
1,200
15
130-10°/+20°
OQF 3-inch Howitzer Mk. I15
⇒16.67
HE
HEAT
38
100
175
110
1,650
⇒1,833
(HEAT)
0.53
⇒0.51
2.1
⇒1.9
182
182
17556
2,800
116
QF 6-pdr Mk. III27.27AP
APCR
HE
105
170
30
75
75
100
2,0450.431.9821
1,026
821
14545
2,200
32
400
QF 6-pdr Gun Mk. V27.27AP
APCR
HE
110
180
30
75
75
100
2,0450.411.9892
1,115
892
14545
2,200
32
450-9°/+20°
75 mm Gun Mk. V20AP
APCR
HE
91
144
38
110
110
175
2,2000.421.9619
774
619
10056
2,800
56
500
75 mm Vickers HV12.5AP
APCR
HE
145
202
38
135
135
175
1,6870.362.3785
981
785
100100
2,800
56
591-4°/+12°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Churchill I102/89/89343307,200
Churchill III89/89/76343507,500
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Meadows D.A.V.30020724
Bedford Twin-Six350201,531
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Churchill I39208,150
Churchill III43228,150
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19 Mk. I40040
WS No. 19 Mk. II45040
WS No. 19 Mk. III55040
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Gunner4Driver5Loader
 

拡張パーツ

Class2Class2×Class2Class2Class2
××Class2Class2Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時8.09%2%
移動時4.05%1%
 

派生車両

派生元Matilda(MT/11,500)
派生先Churchill VII(HT/27,000)
 

開発ツリー

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QF 2-pdr Mk. X
(初期/3,000)
OQF 3-inch Howitzer Mk. I
(2,100/30,000)
Churchill I
(初期/4,300)
Churchill III
(1,200/7,500)
QF 6-pdr Mk. III
(1,500/27,000)
QF 6-pdr Gun Mk. V
(3,700/35,000)

75 mm Gun Mk. V
(4,000/45,000)
75 mm Vickers HV
(5,000/63,000)
WS No. 19 Mk. I
(初期/15,000)
WS No. 19 Mk. II
(3,600/21,000)
WS No. 19 Mk. III
(4,000/22,000)

Churchill VII
(27,000/900,000)
Meadows D.A.V.
(初期/9,000)
Bedford Twin-Six
(850/11,000)
Churchill I
(初期/4,050)
Churchill III
(2,000/8,500)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.2HD化
装甲配列をより正確なものに変更(マイナーチェンジ)
v0.9.20.1HDモデルの改良
v1.9.0QF 2-pdr Mk. Xの総弾数を150発から265発に変更
OQF 3-inch Howitzer Mk. Iの総弾数を115発から175発に変更
75 mm Gun Mk. Vの総弾数を84発から100発に変更
75 mm Vickers HVの総弾数を84発から100発に変更
QF 6-pdr Mk. IIIの総弾数を84発から145発に変更
QF 6-pdr Gun Mk. Vの総弾数を84発から145発に変更
修理費用を24%ダウン
収益性を6%ダウン
Churchill I砲塔時のHPを650から870に変更
Churchill III砲塔時のHPを700から920に変更
派生先車輌を変更

解説

  • 概要
    v0.8.1で追加されたTier5のイギリス重戦車
    大戦中期、ボクスホール社が開発・量産した新型歩兵戦車である。*1
     
  • 火力
    改良砲塔換装後、Tier5重戦車としては全体的に貫通とDPMに優れた主砲を装備できる。
    いずれも一長一短あるが、最終的にはDPMに優れる6ポンド砲か、貫通力に優れた75 mm Vickers HVが主な候補になる。俯仰角は主砲によって変化するので地形に注意が必要。
    主砲は軽戦車・中戦車ルートのものと互換性があり、他ルートで予め研究を進めておく、または本車輌で済ませて他ルートの研究コストを緩和する事もできる。
    • QF 2-pdr Mk. XOQF 3-inch Howitzer Mk. I
      初期砲塔ではこの2種類の主砲しか搭載できないが、貫通力はTier3上位程度の性能であり、Tier5重戦車としては非力極まりない。
      初期履帯では積載量がぎりぎりである為、主砲・改良砲塔・改良履帯(または改良型装甲材の装備)の開発はセットで行う必要がある。厳しい場合はフリー経験値の投入も検討しよう。
       
    • QF 6-pdr Mk. IIIQF 6-pdr Gun Mk. V
      英国6ポンド砲。Mk. Vは俯角が1°劣化するものの、精度・貫通・弾速が若干向上する。
      単発火力は75と低いものの、良好な発射速度と金弾のAPCR貫通力170/180mmが魅力。
      共有車輌の中では本車が最も優れた性能で運用でき、特に発射速度から来る高いDPMと優秀な照準時間は非常に頼もしい制圧力を発揮してくれるだろう。
      難点は二つあり、一つは通常弾の貫通が控えめで金弾の出費が嵩みやすい事、もう一つは口径の割に精度が悪く弱点狙撃が苦手な事。軽装甲相手には絞りの早さが光るが、重装甲相手には(特にターン制に持ち込まれると)苦しい状況になりやすい。
      なお、ソ連のChurchill IIIもマッチング優遇付きで同一の主砲を装備しているが、精度・俯角・発射速度・照準時間・HEを搭載できる点でこちらが優れている。
       
    • 75 mm Gun Mk. V
      火力と優秀な発射速度を両立しており、2200という6ポンド砲をも上回る高いDPMを誇る。
      しかし、通常弾のAPは貫通力91mmとかなり低く、金弾のAPCRで貫通力144mmとようやく75 mm Vickers HVの通常弾に届くレベルである。弾速も精度も今一つで、格上相手となると弱点狙撃はおろか命中させてさえ貫通できない場面が増え、重戦車として戦線を支えるには頼りないと言わざるを得ない。
      俯角を維持したDPMと照準時間による実用火力に捨て難い魅力はあるが、必然的にフル課金弾で運用するため収支は絶望的。全体的にクセの強い主砲と言える。
       
    • 75 mm Vickers HV
      Cromwell系列用に開発されていた高初速砲。*2*3
      単発135とそれなりの火力を獲得し、精度・貫通力が大幅に向上し駆逐戦車並となっている。
      通常弾のAPは貫通力145mm、課金弾のAPCRは貫通力202mmと極めて優秀であり、格上の重装甲車両にも対処可能である。
      一方で俯角・発射速度・照準時間が低下し、特に俯角は並のソ連・中国戦車よりも劣悪な-4°にまで劣化してしまう。稜線射撃がしづらいどころか、少しの起伏で射撃不能になってしまうので注意しよう。
      6ポンド砲と比べるとDPMが大分低くなってはいるが、ターン制での攻防はもちろん、精度と貫通力の高さから距離を置いた支援攻撃にも十分応え得る。手数型の主砲が合わないと感じたら、基本的に本砲を載せておけば間違いはないだろう。
       
  • 装甲
    貫通力の低い格下の砲撃であれば防ぎうる程度の装甲を持つ。
    ただし弱点がかなり多く、駆逐戦車や同格以上に対しては極端に脆くなる。同格でも相手によってはまったく防御力を期待できない場合もある。
    一方で耐久力は改良砲塔で920と高く、O-I ExperimentalBDR G1 Bと並びTier5戦車1位タイである。装甲で弾くより体力で耐えるタイプと言える。

    格納


    ↑履帯の裏に車体判定が隠れているのが分かる。
     丸みを帯びた初期砲塔は防御力が高い。改良砲塔はやや脆く、正面から見える天板はわずか19.1mmしかない弱点になっている。
     車体の177.8mmゾーンの面積はかなり狭い。

    ↑30°の昼飯と40°のよそ見。

    ↑障害物を利用した豚飯。
    色は75 mm Gun Mk. Vで撃った際の貫通確率の高さ。
    装甲モデルはtanks.ggより

    • 砲塔
      改良砲塔よりも初期砲塔の方が防御力が高いという珍しい特徴を持つ。
      • 初期砲塔
        砲塔正面は101.6mm+傾斜=105~155mm程度の強固さを発揮する。
        側背面は88.9mm、オデコも50.8mmとかなり分厚く、天板も最も薄くて32mmもある。
        ただし、初期砲塔では貧弱な主砲しか載せられないため、残念ながら改良砲塔に換装せざるを得ない。
         
      • 改良砲塔
        砲塔正面の大部分が垂直の88.9mmであり、同格以上の通常弾には撃ち抜かれてしまう。主砲の根元付近は101.6mmとやや厚いが、範囲が狭いので頼りにならない。
        砲塔の右側面は88.9mm、左側面は76.2mmとなっており、左を向いた「よそ見」*4が有効である。
        一方、天板が19.1mmと非常に薄く、同格以下の自走砲は高弾道が多いので直撃弾は貫通することも多い。車体天板も同じかそれ以下なので、自走砲による被弾時のダメージ軽減目的での内張り装甲の使用は効果的とは言えない(10榴平射砲に対しての効果は期待できる)。この傾向はTier7Black Princeまで同じ。ほかに3倍ルールによって口径57.3mm超のAP/APCR弾であれば掠っただけでも貫通されてしまう。
    • 車体
      • 正面
        カタログスペックの177.8mmは副砲周辺の増加装甲部分だけしかなく、いわゆるスペック詐欺である。しかも、その増加装甲部分も文字通り穴だらけであり、副砲の根元や覗視孔は88.9mmしかない。
        それ以外の大部分は、右半分が88.9mm、操縦手用の覗視孔・車体下部が76.2mmとTier5重戦車相応の装甲厚となっている。
        ライトのある傾斜部分は38.1mm+傾斜70°前後=80~90mm程度であり、正面から撃たれると簡単に貫通されるが、少し車体を傾けて強制跳弾角度を作ると途端に強固な装甲となる。ただし撃ち下ろされると角度が相殺され、昼飯の角度でも貫通される。
        なお車体の天板も19.1mmと薄く、砲塔より後ろの天板は15.9mmとさらに貧弱であり、自走砲の直撃弾を貰うとかなりダメージを受けてしまう。
         
      • 履帯裏
        履帯の真裏側にはダメージ判定のある装甲の薄い車体があり、正面から履帯を撃たれるとダメージを受けるという大きな欠点がある。これはChurchill VIIBlack Princeとも共通の弱点*5である。
        履帯を加味してもせいぜい100mm程度の防御力しかなく、履帯切りから延々と撃たれ続けて撃破されてしまう可能性もある。
        一方、横から見た場合は誘導輪が一番先に露出するという問題はあるもののの、裏には車体が存在しないので横から履帯切りとダメージを同時に受けることは少ない。
         
      • 側背面
        側面装甲は63.5mmとMatildaよりも薄い。空間装甲は履帯回りの前と後ろの一部にしかないため、HEやHEATに対する防御力は大きく低下している。
        とはいえ、Matildaのような切り欠きが無い為、昼飯を取った時に垂直部分を晒す事は無い。
        なお、車体側面の脱出用ハッチ後方に弾薬庫がある点には注意しよう。
        HD化によりハッチは弱点では無くなったが後方の吸気口カバーの空間装甲も無くなり、側面は一律の63.5mm装甲となった。
         
  • 機動性
    最高速度は25.7km/hとMatildaからほぼ進歩がなく、どんなマップでも戦闘参加が遅れてしまう。
    出力重量比がやや向上したので加速力は若干良くなったものの、総合的な機動性は最低レベルである。
    自走砲の砲撃を回避するのは非常に難しく、基本的に障害物を使ってを身を隠す事を優先しよう。
     
  • その他
    • 搭乗員
      この戦車は砲手が2人の5人構成で、乗員を乗せ替えていく場合、次で砲手が1人余り、無線手が必要になる。v1.2.0現在、本戦車と搭乗員構成が同じイギリス重戦車はプレミアム車両を含め存在しない。
       
  • 総論
    高精度・高貫通の75 mm Vickers HVの為に多くを犠牲にした重戦車である。
    「走・攻・守」の「守」に特化した印象が強いが、装甲の厚い部分は極めて限定的。弱点が大半を占めるといっても過言ではなく、KV-1O-I Experimentalのような素直な防御力は全くない。
    また、「攻」を見てみても高いのは貫通力や精度の良さだけであり、俯角は取れずDPMも低めと、重戦車に必要な部分がほとんど足りていない。
    微妙な装甲や低い機動力といった性能のミスマッチさが目立ち、Tierに対して運用の難度が高い玄人向けの車両と言える。
     

史実

格納

 

チャーチルMk.I

イギリス軍がマチルダバレンタインのような一連の歩兵戦車の後継として1939年9月に開発がスタートさせたのが、後のチャーチル歩兵戦車の前身となったA20試作戦車である。
A20の性能要求は、「装甲厚80mm程度で速度は16km/h程度 武装車体側面に2ポンド砲で履帯の周りを装甲で覆う」というWWIのマークI戦車とほとんど変わらない設計で要求された。
さすがにこの基本案はすぐ改められ、輸送上の問題から、重量32tに制限する必要もあり、前面装甲は当時もっとも強力な対戦車砲であったドイツの3.7cmPakに耐える60mmに落とされ、主武装も車体上の旋回砲塔に装備される事となった。
しかし、エンジンの出力が低く、故障が頻発した。そこでA20の重量に耐えられるエンジンの開発が急がれたが、結局32tという重量は当時としては重すぎ(当時の戦車の重量はせいぜい10t程度が多かった)だったので、計画は立ち消えてしまった。

 

1940年のダンケルクの戦いでイギリス軍は戦車を含むすべての重装備を浜に放棄してきてしまったので、残った戦車はイギリス本土防衛用の100両前後しかなかった。そこで、急ピッチに戦車の生産が急がれ、失敗作カヴェナンター戦車や、バレンタイン戦車の量産が始まった。それでも数が足りず、新型戦車の開発が急がれるのだが、その候補に、計画中止になったA20戦車が選ばれ、手直しを施しA22試作戦車に、そして機械的不良をある程度直し、当時のイギリス首相の名前を取ってチャーチル歩兵戦車として同年制式採用された。

 

チャーチルの武装と砲塔のバリエーションは後述するが、各型を通した特徴としては、多数の小径転輪を配し、それぞれを個別にスプリングで支える方式のサスペンションが採用されていた。この方式は大重量を支えるには有利だったが地形追従性が低く、部品点数が多く後述するように整備が大変だった。また大型のキャタピラは操縦室より前にかなり突き出していたため視界が悪かったが、その分良好な超壕性能を獲得していた。
エンジンはBedford Twin-Sixを搭載していたが、これはトラック用の直列6気筒液冷ガソリン・エンジン2基を連結したものだった。重量に対してアンダーパワーで最高速度は低かった。ただしエンジントルクが高く、大型で長いキャタピラと合わせて走破能力は高かったため、意外な場所から出現してドイツ軍を驚かせたこともある。
その他、特筆する点として、チャーチル歩兵戦車の操向装置は、例を見ないハンドルバー式であった事が挙げられる。
これはデイヴィッド・ブラウン社製のメリット・ブラウン式変速・操向機(前進4段/後進1段)と組み合わされて、超信地旋回を可能としていた。
(なお、本ゲームのチャーチルシリーズ(レンドリース含め)はGCを除いて超信地旋回は不可である。)

 

チャーチルはまず1942年にフランスのディエップ襲撃作戦で投入されたものの、作戦は失敗しチャーチルは全滅。英本土に生還した搭乗戦車兵は1名のみという凄惨な結果に終わった。だが皮肉にもドイツ軍砲火による全損は全37両中2両のみという驚異的な耐久性を見せた。(逆に言えば35両は浜で頓挫し、前線に進出できたのは僅か2両ということになる)
その後は北アフリカやヨーロッパで戦い、第2次大戦後も朝鮮戦争に投入された。チャーチルは機動性が低かったものの車体が大きく装甲が厚かったため前線での各種作業車として重宝された。最後の派生形が退役したのは1965年だった。

 

また後述するようにMk.IIIとMk.IVがレンドリース法に基づきソ連に輸出され、「チェールチリ」(Черчилль)と呼ばれた。このチェールチリは、ツィタデレ作戦以降の主要な戦いに参加した。

バリエーション

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  • Mk.I
    6ポンド砲(QF 6 pounder)が間に合わず、威力不足とは分かっていながら主砲を2ポンド砲にした型。当時2ポンド砲には榴弾が無かったため、副砲として車体前部に3インチ榴弾砲が取り付けられた。1941年より生産。
  • Mk.II
    副砲の3インチ榴弾砲を取り除き、ベサ機銃に交換した。
  • Mk.II CS
    主砲を3インチ榴弾砲、副砲を2ポンド砲とした試作型支援戦車。
 
  • Mk.III
    ようやく、6ポンド砲が量産開始され、6ポンド主砲(QF 6 pounder Mk.III、初期はMk.V)と砲塔・車体前部に機関銃装備という、最初の計画に沿った型。しかし当初は榴弾が用意されておらず、苦戦を強いられた。また履帯上部を覆うカバーが装備されるようになった。一方重量は従来型より増加し39tに達した。
    1942年3月より生産され、ソ連にも貸与されている。
    ゲーム中に登場するソ連版チャーチルはこの型である。
  • MK.IV
    Mk.IIIの溶接式砲塔を鋳造式にした型。1942年半ばより生産され、ソ連にも貸与されている。
    第1軍指揮下の車両の一部は徹甲弾と榴弾を両方撃てるようにするため、1943年にチュニジアで撃破されたM4中戦車の75mm Gun M3L/37を砲架ごと搭載する現地改造を受けた。
  • Mk.V
    Mk.IIの発展型で、砲塔に95mm榴弾砲を装備した支援戦車。
 
  • Mk.VI
    6ポンド砲の砲架を使い米軍の供与する砲弾を使用できるオードナンスQF75mm砲が1943年初頭より開発され、これを搭載した型。ようやく徹甲弾と榴弾の両方が一つの砲で使用できるようになった。
  • Mk.VII
    車体設計が大幅に変更された後期型。それまでの12.7mm厚の装甲板を溶接して車体を組み、内側からリベットで増加装甲を留める手間のかかる作り方を改め、全面的に溶接組みを取り入れた。砲塔前面装甲が152mm、車体側面も95mmの一枚板に強化され、A22Fという新たなナンバーが与えられた。しかしその分重量が増加して40tを超えてしまい、最大速度は20km/hに落ちてしまった。
  • Mk.VIII
    Mk.VIIにMk.Vの95mm榴弾砲を乗せた支援戦車。
 

このほか火炎放射戦車や工兵戦車、架橋戦車など様々な派生形が開発されている。

チャーチルに関する小ネタ

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  • 整備が複雑だった。
  • キャタピラが前に突き出しているので、操縦席の視界が猛烈に悪い。
  • 初期型には車体に排水ドレインが無いので、雨が降ると車内に水たまりが出来る。
  • 油圧ブレーキが壊れると、何の予兆もなしに戦車が走り出す。
  • 両サイドに脱出口があるのは、もともと第一次世界大戦時の世界最初の戦車マークIVのように両サイドに砲を装備しようとしていた名残り。
  • チャーチルの最大速度が路上24.8km(後期型は20km)、路外12.8km(後期型はこれ以下)。ちなみに、ケーニヒスティーガーは路上38km、路外20kmだった。
  • 欠点が多かったため、当のチャーチル本人も「私の様に欠点だらけの戦車」と言わしめた。
 

※参考
http://homepage2.nifty.com/muraji/gunji/churchill.htm
チャーチル歩兵戦車(Wikipedia)
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/Mk4-H.htm

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1,アーカイブ2

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 Churchill(チャーチル)の由来は、当時の英国首相ウィンストン・チャーチルに基づく。
*2 HV = High Velocity:高初速砲
*3 あくまで75 mm Gun Mk. Vよりも高初速というだけであり、同格内では平均的な弾速である。
*4 ドイツのMausのように砲塔正面を抜かれやすい戦車が必須とする、砲塔を傾けて防御力を高めるテクニックの事。
*5 フランスのBDR G1 BARL 44も同じような弱点を抱えている