IS-4

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier10 ソ連 重戦車(読み方 イーエース・チトゥイーリ)

IS-4_0-min.PNG
↑ IS-4M + 122 mm D-25TS
史実状態のIS-4。ただし、砲性能が戦力外なので基本的にこれを見かける事は無い。
これで出撃すると確実にお荷物になるので注意。

 

IS-4_1-min.PNG
↑ IS-4M + 122 mm M62-T2
車体正面下部の予備履帯は増加装甲として機能する。

 
HD化以前

IS4.png
↑v0.7.5までのIS-4
shot_020.jpg
↑v0.7.6以降のIS-4

スペック (v1.10.0)

車体

耐久値2,500
車体装甲厚(mm)155/160/100
最高速度(前/後)(km/h)43/14
重量(初期/最終)(t)60.02/60.83
実用出力重量比(hp/t)12.33
本体価格(Cr)6,100,000
修理費(Cr)約30,000
超信地旋回不可
ロール攻撃的重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
122 mm D-25TS5.45APCR
HEAT
HE
217
270
61
390
390
530
2,1270.442.9975
820
780
301,060
4,800
608
2,590-6°/+16°
122 mm M62-T25.22AP
HEAT
HE
258
340
68
440
440
530
2,2960.422.5940
920
940
301,065
5,200
630
3,397
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
IS-4M250/200/1702540014,200
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-12750151,024
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
IS-4M66.33011,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
10RK-26720160
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class1装填棒Class1砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Heavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時6.67%1.2%
移動時3.36%0.61%
 

派生車両

派生元ST-I(HT/189,000)
派生先なし
 

開発ツリー

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122 mm D-25TS
(初期/125,140)
IS-4M
(初期/61,100)
122 mm M62-T2
(59,300/335,000)
10RK-26
(初期/51,600)
V-12
(初期/128,000)
IS-4M
(初期/61,350)
 

車両に関する変更履歴

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v0.7.3車輌Tierを9から10に変更
v0.9.7HDモデル化
v1.10.0122 mm D-25T(砲弾タイプ: AP、APCR、HE; 貫通力: 175/217/61mm)を122 mm D-25TSに換装:
-砲弾タイプ: APCR、HEAT、HE
-貫通力: 217/270/61mm
-着弾分布: 0.44m
移動/車体旋回に伴う照準拡散を28%減少
砲塔旋回時の照準拡散を25%減少
122 mm M62-T2の着弾分布を0.38mから0.42mに変更
122 mm M62-T2の装填時間を12秒から11.5秒に変更
122 mm M62-T2の照準時間を2.9秒から2.5秒に変更
車体旋回速度を26度/秒から30度/秒に変更
砲塔旋回速度を22度/秒から25度/秒に変更
車体と砲塔(上部)の装甲を強化
(車体正面装甲厚を140mmから155mmに変更)

解説

  • 概要
    Tier10のソ連重戦車
    戦後、IS-2の大型化および重装甲化を目的として開発・量産された重戦車である。
     
    ISの名を冠するが、全周にわたって厚い装甲・平凡な火力と機動性、とむしろKV-1との共通点が多く、ゲーム中においてはIS系重戦車としては見なされないことが多い。
     
  • 火力
    俯角は-6°とST-Iから悪化しており、使える地形が限られてしまっている。
    • 122 mm D-25TS
      後述のM62-T2はST-Iで必ず開発しているはずであり、Tier8相当のこれを搭載すれば間違いなく戦犯である。
       
    • 122 mm M62-T2
      前身から引き継ぐT-10の史実砲。
      照準時間はST-Iから強化されているが、発射速度や精度は口径の割に悪く、同格重戦車と比べると見劣りしてしまう。
      長らく弱点であった照準拡散に関してはv1.10.0にてかなり改善され、平均的な性能となった。
      貫通力はAPで258mm、HEATで貫通力340mmと良好な数値であるので、弱点を抜く事自体は容易。
      ST-Iとの比較表
      ST-IIS-4
      発射速度(RPM)4.725.22
      (SPR)12.711.5
      AP弾DPM2,0792,296
      照準時間(秒)3.42.5
      総弾数(発)4030
      俯角(度)-8-6
      砲塔旋回速度(度/秒)1825
       
  • 装甲
    装甲厚はST-Iから順当に強化されている。砲塔が小さくなったことで被弾面積も減少している。
    特に側面装甲は同格重戦車に比して厚いので、これを生かしていこう。
    KVシリーズとはかけ離れた避弾経始に優れる形状を持ち、生半可な砲撃は通用しない。
    • 砲塔
      砲塔正面は最大装甲厚275mmを誇り、通常弾に対してはほぼ無敵である。比較的傾斜の緩い防盾横やターレットリングも280mm以上の防御力を持つ。
      長らく弱点であった傾斜天板装甲はv1.10.0にて30mm→52mmに増厚されたため、平地では口径156mm超のAP弾以外は弾くことが出来るようになった。
      140mm厚のキューポラは非常に小さく、垂直部に当たれば貫通するとはいえ少しでも狙いが逸れれば弾かれてしまう。
       
      砲塔側面、背面装甲の分厚さもIS-4の特徴。前半分は230mm、後ろ半分も200mmと余裕があり、Mausの砲塔側面と互角の防御力を誇る。背面に至っても170mm+傾斜と、貫通200mm未満の攻撃をほぼ無効化するほどの装甲を持つ。
       
    • 車体
      車体正面上部とドライバーハッチはいずれも300mm相当(APの標準化と撃ち下ろしを加味すると260mm程度)とTier相応の防御力を発揮する。
      下部は広範囲に予備履帯の増厚判定があり傾斜込みで240mm程度、予備履帯のない部分は210mm程度。
      車体側面装甲は満遍なく160mm厚。前述のように非常に優秀な傾斜を有しているため、スペック上の数値からは想像も出来ないほどの防弾能力を発揮する。適切な角度の昼飯を行えば、障害物がなくても重戦車の通常弾をシャットアウト可能な防御力を得る。
      しかし履帯の上に張り出した車体の面は40mmしかないので、自走砲による至近弾には弱い。榴弾を撃たれ始めたらおとなしく身を隠そう。
       
      ちなみに、逆向きの豚飯、所謂”逆豚”の構えをした場合、車体側面がAPで300mm~相当とほぼ貫通不可能な状態になり、前述の石頭もあり恐るべき要塞と化す。しかし、逆豚は味方の邪魔になることも多く、かなり状況を選ぶため、状況を考えて使用しよう。またTier10駆逐戦車の高貫通力弾、特にAPとAPCRには流石に貫通されてしまうので角度をキツくするなど工夫をこらそう。
      逆豚時の装甲(v1.9.1以前)

      スクリーンショット (8).png

       
  • 機動性
    ST-Iよりやや良くなった程度で、大きな変化はない。
    ただし最高速度は伸びており、平地や下り坂の直進であれば多少は違いを感じられるといったところ。
     
  • 総論
    防御力に重きを置いたバランス型重戦車である。
    基本的に優秀な側面装甲を活かした豚飯を主軸に戦い、勝利をものにしていこう。
     

史実

詳細

IS-4.JPG

 

 IS-4は第二次世界大戦後にソビエト連邦が採用した重戦車。IS-2の発展型であり、そのデザインにはドイツ軍重戦車の影響も見てとれる。1949年までに250輌が量産されたが、コスト高と大重量による扱いの難しさのため、比較的短期の運用の後、退役した。

 第二次世界大戦末期にL.S.トロヤーノフ技師の設計チームにより開発されたオブイェークト701-2と701-5から発展した701-6は、1947年にIS-4として制式採用された。これは従来のIS-2を大型化・重装甲化し、V型12気筒エンジンにスーパーチャージャーを付けて出力強化、その冷却機構はドイツ軍のパンターを参考にしたもので、グリルの形状が類似している。車体は表面硬化処理された圧延鋼の溶接組み立て、砲塔は鋳造製であった。

 多くのソ連重戦車に課せられた「重量46t以下」という制限は撤廃されており、おかげで車内容積に余裕があり、砲弾も全て砲塔後部に収納され、居住性や操作性が改善され、装甲厚も増している。主砲は従来のISシリーズと同じ122mm D-25Tで、旋回だけでなく俯仰も電動モーターで行った。対空及び同軸機銃は口径12.7mmのDshK重機関銃であった。

 独自の回転機構と増幅器を持つ遊星歯車式操行変速装置を搭載していたが、重量があるため扱いやすい戦車にはなり得ず、IS-3の2.84倍というコストの高さと、続くT-10の採用もあって比較的少数生産に終わった。

IS-4_Tank.jpg
現在はクビンカ軍事博物館にて展示中。右にobject704が見える。

 

実車解説動画(英語)
「Inside the Chieftain's Hatch: IS-4 Part 1」

情報提供

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