Tier5 ソ連 駆逐戦車

↑ 85 mm D-5S
初期状態。SU-85の史実装備。
T-34譲りの傾斜した正面装甲が頼もしい。防楯下の予備履帯は+15mmの追加装甲扱いになっている。

↑ 85 mm D5S-85BM
D-5Sより強力なD-5S-85BMを装備した、史実の試作車SU-85BMの状態。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 500 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 45/45/40 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 55/14 |
| 重量(初期/最終)(t) | 29.13/29.5 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 18.31 |
| 主砲旋回速度(°/s) | 44 |
| 視界範囲(m) | 280 |
| 本体価格(Cr) | 414,000 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 85 mm D-5S | 13.33 | AP APCR HE | 132 161 43 | 160 160 280 | 2,133 | 0.36 | 2.3 | 800 1,000 800 | 60 | 109 2,800 98 | 1,500 | -6°/+25° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 85 mm D5S-85BM | 10.91 | AP APCR HE | 144 194 44 | 180 180 300 | 1,964 | 0.34 | 2.3 | 950 1,188 950 | 46 | 175 3,200 139 | 1,850 |
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| V-2 (SU-85) | 520 | 15 | 750 |
|---|---|---|---|
| V-2-34 (SU-85) | 540 | 15 | 750 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| SU-85-II | 36 | 7,600 |
|---|---|---|
| SU-85 | 38 | 7,600 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| 9RM | 525 | 100 |
|---|
乗員
| 1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
| × | × | Class2 | Class3 | Medium | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 22.29% | 5.3% |
| 移動時 | 13.4% | 3.19% |
派生車両
射界
| 射界 | 左15°/右15° |
|---|
開発ツリー
| 85 mm D-5S (初期/61,530) | ━ | 85 mm D5S-85BM (15,500/73,600) | ━ | SU-100 (26,500/908,900) |
| V-2 (SU-85) (初期/18,750) | ━ | V-2-34 (SU-85) (5,000/27,860) | ||
| SU-85-II (初期/3,800) | ━ | SU-85 (2,105/8,640) | ||
| 9RM (初期/24,240) | ||||
車両に関する変更履歴
| v0.9.8 | HDモデル化 |
| v0.9.18 | 派生元車輌からT-34を削除 |
| v1.9.0 | 76 mm S-54Sの総弾数を52発から60発に変更 85 mm D5S-85BMの総弾数を38発から46発に変更 85 mm D5Sの総弾数を48発から60発に変更 122 mm M-30Sの総弾数を32発から39発に変更 修理費用を24%ダウン 収益性を7%ダウン HPを350から460に変更 派生元車輌を変更 |
| v1.28.1 | 以下を新たに追加 砲塔: SU-85 サスペンション: SU-85-II、SU-85 エンジン: V-2-34 V-2 主砲: 85 mm D-5S-85BM 85 mm D-5S 以下を削除 砲塔: SU-85 サスペンション: SU-85-II、SU-85 エンジン: V-2、V-2-34 主砲: 76 mm S-54S、85 mm D5S-85BM、85 mm D-5S、122 mm M-30S 以上のモジュールの入れ替えを行い、性能の変更値を以下に(具体的な変更値はパッチノートに記載なし) 主砲「85 mm D-5S」の性能を変更 -貫通力を120/161/43から132/161/43 -散布界を0.43mから0.36m 主砲「85mm D-5S-85BM」の性能を変更 -装填時間を6sから5.5s サスペンション「SU-85-II」の性能を変更 -旋回速度を33°から36°へ変更 -移動,車体旋回時の拡散を10%減少 サスペンション「SU-85」の性能を変更 -旋回速度を35°から38°へ変更 -移動,車体旋回時の拡散を8%減少 エンジン「V-2」の馬力を480から500へ変更 エンジン「V-2-34」の馬力を500から540へ変更 |
| v2.0.0 | 詳細 |
解説(v1.28.1)
- 概要
Tier5のソ連駆逐戦車。
大戦後期、T-34の車体をベースにウラル設計局が開発・量産した自走砲である。
ベースとなるT-34同様に優れた機動性を有し、高隠蔽・高火力を兼ね備えた攻撃的な駆逐戦車。
- 火力
乗り出しから85mm砲を使うことができ、前身からの火力向上を感じられるだろう。
俯角は-6°と、前身から少し改善されたが、狭いことに変わりなく、稜線射撃はやりにくい。一方仰角は+25°取れる為、足りなくなることはほとんどない。
射界も左右15°ずつのままであり、固定砲塔にしては融通が利くほうである。
どの砲も優れた火力と精度を有する反面、照準時間が劣る仕様になっているので遠距離射撃の際は慎重に狙いをつけよう。- 85 mm D-5S
初期砲。SU-85の史実装備。
同格重戦車のKV-1の85mm砲と同等の火力を有し、貫通力や砲の取り回しなどすべての面で勝る。
はやくも駆逐戦車らしい打撃力を発揮できるだろう。 - 85 mm D5S-85BM
最終砲。初期砲から単発火力・貫通力・精度・弾速が向上した強力な主砲。
D-5Sより総弾数と発射速度こそ落ちるものの、各種性能の向上によって使い勝手は大幅に改善しており、特に精度と弾速の強化によって遠距離の動目標すら簡単に射抜く事が可能となっている。
HEもAPと同等の弾速を有しているため、軽装甲の相手に有効に機能する。
- 85 mm D-5S
- 装甲
SU-76Mから大幅に強化されてはいるが、前線での戦闘に堪えるほどの防御性能はない。
正面は上部・下部ともに傾斜込みで70mm相当、予備履帯部分は90mm相当。防楯に限り105~150mm程度と厚めなので、自動照準で狙われた場合は弾く可能性がある。基本的には弾けたらラッキー程度に思っておくべきだろう。
榴弾への耐性もある程度は向上したが、10榴や122mm榴弾砲のHEATが直撃すると高確率で貫通されて大ダメージを受ける。
駆逐戦車のセオリー通り、良好な隠蔽率を生かして無闇に発見されないようにするのが基本と言える。
- 機動性
T-34譲りの機動性により平地なら50km/h近くの速度を発揮でき、陣地転換には十分。
旋回性については少々悪化しており、敵の横を抜けて背面を取るといった芸当はできないが、べったり張り付かれても諦めなければ打開できる場合がある。その際も後進に拘らず、前進から旋回した方が良い事もあるので覚えておくと良い。
またソ連車両ということで、速度制限装置の解除を使用することにより若干不足気味な加速力を上げることも可能となっている。
- 視界・隠蔽
本車最大の欠点は視認範囲で、その値は重戦車をも遥かに下回る(自走砲を除いた)同格最下位の280m。
前身から30mもの低下であり、双眼鏡を使用してやっと同格中戦車並みという苛烈なハンデを背負っている。
自身で視界を得るのは極めてリスキーであり、前線を進軍する事はもちろん、待ち伏せで先手を取っても後が続かないため、他の駆逐戦車以上に単独行動は厳禁である。
幸い静止時の隠蔽性は同格駆逐戦車トップクラスなので、視界を提供してくれる味方さえいればその弱点は完全に補える。この辺りは味方からの理解も必要だろう。
- 開発
初期履帯のままで全最終モジュール+拡張パーツ3個搭載可能。無線機はT-34と共通。
- 総論
優秀な火力・隠蔽性と極度の近視により、味方の視界を頼りに火力支援を行う駆逐戦車らしい一輌である。
戦場では進軍に合わせた繊細なポジション取りによってその攻撃力を生かす事が求められるが、ソ連車輌の例に漏れず駆逐戦車らしからぬ絞りの遅さのため、移動はもちろん多少の車体旋回でも攻撃機会を逃してしまいやすい。狙撃ポイントの変更は行き当たりばったりにならないよう他車輌以上に気を配ろう。
後方に留まり続けて味方が全滅していた、進みすぎて一瞬で蒸発した、といったミスさえ避けられれば自ずと戦果がついてくるはずだ。
史実
ソ連軍は、ドイツ軍のIII号突撃砲に触発され、2種類の歩兵支援用自走砲を製作した。
1つはKV-1Sの車台にML-20S 152mm榴弾砲を搭載したSU-152であり、もう1つはT-34の車台にM-30S 122mm榴弾砲を搭載したSU-122であった。
SU-122の開発命令がウラル重機械製作工場に下ったのは1942年10月のことであり、試作車(U-35)は11月末に完成、12月には量産が開始された。既にこの種の車両の研究が行われていたことや、車台をT-34から流用したことを考えても、驚異的なスケジュールであった。
SU-122の生産は1944年夏ごろまで続けられ、生産数は合計1150両程度であった。M-30Sは短砲身であったため、装甲車両に対する攻撃力はほとんど有していなかったが、陣地攻略などに投入された。
SU-85は、ティーガーIを始めとした重装甲のドイツ軍戦車を撃破するため、SU-122の主砲を貫通力に優れるD-5S 85mmカノン砲(戦車砲)に換装した対戦車自走砲である。
興味深いことに、当初は歩兵支援用に設計された自走砲が対戦車車両へと発展するという流れは、III号突撃砲と全く同じである。さらに、ティーガーの主砲と同様に、D-5Sもまた高射砲をベースとする高初速砲であった。
しかし、主砲のD-5Sの生産が遅れたことにより、本車はクルスクの戦い(1943年7月)には間に合わず、結果として実戦投入はSU-152よりも遅れることとなった。さらに1944年1月からは本車の主砲であるD-5Sとほぼ同じ能力を持つD-5T 85mm砲を搭載したT-34-85の量産が開始されたため、本車の存在価値は著しく減少した。
結局、量産期間は1943年8月から1944年7月までという短いものだったが、本車は生産効率に優れていたため、総生産台数は約2050両に達した。
本車の生産ラインは、より対戦車能力の高いD-10S 100mmカノン砲を搭載したSU-100に引き継がれることとなった。
他にバリエーション、もとい試作車としてSU-85BM、SU-D-10-85などが存在する。
この中でSU-85BMの主砲であるD-5S-85BMは、WoTにおいてもSU-85の後期砲として登場し、研究・搭載可能である。
情報提供
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アーカイブ1
- 85mmと122mmとっちがいいの? -- 2014-07-13 (日) 21:33:18
- 格上にもダメを与えれて各下ならワンパンも可能な122と使いやすく高DPMな85、どちらが優れているとかってのは無いから両方使って決めればいいんちゃう? -- 2014-07-13 (日) 22:46:35
- KV-1の砲談義に似てどちらがいいとは一概に言い難い。得手不得手もあるだろうし。ただ最終砲はKV-1のそれより格が一つ上で122mmと比べて距離を取って戦いやすい。 -- 2014-07-14 (月) 00:39:31
- ありがとうございます -- 2014-07-15 (火) 08:01:04
- これ全然弾かないよな。 -- 2014-07-20 (日) 23:26:20
- 弾かないね。。。 -- 2014-07-23 (水) 04:29:19
- あまり弾かないと思ってた三突より弾かない -- 2014-07-23 (水) 20:16:41
- 正面は傾斜込みで大体60~70mm相当だからね。Tier4軽戦車ぐらいならなんとか。防楯は45mm+52mmで丸いから結構堅いよ。 -- 2014-07-23 (水) 21:22:01
- FV304のゼロ距離射撃に2発も耐えたぞ -- 2014-08-02 (土) 23:42:52
- それは…直射だからではないかと -- 2014-08-05 (火) 14:38:53
- 榴弾でゼロ距離射撃って減衰の有るAPとかならともかく榴弾じゃ変わらないかと...上からじゃ無い分装甲が有るし -- 2014-08-05 (火) 15:42:09
- 開発して今乗ってるけど85Bの方が使いやすい感じするな。やはり視界の悪さのせいで終盤辛くなる。 -- 2014-09-07 (日) 18:17:54
- 最終砲使いやすくていいわ。精度も収束もいいからバンバン当てられる -- 2014-09-18 (木) 13:59:23
- 先ほどまでのページが嘘だらけだったので書き直しました -- 2015-03-21 (土) 22:00:38
- この車両て9.6で変更無かったよね?コメ欄閉じていいかな? -- 2015-03-21 (土) 22:03:52
- この車両はずっと昔から情報提供欄を開くことが出来る性能変更は行われていない。よって非表示とする。 -- 2015-03-21 (土) 23:07:31
- この車両て9.6で変更無かったよね?コメ欄閉じていいかな? -- 2015-03-21 (土) 22:03:52
- HDモデルが追加されたため開放しておきました。 -- 2015-05-28 (木) 13:37:39
- 他の戦車はHDモデルになると傾斜装甲強化や弱点が広がったりするという声があるんだけど本当なのでしょうかね...?特に強化されたという実感はこの車両にはないですが。 -- 2015-06-11 (木) 10:26:05
- というより、HDモデルになると装甲配置も作り直してるっぽい。その際新しい資料による変更、バランス面での修正も取り入れてるから変更されてることがおおいんだろう。この車両は珍しく変わってないような感じだね。モデル変更は「全部変わるよ」だと思って調べなおしておいたほうがいいとは思うけどね -- 2015-06-11 (木) 10:57:24
- 左側戦闘室の取っ手の下に付いてるのってノコギリかな? -- 2015-07-13 (月) 16:12:17
- もしそうだよって言われたらそういう風に編集するの? -- 2015-07-13 (月) 18:06:15
- 榴弾砲は絞りきって漸く当たるかな?と期待できる程度。収束中だと50m以内でもどっか飛んでいく。Tier的に一撃が狙えると思って使ったが小型で素早い敵にはなおの事当たらず、被発見だと照準時間でガンガン削られるジレンマを抱えてる。上位砲でもそこは変わらず。 -- 2015-08-28 (金) 23:55:28
- 中間砲ならともかく、最終砲なら精度も単発も照準時間もそこそこいいだろう。榴弾砲はまともに"狙撃"なんてできる性能じゃないけど。まあ最終砲もドイツ砲と比べられるとつらいけどさ。 -- 2015-08-29 (土) 22:30:14



