Tier7 ソ連 駆逐戦車 (読み:スー・ストー・ ピヂスャード・ドヴァー)
↑ 152 mm ML-20 mod. 1931/37
初期状態。SU-152の史実装備。
砲身の付け根辺りがごつい。
↑ 122 mm D-25S mod. 1944
砲口径が小さくなったので威力は落ちたが装填速度は向上、圧倒的なDPMが特徴。また、長砲身故に精度も多少マトモになっている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 870 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 75/60/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 43/11 |
重量(初期/最終)(t) | 45.73/45.83 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.09 |
主砲旋回速度(°/s) | 26 |
視界範囲(m) | 330 |
本体価格(Cr) | 1,305,000 |
修理費(Cr) | 約7,700(全損) |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 支援型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
152 mm ML-20 mod. 1931/37 | 3.39 | AP HEAT HE | 135 250 86 | 700 700 910 | 2,373 | 0.5 | 3.4 | 600 750 600 | 26 | 725 6,000 810 | 2,500 | -6°/+18° |
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122 mm A-19 mod. 1937 | 6.67 | AP APCR HE | 175 217 61 | 390 390 530 | 2,600 | 0.43 | 2.9 | 780 975 780 | 28 | 1,025 4,800 608 | 2,600 | |
122 mm D-25S mod. 1944 | 8.11 | AP APCR HE | 175 217 64 | 390 390 530 | 3,162 | 0.41 | 2.9 | 800 1,000 800 | 32 | 1,025 4,800 608 | 2,590 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-2K | 500 | 15 | 750 |
---|---|---|---|
V-2IS | 600 | 15 | 750 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
SU-152 | 45.9 | 20 | 12,000 |
---|---|---|---|
SU-152M | 48.3 | 23 | 12,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10R | 360 | 100 |
---|---|---|
10RK | 440 | 100 |
12RT | 625 | 110 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時*1 | |
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静止時 | 16.47% | 3.13% |
移動時 | 9.86% | 1.87% |
派生車両
射界
射界 | 左8°/右8° |
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開発ツリー
152 mm ML-20 mod. 1931/37 (初期/49,290) | ━ | 122 mm A-19 mod. 1937 (18,600/94,000) | ━ | 122 mm D-25S mod. 1944 (21,400/106,400) |
10R (初期/3,660) | ━ | 10RK (3,100/18,600) | ━ | 12RT (5,600/33,600) |
V-2K (初期/23,050) | ━ | V-2IS (11,000/36,000) | ━ | ISU-152 (75,000/2,520,000) |
SU-152 (初期/20,090) | ━ | SU-152M (14,765/32,710) |
車両に関する変更履歴
v0.9.13 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 派生元車輌を変更 |
解説
- 火力
初期砲の15榴が強力なので、フリー経験値を用いずとも十分な戦力になることが出来る。152mm・122mm共にメリット・デメリットがあるので、よく吟味して自身に合った方を使うとよい。
どの砲でも俯角は-6°しか取れず、射界も左右それぞれ8°ずつと広くはない。加えて移動時・車体旋回時の照準拡散は大きめだが、射界内の砲旋回時の照準拡散だけは控えめに設定されているのが特徴。- 152 mm ML-20 mod. 1931/37
SU-152の史実砲。いわゆる15榴。
KV-2のML-10と比べると射界は大幅に制限されるものの、弾速や発射速度が強化され、課金弾が高貫通HEATとなっているため、扱いやすさが大きく向上している。
もっとも下記のD-25Sと比べれば装填は極めて遅く、精度も劣悪である。可能な限り敵の進行方向を予測し、照準を置いた上で貫通弾を与えていきたい。- HE
貫通させれば900前後のダメージと重大なモジュール破壊が期待できる。
非貫通時のダメージはあまり伸びないので、可能な限り貫通させていきたい。 - AP
貫通力はKV-2の課金弾とほぼ同じ。弾種の特性から空間装甲や傾斜装甲に強く、敵の側面を撃つ時などにはHEよりもこちらの方が有効なことが多い。 - HEAT
課金弾。貫通力250mmで貫通時には700前後のダメージが入り、敵の主力となる車輌に開幕でお見舞いできれば、大きく戦局を動かす事も可能。
しかし、履帯やサイドスカートなどの空間装甲で非貫通=ノーダメージになりやすく、標準化が無い事から傾斜装甲が苦手である。
垂直装甲の多い車輌や中程度の装甲を持つ重戦車、比較的装甲の薄い中戦車あたりを狙うのが良いだろう。
- HE
- 122 mm D-25S mod. 1944
SU-100の122 mm D-2-5Sの強化版。
中間砲の122 mm A-19 mod. 1937から発射速度が改善され、Tier7最高のDPMを誇る(ISU-122Sと並び1位タイ)。15榴よりも装填が早く、性能バランス重視の扱いやすい砲となっており、SU-152の名前に反して122mm砲を愛用しているプレイヤーも少なくない。
ただし、肝心の貫通力がSU-100から1mmも向上しておらず、Tier8・9の重装甲車輌への対処能力は15榴よりも明らかに劣っている。
課金弾を多めに搭載すれば格上にも対処しやすくなるが、装甲のインフレが激しくなってきた昨今、課金弾の貫通力217mmでは少々頼りないのが実情である。
同格の90・100mm砲に比べてやや弾速・照準精度の面で厳しいが、弱点部位の狙撃で対抗しよう。どうしても正面から貫通できない場合は目標を変えるか、15榴には劣るがHEで少しずつ削るなり、履帯切りなりの臨機応変な対応が必要だろう。
- 152 mm ML-20 mod. 1931/37
- 装甲
防御力には基本的に期待できない。
正面の車体上部と戦闘室部分だけは75~100mm厚ある。防盾は砲によって形状が変わるが、どちらも一部140mm程度の防御力を持つ部分もあるといった程度。
車体下部および側背面は60mmで傾斜も乏しいため、15榴を食らってしまうと貫通・一撃爆散してしまう可能性がある。
耐久力も駆逐戦車相応なので、重戦車のように前線を張るには無理がある。
基本的には距離のあるところから狙撃にまわるべきだが、精度の悪さから前に出ざるを得ない場面も多いだろう。
- 機動性
足回りはSU-100から劣化しており、最高速度が抑えられた挙句、加速がもっさり気味になってしまった。
しかも旋回性能が重戦車並に悪い為、快速車輌に開けた場所で捕捉されると自力での対処は困難。後退速度が11km/hと極めて鈍く、飛び出し撃ちで無駄に被弾しやすくなっているなど、やはり機動性に関しては欠点が目立つ。
一応、重戦車としてはそこそこの足を持つKV-1Sをベースにしている為、長々と加速できれば重戦車と併走くらいはできるが、危険になってからでは逃げれない為、狙撃の位置取りが非常に重要である。
- その他
SU-100から視界範囲が低下しており、同格駆逐戦車では最低タイ。
隠蔽も低下しているが、そこそこの数値を何とか保っているので、茂みを挟んだ後方からの支援に回りたい。
なお、IS系統の車輌とエンジン・通信機を共用しており、重戦車ルートなどを進めているなら乗り出しが多少楽になるだろう。
- 総論
攻撃性能に特化したソ連らしい大火力駆逐戦車である。
SU-100が精度以外の諸性能がバランス良くまとまっていたのに対し、SU-152では完全に火力全振りになってしまった為、機動力・防御力は余り期待できない。
その為、少しでも行動を誤ると逃げることも出来ずに瞬く間に撃破されてしまう事から、繊細な立ち回りが要求される熟練者向けの車輌でもある。- 152 mm ML-20 mod. 1931/37
15榴は射撃タイミングさえ合えば、他には真似のできない一撃必殺の威力によって猛威を振るう事ができる。
戦局を動かす実感を得られる反面、肝心な場面で低精度に泣かされやすい欠点が常について回る。 - 122 mm D-25S mod. 1944
圧倒的な時間対火力が特徴であり、一方的に撃てさえすれば高い殲滅力を発揮できる。一撃離脱よりは狙撃を駆使した立ち回りで戦線を崩していこう。
ただし、ソ連同格課金戦車のISU-122Sは本車の隠蔽を下げて装甲・視界を向上させた車両であり、最終砲を装備した本車のほぼ上位互換と言える性能を持つ。あちらとの差別化を図るなら15榴一択という事になるが、常時販売されているわけでもないのであまり気にせず自分に合った好きな主砲を選ぼう。
- 152 mm ML-20 mod. 1931/37
史実
1943年1月4日に、KV-1S重戦車をベースとした駆逐戦車の開発が開始されました。KV-14 (オブイェークト (Object) 236) と命名された本車は、1943年の2月初頭に試作車輌の運用試験が実施され、2月14日に正式採用されました。そして4月にはKV-14からSU-152へと改称され、同年12月までに670両が生産されました。ドイツのティーガー I (Tiger I) およびパンター (Panther) 戦車に対し優れた有効性を発揮したため、兵士達からは「ハンター」として親しまれました。(ゲーム内解説より)
SU-152 / СУ-152 (Object 236 / Объект 236)は、大祖国戦争中期に量産されたKV-1Sをベースにした重自走砲である。
元々はKV-14 / КВ-14もしくはSU-14 / СУ-14の名称で開発が進んでいた自走砲計画を制式採用したものでもある。
1941年冬のモスクワ攻防戦でドイツ軍の攻勢を跳ね返し、ようやく一息ついたソ連軍は、ドイツ軍の三号突撃砲を参考に歩兵支援車両を開発することとし、軽・中・重の支援自走砲の開発が始まった。
その中でKV-1Sの車台を流用し、152mm ML-20を搭載した重自走砲がSU-152である。
なお本車以前にもKV-1をベースとした自走砲はいくつか試作されており、本車の極めて短い開発期間(1か月足らずとも言われる)はそれらの試作自走砲をベースに開発を行うことで実現された。
本車輌はObject 200系(レニングラード・キーロフ工場製)ではあるものの、レニングラードがドイツの攻撃を受けて包囲されていた為、技術者たちがObject 700系(チェリャビンスク・キーロフ工場製)のチェリャビンスクへ疎開して生産に移した自走砲である。
152mm ML-20は榴弾砲でありながら、徹甲榴弾使用時の貫通力は距離1,000mで120mmに及んだ。これは、ティーガーIを正面から撃破可能な能力である。
さらに、砲弾の重量が50kgにもなるため、たとえ貫通しなくても、命中した戦車の内部に大きな被害をもたらした。
一方で分離装薬と装填手の増設をもってしても重い砲弾は装填速度の低下をもたらし、巨大で重い砲弾の搭載弾数はわずか20発だった。実戦での発射速度は60~90秒に一発程度であった。
↑ ソ連お得意のタンクデサントに使用されるSU-152
量産開始は1943年春からで、SU-85やSU-100よりも実戦投入は早かった。
SU-152はSU-122とともにクルスクの戦いにおいて初陣を飾った。ML-20はその威力を存分に発揮し、多数のティーガーIやフェルディナンド、同じく初陣の新型戦車パンターを葬り、ソ連軍の兵士は本車を「ズヴェロボイ(猛獣ハンター)」と呼んだ。
…というのはどうやらソ連軍の誤認のようで、実際には本車に撃破されたフェルディナンドは存在せず、ティーガー撃破というのも大部分がIV号戦車(シュルツェンを付けると遠目ではティーガーに似ている)の勘違いだったようだ。パンターは1両がSU-152によって撃破されたのが確認されている。
↑ 列を為して前進するSU-152
↑ チェリャビンスクで続々と生産されるSU-152
IS-2と同様、本車は対戦車戦闘だけでなく、高い榴弾火力を活かした陣地攻略にも重宝された。
しかし、車体のベースであったKV-1Sの生産終了に伴い本車の生産も終了した。総生産数は約700両であり、当時のソ連車両としては少なかった。
その後は、車台をIS-2のものに変更したISU-152が生産されることになった。
現存する車輌は、ロシアのクビンカとプロホロフカに一輌ずつ、ポーランドのルブシュ県に一輌が少なくとも確認されている。
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