Tier4 ソ連 駆逐戦車

↑ 57 mm ZiS-2 (SU-76)
初期状態。個性的な防楯形状が目を引く。

↑ 76 mm ZiS-3 (SU-76)
SU-76Mの史実装備。技術ツリー上ではZiS-2の後に位置するが、モジュールTierはこちらの方が低いという逆転現象が起きている。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 410 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 25/15/15 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 48/14 |
| 重量(初期/最終)(t) | 10.78/10.4 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 19.23 |
| 主砲旋回速度(°/s) | 44 |
| 視界範囲(m) | 310 |
| 本体価格(Cr) | 135,500 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 57 mm ZiS-2 (SU-76) | 18.75 | AP APCR HE | 112 189 29 | 85 85 95 | 1,594 | 0.34 | 1.7 | 990 1,238 1,090 | 110 | 56 2,800 28 | 850 | -5°/+15° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 76 mm ZiS-3 (SU-76) | 14.63 | AP APCR HE | 116 162 38 | 110 110 156 | 1,610 | 0.36 | 2 | 880 1,010 880 | 95 | 56 2,400 56 | 1,255 |
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| GAZ-203 (SU-76) | 180 | 20 | 550 |
|---|---|---|---|
| M-80 (SU-76) | 200 | 20 | 550 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| SU-76 | 50 | 3,000 |
|---|---|---|
| SU-76M | 52 | 3,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| 9RM | 525 | 100 |
|---|
乗員
| 1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
|---|
拡張パーツ
| × | × | × | × | × | Class3 | ||||||
| × | × | × | Class3 | × | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 22.52% | 6.3% |
| 移動時 | 13.51% | 3.78% |
派生車両
射界
| 射界 | 左15°/右15° |
|---|
開発ツリー
| 57 mm ZiS-2 (SU-76) (初期/62,210) | ━ | 76 mm ZiS-3 (SU-76) (2,600/34,840) | ┳ | SU-85 (12,500/414,000) |
| ┗ | SU-122A (12,570/385,000) | |||
| GAZ-203 (SU-76) (200/3,830) | ━ | M-80 (SU-76) (240/4,130) | ||
| SU-76 (初期/1,160) | ━ | SU-76M (920/3,460) | ||
| 9RM (初期/24,240) | ||||
車両に関する変更履歴
| v0.9.6 | 視認範囲を350mから290mに変更 |
| v0.9.10 | HDモデル化 車両名をSU-76からSU-76Mに変更 |
| v0.9.18 | 派生元車輌からT-70を削除 |
| v1.9.0 | 車輌Tierを3から4に変更 車輌の価格を35,500Crから135,500Crに変更 SU-76サスペンションの価格を580Crから1,160Crに変更 SU-76Mサスペンションの価格を1,730Crから3,460Crに変更 SU-76Mサスペンションの研究に必要なEXPを320から920に変更 SU-76サスペンションの移動・車体旋回に伴う照準拡散を12%ダウン SU-76Mサスペンションの移動・車体旋回に伴う照準拡散を17%ダウン 57 mm ZiS-2の主砲旋回に伴う照準拡散を38%ダウン 57 mm ZiS-2の照準時間を2.3秒から1.7秒に変更 57 mm ZiS-2の総弾数を72発から110発に変更 57 mm ZiS-8Sの総弾数を80発から120発に変更 76 mm ZiS-3の総弾数を60発から95発に変更 修理費用を49%ダウン 収益性を18%ダウン SU-76サスペンションのTierをIIからIIIに変更 SU-76MサスペンションのTierをIIIからIVに変更 M-80エンジンのTierをIIIからIVに変更 HPを155から405に変更 視認範囲を290mから310mに変更 派生元・派生先車輌を変更 |
| v1.28.1 | 最大後退速度を12 km/hから14 km/hに変更 以下を新たに追加 砲塔: SU-76M サスペンション: SU-76、SU-76M エンジン: GAZ-203 (SU-76) M-80 (SU-76) 主砲: 57 mm ZiS-2 (SU-76) 76 mm ZiS-3 (SU-76) 以下を削除 砲塔: SU-76M サスペンション: SU-76、SU-76M エンジン: GAZ-203、M-80 主砲: 57 mm ZiS-2、57 mm ZiS-8S、76 mm ZiS-3 以上のモジュールの入れ替えを行い、性能の変更値を以下に(具体的な変更値はパッチノートに記載なし) 主砲「76 mm ZiS-3」の性能を変更 -貫通力を78/120/38から116/162/38 -照準時間を2.3sから2s -散布界を0.43mから0.36m サスペンション「SU-76」の性能を変更 -旋回速度を38°から50°へ変更 -移動,車体旋回時の拡散を4%減少 サスペンション「SU-76M」の性能を変更 -旋回速度を42°から52°へ変更 エンジン「GAZ-203」の馬力を140から180へ変更 エンジン「M-80」の馬力を170から200へ変更 |
| v2.0.0 | 詳細 |
解説(v1.28.1)
- 火力
俯角は-5°と劣悪であり、戦闘室が後部に配置されている事も相まって地形の影響を受けやすい。- 57 mm ZiS-2
初期砲。互換性は無いが、T-34等の57 mm ZiS-4と同様の性能である。
高い貫通力とソ連らしからぬ高精度で格上の重装甲車輌にも対応しやすい。
一方で単発火力は85と低く、それでいて発射速度に優れているわけでもないのでDPMも低い。
何より問題なのは同格となった中戦車のT-28でも同等の砲(上述のZiS-4)を搭載でき、なおかつDPMはT-28に負けていること。
さすがに照準性能は本車が上だが、旋回砲塔と高い機動力で柔軟に運用できるT-28に総合的に勝っているかと言うと頷くことはできないだろう。
とはいえ、幸い照準性能・精度・弾速・貫通力のどれも優れており、一発一発をしっかり貫通させていけば他の同格駆逐戦車に負けない活躍をすることも可能だ。 - 76 mm ZiS-3
最終砲。SU-76Mの史実砲。
初期砲と比較して装填速度はやや遅くなったものの、単発火力が110に増加し、DPMは向上している。
また通常弾の貫通力も順当に向上しており、同格内では高めの数値を誇る。
課金弾の貫通力は57mm砲に劣ってはいるが、高い貫通力を誇り、格上の重装甲車両に対する対応力も十分。
弾速、精度、照準時間は57mm砲と比較して低下しているが、精度と照準時間はアップデートにより大きく改善されたことから、狙撃に実用的な性能となった。
ちなみに、初期履帯のまま本砲を載せるとエンジンしか換装できず、皮膜レンズ以外の拡張パーツは載せられない。
- 57 mm ZiS-2
- 装甲
車体に限れば正面でどうにか機関砲を防げるが、戦闘室が極端に薄く頼れるものとは言えない。駆逐戦車らしく被弾しない位置取りが重要である。
- 機動性
乗り出しから高い機動力を有している。
モジュールの開発が完了すると、出力重量比は同格5位、旋回速度は同格1位であり、快速車両の対処も容易である。
- その他
隠蔽性は駆逐戦車らしく優秀であり、視認範囲も310mとTier4駆逐戦車相応。
できればスキルや塗装、拡張パーツで強化しておきたい。
- 総論
優れた機動力と隠蔽性が強みの駆逐戦車であり、駆逐戦車の基本である「見つからない・撃たれない」立ち回りで輝く車輌。
しかしオープントップで薄い戦闘室あるが故、榴弾や機関砲に対しては致命的に弱く、特に自走砲の標的になりやすい。
耐久値も駆逐戦車のお約束で低めに設定されているため、敵の視認範囲や射線を意識しながら地形や茂みを利用する防御面の立ち回りを覚えていこう。
幸い狙撃は難なくこなせるので、継続的に相手を撃てる状況にして戦果を挙げていきたい。
史実

(SU-76Mの後期生産型。Bovington戦車博物館にて。)
第2次世界大戦がはじまった時点で、ソ連軍は戦車を支援・補完する車両をほとんど配備していなかった。これはトハチェフスキー元帥などの機械化推進グループが途半ばでスターリンの粛清により一掃されてしまい、改革が中途半端に終わったためで、歩兵支援車や自走砲としてAT-1やSU-5などが開発されていたものの、いずれも試作または小数生産に終わっており、ソ連軍は戦車のみ極端に多いという偏った構成になっていた。
そのためこと歩兵部隊と緊密に連携する機動火力が存在せず、冬戦争や独ソ戦緒戦で歩兵部隊が大きな損害を被る要因となった。独ソ戦直前にはT-20「コモソーレツ」牽引車に57mm ZiS-2を搭載したZiS-30が開発されたほか、ドイツ軍の攻撃にさらされたレニングラードではT-26の車体に76mm howitzer mod.1927を搭載するSU-26が製造されたが、いずれも小数生産にとどまり、歩兵部隊全体の火力向上には至らなかった。
1941年冬のモスクワ攻防戦でドイツ軍の攻勢を跳ね返し、ようやく一息ついたソ連軍は、ドイツ軍の三号突撃砲を参考に歩兵支援車両を開発することとし、軽・中・重の支援自走砲の開発が始まった。その中でも76.2mm砲を搭載する軽自走砲の開発は1942年3月より開始され、T-60軽戦車ベース、生産が開始されたばかりのT-70軽戦車ベース、そして新造車台ベースの三種類が開発されたが、最終的に車内スペースとコストの問題からT-70軽戦車ベースの車両が採用された。これがSU-76である。
SU-76の車体の基本構造はT-70と同一で、トーションバーサスペンションを採用し、二基のエンジンとトランスミッションにより駆動され、操縦手は二つのエンジンの間に座っていた。76mm ZiS-3を搭載する戦闘室は車体後方に密閉形式で設けられていた。
SU-76は1942年末から1943年夏までに約550両が生産されて、同じ自走砲プロジェクトで開発された「中自走砲」SU-122や「重自走砲」SU-152とともにツィタデレ作戦に投入され、支援車両としての有用性を証明したが、一方で複数のエンジンユニットは整備性を低下させ、また密閉式の戦闘室は、エンジン出力が低くベンチレーターが搭載できないこともあって、砲煙の排気が難しいといった課題も発見された。
そのため、ちょうどベース車両であるT-70がT-70Mへと改良されたこともあり、それに合わせて独自の改良も加えたSU-76Mが開発された。ゲームに登場する車両はこのSU-76Mである。
SU-76Mは、T-70Mと同様、それまで別々に配置されていたエンジンを串型に連結し、これにトランスミッションを付けたGAZ-203をパワープラントとして搭載していた。これにより整備性が向上したほか、SU-76との外見上の識別点として車体前面にあるトランスミッションの点検ハッチが片側一つになっている。また、戦闘室は作業性や歩兵との連絡を考えてオープントップとされた。
これらの改修により生産性や整備性、戦闘効率が向上したものの、SU-76の段階からエンジンとの間に完全な隔壁を持たない操縦手にとって夏場は地獄であり、またオープントップの戦闘室は市街戦などで歩兵からの近接攻撃を受けやすい上に冬には非常に寒く、乗員からは「スーカ(メス犬)」というよろしくないあだ名を頂戴していた。
SU-76Mは1943年より生産が開始され、戦争中に約11000両、戦後も含めると約16000両が生産された。これはソ連において大戦中に生産された自走砲としては最多の数であり、SU-122とともに歩兵師団を支援する独立自走砲連隊・旅団に編制されたほか、1944年末からは歩兵師団内に自走砲大隊として配属されるようになった。
前面25mmの貧弱な装甲とオープントップの戦闘室のため防御力が低く、76mm ZiS-3は大戦後期にはやや火力不足だったが、開発コンセプト通り歩兵部隊の火力を強化し、これを緊密に支援する車両として大戦後半を戦い抜き、ソ連軍の火力強化に大きく貢献した。戦後はソ連の同盟国に供与されて、朝鮮戦争ではT-34-85とともに朝鮮人民軍のもとで戦った。
バリエーションとしては、SU-76Mをベースに37mm対空砲を搭載した対空自走砲ZSU-37が小数生産されたほか、SU-85Bを含む各種改良型が試作された。
参考資料
「ソ連自走砲SU-76」古是三春『GROUND POWER』2007年10月号
「SU-76自走砲」古是三春『PANZER』2011年3月号
http://ja.wikipedia.org/wiki/SU-76_%28%E8%87%AA%E8%B5%B0%E7%A0%B2%29
http://combat1.sakura.ne.jp/SU-76.htm
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アーカイブ1
- 次のSU-85Bも強いが、コイツをフリーで飛ばしてしまうには勿体無い。視界・隠蔽ともに良く、APCRを使う又は弱点をしっかり狙う等でTier5がひしめく戦場でも十分活躍出来る。機動力もそこそこあるので、陣地転換も容易です。 -- 2013-12-30 (月) 16:12:30
- 視界と隠蔽率って大事なんだなって改めて思う車両。今まで他のTD育てて、ロシアTD最近始めたのだが、茂みの使い方とか視界範囲とか知ってると大暴れできる車両。まあ、市街戦は単発弱いから苦手だけど。 -- 2014-02-15 (土) 03:18:08
- 視界取ってるだけでMバッジとれたりするな。隠蔽命のTDはハマると強いけどそれ以外は活躍しにくいのがストレス -- 2014-04-03 (木) 10:57:27
- こいつ普通に強いと思う・・・距離さえあれば重戦車ですら課金弾使わず食えたりする -- 2014-04-27 (日) 07:21:21
- 初期砲でも活躍できるけど、重戦車に比率で載せといた課金弾打ったら大赤字だった -- 2014-04-01 (火) 14:31:38
- 37mm SH-37を搭載してZSU-37仕様にできたらいいのになあ このTierなら十分強力そうだ -- 2014-05-18 (日) 16:17:37
- この段階でTier6相当の砲が積めるのは恐らくコイツだけ -- 2014-05-24 (土) 05:11:17
- T82「・・・」 -- 2014-05-24 (土) 09:06:59
- 6・・・? -- 2014-05-24 (土) 11:12:44
- A-43と同じ砲なんだから弱いわけないよな!!! dpmは1.5倍近い差があるけど -- 2014-06-29 (日) 23:42:01
- 最初は茂みに隠れて狙撃。前線の軽戦車がやられたら前に出てスポット役。最後は自走砲狩り、と何役もこなせる楽しい車両。ただし調子にのって前に出すぎると、一瞬で爆散。 -- 2014-06-09 (月) 23:18:46
- この -- 2014-08-09 (土) 12:31:50
- ティア帯では味方がアレなのでうまく性能・隠蔽率が生かせない気がするなぁ…自分がヘタレなのもそうだが。そしてこれを少し苦行だと思いつつ次を研究したものの最終砲忘れて次も苦行だと思ってしまったのは自分だけ(次はソ連らしい強さ) -- 2014-08-09 (土) 12:35:18
- 40戦ほどで開発完了。キルデス、ダメ比共に3超。普通に強いじゃん、弱いって前情報はなんだったのか。ちゃんと支援砲撃すればT-34と同じ砲なんだから結果は付いてくる車両ですよ。 -- 2014-09-21 (日) 00:55:18
- 強い弱いは個人の主観だからあんまり深く考えないほうがいい -- 2015-03-19 (木) 15:56:44
- 愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください -- 2015-03-19 (木) 09:33:13
- 孤立してて草 -- 2015-04-04 (土) 01:10:15
- HDモデルが追加されたため開放します。画像の更新をお願いいたします。 -- 2015-09-02 (水) 23:36:47
- 9.10にて名称がSU-76Mに変わりますので関連ページ共に更新お願いします -- 2015-09-02 (水) 23:38:13

