Tier 3 ドイツ 自走砲 / 日本語表記: ヴェスペ
↑ 10,5 cm le.F.H. 16 L/22
初期状態。
↑ 10,5 cm le.F.H. 18 L/28
最終状態。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 230 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/15/15 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/10 |
重量(初期/最終)(t) | 10.90/11.05 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.57 |
主砲旋回速度(°/s) | 16 |
視認範囲(m) | 250 |
本体価格(Cr) | 48,000 |
修理費(Cr) |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 爆発範囲(m) | スタン時間(s) | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
10,5 cm le.F.H. 16 L/22 | 3 | HE | 27 | 410 | 1.91 | × | 0.8 | 6 | 380 | 65 | 128 | 490 | -5°/+42° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10,5 cm le.F.H. 18 L/28 | 3 | HE | 26 | 410 | 1.91 | × | 0.76 | 6 | 410 | 55 | 128 | 585 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 57 TR | 130 | 20 | 540 |
---|---|---|---|
Maybach HL 62 TR | 140 | 20 | 550 |
Maybach HL 45 P | 150 | 20 | 500 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Wespe | 11 | 22 | 5,000 |
---|---|---|---|
Wespe verstärkteketten | 13.1 | 24 | 5,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 5 | 310 | 50 |
---|---|---|
FuG Spr. 1 | 455 | 150 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
× | × | × | × | × | × | ||||||
× | × | × | × | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 16.19% | 3.38% |
移動時 | 8.09% | 1.69% |
射界
射界 | 左20°/右20° |
---|
開発ツリー
10,5 cm le.F.H. 16 L/22 (初期/13,900) | ━ | 10,5 cm le.F.H. 18 L/28 (2,400/34,110) | ||
FuG 5 (初期/630) | ━ | FuG Spr. 1 (3,600/21,600) | ||
Maybach HL 57 TR (初期/1,120) | ━ | Maybach HL 62 TR (145/4,220) | ━ | Maybach HL 45 P (380/5,600) |
Wespe (初期/600) | ━ | Wespe verstärkteketten (345/1,860) |
車両に関する変更履歴
v0.9.12 | HDモデル化 |
v0.9.18 | 全ての主砲のAP弾、HEAT弾を削除 視認範囲を290mから250mに変更 10,5 cm le.F.H. 16 L/22の貫通力を53mmから27mmに変更 10,5 cm le.F.H. 16 L/28の貫通力を53mmから26mmに変更 |
v1.9.0 | 10,5 cm le.F.H. 16 L/22の総弾数を32発から65発に変更 10,5 cm le.F.H. 18 L/28の総弾数を32発から55発に変更 修理費用を43%ダウン 収益性を12%ダウン HPを130から230に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 火力
Tier2のG.Pz. Mk. VI (e)から主砲の火力は変わらないが、射界が広く精度や装填速度も相応に強化されており扱いやすい。
また、スペックとしては見れないが、砲旋回時の照準拡散が大幅に向上している。
ただし同国・同格自走砲のBisonのようにスタン効果はなく爆発範囲も狭いため、有効打を与えるには直撃を必須とする。- 10,5 cm le.F.H. 16 L/22
初期砲。射程(800m余り)で火力はG.Pz. Mk. VI (e)から据え置きだが、装填・照準時間・精度は向上している。
同様に高威力HEを扱う同格自走砲M7 PriestやLorraine 39L AMと比較した場合、照準時間で劣るが、照準精度と砲旋回時の照準拡散で勝り、
総合的にはかなり直撃を狙いやすい。 - 10,5 cm le.F.H. 18 L/28
後期砲。精度と弾速がさらに改善される。
射程は1,000m弱に延びるので、射程不足となる場面は減るだろう。
しかし、無線性能の低さから遠くの味方の動向を見失いやすく、射程の長さを活かしきれない事も多い。
ちなみに砲身長が伸びたにもかかわらず、何故か貫通が1mmだけ減少している(特に大きな差ではないが)。
- 10,5 cm le.F.H. 16 L/22
- 装甲
当たり前だが紙。
車体のみある程度装甲を持っているため、同Tier以下の機関銃程度なら運が良ければ弾けることもある。
隠蔽率は駆逐戦車並みに高い。
- 機動性
カタログ上の最高速度は40km/hと優れるものの、加速が非常に遅いため実質的な移動速度は20km/h程度。ちょっとした段差や旋回に足を取られやすい。
一度敵に見つかると、多くの自走砲がそうであるように逃走は困難を極める。背の高い障害物が遍在するマップでは、射線が通る狙撃ポイントを事前に抑えて素早く移動したい。
- Bisonとの比較
派生元とTier帯を同じくするBisonと比べると射界の広さ、射程距離、精度、隠蔽率などで優れ、バランスに優れている。
一方、Bisonは爆発範囲の広さから直撃しなくてもある程度のダメージを期待できる強みがある。
いずれも一長一短であり、どちらを選択するのかは好みである。火力は十分に有しているのはどちらも変わらない。項目 Wespe Bison 発射速度(rpm) 3.00 2.63 攻撃力 410 400 貫通力(mm) 26 35 爆発範囲(m) 1.91 6.50 スタン × 〇 精度(m) 0.76 0.86 照準時間(s) 6.0 6.5 総弾数 55 21 射程(m) 1,000弱 600強 射界(°) 20/20 5.5/5.5 静止隠蔽性(%) 16.19 8.84
- 総論
同Tier帯の自走砲の中では癖が無く、精度にやや優れた扱いやすい車両といえる。
特に射界の広さはTier3自走砲としては快適そのものであり、長射程と合わせて幅広く敵を狙える点が強みである。
機動力には若干問題を抱えているため、高隠蔽を活かした初動から見つかりにくいポジションに移動しておくか、身の危険を感じたら早めの陣地転換が必要となるだろう。
尚、v0.9.18より榴弾の貫通力が弱体化され、同格戦車を貫通させることは難しくなってしまったが、
同時に全てのTier3車両がTier5とマッチしなくなったため、非貫通でも致命傷となる相手との戦闘が増えている。
史実
ヴェスペ(独:Wespe、スズメバチの意味)は、第二次世界大戦中にドイツで開発された自走砲である。II号戦車の車台に10.5cm leFH 18榴弾砲を搭載したものである。別名として「II号戦車車台上の18/2型軽野戦榴弾砲」(独: Leichte Feldhaubitze 18/2 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen II)がある。制式番号 Sd Kfz 124。
1940年、フランスでの戦いの間、II号戦車は主力戦車として使われたが、決して戦力として有効とは言えなかった。機械的信頼性は優れていたものの、武装と装甲が貧弱すぎたためである。従って、当初より想定されていた主力たる戦車が到着するにつれ、前線から離されたII号戦車の車台を流用して自走砲に改装しようという選択は、自然なものであった。
このサイズの砲が後にIV号戦車を主体とするさまざまな自走砲として量産化されなかったことから考えても、この車体とのバランスは最適であり、ドイツはこの車両を大量に生産することとなる。
ヴェスペは1943年の東部戦線で初めて実戦使用され、優れた兵器であることが証明された。気をよくしたヒトラーはII号戦車の生産全てをヴェスペに回すよう指示を出すほどだった。ヴェスペはより大型の自走榴弾砲であるフンメルと共に機甲師団内の装甲砲兵大隊で運用された。
ヴェスペの改修ラインは1943年2月から1944年中頃まで、すなわちソ連軍(赤軍)が工場のあったポーランドを占領するまで稼働し続けた。
合計で662門が製造され、それとは別に、武装を持たない弾薬運搬車158輌が製造された。
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