Tier 3 アメリカ 自走砲
↑ 105 mm Howitzer M3
初期状態。
↑ 105 mm Howitzer M2A1
最終状態。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 250 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 102/38/13 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38.6/10 |
重量(初期/最終)(t) | 23.00/23.22 |
実用出力重量比(hp/t) | 21.53 |
砲塔旋回速度(°/s) | 16 |
視界範囲(m) | 260 |
本体価格(Cr) | 47,000 |
修理費(Cr) |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 爆発範囲(m) | スタン時間(s) | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
105 mm Howitzer M3 | 3.00 | HE | 27 | 410 | 1.91 | × | 0.84 | 5.5 | 315 | 120 | 166 | 433 | -5°/+45° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
105 mm Howitzer M2A1 | 3.00 | HE | 27 | 410 | 1.91 | × | 0.82 | 5.5 | 410 | 120 | 166 | 490 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Wright Continental R-975C1 | 400 | 20 | 516 |
---|---|---|---|
Wright Continental R-975C4 | 460 | 20 | 550 |
Ford GAA early | 500 | 20 | 708 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VVSS T49 | 23.10 | 18 | 11,000 |
---|---|---|---|
VVSS T51 | 25.50 | 20 | 11,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508 | 395 | 100 |
---|---|---|
SCR 506 | 615 | 110 |
SCR 528 | 745 | 80 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
× | × | × | × | × | × | ||||||
× | × | × | × | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 12.54% | 2.76% |
移動時 | 6.27% | 1.38% |
射界
射界 | 左12°/右26° |
---|
開発ツリー
105 mm Howitzer M3 (初期/12,850) | ━ | 105 mm Howitzer M2A1 (2,550/32,200) | ||
SCR 508 (初期/21,600) | ━ | SCR 506 (5,600/33,600) | ━ | SCR 528 (9,000/54,000) |
Wright Continental R-975C1 (初期/11,000) | ━ | Wright Continental R-975C4 (1,500/13,900) | ━ | Ford GAA early (5,100/29,000) |
VVSS T49 (初期/590) | ━ | VVSS T51 (330/1,650) |
車両に関する変更履歴
v0.8.6 | Tier4からTier3に変更 |
v0.9.7 | 視認範囲を330mから290mに変更 |
v0.9.13 | HDモデル化 |
v0.9.18 | 全ての主砲のHEAT弾を削除 視認範囲を290mから260mに変更 105 mm Howitzer M3の貫通力を53mmから27mmに変更 105 mm Howitzer M2A1の貫通力を53mmから27mmに変更 |
v1.9.0 | 105 mm Howitzer M2A1の総弾数を69発から120発に変更 105 mm Howitzer M3の総弾数を69発から120発に変更 修理費用を44%ダウン 収益性を14%ダウン HPを140から250に変更 コレクション車輌に移行 |
解説 (v1.9.0)
- 概要
Tier3のアメリカ自走砲。(コレクション車輌)
大戦中期、M3 Leeの車体をベースに開発・量産された自走砲である。
Priest(プリースト)は「聖職者」の意。 - 火力
初期砲も後期砲も単発威力・装填速度・照準速度は同一であり、精度も同程度。射程のみが大きく異なる。
射程は初期砲で約640m、後期砲で約980m。
この車両は必ずしも後期砲が強いというわけではないので、好みに応じて選択して欲しい。
ただし、低Tierから大口径の砲を搭載できる代償として、砲旋回時の照準拡散が非常に大きい*1。
広範囲を狙えるからと欲張ると、実際にはさっぱり命中しないという事になるため、
戦況が膠着している地点をじっくり狙うか、もしくは定番ポイントにあらかじめ照準を置いて敵発見を待つようにしよう。
高速で動き回る小型車両への偏差射撃も不得手。 - 装甲
前面下部(車体)は101.6mmの傾斜装甲というTierに比してオーバースペックにもほどがある代物となっている。自走砲の性質上あまり活かせる場面は多くないが、敵に肉薄された際に命を拾うことが度々あり他の同格車両には無い隠れた長所となっている。
ただし、上部の戦闘室は自走砲らしくペラペラなので過信は禁物。 - 機動性
本車両が持つもう一つの特筆すべき点として、500馬力を誇る大出力エンジンを搭載できることが挙げられる。
最高速度こそ平凡な値に収まっているものの、僅かな時間で最高速度に達するため総合的な機動力は高い部類に入る。
素早い射撃地点への移動や、敵に発見された際の回避運動(車高の低い軽戦車との近距離タイマンなら、正面を向けるだけでかなりの砲撃を無効化できる)、車重と前面装甲を活かした体当たりなど様々な利用法があるため、工夫して活用していきたい。
- 開発
エンジンと無線機の開発経験値が軒並み高く、全パーツを開発する場合は総計27,000オーバーという同Tierでは断トツの経験値を要求されてしまう。*2
ただし、どちらも自走砲以外のルートで頻繁に使用されるため、他ルートを進めてから自走砲を始めたときにはかなり楽が出来る。逆にこの車両で開発してから他のルートを進めた場合も同様。
自走砲ツリーのみを進める場合でも、エンジンはM12とM40/M43で全く同じ物を使用する。
史実
(戦闘室前部にある特徴的な対空機銃座が目立つが、この写真では対空機銃は搭載されていない)
M3 Lee中戦車の車体をベースに開発され、1942年に正式採用された。
なお後期モデルのM7B1はベースがM4中戦車(M4A3)に変更されている。
本車両は既存の戦車の車体に既存の野砲(105mm Howitzer M2A1)を搭載する形で開発され、中戦車ゆずりの機動性と車内スペースの広さ、他兵器との共通構造による補給・整備の容易さを高く評価された。
戦車の車体を自走砲に転用する場合、エンジンを後部から中央部に移して戦闘室を後部に置く改造が行われることがあるが、M7の場合は大規模な改造は行われず、戦車そのままの中央戦闘室・後部エンジンの配置になっている。
Priest(聖職者)の愛称は量産型より取り付けられた、円筒形の対空用機関銃座を教会の説教壇に見立てたもので、レンドリースによる供与を受けたイギリス軍が名付けたものである。
M7の初の実戦投入は北アフリカ戦線のイギリス軍によるもので、エル・アラメインにおける第二次会戦(1942年10月)に参加した。大戦末期には後継車両であるM37の開発が始まったが、朝鮮戦争においてもM37とともに第一線で使用された。
イギリス軍はM7の実用性を非常に高く評価し、5500両もの供給をアメリカに依頼している(M7は最終的に3490両しか生産されなかった)。
英軍にとってのM7の欠点は、搭載砲がイギリス軍の制式装備ではないために弾薬の補給が煩雑になることであった。この点を解決するため、後にM7の設計を参考にセクストン自走榴弾砲が開発されることになる。
参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/M7.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/M7%E8%87%AA%E8%B5%B0%E7%A0%B2
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