FV201 (A45)

Last-modified: 2023-01-15 (日) 18:59:32

Tier 7 イギリス 重戦車 (課金戦車)

fv201-1.jpg
CenturionCaernarvonの間の子のような見た目。
車体からひょっこり飛び出た機銃塔がトレードマーク(且つ弱点)。
fv201-2.jpg
↑前から見ると一見かなりの低車高に見えるが、実はFV4202のようにエンジンルームが一段高くなっている。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,500
車体装甲厚(mm)76/51/38
最高速度(前/後)(km/h)31/16
重量(t)55.88
実用出力重量比(hp/t)14.32
本体価格4,400G
修理費(Cr)約7,500
超信地旋回
ロール支援型重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
OQF 17-pdr Gun Mk. VII13.95AP
APCR
HE
171
239
38
150
150
190
2,0930.392.3884
1,105
884
74175
3,200
75
826-10°/+20°

※俯角は砲塔を左右に向けている場合の数値(正面の場合俯角は-8°)

 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
FV201 (A45) Universal Tank152/89/893638012,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Rolls-Royce Meteor Mk. XI80020744
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
FV201 (A45) Universal Tank582813,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19 Special57040
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置Class2改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時6.38%1.49%
移動時3.19%0.75%
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.7スーパーテスト用に追加
v0.9.8実装
v1.2.0ゲーム内ショップに追加

解説

  • 概要
    v0.9.8で追加されたTier7のイギリス課金(配布)重戦車
    もともとは2015年7月の「Dreams Come True」シリーズというミッションのイベント報酬として配布されたが、その後不定期で販売されv1.2.0でショップ内に追加された。
    Centurionのパーツを流用した、Black PrinceCaernarvonの中間に位置する試作重戦車である。
    マッチング優遇は無く、Tier9戦車ともマッチングする。
     
  • 火力
    • OQF 17-pdr Gun Mk. VII
      Black Princeと同じ手数重視の扱いやすい砲である。*1
      精度が同格平均にまで落ち込んでいる代わりにDPMが若干向上している。
      重戦車ゆえにDPMを生かせる機会はそう多くないが、そこは柔軟な立ち回りと味方との連携でカバーしたい。
      APの貫通力は格下や装甲の薄い相手なら十分だが、同格の堅い重戦車や格上を正面から貫通させるには少々厳しい。
      ただし、Black Princeとは違って本車は機動力がそれなりにあるので、Black Princeよりも貫通力の低さを補いやすい。
      弱点をしっかりと狙う、側背面に回り込む他、相手に合わせて適宜APCRを使っていこう。
       
      プレミアム戦車であるため収支的に課金弾を使い易いという利点があるが、Tier7で修理費も高額なのでクレジット稼ぎにはあまり向いていない。
      金弾価格に対して単発威力が低いので課金弾を大量に使う事も多く、収支を黒字にするには弾種切替を徹底しなければならない。
      重装甲の戦車が跋扈するTier9主体の戦場では赤字の覚悟も必要だ。
      経験値稼ぎには向いている。
       
  • 装甲
    装甲はTier7HTとしてはやや薄い。弱点も多いため基本的に頼ることは出来ないと考えよう。
    一方で、耐久値は同格重戦車の中でもTiger Iと並んで1,500とかなり高い。
    終盤にこのHPを活かす為、地形や角度、味方との連携を駆使して少しでも被弾を抑えられるように慎重に戦っていきたい。
    • 砲塔
      当たり所がよければ格上の砲撃を弾く事もあるが、硬い部分は限定的なので基本的には貫通されるものと考えておくべきだろう。
      ただし、Centurionの砲塔にも関わらず正面の俯角は8度な事が欠点(車体正面左側の機銃塔が原因だと思われる)。
      ハルダウンした際に戸惑う事もあるが、車体側面の方に砲塔を向ける事で10度まで俯角を拡大できるので、俯角が足りないと感じたら試してみよう。
      なお、機銃塔は88.9mmの装甲しかない為、ハルダウンしていてもそこがわかりやすい弱点になる。
       
    • 車体
      車体正面に関しては傾斜60度130mm相当で、格下と相対しても簡単に抜かれる程度である。
      側面装甲は中戦車並みの薄さである(T20と同等で、ソ連の同格中戦車群には完全に劣るほど)。
      跳弾やHEATの吸収を狙う事は可能だが、豚飯は難しいと考えた方が良い。
      また、車体正面及び両側面はCenturion同様に弾薬庫の当たり判定が大きい上に、モジュールの耐久値が低い。
      安易に車体を晒してしまうと格下の攻撃でもあっさりと弾薬庫が破損し、下手すると一撃で吹き飛んでしまう。
      数少ない利点のDPMが大幅に低下するので、搭乗員スキルの弾薬庫保護に加え、拡張パーツの改良型モジュール構造の採用も検討するべきだろう。
       
  • 機動性
    Caernarvonとほぼ同等で、HTとしては出力重量比は良い方だが、最高速度は31km/hに制限されており若干劣る。
    加速・最高速度共に同格のIS等にはやや遅れをとってしまうが、追従は十分可能だ。
    本車は、必要に応じて中戦車のように回り込む動きが必要とされる為、機動力は少々物足りなく感じる事もあるかもしれない。
    ただし、細かい飛び出し撃ち等には困らない程度にはトルクが確保されており、後退速度は16km/hと速めである。
     
  • その他
    • 無線
      通信範囲が570mとやや不足気味。
      無線機を未開発、もしくは元々無線範囲に優れない味方と広域マップで連携を取る際に、思わぬ弊害を生む事があるだろう。
      無線手スキルの信号の増強で補強が良いだろう。
       
    • 搭乗員
      5人5役でChurchill VIIBlack Princeと同じ構成。
      4人構成(装填手が無線手を兼任)のCaernarvon以降とはやや異なるものの、イギリス重戦車ルートの搭乗員育成には十分使っていけるだろう。
       
  • 総論
    Black Princeのように最前線で戦うのは厳しくなった反面、機動力の向上によって取れる戦術に幅が生まれており、その汎用性の高さが魅力だ。
    その為、弱点の熟知、地形の把握、味方との連携など、ある程度のプレイヤースキルが要求されるが、癖がなく扱いやすい重戦車として仕上がっている。
    ただし、同格重戦車は個性的で何かしらに優れた面子が多く、その中で一芸に優れた訳でもなくマッチング優遇も無い本車は、没個性で器用貧乏といった印象が否めない。
    高い汎用性と器用貧乏は表裏一体なので、しっかりと明確な目的を持って行動しなければ十分な戦果を上げる事はできないだろう。
     
    基本的な戦い方は、ハルダウンで脆い車体を隠しつつ、味方と共同で敵と当たるのが良い。
    正面を張れる味方がいるなら、回り込むか近距離での支援に徹しよう。
    前衛不足ならば、味方に支援を仰ぎつつ正面戦闘を請け負おう。
    味方の編成と配置に合わせて、重戦車と中戦車のそれぞれの運用法を使い分けるといった柔軟な立ち回りをするのが大切である。
    常に丁寧な扱いを心掛ければ、必ずやこの戦車は貴方の期待に応えてくれるだろう。
     

史実

FV201.jpeg
FV201(A45)はセンチュリオン戦車を補完し後継となる高性能型戦車として計画され、より大きな車体として実現した。1948年に完成した最初の試作車にはセンチュリオンMk. IIの砲塔と17ポンド砲が搭載された。FV201は既に実用化していたセンチュリオンと同じく、計画中のA43ブラックプリンス重戦車よりコンパクトで機動力があり、防御力もそれなりに備えていて実用性があったので、A43計画は中止された。
しかし、センチュリオンが20ポンド砲を搭載する予定となった為に新仕様が要求され、装甲防御力の強化、20ポンド砲の搭載を後継戦車にも予定した。そこへ諜報部門から「ソ連のIS-3は200mmの車体前面装甲厚をもつ」という「新情報」がもたらされた事によって、これに対抗しうる戦車は120mm砲が必須という事になり、FV201計画はキャンセルされた。
その後、FV201の車体をベースにIS-3を長射程で撃破できる戦車砲を装備する重砲戦車として、FV214計画が発足し、先に完成していた新型車体とセンチュリオンMk. IIの砲塔を組み合わせたFV221カーナヴォン戦車を経て、FV214コンカラー重戦車が完成となった。

 

参考文献 月間グランドパワー 2007年1月号 ガリレオ出版

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*1 当たり前だが、こちらは配布戦車なので名称が同じとはいえ互換性は無い。