Tier7 ソ連 重戦車 (読み方:イーエース)
↑ IS-85 + 85 mm D5T
初期状態。IS-1(IS-85)重戦車*1の史実装備。
こちらの開発に手間取った為に生産されたのがKV-85である。
↑ IS-122 + 122 mm D-25T
最終状態。IS-2(IS-122)重戦車*2の初期生産型の史実装備。
初期砲塔と改良砲塔で見た目の差は殆ど無い。一方、車体正面の形状が旧型のKV系列に近く、戦訓を受けて改良された中国版IS-2(中・後期生産型)との違いが際立つ。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,130⇒1,230 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 120/90/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 34/14 |
重量(初期/最終)(t) | 44.88/46.23 |
実用出力重量比(hp/t) | 15.14 |
本体価格(Cr) | 1,424,000 |
修理費(Cr) | ~8,300 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 突破型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
85 mm D-5T | 12.24 | AP APCR HE | 120 161 43 | 160 160 280 | 1,959 | 0.46 | 2.9 | 800 1,000 800 | 68 | 109 2,800 98 | 1,500 | -5°/+22° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
85 mm D5T-85BM | 10.34 | AP APCR HE | 144 194 44 | 180 180 300 | 1,862 | 0.37 | 2.9 | 950 1,188 950 | 68⇒59 | 175 3,200 139 | 1,850 | -7°/+25° |
100 mm D10T | 7.69 ⇒7.89 | AP APCR HE | 175 235 50 | 250 250 330 | 1,923 ⇒1,974 | 0.38 | 2.7 | 895 1,119 895 | 36 | 252 4,400 252 | 2,257 | -7°/+20° |
122 mm D-2-5T | 4.08 | AP APCR HE | 175 217 61 | 390 390 530 | 1,592 | 0.46 | 3.4 | 780 975 780 | 28 | 1,025 4,800 608 | 2,600 | -6°/+25° |
122 mm D-25T | 4.88 | AP APCR HE | 175 217 61 | 390 390 530 | 1,902 | 0.46 | 3.4 | 780 975 780 | 28 | 1,025 4,800 608 | 2,590 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
IS-85 | 100/90/90 | 38 | 330 | 7,200 |
---|---|---|---|---|
IS-122 | 100/90/90 | 28 | 350 | 7,500 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-2IS | 600 | 15 | 750 |
---|---|---|---|
V-2-54IS | 700 | 12 | 700 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
IS-1 | 47.5 | 32 | 11,500 |
---|---|---|---|
IS-2M | 48.4 | 35 | 11,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10RK | 440 | 100 |
---|---|---|
12RT | 625 | 110 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 7.92% | 1.51% |
移動時 | 3.99% | 0.76% |
派生車両
開発ツリー
85 mm D-5T (初期/61,530) | ┳ ┃ | 85 mm D5T-85BM (15,500/73,600) | ||||||
┃ ┗ | 100 mm D10T (16,500/78,180) | |||||||
IS-85 (初期/15,000) | ━ | IS-122 (12,200/26,300) | ━ | 122 mm D-2-5T (17,000/84,980) | ┳ ┃ | 122 mm D-25T (19,000/125,140) | ━ | IS-M (58,000/2,550,000) |
10RK (初期/18,600) | ━ | 12RT (5,600/33,600) | ┃ ┗ | IS-3 (77,000/2,568,500) | ||||
V-2IS (初期/36,000) | ━ | V-2-54IS (26,000/79,290) | ||||||
IS-1 (初期/12,990) | ━ | IS-2M (8,125/18,080) |
車両に関する変更履歴
v0.9.2 | HDモデル化 |
v0.9.14 | HDモデルを改良 |
v0.9.22 | 派生先車輌にIS-Mを追加 |
v1.9.0 | 派生元車輌を変更 |
解説
- 概要
Tier7ソ連重戦車。通称『スターリン戦車』*3
大戦後期、Tiger Iに対抗するべく開発・量産された有名な重戦車である。 - 火力
武装もソ連戦車らしいラインナップで火力も充実している。
初期履帯の重量に余裕があるので砲塔換装と両122mm砲の装備が可能。
フリー経験値を用意し、最低限100 mm D10Tか122 mm D-2-5Tから乗り出したいところである。
なお、もしKV-85で開発していても100mm S-34は互換性がないため使用できない。- 85 mm D-5T
IS-1重戦車の史実砲。
何の対策もなしに購入して出撃するとこの主砲を使う羽目になり、KV-1相当のこの砲ではまったく戦力にならない。 - 85 mm D5T-85BM
同じくIS-1重戦車の史実砲。
T-34-85やKV-13、T-43などと互換性がある。
初期砲よりはマシな性能だが、Tier7重戦車の主砲としては火力・貫通力が非力。 - 100 mm D10T
IS-100重戦車の史実砲。
KV-3やT-44などと互換性がある。
単発火力は122mm砲に劣るものの、通常弾の貫通力は175mmと同等となり、課金弾の貫通力は235mmと上回る。
課金弾は多めに携行していこう。 - 122 mm D-2-5T
IS-122重戦車の最初期の史実砲。*4Tier6コレクション車輌KV-85と互換性がある。
122mm砲を搭載するには改良砲塔への換装が必須であり、乗り出しから使う為にフリー経験値12,200を用意しておこう。 - 122 mm D-25T
IS-2/IS-3重戦車の史実砲。
一見すると上述のD-2-5Tから代わり映えのしない砲だが、発射速度が短縮されDPMが大きく向上している。
遮蔽を利用しての一撃の重さを生かした一撃離脱や良好な機動性での接近戦でその真価を発揮できるだろう。
ただし、175mmとやや低めの通常弾貫通力と遅い収束、低い精度でやや扱いづらいので十分な慣れが必要だ。
貫通力不足を補うためにも、課金弾はある程度抱えておきたい。しかし、肝心の貫通力が217mmとあまり高くないので、近距離からしっかりと弱点を狙ったり、後述の良好な機動力を生かして側面に回り込むことが必要になる。
なお、総弾数はやや少なめなので無駄撃ちや弾の配分には気を付けよう。
- 85 mm D-5T
- 装甲
丸みを帯びた砲塔正面や車体の傾斜装甲は避弾経始に優れるので、貫通力200mm級すら弾き返す防御力を各所に点在させる。
同じTier7ソ連重戦車であるKV-3と比較すると、スペック上の装甲厚では劣るが、総合的な防御力は決して見劣りしない。
しかし、弱点の車体下部や操縦手バイザーや砲塔正面垂直部分やキューポラは、冷静に狙えば貫通力120mm程度の砲でも簡単に貫通してしまうので、悠長に身を晒してはならない。 - 機動性
重戦車としては軽量な45t前後の車体、700馬力を超えるエンジンの組み合わせから良好な機動性を発揮する。
流石に走って避けるといった芸当は不可能だが、側背面への回り込みなどは苦も無くこなせる。
優れた機動性はIS-7・Object 277ルートの特徴なので、しっかりとそれを活かせる立ち回りを身に着けていこう。
- その他
重戦車としては隠蔽率が高めであり、ここぞという時に先手を取りやすい。しかし、飽くまで「重戦車としては良好」なのであって、同格中戦車で最も隠蔽率の低いPantherに比べても劣っている。
反面、ソ連重戦車らしく視認範囲がやや狭く、近視気味である。 - 総論
同格重戦車よりHPや貫通・精度や装填速度で劣るが、足回りや単発火力、隠蔽率などで勝っており、高レベルでまとまったバランスの良さが魅力の重戦車である。
格上戦車に対しても一定した跳弾を期待できる正面装甲も見逃せない。
視界に恵まれない事と車体正面に覗視孔が開いている事、総弾数が少ない事が弱点といえる。
特に車体前面のドライバー用覗視孔は後々の車両にもある有名な弱点なので、斜めに構えて的を小さくしたり、小刻みな旋回をしたりと狙いを絞らせない対策を覚えよう。
なお、この辺りから修理費の上昇と弾薬費の負担が重く圧し掛かってくる。
劣悪な砲精度を立ち回りでカバーしつつ、一発一発を確実に貫通させて勝利を手にしていこう。
史実
IS-1
IS-1(ロシア語:ИС-1イーエース・アヂーン / 英語:JS-1ジェイエス・ワン)は、1943年末から短期間生産されたソ連赤軍の重戦車である。「IS/JS」とは、書記長ヨシフ・スターリン(Iossif Stalin/Joseph Stalin )の頭文字であり、失脚した「KV」(=ロシア語でКВ(カーヴェー)、国防人民委員クリメント・ヴォロシーロフ)に代わる、政治的な意味とソ連最強の戦車であることを強調し命名された。
重装甲化により機動性がますます悪化したKV-1重戦車の反省から、装甲厚と火力を増強させながらも45 t以内に収めるよう設計されている。
装甲厚は 砲塔防楯100mm 前面/側面90mm
車体前面100-120mm 側面90mm 後面60mm
乗員は車長、砲手、装填手、操縦手の4人となり、無線手を車長が兼任している。
IS-1はT-34-85と同じD5T85mm砲を装備していたが、ドイツ軍のティーガーに対する攻撃力不足が懸念されたため、生産開始直後に武装強化要請が出されてしまった。そのため、極少数の生産で打ち切られ、IS-2へと移行することとなった。
IS-2
IS-1をベースにD-25T 48.5口径122mm砲を装備したタイプで、ISと略された場合はこちらを指すのが通例である。
砲の大型化により重量は45tを超えてしまったが、砲塔&車体共に前面は100mm以上の傾斜装甲持ちつつ
重量は50t以下に抑えられており、垂直装甲100mmで58tのTiger1重戦車を大きく上回っている。
しかしそれは戦闘室容積を犠牲にして達成された数値であり、122mm砲の搭載により車内はさらに狭くなった。
ソ連戦車共通の弱点である砲の俯角はさらに悪化し、砲の最小射程と上り坂での射撃に著しい悪影響を与えた。
122mm砲の搭載弾数は当時の水準としてはかなり少数の28発であり、弾頭と装薬を別個に装填するタイプであったため、発射速度はT-34-85と比較して非常に低い値となった。
また開閉できる操縦士用直視型バイザーブロック(覗き窓)をドイツ軍に集中攻撃されたため、後期型(古い資料では研究者によってIS-2m、またはIS-2 1944年型とも呼ばれる)では車体前面の傾斜角を変更した「ローマ人ギザギザの鼻」型に、固定されたバイザーにすることで防御力を増した。
IS-2は数々の欠点を抱えていたが、122mm砲の榴弾威力は凄まじく、陣地に対する攻撃力はもちろん、弾頭重量25kgの徹甲弾は、ドイツ軍のティガーIやパンターを十分に撃破しうる性能を秘めていた。たとえ装甲を貫通できなくても、強力な榴弾の爆発が敵の装甲を叩き割ったり、(当時、ニッケルの不足で質が低下していたドイツ戦車の)装甲内壁を飛散させ、乗員を殺傷することができたからである。
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