Fiat 3000

Last-modified: 2021-03-11 (木) 08:31:14

Tier 1 イタリア 軽戦車 ( 読み:フィアット・トレミーラ )


↑ Fiat 3000 mod. 30 + Cannone da 37/20
初期状態。本ゲームでは連装機関砲の1921年型(A型)ではなく、37 mm 戦車砲仕様の1930年型(B型)として実装された。


↑ Fiat 3000 mod. 30 + Cannone da 37/40
最終状態。Fiat 3000 B(Fiat 3000 mod. 30)の史実装備。
第二次世界大戦頃に改名され、旧式ながらL5/30(1930年型5トン級軽戦車)の名称で運用された。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値255
車体装甲厚(mm)16/16/16
最高速度(前/後)(km/h)21/8
重量(初期/最終)(t)5.84/5.9
実用出力重量比(hp/t)10.68
本体価格(Cr)0
修理費(Cr)0
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
Cannone da 37/2023.08AP
APCR
HE
29
46
18
30
30
36
6920.52395
607
377
5450
800
6
30-10°/+20°
Cannone da 37/4021.43AP
AP
HE
39
60
18
40
40
45
8570.422640
640
550
1557
800
9
95
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Fiat 3000 mod. 3016/16/1634280200
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
FIAT 6046320300
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Fiat 30006.5501,200
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
R.F.C.R.26515
 

乗員

1Commander(Gunner,Radio Operator,Loader)2Driver
 

拡張パーツ

××××××
×××××
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時13.51%3.44%
移動時10.15%2.59%
 

派生車両

派生先M14/41(MT/270)
 

開発ツリー

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Cannone da 37/20
(初期/0)
Cannone da 37/40
(40/1,950)
M14/41
(270/4,100)
Fiat 3000 mod. 30
(初期/0)
R.F.C.R.
(初期/0)
FIAT 604
(初期/0)
Fiat 3000
(初期/0)
 

車両に関する変更履歴

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v1.0.1新規実装
v1.9.0Cannone da 37/20の総弾数を237発から545発に変更
Cannone da 37/40の総弾数を68発から155発に変更
収益性を31%ダウン
HPを120から255に変更
派生先車輌からL6/40を削除

解説(v1.0.1)

  • 概要
    v1.0.1で追加されたTier1のイタリア軽戦車
    第一次世界大戦後、フィアット社が開発・量産したRenault FTの改良型である。
     
  • 火力
    機関砲はなくいずれの砲も通常砲。俯角を-10°取れるのは利点。
    • Cannone da 37/20
      初期装備。通常弾の貫通力が29mmと低め。
       
    • Cannone da 37/40
      初期砲を順当に強化したスペックを有する。発射速度は落ちるが、単発火力が高くなるのでDPMは上昇している。
      通常弾貫通力も39mmと平均的。
       
  • 装甲
    形状は多少異なるが、ソ連のMS-1と同等の装甲配置となっている。
    HPは255とMS-1よりも40も高く、同格のRenault系では最も高い。
    • 砲塔
      砲塔は16mmとRenault系の中では薄いものの、Tier1戦車では平均的。
       
    • 車体
      車体は全周16mmと平均的である。
       
  • 機動性
    最高速度が本家FTと同じ21km/hと鈍足。本家と違い出力重量比は悪くないので上り坂では平均的な速度が出せるのが救いか。
     
  • 通信範囲
    無線機の通信範囲は265mと狭く、他国のRenault系(通信範囲300m)と比べると35mも短い。
    偵察適性はやや低いが、狭いマップで味方に付いていく分には問題になることは少ない。
     
  • 総論
    Renault FTから火力やHPをやや向上させ、無線性能と砲塔装甲を少し削った車輌である。
     
    分からない単語があれば用語・略語

史実

詳細



 

第一次世界大戦の中盤頃からイギリス・フランス・ドイツで新兵器たる戦車の実戦投入が始まり、この兵器の活躍に刺激を受けたイタリア陸軍は、大戦後期から戦車部隊の創設を計画するようになった。そして同盟国であるフランスと交渉を持った結果、取り急ぎシュナイダーCA1戦車20両の購入と、ルノーFT-17軽戦車100両のノックダウン生産が決定した。当時のイタリア軍需工業界は軍用トラックや装甲車等の生産経験こそ有していたが、装軌式車両の生産経験は殆ど無かった。その為、まずはノックダウン生産方式でノウハウを得ようと考えていたのである。

 

しかし現実は戦時下である事も手伝いわずか2両のシュナイダーCA1戦車と、生産見本用のルノーFT-17軽戦車の完成車3両が購入できただけで、フランスからのノックダウン生産用部品の供給は完全に滞ってしまっていた。こうした事態を受け、イタリア戦争省はルノーFT-17軽戦車をノックダウン生産という過程を踏まずに、直接コピー生産する事を決断する。そして戦争省の主導の下、国内有数の工業メーカーであるフィアット社を中心に、アンサルド社やブレダ社等が参加した戦車生産推進企業連合体が起ち上げられ、同時に1400両もの一括大量発注が行なわれた。

 

計画によれば、1919年の中旬ぐらいからイタリア陸軍への完成車の引き渡しが始まることになっていたが、第1次世界大戦が1918年11月に終結した為発注はキャンセルとなった。だが、国内軍需産業育成の観点からすれば例えそれが外国製戦車のコピーであっても、国産初の戦車を生産する事は重要な意義があると考えられた為、規模の大幅縮小にはなったが計画自体は継続された。そして1920年6月に最初の試作車が完成、翌年1921年にはCarro d'assalto Fiat 3000 Mod.21(フィアット3000突撃戦車 1921年型、フィアット3000A)として制式化された。その後の2年間は運用試験や生産ラインの整備が行なわれ、1923年にようやく量産が開始、100輌が完成した。外見こそ原型となったルノーFT軽戦車に酷似していたが、エンジンを横置きにし、車体後部の両側面に消音器が付いている(ルノーFTは車体後部の右側面のみ)等、他の国々でも生産されたルノーFT-17軽戦車を原型とする車輌と同じく独自の改良が施されていた。

 

改良はその後も繰り返し行われ、まず砲塔に当初搭載されていた2挺のSIA Mod.1918 6.5mm軽機関銃(設計はアビエル・ベテル・レベリで、製造会社はSIA(Società Italiana Aeroplani、イタリア航空機会社))をヴィッカーズ・テルニ社製の40口径37mm対戦車砲を搭載する研究が始められた。この37mm砲搭載型は1929年に試験車両が完成、1年間に渡る実用試験の後に1930年にCarro d'assalto Fiat 3000 Mod.30(フィアット3000突撃戦車 1930年型、フィアット3000B)として制式化され52両が生産された。37mm砲の搭載に合わせる形で1921型では砲塔後部にあった観音開き式の乗降用ハッチが後部左寄りに移され、砲塔上部中央にあった車長用キューポラも左側にオフセットされた。また、車体後端に装備していた尾橇は1930年代後半にはどちらの型の車輌でも撤去された。この尾橇撤去とほぼ同時期にイタリア陸軍が戦車名称と制式番号の整理に伴った変更を実施、分類は軽戦車となり、1921年型はL5/21、1930年型はL5/30と改名された。更にL5/21軽戦車の内90両の武装を、SIA Mod.1918 6.5mm軽機関銃からより強力なフィアット レベリ M35 8mm重機関銃またはブレダM38車載機関銃に換装された。

 

本家のルノーFT軽戦車が第一次世界大戦後に各国に輸出されたのと同様に、フィアット3000も1930年までにアルバニア、リトアニア、アビシニア(エチオピア)、リビア等に輸出された。これらの国々に輸出された車両は、時期的に全て1921年型であったと思われる。またデンマーク、ギリシャ、スペインにも試験車両が送られてテストを受けたが、結局採用には至らなかった。

 

第二次大戦にイタリアが参戦した1940年の時点に於いても、少数のフィアット3000は現役で部隊配備されていた。フランス侵攻時に投入されることはなかったが、同年秋より始まったギリシャ侵攻時には実戦投入されている。イタリア降伏寸前の1943年7月に連合軍が実施したシチリア島上陸作戦「ハスキー作戦」時にも、島内に配備された2個戦車中隊がフィアット3000で編成されており、その内1個中隊は車体を壕に埋めたダグイン戦法で、もう1個中隊は通常運用で応戦した。イタリア降伏後も残存車輌はドイツ軍に接収され、後方警備用ではあったが第二次世界大戦末期まで実戦部隊で使用された。

 
 

参考資料
「グランドパワー」(デルタ出版)
https://ja.wikipedia.org/wiki/FIAT3000
http://combat1.sakura.ne.jp/L5.htm

 

参考画像

情報提供

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