Tier8 日本 駆逐戦車 / 日本語表記: 試製五式砲戦車 ホリII
↑ 10.5 cm Gun Shin
初期状態。本車輌の史実状態。チリ車をベースにしているだけあって重厚な印象。
↑ 12 cm Gun Type 10
海軍の十二糎高角砲を搭載した最終状態。ちなみにこれはキングチーハーこと海軍十二糎自走砲の史実砲でもある。
スペック(v1.20.1)
耐久値 | 1,400 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 220/50/50 |
最高速度(前/後)(km/h) | 30/15 |
重量(初期/最終)(t) | 39.55/40.11 |
実用出力重量比(hp/t) | 16.21 |
主砲旋回速度(°/s) | 28 |
視界範囲(m) | 380 |
本体価格(Cr) | 2,600,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可/不可 |
ロール | 万能型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
10.5 cm Gun Shin | 6.74 | AP AP HE | 220 252 60 | 320 320 420 | 2,157 | 0.36 | 2.4 | 850 950 900 | 60 | 600 4,400 430 | 3,000 | -8°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 cm Gun Type 10 | 5.45 | AP AP HE | 250 285 80 | 400 400 515 | 2,182 | 0.35 | 2.3 | 900 1,000 900 | 40 | 925 4,800 900 | 3,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Kawasaki Type 98B | 550 | 20 | 510 |
---|---|---|---|
Daimler-Benz MB-507 | 650 | 12 | 750 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Type 5 Ho-Ri Plan 1 | 42.5 | 30 | 10,500 |
---|---|---|---|
Type 5 Ho-Ri Plan 2 | 44.5 | 32 | 10,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 3 Otsu | 550 | 240 |
---|---|---|
Type 3 Ko | 750 | 560 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | × | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | × | ![]() | × | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.84% | 3.93⇒3.57% |
移動時 | 10.72% | 2.36⇒2.14% |
派生車両
射界
射界 | 左11°/右11° |
---|
開発ツリー
10.5 cm Gun Shin (初期/115,000) | ━ | 12 cm Gun Type 10 (49,000/190,000) | ━ | Ho-Ri 1 (152,200/3,650,000) |
Type 3 Otsu (初期/22,000) | ━ | Type 3 Ko (9,300/54,000) | ||
Kawasaki Type 98B (初期/55,000) | ━ | Daimler-Benz MB-507 (23,900/82,500) | ||
Type 5 Ho-Ri Plan 1 (初期/21,000) | ━ | Type 5 Ho-Ri Plan 2 (17,400/34,200) |
車両に関する変更履歴
v1.20.1 | 新規実装 |
v1.21.1 | 12 cm Gun Type 10の対モジュールダメージを150から165に変更 |
解説(v1.20.1)
- 火力
俯角は-8°と平均以上であり、射界も左右11°と僅かに広くなっている。- 10.5 cm Gun Shin
初期砲でありホリ車が搭載予定だった試製十糎戦車砲(長)。
前身の最終砲と比較すると貫通力が上昇しており、このTier帯でも戦える性能となっている。ただし各種砲性能は低下しているので取り回しは悪くなっている。
目立った弱点としては照準移動時の拡散が大きめであり、咄嗟撃ちなどで暴投することがある。
通常弾は弾速が僅かに遅いため狙撃時などは注意が必要。課金弾はAP弾で貫通力は低め。
全体的には同格重戦車の最終砲と同程度のスペックで、性能バランスこそ良いものの、いずれの性能も駆逐戦車としては物足りない。 - 12 cm Gun Type 10
最終砲。口径は120mm。
火力・貫通力は順当に強化され、砲性能も初期砲から僅かながら上昇している。しかし照準の拡散は相変わらず良くない。
装填時間は単発火力に対して長めで、DPMは初期砲からほぼ変わらない。しっかりと命中させていくことが大切になるだろう。
通常弾の貫通力は良好だが、課金弾のAPは貫通力285mmと駆逐戦車としては少し低め。
榴弾の貫通力は他国の120mm砲よりも20mm高く、軽装甲車輌に対して貫通させやすい。
- 10.5 cm Gun Shin
- 装甲
正面装甲はJagdtigerに匹敵するほど厚く、HPも1,400とかなり多いため、前線を担うことが可能。
ただし側面装甲は50mmしかなく、天板の面積も広いことから、相変わらず自走砲には弱い。
全体的に垂直か極端にきつい傾斜かのどちらかで構成されているため、AP系には強い半面、HEATには分が悪い。- 戦闘室
戦闘室正面の防楯とその周囲は250mm~270mmとかなりの重装甲。左右傾斜面は175mm+45°=240~260mm相当で、真正面を向けている限りは均等な防御力が得られる。ただし少しでも斜めから撃たれると傾斜面は貫通されやすい。
また、上部のレンジファインダー付きキューポラ(100mm垂直)や傾斜天板(35mm)も弱点として狙われやすい。天板部分はきつい傾斜がついているが、口径105mm超のAP・APCRに対しては広い弱点となる。天板に関しては俯角を取ることで隠すことができる。キューポラはサイズ自体は小さいため、砲身カードや右壁を利用することで隠すことができる。
側面は装甲厚50mmであり跳弾以外で防御力を発揮するのは難しい。戦闘室天板は装甲厚30mm、背面は40mmと榴弾が貫通しかねないので注意。 - 車体
車体正面は上下二段に分かれた形をしており、上段の垂直部分は装甲厚が220mmあるため同格の通常弾までならばそれなりの防御力を発揮する。左右の傾斜部は230~240mm相当の防御力だが、斜めから撃たれると傾斜が殺される点は戦闘室と同じである。
正面から見える上段と下段の天板は共にきつい傾斜の50mm装甲であるため大口径砲以外は跳弾するが、貫通力の高いHEAT弾には普通に抜かれるので注意。下段の垂直部分は装甲厚が110mmしかなく格下にも抜かれる広い弱点となっている。その下部の傾斜部分は装甲厚50mmと更に薄いが、正面からみて68°程の傾斜がついている。この部分も平地では簡単に貫通されてしまうが、至近距離で撃ち下ろす形になると傾斜が増して跳弾することがある。また、車体を前後に小刻みに動かし反動で傾斜を増やし跳弾を期待することもできる。
側面は戦闘室同様に均一の垂直50mm装甲。なお履帯の上に張り出した車体の底面も50mmあるため、撃ち上げの形で履帯ごと貫通されるということはない。
背面と後部天板は装甲厚40~50mm。相変わらず車体前方にはエンジン判定があり、前身に比べてエンジンの耐久力は上昇してはいるものの、正面から貫通されると頻繁に破損する。幸い改良エンジンに載せ替えると引火率が低下し、車両性能のバランスの良さから拡張パーツの選択の自由度も高いため、モジュール構造などで保護すると格段に打たれ強くなる。
前述の通り角度をつけると正面左右の傾斜が減り防御力が低下してしまうため、射界の狭さも相まって昼飯の角度との相性は良くない。一方で豚飯の姿勢はモジュールや乗員の詰まった広い車体正面を隠すことができ、傾斜が減るとはいえ左右の装甲の方が車体正面よりは防御力が高く範囲も狭い。特に相手を左側に置けばキューポラを隠すことができ、傾斜面には比較的重要度の低い無線機がある程度なのでこちら側を積極的に晒して行きたい。
- 戦闘室
- 機動性
最高速度は30km/hに制限されているため重戦車程度の速度であるが、出力重量比は優秀で車体旋回速度もかなり速く、重厚な見た目に反して操縦は快適である。後退速度も15km/hと巨体の割に優秀。
初期状態でも最高速度はしっかり出るため、拡張パーツや消耗品で出力や旋回能力を補えば足回りで苦労することは少ない。
概して短距離の移動や接近戦用の調整であり、長距離の移動には時間がかかる。
- 偵察性
その巨体からは想像しがたいが隠蔽性はなかなか高く、WZ-111-1G FTやCharioteerよりも優れている。視認範囲も380mと同格駆逐戦車の中ではトップクラスであり、偵察性は高いレベルで纏まっている。搭乗員スキルで隠蔽を伸ばせば持ち前の生存性と合わさり継戦能力はかなり高くなる。また、視界を強化すれば偵察を買って出たり、戦果にも直結させる事ができるためこちらの強化も有効。
ただし前線に出て戦う場合は隠蔽や視界が無駄になりやすいため、プレイスタイルとの相談が必要である。また車体が大きいため、隠れる場合は大きめの茂みが必要になる。
- 総論
火力、装甲、機動性、偵察性と、いずれの性能も一定水準以上に纏まった大変扱いやすい万能型駆逐戦車である。
駆逐戦車らしい狙撃や待ち伏せは勿論、正面装甲とHPを生かした前衛もこなせるためオールレンジで活躍することができる。特に-8°の俯角はあらゆる地形での適応性を高め恩恵を与えてくれている。車両の性能としてはドイツの重駆逐ルートに似ているが、あちらが火力に重きを置いているのに対し、こちらは近距離での機動性や偵察性を強化することでより対応力を高めたスタイルとなっている。
一方でバランスの良さ故に尖った部分が少なく、特定の性能に特化した車両に得意部分で勝負に持ち込まれると脆さを露呈することもある。特に駆逐戦車には火力で、重戦車には生存性で遅れを取る。
対応力の高さを活かし、相手の苦手とする部分の勝負に持ち込むよう臨機応変に立ち回りたい。
史実
新砲戦車(甲)は、大日本帝国陸軍が大戦末期に開発していた砲戦車である。秘匿名称はホリ。
五式砲戦車とも呼称されるが、この名称は戦後になって非公式に呼ばれるようになったものである。ゲーム内の車両名に”Type 5”(五式)と入らないのはこのためと思われる。
ホリ車は第二次大戦後期、チリ車を援護する火力支援車輌として開発が始められた。ベースはチリ車、戦闘室は固定式とされた。主武装として新規開発の試製十糎戦車砲(長)が採用され、副武装としてはチリ車と同様に一式三十七粍戦車砲と九七式車載重機関銃が予定された。
正面装甲は125mm、側面装甲25mm、重量は約40トン、搭乗員は6名を予定していた。エンジンはBMW製の水冷V12ガソリンエンジン(550馬力)を搭載し、十分な機動力を持たせる予定であった。
バリエーションとして、戦闘室を後部に配置した案と、戦闘室を中央に配置した案が存在した。その外観は、それぞれドイツのFerdinand、Jagdtigerに類似していた。
↑試製十糎戦車砲(長)
画像引用元
終戦時点で主砲がほぼ完成していたものの、車体は製作途中であり、完成した車輌は無かった。
本ゲームに実装されているHo-Ri 2は、戦闘室を中央に配置した案を基にしている。
設計図には車体後部に20mm対空機関砲が連装で描かれているが、本ゲームでは再現されていない。
また、設計図では長大な主砲を搭載するためか車体が約8mほどに延長されているが、こちらもゲーム内には反映されていない*1。その他、戦闘室の形状が図面とかなり異なる、足回りがチリと同じではないなど、一般に知られているホリIIとはデザインが異なる。WGが何を参考にHo-Ri 2のモデルを作成したかは不明である。
↑こちらは最終砲と思われる四十五口径十年式十二糎高角砲
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