Ferdinand

Last-modified: 2021-02-26 (金) 20:51:53

Tier 8 ドイツ 駆逐戦車 / 日本語表記:フェルディナント


↑ 8,8 cm Pak 43 L/71
初期状態。Ferdinandの史実装備だが、Tier8駆逐戦車としては性能不足なので早く砲を換装したい。


↑ 10,5 cm Pak L/52


↑ 12,8 cm Pak 44 L/55
最終状態。防盾が大型化して分厚くなる。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,500
車体装甲厚(mm)200/80/80
最高速度(前/後)(km/h)30/10
重量(初期/最終)(t)65.9/66.75
実用出力重量比(hp/t)12.58
主砲旋回速度(°/s)26
視界範囲(m)370
本体価格(Cr)2,570,000
修理費(Cr)約13,000
超信地旋回
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
8,8 cm Pak 43 L/719.84AP
APCR
HE
203
237
44
240
240
295
2,3610.322.31,000
1,250
1,000
50252
4,400
252
2,562-8°/+14°
10,5 cm Pak L/527.32AP
APCR
HE
200
244
60
320
320
420
2,3410.341.7950
1,188
950
401,030
4,800
650
3,000
12,8 cm Pak 44 L/555.13AP
APCR
HE
246
311
65
490
490
630
2,5130.352.3920
1,150
920
301,070
4,800
935
3,480
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
2xPorsche Typ 100/160020670
2xPorsche Typ 100/367020720
Porsche Deutz Typ 180/284015720
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Ferdinand66.41820,550
Elefant68.952120,550
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
FuG 741570
FuG 12710150
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader6Loader
 

拡張パーツ

Class1Class1×Class1Class1Class1
××Class1Class1Heavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時10.89%1.76%
移動時6.56%1.06%
 

派生車両

派生元Jagdpanther(TD/77,500)
派生先Jagdtiger(TD/150,300)
 

射界

射界左15°/右15°
 

開発ツリー

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8,8 cm Pak 43 L/71
(初期/112,180)
10,5 cm Pak L/52
(16,800/116,490)
12,8 cm Pak 44 L/55
(63,000/310,000)
Jagdtiger
(150,300/3,450,000)
FuG 7
(初期/8,160)
FuG 12
(7,200/43,200)
2x Porsche Typ 100/1
(初期/29,900)
2x Porsche Typ 100/3
(12,000/39,850)
Porsche Deutz Typ 180/2
(31,000/45,300)
Ferdinand
(初期/18,860)
Elefant
(14,550/32,234)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.6HDモデル化
v0.9.9車輌モデルに関する不具合を修正
v0.9.1210,5 cm Pak L/52 砲の弾速を 805/1,006/805 m/s から 950/1,188/950 m/s に変更
v0.9.1312,8 cm Pak 44 L/55 砲の再装填時間12秒から11.7秒に変更
耐久値1,200HPから1,500HPに変更
v1.9.0派生元車輌からTiger (P)を削除

解説

  • 概要
    Tier8のドイツ駆逐戦車
    大戦中期、ポルシェ社が余剰のTiger (P)の車体をベースに開発した有名な重駆逐戦車である。*1
     
  • 火力
    どの砲も俯角を-8°とそれなりに取れる。
    また左右の射界が15°と砲固定の駆逐戦車としては広めなのも強み。
    • 8,8 cm Pak 43 L/71 / 10,5 cm Pak L/52
      Jagdpantherからの引き継ぎ砲。
      前者は発射速度・精度、後者は火力・照準時間に優れるが、Tier8駆逐戦車としてはどちらも力不足であり、早急な換装が求められる。
       
    • 12,8 cm Pak 44 L/55
      単発火力は490、通常弾のAPは貫通力246mm、課金弾のAPCRは貫通力311mmと優秀である。
      ドイツの高Tierで長らくお世話になる主砲であり、精度・照準時間などもバランス良くまとまっている。
      APCRを使用すればTier10重戦車でも弱点を安定して抜けるので、ボトム戦場でも火力に困る事は殆どない。
      この砲を搭載してからが本車の真骨頂なのだが、開発に必要な経験値がかなり多い。本車の乗り出しが苦行と呼ばれる所以であり、フリー経験値を用意しておこう。
      総弾数がやや少なめになっているので、弾種の配分と選択、残弾管理には注意を払いたい。
       
  • 装甲
    戦闘室正面はほぼ垂直の200mm装甲で、格下に対しては有効である。優秀な左右射界を活かして10°程度の昼飯をすることで、同格の砲弾もそれなりに弾くことができる。ただし切り欠きが丸見えになってしまうため、遠距離の場合か、車体を隠す遮蔽物を用意できる場合のみにしよう。
    防盾は非常に堅牢。裏にある分厚い部分の装甲厚が300mmに達しており、貫通400mmはないと防楯を射抜くことは不可能である。
    車体はTiger (P)と同じ装甲配置。大部分が200mmだが、車体下部や正面左右の切欠き部分(ヘッドライトのある部分)は80mmと薄くなっている。
    俯角もそこそこ取れるので、車体を隠し戦闘室だけを見せるハルダウンも可能。このテクニックはJagdtigerJagdpanzer E 100でも活用できる。
    側面、背面は均一な80mm厚。
     
    本車は射界が広めだが、それを目いっぱい使った昼飯・豚飯でも側面・履帯裏が強制跳弾角から外れる事が無い。前述した切り欠きにだけ注意すれば中~遠距離帯で殴り合う分には中々の硬さを発揮する。
    弱点をある程度隠しながら撃ちに行ける射界の広さは次のJagdtigerにはない強みであり、角からの飛び出し撃ちや豚飯での殴り合いで多いに役立ってくれる。相手次第で強気に行くか、それともTiger IIのように味方に受けてもらってダメージを稼ぐかを吟味していこう。
     
    車高が高いため隠蔽率は低め。しかし正面を隠せる大きさの茂みがあれば迷彩、カモスキル、15mルールを併用する事で砲撃時の被発見率をある程度は下げる事が可能。
     
  • 機動性
    Jagdpantherと比べると旋回性能がガタ落ちしており、高機動車両に接近されると手も足も出なくなってしまうため、位置取りや味方との連携が非常に大切である。最上位エンジンに換装すれば重戦車に追随出来る程度の速力と加速性能は獲得できる。だが、貧弱な下位エンジンでは劣悪な加速力と、エンジンが破損した車両のような旋回性しか得られない。運用の幅も違ってくるのでどの時点で開発するか悩ましい要素である。未開発ならここで研究しておけば、後にポルシェ戦車ルートに進む際に楽になるだろう。
    ちなみに最上位エンジンPorsche Deutz Typ 180/2はディーゼルエンジンであり、消費アイテムの100/105オクタンガソリンが使用できなくなる。
     
  • その他
    初期履帯は積載重量に余裕が無く、10,5cm砲を積むと無線すら換装できなくなるので、まずは履帯の開発を優先することになる。クレジットに余裕があるなら拡張パーツの改良型装甲材を搭載するのも良い。
    前身であるJagdpantherからは中間砲が引き継げる(無線機はドイツ車両で広く搭載されているFuG12なので、ここに来るまでに開発済みであろう)。また、派生元ではなくなったがTiger (P)とは中間エンジンが共通。
    この車両に限ったことではないが、Tier8からは車両の購入費や研究に必要な経験値が大きく跳ね上がる。特に本車は主砲とエンジンの開発費を含めると10万近い経験値が必要になる。事前に開発計画をしっかり建ててから購入することをお勧めしたい。
     
  • 総論
    貫通のインフレが進んだ現在、同格以上に貫通200mmを超えるような車両が続々と登場しており、本車の装甲は以前と違って頼りになるものではなくなってしまった。だが格下相手では本車の重装甲ぶりは健在である。
    ソ連の貫通175mm族を始めとする格下HT相手には本車の威力を如何なく発揮されるであろう。
    さらにv0.9.13でHPが1,200から1,500と大幅にUPされ同格TDの中でT28らと並んでトップタイのタフネスを誇るようになった。体力的には同格重戦車と肩を並べる程である。
    T28には出来ない重戦車と行動を共にできる機動力を活かせば、序盤は体力を温存し、中終盤で豊富な体力と優秀な砲火力を生かして消耗した味方重戦車隊に代わって前線で躍り出て敵を蹴散らす事も十分に可能だ。
    そういった事から、敵にとって脅威度が高いため、自走砲に狙われる事も多い。常に敵自走砲の射界を意識して立ち回るようにしよう。
    v0.9.13で漸く、本車とJagdpanther IIと明確な役割の区別がなされたとも言える。
 

史実


ドイツ 駆逐戦車 / 略称: Ferdi / 日本語表記: フェルディナント

フェルディナント(ドイツ語:Panzerjäger Tiger (P) "Ferdinand" )は、第二次世界大戦で使われたドイツの駆逐戦車の一つである。
1944年2月27日にヒトラー総統の提案によりエレファント (Elefant) と改称された。正式番号はSd.Kfz. 184である。

 

砲身長71口径 PaK43/2 L/71 88mm対戦車砲を装備し、その全備重量、実に68トン。
マイバッハHL 120 TR 水冷12気筒320馬力ガソリンエンジン2基を装備し、前面装甲200ミリ
いかなる連合軍戦車も一撃で破壊しうる重駆逐戦車、まさに無敵であった。

詳細

 

開発経緯
ドイツには2種類の虎がいた。ひとつはヘンシェル社のVK4501(H)VI号重戦車ティーガーIとしてドイツ軍重戦車の代名詞となり、その活躍は後年にも伝えられている。
もうひとつは、20世紀最高の自動車設計者として有名なフェルディナント・ポルシェ博士が設計した虎、VK4501(P)。俗にポルシェティーガーとも呼ばれる。、VK4501(P)の特徴はエンジンで発電機を回し電動モーターを稼動させる駆動方式(ガス・エレクトリック)機構を採用したことである。モーター駆動にすれば、複雑で重いトランスミッションが要らなくなり、前進後退等の操行も簡単になる長所があった。

 

1942年7月27日、クンマースドルフにおいてヘンシェル社のVK4501(H)と比較テストが行われた。
テストの結果、エンジン、電気機構、駆動系、懸架装置、無線機その他に問題があることが判明、VK4501(P)はノロノロと這いずり回り、すぐに煙を吹き、地面にめりこんでしまうのであった。

 

しかし、審査結果を待たずに90輌分の車台の生産許可がおりており、ニーベルンゲン製作所に90輌分の車台装甲板が山積みになっていた。

 

1942年9月22日の総統会議において、クルップ社が開発中であった新型対戦車砲、71口径8.8cm対戦車砲PaK43を装備した固定式戦闘室、200mmの前面装甲を持つ重突撃砲の開発計画に車体を転用することが決定した。
この決定に伴い、アルケット社に対して自走砲化の設計が命じられ、1942年11月30日にはその作業を終了した。

 

設計
長大で重量のある71口径8.8cm対戦車砲PaK43を搭載するため、巨大な発電、駆動機構を車体中央に移し戦闘室は車体後方に設置した。この為、通信士と操縦士は他の乗組員から分離された。発電用に2基搭載していた空冷ポルシェエンジンは信頼性の高い2基の300馬力(221キロワット)マイバッハHL 120 TRMエンジンに換装された。

 

71口径8.8cm対戦車砲PaK43は、ソ連軍のT-34中戦車を距離3500メートルで正面から撃破可能であった。
エンジン換装により、稼働率はやや向上したが、依然としてエンジン、懸架装置、駆動機構の信頼性に乏しく燃料効率が絶望的であり、不整地を10~15km/hの速度で100km移動するのに約1000リットルの燃料が必要であった。

 

実戦投入
第653重駆逐戦車大隊及び、第654重駆逐戦車大隊に各45輌、計90輌が配属。
1943年6月、同大隊は東部戦線に出撃、IV号突撃戦車ブルムベア42輌装備の第216突撃戦車大隊と共に第656重駆逐戦車連隊を構成し、中央軍集団の主力として89輌のフェルディナントが「ツィタデレ作戦」に参加。
1943年11月までに、戦車582輌、駆逐戦車103輌、野砲133門、対戦車砲344門を撃破する戦果を上げた。ただし、同連隊も、39輌のフェルディナントを失った。主な損失原因は機関室への重砲直撃弾による損傷であり、その他、機械的故障により放棄、爆破された。

 

1943年11月29日、第653、第654重駆逐戦車大隊は独立対戦車大隊となり西方へ撤退し、休養地にてフェルディナントのオーバーホールを行なうよう命じられた。

 

改修
全てのフェルディナントが得たクルスクの戦いでの戦闘経験に基づき、改修要求が部隊から提出され、生き残った48輌のフェルディナントは製造会社のニーベルンゲン製作所へ送られ、修理、改修が行われた。改修内容は、火災対策、対戦車地雷対策、電気系統の改修、駆動機構の改修、装甲の補強等、広範囲に及んだ。また、戦闘室前面装甲板にボール・マウント式銃架が装着され、7.92mm機関銃MG34が取り付けられた。

 

再出撃
1944年2月1日、総統命令によりフェルディナントはエレファントと改称されることになった。

 

第654重駆逐戦車大隊は新型駆逐戦車のヤークトパンターを装備することになり、残ったエレファントは第653重駆逐戦車大隊に配属された。

 

1944年2月第653重駆逐戦車大隊の第1中隊はエレファント11輌を装備し、1944年2月にイタリア戦線に向かう。
1944年2月16日、ドイツ軍はヴィア・アンツィアーテに沿って行われる反攻作戦「フィッシュファング作戦」を開始、同中隊の任務は、ネットゥーノ付近の連合軍橋頭堡に対し、これを圧迫せんとするドイツ軍の支援であった。改修されたエレファントは技術的に洗練されていたが、イタリアの丘陵地帯と橋を通行することが困難であり、予備部品が不足していた。イタリア戦線のエレファントは連合軍の砲爆撃に悩まされ苦戦し、全損した。

 

1944年4月、第653重駆逐戦車大隊の本部及び、第2、第3中隊は、34輌のエレファントを装備、東部戦線に再出撃、南方軍が包囲されつつあったタルノーポリ付近に進出する。

 

ソ連軍の猛攻を凌ぎつつ、包囲された友軍の救出と撤退を重ねる。撤退中のエレファントには故障が多発し、燃料と予備部品の不足のため行動不能に陥り、また、泥濘地やエレファントの重量が耐えられない橋の前で、爆破処分せざるを得ない車輌が続出。

 

1944年10月、稼働可能なエレファントは14輌まで消耗し、東部戦線に残る第614重駆逐戦車中隊に編合され、第653重駆逐戦車大隊に対してはヤークトティーガーへの装備改編命令が出された。

 

1944年12月、ポーランドでのキールツァ撤退戦では、ソ連軍IS-2重戦車の122mmカノン砲をエレファントの正面装甲は跳ね返し、殺到するソ連軍の戦車部隊に手痛い損害を負わす活躍を見せる。

 

1945年2月25日、第614重駆逐戦車中隊は、前線から撤収後、ヴュンスドルフ西方のシュタンスドルフ地域にあった。この時点で、同中隊にはまだ4両のエレファントが残っていたが、その内、2~3輌は修理が必要であった。

 

1945年4月、エレファント2両が第72戦車猟兵大隊に装備され、海軍第2歩兵師団と共に、ドイツ国内のエセンで圧倒的なイギリス軍相手に奮戦した。

 

1945年5月、ベルリン攻防戦に加わる。独立第614重駆逐戦車中隊のエレファント4輌中、2輌は故障のためケーニヒヴスターハウゼン、ツォッセンの陣地に残置、残る2輌はベルリン市内での戦闘に参加し、最終的にソ連軍に捕獲された。

 

本車の戦闘力はソ連軍に大きな衝撃を与え、以来ドイツ軍の自走砲全体を何でも「フェアジナント」(フェルディナントのロシア読み)と総称するなど、強力な対戦車車輛の代名詞となった。

 

古い資料では「鈍重でトラブルが多くて使い物にならない」とするものが多かった。
しかし、1990年代後半以降は、新たに見つかったドイツ軍の運用側の報告書やソ連軍側の調査記録などから、電動駆動装置のトラブルが少なかったことや、その戦闘力が敵味方共に非常に高く評価されていたことが判明している。

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1,アーカイブ2,アーカイブ3

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 ちなみに「Ferdinand(フェルディナント)」とは、ポルシェ社の創業者フェルディナント・ポルシェ博士に由来する