Tier 7 中国 重戦車 (読み方:アイエス・アル)
↑ IS-2 early + 100 mm 44-100JT
初期状態。ソ連のISとは異なり、車体正面上部は一枚の傾斜装甲で構成された後期型*1。
車体正面下部の予備履帯部分はISと同様、装甲が厚くなっている。
↑ IS-2 late + 122 mm D-25T
最終状態。IS-2の史実装備。
初期砲塔と改良砲塔は機銃の有無で見分けがつく。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,230⇒1,280 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 90/90/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 37/14 |
重量(初期/最終)(t) | 45.75/46.04 |
実用出力重量比(hp/t) | 12.60 |
本体価格(Cr) | 1,450,000 |
修理費(Cr) | 約7,700 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 突破型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
100 mm 44-100JT | 6.45 | AP APCR HE | 175 235 50 | 250 250 330 | 1,613 | 0.42 | 2.9 | 895 1,119 895 | 36 | 252 4,400 252 | 2,257 | -6°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
122 mm 37-122JT | 4.29 | AP HEAT HE | 175 250 61 | 390 390 530 | 1,671 | 0.48 | 3.4 | 800 640 800 | 28 | 1,025 5,600 608 | 2,440 | -5°/+20° |
122 mm D-25T | 4.88 | AP HEAT HE | 175 250 61 | 390 390 530 | 1,902 | 0.46 | 3.4 | 800 640 800 | 28 | 1,025 5,600 608 | 2,590 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
IS-2 early | 100/90/90 | 28 | 350 | 7,500 |
---|---|---|---|---|
IS-2 late | 100/90/90 | 28 | 350 | 7,500 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-2-10 | 520 | 15 | 750 |
---|---|---|---|
12150L | 520 | 12 | 750 |
12150LS | 580 | 12 | 750 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
IS-2 early | 46.1 | 36 | 11,500 |
---|---|---|---|
IS-2 late | 49 | 38 | 11,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
9R | 325 | 80 |
---|---|---|
9RM | 525 | 100 |
A-220 | 600 | 40 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 7.64%⇒7.8% | 1.48% |
移動時 | 3.82%⇒3.9% | 0.74% |
派生車両
開発ツリー
100 mm 44-100JT (初期/79,000) | ━ | 122 mm 37-122JT (19,000/120,000) | ┳ ┃ | 110 (85,000/2,600,000) | ||
IS-2 early (初期/15,000) | ┃ ┗ | 122 mm D-25T (19,500/135,000) | ━ | IS-2 late (12,500/25,000) | ||
9R (初期/1,980) | ━ | 9RM (4,040/24,240) | ━ | A-220 (7,000/38,000) | ||
V-2-10 (初期/36,000) | ━ | 12150L (16,000/48,000) | ━ | 12150LS (33,000/99,500) | ||
IS-2 early (初期/12,990) | ━ | IS-2 late (9,000/19,400) |
車両に関する変更履歴
v0.9.19 | HD化 |
解説
- 概要
v0.8.3で追加されたTier7の中国重戦車。
ソ連のIS重戦車の後期生産型であり、それを中国が輸入した車両である。
Tier7のソ連課金重戦車にも同名のIS-2が存在するが、別車両扱いなので注意。
- 火力
IS譲りの砲ラインナップで、高い単発火力による一撃離脱を得意する。
特に、初期状態の時点でTier的にもそれなりに扱える100mm砲を使用でき、IS程初期状態が厳しくはないだろう。
一方で俯角はかなり悪く、100mm砲搭載時は-6°、122mm砲搭載時には-5°にもなる為、ISよりも地形には注意して立ち回る必要がある。
逆に仰角は+20°取れるので問題にはならない。- 100 mm 44-100JT
初期状態からこの砲が乗るため乗り出しは楽な部類である。ISの100 mm D10Tと同じ単発火力、貫通力を持っているが、それ以外が劣化している。DPMはかなり悪く、ISの100mm砲と比べても122mm砲開発後にあえて乗せる程の値ではない。
精度・照準拡散も中国戦車らしくガバガバであり、装甲にやや不満のある本車には相性が悪いと言わざるを得ない。 - 122 mm 37-122JT
装填が非常に遅くなるが、100mm砲から見違える程単発火力が向上し、貫通力も変わらず十分な値。初期履帯でも載るため、まずはとりあえずこの砲の開発を目指そう。
本家ISと比べて課金弾が貫通力250mmのHEATとなっており、単純な貫通力には優れる。ただし、弾速がAPCRと比べて遅く、空間装甲や傾斜に弱い事には注意したい。
また、100mm砲からさらに低い精度や遅い照準時間から中遠距離での撃ち合いは苦手である。 - 122 mm D-25T
IS-2の史実砲。
37-122JTの微強化版であり、基本的な性能は同じ。
精度・発射速度が向上し、特にDPMが大幅に強化された点は大きい。
もっとも精度の強化は気持ち程度なので、依然として精密射撃には難がある。照準時間や拡散も相変わらず酷いものであり、単純な撃ち合いでは必ず後手に回ることとなる。
- 100 mm 44-100JT
- 装甲
まだKV系列の影響が色濃いISとは異なり、正面上部は傾斜した一枚板となっている。
ISと比べると良くも悪くもといったところで、どちらが装甲に優れているか一概には言えない。
ちなみに、HPが本家ISよりも50高い。- 砲塔
基本的にISと同様の装甲配置である。
正面からは丸みを帯びた良好な傾斜がかけられている部分が多く、当たり場所によっては格上の砲弾も十分に無効化できるが、防盾中央や防盾向かって左側、キューポラ等の100mm程度しかない弱点が点在しておりあまり頼りにならない。弾けるときと弾けないときが極端である。
ちなみに初期砲塔と改良砲塔の差はHPしかない。 - 車体
正面上部は傾斜した90mm(170mm相当)とそれなりに硬い。
HD化により正面下部の予備履帯はIS同様の増加装甲扱いとなり、大部分が傾斜込み138mm程度になったことで、昼飯の角度を取ることで弾ける相手は増えた。側面に繋がる切り欠き部分のような場所も100mmに増厚され、より角度が甘くても弾きやすく、格下相手にはさらに頑強になったと言える。
切り欠き部分の傾斜が相殺される豚飯は未だ推奨はできないため、角度を付けても無駄でしかない。
格上相手には従来通り、被弾せずに撃つ立ち回りが求められる。
- 砲塔
- 機動性
本家ISに比べ、加速力が劣る代わりに最高速度に優れる。
ISが34km/hなのに対し、こちらは最高速度が37km/hとなっており、長距離移動の際に差が出てくるだろう。
一方で本車両の最終エンジンはISの初期エンジンにすら出力が届かず、加速力は到底及ばない。上り坂では本家よりも遅くなってしまう。
それでも重戦車としては良好な加速力と旋回速度を持っている。
また履帯性能は高く、旋回速度は下手な中戦車より速いのが特徴だ(なお、本家ISよりも3°/secほど早い)。中戦車や旋回の遅い軽戦車程度なら回り込まれても十分対応可能である。
- 開発
初期状態が苦しい車両が増えるTier7としては初期砲でも十分戦える性能であったり、最終砲が初期履帯&初期砲塔で積めたりと、研究面ではかなり楽な部類である。
また本車の初期砲はT-34-1の最終砲なので、中戦車ルートでの開発経験値を節約する為だけにType 58から本車を研究するというのも悪くない選択である。
- 総論
ISに同じく、機動性と単発火力を重視した重戦車である。
高い単発火力とそれを持ち運べる足回り、格下なら通用する装甲は十分な強みである。
ただし同格格上には通用しにくい装甲や課金弾のHEATの不安定さ、射撃精度の低さは今後派生する車輌にも言える弱点である。
弱点狙撃や装甲が大事になる正面からのぶつかり合いよりかは側面迂回から強烈な一撃をお見舞いする方が得意と言える。
元のISからして強力な車両であり、丁寧に扱っていけば自ずと戦果を挙げられるだろう。
史実
↑1956年、中華人民共和國國慶閱兵式のIS-2
↑朝鮮戦争時の人民義勇軍のIS-2
IS-2重戦車(ロシア語:ИС-2/ ドイツ語:JS-2 / 中国語:約瑟夫·斯大林2型(IS-2)重型坦克)は、中華人民共和国がソ連から輸入した重戦車である。
1950年11月3日、60輌のIS-2を含む10個機甲団を購入するべく中国とソ連の間で合意が結ばれた。
中国に輸入された車輛は人民義勇軍と共に朝鮮戦争にも参戦し、1950年中期頃までに戦闘や訓練で失われたIS-2も少なくなかった。
1950年代後半からは予備パーツの不足と59式坦克(WZ-120)の量産に伴い、徐々に退役していった。
IS-1(IS-85)重戦車は重装甲ではあったものの、T-34-85と同等の85mm砲を搭載していた為、Tiger Iに対する火力不足が指摘されていた。
そこで武装を強力なM1931/37 122mm A-19 カノン砲を戦車砲として改造し、D-25Tとして搭載した。
この車両はIS-122と呼ばれ、のちに機密の問題からIS-2へ改称された。
IS-2の122 mm D-25T戦車砲の徹甲榴弾は、Tigerの正面装甲を1500mの距離で貫通でき、非貫通でもその衝撃で内部の機器を破損させたり、搭乗員を死傷させる事が可能だった。
しかし、コンパクトな車体に122mmという大口径砲を搭載した為、分離装薬式という装填の手間がかかる特性や窮屈な車内が原因となり、発射速度や総弾数の大幅な減少を引き起こしてしまった。
それ以外の面では、後期生産型は主砲防楯を幅広の新型に変更したり、砲塔上のペリスコープをイギリス製のコピーであるMK-4に変更している。
IS-1や初期生産型IS-2では操縦手用の直視型覗き窓がほぼ垂直であり、なおかつ敵に正面を向けた場合にこの部分が狙われて撃破される事が多発した。
そこで一般的に「ローマ人ギザギザの鼻」タイプと呼ばれる形状に変更され、防御力が高められている。
もっとも練度の高いドイツ戦車兵の中には、その「ローマ人ギザギザの鼻」タイプすら跳弾を利用して撃破する猛者もいたようだ。
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