IS-2

Last-modified: 2025-10-01 (水) 15:14:19

Tier 7 中国 重戦車 (読み方:アイエス・アル) 

IS-2_0-min.PNG
↑ IS-2 early + 100 mm 44-100JT (IS-2)
初期状態。ソ連のISとは異なり、車体正面上部は一枚の傾斜装甲で構成された後期型*1
車体正面下部の予備履帯部分はISと同様、装甲が厚くなっている。

IS-2_1-min.PNG
↑ IS-2 late + 122 mm D-25T
最終状態。IS-2の史実装備。
初期砲塔と改良砲塔は機銃の有無で見分けがつく。

v0.9.18まで

is-2_s.jpg

 

is-2_122.jpg

スペック(v2.0.0)

車体

耐久値1,280⇒1,350
車体装甲厚(mm)90/90/60
最高速度(前/後)(km/h)37/14
重量(初期/最終)(t)45.75/46.04
実用出力重量比(hp/t)13.9
本体価格(Cr)1,450,000
修理費(Cr)約7,700
超信地旋回不可
ロール突破型重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
100 mm 44-100JT (IS-2)6.82⇒6.9AP
APCR
HE
175
235
50
250
250
330
1,705⇒1,7240.422.9895
1,119
895
36252
4,400
252
2,257-6°/+20°
122 mm D-25T4.88AP
HEAT
HE
175
250
61
390
390
530
1,9020.463.4800
640
800
281,025
5,600
608
2,590-5°/+20°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
IS-2 early100/90/90283507,500
IS-2 late100/90/90283507,500
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-2-1060015750
12150LS (IS-2)64012750
 

履帯

名称旋回速度(°/s)重量(kg)
IS-2 early4211,500
IS-2 late4411,500
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
A-22060040
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時7.64%⇒7.8%1.48%
移動時3.82%⇒3.9%0.74%
 

派生車両

派生元Type 58(MT/52,000)
派生先110(HT/85,000)
 

開発ツリー

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100 mm 44-100JT
(初期/79,000)
122 mm 37-122JT
(19,000/120,000)

110
(85,000/2,600,000)
IS-2 early
(初期/15,000)

122 mm D-25T
(19,500/135,000)
IS-2 late
(12,500/25,000)
9R
(初期/1,980)
9RM
(4,040/24,240)
A-220
(7,000/38,000)
V-2-10
(初期/36,000)
12150L
(16,000/48,000)
12150LS
(33,000/99,500)
IS-2 early
(初期/12,990)
IS-2 late
(9,000/19,400)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.19HD化
v2.0.0詳細

解説(v2.0)

  • 概要
    v0.8.3で追加されたTier7の中国重戦車
    ソ連のIS重戦車の後期生産型であり、それを中国が輸入した車両である。
    Tier7のソ連課金重戦車にも同名のIS-2が存在するが、別車両扱いなので注意。
     
  • 火力
    IS譲りの砲ラインナップで、高い単発火力による一撃離脱を得意する。
    特に、初期状態の時点でTier的にもそれなりに扱える100mm砲を使用でき、IS程初期状態が厳しくはないだろう。
    一方で俯角はかなり悪く、100mm砲搭載時は-6°、122mm砲搭載時には-5°にもなる為、ISよりも地形には注意して立ち回る必要がある。
    逆に仰角は+20°取れるので問題にはならない。
    • 100 mm 44-100JT
      初期状態からこの砲が乗るため乗り出しは楽な部類である。ISの100 mm D10Tと同じ単発火力、貫通力を持っているが、それ以外が劣化している。DPMはかなり悪く、ISの100mm砲と比べても122mm砲開発後にあえて乗せる程の値ではない。
      精度・照準拡散も中国戦車らしくガバガバであり、装甲にやや不満のある本車には相性が悪いと言わざるを得ない。
       
    • 122 mm D-25T
      IS-2の史実砲。装填が非常に遅くなるが、100mm砲から見違える程単発火力が向上し、貫通力も変わらず十分な値。
      本家ISと比べて課金弾が貫通力250mmのHEATとなっており、単純な貫通力には優れる。ただし、弾速がAPCRと比べて遅く、空間装甲や傾斜に弱い事には注意したい。
      また、100mm砲からさらに低い精度や遅い照準時間から中遠距離での撃ち合いは苦手であり、単純な撃ち合いでは必ず後手に回ることとなる。
       
  • 装甲
    まだKV系列の影響が色濃いISとは異なり、正面上部は傾斜した一枚板となっている。
    ISと比べると良くも悪くもといったところで、どちらが装甲に優れているか一概には言えない。
    ちなみに、HPは本家ISと同等である。
    • 砲塔
      基本的にISと同様の装甲配置である。
      正面からは丸みを帯びた良好な傾斜がかけられている部分が多く、当たり場所によっては格上の砲弾も十分に無効化できるが、防盾中央や防盾向かって左側、キューポラ等の100mm程度しかない弱点が点在しておりあまり頼りにならない。弾けるときと弾けないときが極端である。
      ちなみに初期砲塔と改良砲塔の差はHPしかない。
       
    • 車体
      正面上部は傾斜した90mm(170mm相当)とそれなりに硬い。
      HD化により正面下部の予備履帯はIS同様の増加装甲扱いとなり、大部分が傾斜込み138mm程度になったことで、昼飯の角度を取ることで弾ける相手は増えた。側面に繋がる切り欠き部分のような場所も100mmに増厚され、より角度が甘くても弾きやすく、格下相手にはさらに頑強になったと言える。
      切り欠き部分の傾斜が相殺される豚飯は未だ推奨はできないため、角度を付けても無駄でしかない。
      格上相手には従来通り、被弾せずに撃つ立ち回りが求められる。
       
  • 機動性
    本家ISに比べ、加速力が劣る代わりに最高速度に優れる。
    ISが34km/hなのに対し、こちらは最高速度が37km/hとなっており、長距離移動の際に差が出てくるだろう。
    一方で本車両の最終エンジンはISの初期エンジンにすら出力が届かず、加速力は到底及ばない。上り坂では本家よりも遅くなってしまう。
    それでも重戦車としては良好な加速力と旋回速度を持っている。
    また履帯性能は高く、旋回速度は下手な中戦車より速いのが特徴だ(なお、本家ISよりも3°/secほど早い)。中戦車や旋回の遅い軽戦車程度なら回り込まれても十分対応可能である。
     
  • 総論
    ISに同じく、機動性と単発火力を重視した重戦車である。
    高い単発火力とそれを持ち運べる足回り、格下なら通用する装甲は十分な強みである。
    ただし同格格上には通用しにくい装甲や課金弾のHEATの不安定さ、射撃精度の低さは今後派生する車輌にも言える弱点である。
    弱点狙撃や装甲が大事になる正面からのぶつかり合いよりかは側面迂回から強烈な一撃をお見舞いする方が得意と言える。
    元のISからして強力な車両であり、丁寧に扱っていけば自ずと戦果を挙げられるだろう。
     

史実

詳細

IS-2_1956_in_China.jpg
↑1956年、中華人民共和國國慶閱兵式のIS-2
IS-2_in_Korea_War.jpg
↑朝鮮戦争時の人民義勇軍のIS-2

 

IS-2重戦車(ロシア語:ИС-2/ ドイツ語:JS-2 / 中国語:約瑟夫·斯大林2型(IS-2)重型坦克)は、中華人民共和国がソ連から輸入した重戦車である。
1950年11月3日、60輌のIS-2を含む10個機甲団を購入するべく中国とソ連の間で合意が結ばれた。
中国に輸入された車輛は人民義勇軍と共に朝鮮戦争にも参戦し、1950年中期頃までに戦闘や訓練で失われたIS-2も少なくなかった。
1950年代後半からは予備パーツの不足と59式坦克(WZ-120)の量産に伴い、徐々に退役していった。

 
IS-2の開発経緯について

IS-1(IS-85)重戦車は重装甲ではあったものの、T-34-85と同等の85mm砲を搭載していた為、Tiger Iに対する火力不足が指摘されていた。
そこで武装を強力なM1931/37 122mm A-19 カノン砲を戦車砲として改造し、D-25Tとして搭載した。
この車両はIS-122と呼ばれ、のちに機密の問題からIS-2へ改称された。
IS-2の122 mm D-25T戦車砲の徹甲榴弾は、Tigerの正面装甲を1500mの距離で貫通でき、非貫通でもその衝撃で内部の機器を破損させたり、搭乗員を死傷させる事が可能だった。
しかし、コンパクトな車体に122mmという大口径砲を搭載した為、分離装薬式という装填の手間がかかる特性や窮屈な車内が原因となり、発射速度や総弾数の大幅な減少を引き起こしてしまった。

 

それ以外の面では、後期生産型は主砲防楯を幅広の新型に変更したり、砲塔上のペリスコープをイギリス製のコピーであるMK-4に変更している。
IS-1や初期生産型IS-2では操縦手用の直視型覗き窓がほぼ垂直であり、なおかつ敵に正面を向けた場合にこの部分が狙われて撃破される事が多発した。
そこで一般的に「ローマ人ギザギザの鼻」タイプと呼ばれる形状に変更され、防御力が高められている。
もっとも練度の高いドイツ戦車兵の中には、その「ローマ人ギザギザの鼻」タイプすら跳弾を利用して撃破する猛者もいたようだ。

参考

情報提供

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  • せっかく精悍な顔つきなのにマズルブレーキが中国軍仕様なのがちょっと残念 -- 2014-02-19 (水) 17:24:04
  • DPMのところに変化量書かれてないけど、砲塔変えても装填速度変わらないんだろうか・・・ -- 2014-02-28 (金) 22:11:38
    • 砲塔を変えても発射速度は同じでした。ただし絞り込まれた形状で防御面は大きく向上してます -- 2014-02-28 (金) 22:38:47
      • 開発が奥の方にあるのに防御面以外は全く変化ないのね。ぶっちゃけて、開発しなくてもいいという訳でもあるな。 -- 2014-03-08 (土) 04:05:45
      • なるほど。スペックだけ見てもこれは一体何がどう変わるかわからなかったがそういうことか -- 2014-03-10 (月) 20:45:59
    • 本家はIS-1とIS-2のコンパチ初期仕様を再現してるから、こっちは元からIS-2だからIS-2後期砲塔も余すことなく再現しようとしただけなんじゃないかな -- 2014-03-10 (月) 22:11:15
  • 装甲も装填速度も変わらない砲塔。距離が75mしか変わらない無線。58といい劣化ソ連としか言い様がないな。さっさと110に行けということですねわかります -- 2014-06-19 (木) 01:43:30
    • HEATの貫通が300だったころはソ連とはまた違う強さがあったんだが、今はなあ・・・ こいつよりT-34-1のほうがお勧めだな -- 2014-06-29 (日) 17:19:29
      • 貫通300に標準化や空間装甲の扱いもAPCRとかと一緒だったからくそ強かったのにな。今は車体下部隠して弱点少ないぜってやるくらいしか取りえないな -- 2014-07-04 (金) 19:46:25
    • ソ連より劣化した部分もあるけど、良くなった部分もあるでしょ。 -- 2017-07-18 (火) 00:32:01
  • D-25TのHEがようやくソ連と同じ威力になったか、これでハルダウンした敵もこわかねぇ! -- 2014-12-23 (火) 23:00:01
    • ぬへへ、T29だ。HEでの削りも悪かねぇぜ。防盾避けようとしても当たるかすっぽ抜けるが。 -- 2015-01-14 (水) 08:34:23
      • だったら(顔面に当てて主砲を)壊せばいいだろ! HE威力が上がったから否貫通でもダメ140位はPONとでるようになったし、死にかけも狩りやすくなってイイ感じ -- 2015-01-14 (水) 22:54:24
  • 実際、前面装甲が90mmのIS-2って居たんでしょうか? 調べても出てこないので・・・ -- もしかしてバランス調整? 2015-01-21 (水) 20:01:51
    • 確かに出てこないね…どうなんだろ? -- 2015-02-17 (火) 00:52:42
    • ありえ無いですね、本当はバイザー100mmその他120mmです。 -- 2015-03-05 (木) 00:08:54
  • これって中間の122mm開発したらD-25tは後回しでいいのかな? -- 2015-04-15 (水) 15:07:12
    • それ次の中間砲だから、こいつで開発することをお勧めする。無駄にフリーを消費しないためにね -- 2015-04-15 (水) 17:25:10
    • 貫通変わらんからエンジンとか開発残ってたらそっちを先にするべきだね、ぶっちゃけ同格なら黒太子とタイマンする時以外ならターン制に -- 2015-04-15 (水) 18:34:14
      • なるからレートの低さは気にならないはず -- 2015-04-15 (水) 18:34:57
    • 2秒くらい装填早くなるから先に最終砲作った方がいいと思うが -- 2015-04-15 (水) 20:50:53
    • 初期の122mmは外見から敵に舐められて結構苦しんだ記憶があるので先に開発することをオススメします。マズルブレーキが付くだけで敵に与えるプレッシャーが段違いです。 -- 2015-04-15 (水) 21:11:48
      • むしろ初期の122mmだからこそ相手に勘違いさせられやすいからそこをもっと活用しないと。 -- 2015-04-15 (水) 22:28:22
      • 見た目は違うけど威力は同じだから、プレッシャーとか勘違いとか、乗っててあまり効果は無い感じ。しかし、初期122mmはただの鉄パイプがくっ付いてる様な見た目だから乗る人によってはモチベーションが上がらないかも -- 2015-04-15 (水) 23:25:39
  • За Сталина! -- 2015-04-16 (木) 01:00:34
    • За Родин!! ураааааа!!! -- 2015-04-16 (木) 01:02:06
    • 雑談したいのなら外部掲示板に行ってください。しかも、ソ連戦車ではなく中国戦車です。 -- 2015-04-16 (木) 02:31:18
  • 9.19より装甲に変化あり。一応コメント欄の解放と、詳細が分かり次第解説文も少々変更いたします。 -- 2017-06-06 (火) 20:22:19
  • あくまで体感ですが結構弾くようになってます...約60°で正面向けて予備履帯部撃たれても122-44の弾は弾けました...まあソ連のIS-2の方が人気なのであまり見かけないですが... -- 2017-07-15 (土) 22:25:43
  • ISよりも使いやすいかな。何よりHPが多いし、鼻に傾斜がついたから格下はそれなりに弾く。加速が悪いけど最高速度で勝るから、長距離移動は楽。ただ履帯が破損すると肝心の機動力がかなり損なわれる。 -- 2017-07-17 (月) 23:18:03
 

*1 ロシア語では「ローマヌィ・ノース」と呼ばれる型式であり、「ギザギザ(ジグザグ)の鼻」という意味。「ローマ人の鼻」というのは誤訳とされている