TITT Rozanov

Last-modified: 2024-04-27 (土) 23:05:57

Tier8 ソ連 中戦車 (配布戦車)

  • Obsidian / 日本語表記: オブシディアン
    Obsidian.jpg
    ↑前面に装着された地雷撤去用ローラーがあまりにも印象的だが、それを除けばBT-SVを拡大したような形状になっている。
    「obsidian」は黒曜石*1のこと。
    こちらはイベントの報酬として入手出来た特別版でTITTと性能は同じだが別個の車両として扱われている。
    露出補正画像

    Obsidian_exposure.jpg

スペック(v1.22.1)

車体

耐久値1,300
車体装甲厚(mm)120/65/40
最高速度(前/後)(km/h)42/16
重量(初期/最終)(t)40
実用出力重量比(hp/t)13
本体価格(Cr)
修理費(Cr)
超信地旋回可/不可
ロール攻撃的中戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
85 mm N-3-45711.54AP
APCR
HE
212
242
50
200
200
280
2,3070.3421,100
1,300
1,100
60255
4,400
255
1,600-6°/+20°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Obsidian205/100/40363809,600
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-2-IS TITT52015750
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Obsidian453010,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
12RT TITT625110
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機車長用視覚システム改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時16.59%3.95%
移動時12.43%2.96%
 

車両に関する変更履歴

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v1.22.1新規実装

解説(v1.22.1)

  • 火力
    俯角が-6°と狭く使用できる地形は限られる。
    • 85 mm N-3-457
      口径85mmはTier8中戦車としてはCenturionに次いで小さく*2、単発火力も200とKampfpanzer 07 RHと並んで同格最低だが、装填時間はTier8MTとしては最速クラスでDPMが非常に高い。
      砲性能もソ連車両の割に良く、精度、照準時間、弾速のいずれも優秀。
      ただし移動や車体旋回に伴う散布界の拡大が同格の120mm砲並みに悪く、砲性能を活かすには拡張パーツ「砲垂直安定装置」の搭載や、搭乗員パーク「スムーズな運転」の取得などで照準拡散を低減した上で、予測会敵地点に照準を合わせておくなど、丁寧な扱いが必要となる。
      また、砲塔装甲の厚さの代償か砲塔旋回速度は遅め。

      通常弾の貫通力は212㎜と必要十分だが、課金弾の貫通力は242mmと伸びが小さく、重装甲車両への対応力は低い。
      機動力に難のある本車では側背面への回り込みは難しく、陣地転換にも時間がかかるため、カウントダウン中に敵車両が向かう方面を予想し、正面からの貫通が見込める戦場に向かうようにしよう。
      総弾数は60発と手数の割には少なめであり、弾薬の配分によっては弾切れも生じるため注意。
      口径の小ささを考慮しても通常弾の弾薬費はかなり安く設定されており収支は良い。

       
  • 装甲
    攻撃的中戦車らしく装甲は優秀だが、弱点も多く存在する。相手の口径や弾種を見て装甲が活用できるか判断しよう。
    砲塔正面が硬いためハルダウンが有効。
    車両とモジュールの耐久力は同格中戦車の中でも低め。特に弾薬庫は未強化の状態では口径127mm以上の砲弾で一撃破壊されかねないので注意。
    • 砲塔
      砲塔正面は防盾含め250mm前後の防御力があるため同格重戦車の通常弾までならば安定して防ぐことができる。特に防盾両脇の曲面部分と正面左右の傾斜部分は実質装甲圧が300mmを超えるため格上の課金弾でも弾くことがある。
      砲塔自体も薄い形状から投影面積が少なく距離が開くと貫通は容易ではない。
      砲塔上部に見える突き出た天板部分は傾斜がきつく跳弾し易く対HEAT弾でも300mm程度の防御力を発揮してくれるが、装甲厚が35mmしかないため口径105mmを超えるの砲弾には貫通されてしまうため正面装甲の中では弱点になりうる。
      俯角を取ることで正面装甲が増し天板の弱点部分も隠すことができる。

      砲塔側面は90~100mm、背面は40~60mmと中戦車としては厚めだが、正面装甲の左右部分が傾斜で防御力を稼いでいるためよそ見は厳禁。
      砲塔天板は傾斜部分以外は装甲厚10mmとかなりの極薄であるため自走砲の榴弾が簡単に貫通してしまう。手数型で身を晒すことの多い本車輌にとっては大きな弱点であり敵自走砲の発砲タイミングと射線の管理は重要。

    • 車体
      車体の形状はT-34のような素直な台形なので、昼飯の角度が有効。
      車体正面上部は傾斜込で195mm程度の防御力であり俯角を取ったり角度をつければ同格の通常弾程度ならば弾くことができる。上部左右の丸っこい三角形部分は5mmの空間装甲。ただし中央右寄りに設置されている操縦手バイザーは傾斜込みでも100mm程度の防御力しかない弱点。
      車体下部は傾斜込みで170mm程度、角度をつけても200mm程度の防御力しかない弱点だが幸い面積が小さく簡単に隠すことができる。

      車体側面は複雑な装甲配置をしており、履帯前方に取り付けられているローラーは10+10mmの20mmの空間装甲として働く*3。ただし内側半分は昼飯時には弱点(ローラーアーム裏)の目印になる。
      ローラーにもしっかりと衝突判定があるため市街地など狭い場所では建物などの破壊不可能オブジェクトに引っかかることもあるので注意。
      ローラーアームは25mmの空間装甲で、履帯裏部分に隠されている。ローラーと違い車体に密着しているのでHEATの減衰効果はあまり期待できない。
      ローラーの背後の正面装甲延長部分は115mmの厚い空間装甲になっており、昼飯の角度を取った際にここに命中したものはほぼ防いでくれる。

      車体側面の前方部分は一段下がった形をしており60mm装甲に空間装甲が加わりそこそこの防御力を発揮する。特に上部は球体と履帯、履帯カバーの空間装甲が合わさり格上の課金弾でも防ぐことが有る。
      車体側面上部は装甲厚が65mmあり傾斜に加え薄いながら5mmの空間装甲で大部分が覆われているため、正面から見て25°程度までは十分に防御力を発揮してくれる。
      車体側面下部は装甲厚40mmと上部に比べて薄いが跳弾を狙うことは出来、大部分が45mmの空間装甲に覆われており本装甲との距離もあるためHEAT弾などに対しては高い防御力を発揮する。
      下部の逆傾斜装甲は45mmの空間装甲で、口径135mm以下のAP系は昼飯で弾くことができる。
      起動輪部分は20mmの履帯と40mmの主装甲しかなく。角度が甘いと小口径砲にも抜かれやすく、履帯切りで動きも封じられてしまう弱点になっている。

      車体背面は装甲厚40mmの傾斜装甲でHE弾を防げる程度。
      側面装甲の特性から豚飯の姿勢である程度の防御力を発揮するが、車体正面上部の装甲は貫通されやすいので注意。

       
  • 機動性
    攻撃的中戦車の中でも機動性が低く重戦車並であり、特に履帯性能と出力が悪いため足回りのストレスは多い。
    最高速度は42km/hと低めである上に初期状態では履帯性能から33km/h程度までしか出ず、後退速度も16km/hと重戦車並である。拡張パーツの追加グローサーをカテゴリ一致で載せない限りは基本的にカタログスペックの最高速度を出すことはできない。
    幸いソ連車両であるため消耗品の速度制限の解除など機動性強化の選択肢は多いが、他にも強化したい要素は多数あるため悩ましい。

    装甲の割に車重は40tと平均的であり速度も出ないため体当たりは苦手。

     
  • 偵察性
    視認範囲は380mと短めであるが近距離戦が多いためあまり不便しない。
    一方で隠蔽率は高く、静止時は同格軽戦車の下位程度の隠蔽性*4が確保されているため強化すれば一つの武器となる。
    あまり目立たないが無線通信範囲が僅かに短い。
     
  • 総論
    厚めの装甲に手数型の主砲を搭載した珍しいタイプの攻撃的中戦車である。
    優秀な装甲に高いDPMと隠蔽性から得意の場面に持ち込めば高い戦果を期待できる、はずなのだが短所が長所を潰してしまっており立ち回りはかなり難しい。

    手数型の小口径砲であるため連続でダメージを取っていく必要があるが、拡散の悪さと貫通力の低さから正面戦闘は難しく、機動力の低さから裏取りに走ることも難しい。
    自慢の装甲も中戦車としては優秀というだけで耐久力は低く、強力な車両の多いtier8帯においては安心できるものではない。装甲を活かすには相手の口径や弾種を判断できるだけの知識が必要であり、相手や状況によっては一方的に貫通されたり酷く割の悪いダメージ交換を強いられかねない。
    精度と隠蔽はある程度確保されており狙撃もこなすことはできるが、単発火力が低いため定位置からダメージを取り続けることは難しく、視界と機動力の低さから狙撃ポジションを転々としながら戦う狙撃型中戦車の様に立ち振る舞うことも出来ない。

    火力、装甲、偵察性のいずれも長所と短所が併存しており癖が強く、機動性に関しては最大の弱点となってしまっている。
    このため拡張パーツや搭乗員パークではすべてを補うことは出来ず、一部の性能は捨て去ってマップやマッチに合わせた特化型の構成にするしか選択肢がない。
    先述の通り敵車両の知識はもちろんのこと、弱点をカバーするための判断力や早めの立ち回りが要求される玄人向けの車両であると言える。

史実

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  • スペック記入お疲れ様です。画像暗すぎて見えねぇがすまん -- 2023-10-19 (木) 15:38:46
    • グラフィック設定からガンマ値を調整するか、所持している場合は塗装画面で撮影してはどうでしょう? -- 2023-10-21 (土) 10:35:47
  • うーん弱いねえ。今回のミールヌイ、やたら難しくなってるし同じマップを延々回らされる単調さは改善されてないし、報酬がこんなもんならマジでやる価値ないね。 -- 2023-10-19 (木) 19:28:08
    • むしろイベントの中ではかなり楽しい部類だし凝って作られてると思った。単調さでいってもヴァッフェンよりはずっとまとも。 -- 2023-10-30 (月) 06:56:01
  • 砲塔は結構硬いけどSkoda T27みたいな砲塔の出っ張りが弱点な模様 -- 2023-10-20 (金) 01:38:34
    • あそこ35mm厚+きつい傾斜だからtier8のMT相手だったら大抵弾ける。ただ砲塔天板がオープントップよりマシ程度の厚さしかない。車体側面も空間装甲多いけど上部65mm履帯裏40mmだから豚飯の安定感も低め。まあ硬いといえば硬いけど信頼はできないね -- 2023-10-20 (金) 04:26:04
      • いうてこんだけ傾斜あれば30度くらい傾けても跳弾になるし、普通のMTよりは豚飯しやすいと思うけどなぁ -- 2023-10-20 (金) 09:17:10
      • 空間装甲が45mm+傾斜か、跳弾しなくなるのが口径136mm以上だから普通に豚飯強そうだな(テノヒラクルー) -- 枝主? 2023-10-20 (金) 11:29:52
  • 解説に加筆しました。更新時に衝突したためマージしましたが取り込み切れていないかもしれません。お手数ですがご確認お願いします。 -- 2023-10-21 (土) 15:34:39
    • お疲れ様です。ローラーとアームが二重になってるのはtanks.ggのバグだと思うんですよね、多分ですけど。 -- 2023-10-21 (土) 15:56:00
      • 側面上部の空間装甲も一部5+5mmの部分がありその部分はvisualモードで見るとグラフィック的に2枚重なってるようにも見えるんですよね。ローラーやアームの内部が二重になっているのか特殊な実装の都合で何かで変な読み取りをしてしまってるのか、他に確認方法がなく微妙なところですね。確かRinoceronteの砲身横の空間装甲も似たような仕様だった気がします。 -- 2023-10-21 (土) 17:20:19
  • Obsidianが撃破された時に特別SEが再生されますね。ミールヌイのボス撃破時の断末魔っぽいかな? -- 2023-10-22 (日) 13:57:17
  • 遅いのが致命的に弱い、装甲は弱点あるけど割と弾く。 -- 2023-10-22 (日) 22:38:10
    • グローサーとタボチャと速度制限解を除載せたらかなりマシになりますけど他を強化する余裕がなくなるので相対的に不利なままなんですよね。単発型なら鈍足でも乗りようがありますけど低単発な上に貫通も高くないので足回りの悪さと相性最悪という。カテゴリ一致込みでグローサー、レンズ、消音、食料で似非狙撃型にするとマップによっては茂みを活用してかなり稼げたりはしますね。あとは満遍なく硬くてDPMあるので格下と低貫通車両に対しては強気でゴリ押しできるくらいですね。 -- 2023-10-23 (月) 09:24:13
    • 得意な中距離以上では下部狭いのもあって平地でも思ったよりはじけるけど、俯角微妙なのが足を引っ張る。スパパ以下の機動力で比較対象HTの方が良いくらい足回りは微妙。装甲のおかげでDPMは活かしやすいし履帯ハメも得意だから単発と拡散の割には砲性能のストレス少なかったけど、足遅いのに場所選ぶから扱いは難しい。あと格下相手ではかなり強い。 -- 2023-10-23 (月) 18:46:11
  • この戦車で転覆したら自動復帰のカウント開始されなかったんだがバグかな? -- 2023-10-29 (日) 02:06:11
  • 装甲の硬さと装填の速さのおかげで同格以下の中軽戦車には相当強い感じがしますね。多少のごり押しが有効な策で通じるから狭い場所だとある程度弾除けになりながら生き残るのも無理な話じゃないかも(味方のサポートが前提ですけど) -- 2023-11-01 (水) 19:10:34
  • 頭出しが強いけど俯角が厳しいので難しい。でも同格中戦車にはオラオラしやすくていいね! -- 2023-11-02 (木) 16:40:02
  • フロントラインで使ってみましたがDPMを活かしやすく防衛側なら敵のほうから近づいてくるので結構戦いやすいですね。撤退時や前線が動いたときについていけませんが。 -- 2023-11-06 (月) 18:35:35

*1 黒色のガラス状の岩石。割ると非常に鋭い断面が現れるため、古代に刃物としてよく使われた
*2 OQF 20-pdr Gun Type A Barrelの口径は83.4mm
*3 クライアント内の説明では駆動輪である
*4 HWK 12とほぼ同等で、LTTBやM41 Bulldogよりも隠蔽性に優る