Tier8 日本 重戦車

↑ SHA-1 + 105 mm Gun Type 92 SHA-1
初期状態。主砲は帝国陸軍の九二式十糎加農砲であるらしい。

↑ SHA-1-2 + 105 mm M68 L7 (57)
最終状態。性能は異なるが、Centurion Mk. 7/1やM48A5 Pattonと同じL7を搭載。
非常に鋭い傾斜が付いた車体が特徴的で、IS-6やIS-4などのソ連重戦車にも近い印象を受ける。
スペック(v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 1,520⇒1,600 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 100/70/30 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 35/12 |
| 重量(初期/最終)(t) | 49.04/50 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 14 |
| 射撃後の砲身冷却時間(s) | 16⇒15 |
| 本体価格(Cr) | 2,650,000 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可/不可 |
| ロール | 万能型重戦車 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 105 mm Gun Type 92 SHA-1 | 6.25 | AP HEAT HE | 215 270 53 | 320 320 420 | 2,000 | 0.42 [0.26] | 2.2⇒2 | 1,000 880 1,000 | 50 | 570 4,400 380 | 1,750 | -12°/+20° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 105 mm M68 L7 (57) | 5.26 | AP APCR HE | 225 252 53 | 360 360 440 | 1,895 | 0.4 [0.24] | 2.3 | 1,000 1,200 900 | 50 | 1,000 4,800 680 | 1,200 |
※精度の[]は砲身冷却後の値
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| SHA-1 | 250/85/30 | 22 | 370 | 9,500 |
|---|---|---|---|---|
| SHA-1-2 | 260/120/30 | 22 | 380 | 10,500 |
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| Mitsubishi 12ZF | 650 | 15 | 2,400 |
|---|---|---|---|
| Mitsubishi 12ZG | 700 | 15 | 2,400 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| SHA-1 | 28 | 10,000 |
|---|---|---|
| SHA-1-2 | 30 | 10,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| JAN/GRC-4Z | 750 | 150 |
|---|
乗員
| 1 | Commander(Loader) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator |
|---|
拡張パーツ
| Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
| × | × | Class1 | Class1 | Heavy | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 5.98% | 1.25% |
| 移動時 | 2.96% | 0.62% |
派生車両
| 派生元 | Type 4 Ju-To(HT/51,600) |
|---|---|
| 派生先 | Type 68(HT/156,900) |
開発ツリー
車両に関する変更履歴
| v1.23.1 | 新規実装 |
| v1.27.1 | サスペンション「SHA-1」における車体旋回のメカニズムを変更 サスペンション「SHA-1-2」における車体旋回のメカニズムを変更 砲塔「SHA-1」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の散布界を0.28 mから0.26 mに変更 砲塔「SHA-1-2」に搭載した主砲「105 mm M68 L7」の散布界を0.42/0.28 mから0.4/0.24 mに変更 砲塔「SHA-1-2」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の散布界を0.28 mから0.26 mに変更 砲塔「SHA-1」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の砲塔旋回に伴う散布界の拡大率を23%縮小 砲塔「SHA-1-2」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の砲塔旋回に伴う散布界の拡大率を17%縮小 砲塔「SHA-1」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の装填時間を11.5秒から11秒に変更 砲塔「SHA-1-2」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の装填時間を11秒から10.4秒に変更 砲塔「SHA-1」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92秒HA-1」の照準時間を2.4秒から2.2秒に変更 砲塔「SHA-1-2」に搭載した主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の照準時間を2.3秒から2秒に変更 主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の砲弾「Type 92 AP」の貫通力を208/196 mmから215/198 mmに変更 主砲「105 mm Gun Type 92 SHA-1」の砲弾「Type 92 HEAT」の貫通力を250/250 mmから270/270 mmに変更 エンジン「Mitsubishi 12ZF」の火災発生率を0.12から0.15に変更 エンジン「Mitsubishi 12ZG」の火災発生率を0.2から0.15に変更 エンジン「Mitsubishi 12ZG」のタイプをガソリンからディーゼルに変更 砲塔「SHA-1」の車長用キューポラ前面の装甲厚を130 mmから160 mmに変更(実効装甲厚) 無線機「Type 96 Mk. 4 Bo」「Type 3 Otsu」「Type 3 Ko」をそれぞれ削除(パッチノートに記載なし) 無線機「JAN/GRC-4Z」を追加(パッチノートに記載なし) |
| v2.0.0 | 砲塔 SHA-1 車輌HP 1450 → 1520 砲塔 SHA-1-2 車輌HP 1500 → 1600 主砲 105 mm Gun Type 92 SHA-1, 砲塔 SHA-1 装填時間 11 → 9.6 主砲 105 mm Gun Type 92 SHA-1, 砲塔 SHA-1-2 装填時間 10.4 → 9.6 主砲 105 mm M68 L7, 砲塔 SHA-1-2 (モジュール改名→ 主砲 105 mm M68 L7 (57), 砲塔 SHA-1-2) 砲塔旋回に伴う散布界の拡大 -17 % |
解説(v2.0)
- 概要
v1.23.1で追加されたTier8の日本重戦車。
本車両から砲身冷却システムを使用できるようになる。砲身冷却システムに関して
公式解説記事
砲身冷却システムは砲撃後一定時間が経過すると主砲の精度が向上するというものである。
発動には冷却時間が必要であり、これは装填時間よりも長く設定されているため装填完了から数秒経つと精度が向上することになる。
精度が向上すると照準サークルが小さくなるがその分の追加の収束時間が必要になる点に注意。
砲身冷却を待てば命中率が上がるがDPMは低下し、その逆もまた然りであるため状況に応じた使用の判断が求められる。砲身冷却時間は装填時間とは独立しているため砲弾の切り替えやモジュールの損傷などで冷却状態がリセットされることはない。
冷却完了タイミングに関して便宜上「装填完了後」といった表現が使用されることがあるが、砲弾の装填状態とは無関係であるため拡張パーツなどで装填時間を短縮しても砲身の冷却時間には影響を与えず、装填完了と冷却完了の間はむしろ長くなる。また、試合開始時点ではすでに冷却完了状態として精度が向上している。
一方で搭乗員パークの戦友や消耗品の食料、拡張パーツの換気孔、ディレクティブなどにより冷却時間を最大で2秒程度短縮することができる。
また、自走砲のスタンを受けると砲身冷却時間も長くなるため注意が必要。
- 火力
俯仰角は-12°/20°と非常に優秀。開発先の車両が制約の多い油気圧サスペンション込みで同じ値であると考えると破格である。
後方では俯角制限を受けるがそれでも-8°と優秀。- 105 mm Gun Type 92 SHA-1
初期砲。
単発火力はまずまずであり、拡散と精度を除けば同格のM-III-Yの105mm砲と同程度の性能である*1。
アップデートによりDPMは最終砲よりも優れる。ただ最終砲でも同様だが、DPMが同格重戦車の中では低めなのはこの車輌の弱点の一つである。
また、精度の低さも弱点として挙げられる。後者に関しては素の精度0.42は同格重戦車での130mm砲クラスの値で口径に対して非常に悪い。砲身冷却システムを使用すれば補えるが、ただでさえ低いDPMが大幅に低下するため悩ましい。
また、砲塔旋回速度が遅く車体関係の拡散値も悪いため丁寧な照準操作が求められる。通常弾はAP弾であり貫通力は最低限確保されている。弾速も1,000m/sあり弾薬費も安いなど砲弾自体は意外と優秀。
課金弾はHEAT弾であり、アップデートで貫通力270mmにまで増加した。これは最終砲の課金弾の貫通力を数値上は超えている。弾種的に傾斜や空間装甲に弱いことを考えると、一概に最終砲より優れているとは言えないが、重装甲相手にもある程度戦うことが出来る性能になった。弾速は880m/sと遅く遠距離の偏差射撃は苦手。
総弾数は50発と十分。 - 105 mm M68 L7
改良砲。口径は据え置きかつ装填時間が増加するが、ダメージや貫通力、精度が向上するため格段に戦いやすくなる。特に冷却時の精度0.24はゲーム内トップクラスの精度であり、弱点狙撃の一助となるだろう。
とはいえ拡散やDPMといった初期砲からの弱点は改善しておらず、砲身冷却システムの使い分けが重要になる。通常弾はAP弾で貫通力225mmは優秀。弾速は初期砲から変わらないが残念ながら弾薬費は倍近くに跳ね上がっており割高。
課金弾はAPCR弾になったため初期砲よりも傾斜に強くなり弾速も大幅に向上しているが、優秀な装甲を持つ車両の多いTier8帯においては貫通力が物足りない。ハルダウン戦などでは砲身冷却システムを利用して弱点を狙っていきたい。
総弾数も50発から変化なし。
さり気なく初期砲よりも重量が軽減されている。
- 105 mm Gun Type 92 SHA-1
- 装甲
優秀な砲塔装甲と俯角を使ったハルダウンが強力。
ヘルスは同格ツリー重戦車の中では低く、DPMの低さも相まって殴り合いのような状況に持ち込まれると弱い。
履帯は20mmと薄い方だが何故か履帯耐久力が高く拡張パーツなどで強化するとかなり切れにくくなる。- 初期砲塔
曲面と傾斜で構成された装甲は薄い部分でも装甲厚220mm程度と同格の通常弾までならば安定した防御力を発揮する。その薄い部分すら防盾周りの曲面部分といった限られた狭い範囲のみであり、正面左右の傾斜部分は正面からは貫通不可能。正面から見える天板は50mm厚でAP系は跳弾し易いが、HEAT弾には簡単に貫通される。
向かって左上のキューポラは140mm程度の防御力しかない弱点。
俯角を取ると前述の天板とキューポラの弱点を隠すことができるが、砲身直下の曲面部分の傾斜が低下し簡単に貫通されかねない。ハルダウンで俯角を取る場合の露出は最小限にしたい。
また、平地でも砲身下の曲面でショットトラップが発生することがあるので注意。
正面左右の装甲が傾斜で防御力を稼いでいるため大きくよそ見をすることも出来ない。砲塔側面は大部分が装甲厚85mm、背面は30mm、天板は20mmと薄め。
- 改良砲塔
正面装甲は傾斜込みで全体が300mm程度の防御力を発揮し非常に強固。当たり方によっては格上車両の課金弾でも防ぎうる。
正面から見える砲身上部の天板は45mmであり傾斜もきついためAP系は跳弾しやすい。ただし大口径砲やHEAT弾に弱い点は初期砲塔と変わらない。
砲身直下の傾斜部分は大幅に小さくなっておりショットトラップも発生しにくくなっている。
また、正面装甲全体が厚いため20°程度のよそ見ならばある程度の防御力を維持できる。向かって左上のキューポラは初期砲塔からわずかに小さくなっているが、側面にはみ出た円柱部分が追加されているためよそ見をした時の弱点部分が増えている。
俯角を取ることでキューポラと天板を隠すことができるためハルダウン戦では大きな弱点にはなりにくい。
平地では照準を軽く右上に上げることでキューポラを砲身でガードできる。砲塔側面は前半部分は100mm程度の装甲厚を維持しているが後半部分は60mmと薄い。
砲塔背面は装甲厚30mm、天板は前半が40mm程度あるが後半部分は20mmと薄い。 - 車体
車体装甲は全体的に複雑な形状をしている。
車体正面上部は中央のダイヤ型の部分が平地で傾斜込220mm程度の防御力と同格車両の通常弾までならば有効。また、対HEATでも270mm程度の防御力を発揮するため同格の課金弾にもある程度防御力は有する。
ダイヤ型の周辺部分は装甲厚自体は薄いが鋭い傾斜が付いているためまず貫通されることはない。ただし砲身直下のドライバーハッチのある面だけは装甲厚40mmと特段に薄く口径120mmを超える砲弾にはあっさり貫通されるため注意。
俯角を取ることで車体正面上部全体の防御力が上がるためこちらもやはりハルダウンと相性が良い。ただし履帯上に見える傾斜部分だけは防御力が低下するため露出は最低限に抑えたい。
車体正面下部は180mm程度の防御力であり広い弱点。ただし左右の傾斜部分は230mm程度の防御力があるため通常弾に対しては十分に防御力を発揮する。
この形状から昼飯の姿勢を取ると逆に弱点部分が広くなるため車体を隠せない状況では敵に正面を向けておいたほうが良い。車体側面は大部分が装甲厚50~70mmと重戦車としては薄いが複雑な傾斜が付いており、特に車体側面上部の傾斜はきつく跳弾し易い。車体側面下部も内側に緩く傾斜しているため跳弾し易い。
このため豚飯の姿勢が有効であるが弱点を完全に隠せる角度はかなりシビアであるため過信してはいけない。また、車体後方の誘導輪の付け根部分が突き出ており、斜め前方から見ると垂直で傾斜がゆるくなっているため貫通されうる。
とはいえ車体正面の弱点の大部分を隠せるため市街地戦などでは積極的に豚飯の姿勢を取りたい。また、砲身冷却システムから遠距離戦が有利であり、距離が開けば細かい弱点部分も狙われにくくなり有利に戦える。
車体背面は装甲厚20~30mm、天板は前方から40、30、20mmと薄くなる。砲塔の天板と合わせて自走砲で狙う場合は後半部分を狙いたい。
- 初期砲塔
- 機動性
重戦車としては並程度であるが、ヘルスの低さなどを考えると物足りない。
出力重量比は標準的だが、通常地盤に対する履帯性能が悪く、初期状態では足回りの重さを感じさせる。
また、後退速度が12km/hと低く、突出するとすぐには下がれず危険。
足回りは本車両の弱点であるため拡張パーツのターボチャージャーで強化したい。速度が出にくく車重も50tと同格重戦車の中では軽めであるため体当たりは苦手。
エンジン引火率は20%と高めアップデートにより、15%と標準的な引火率となった。
- 偵察性
隠蔽率は重戦車の中では悪くないという程度。
視認範囲は380mと短く、遠距離戦もこなせる本車両としては視界を強化できるようにしておきたい。
- 総論
強力な砲塔装甲に優れた俯角と砲身冷却システムを搭載した尖った万能型重戦車である。
とにかくハルダウン戦に強く防御面では格上の課金弾すら防ぎうる砲塔装甲、攻撃面では砲身冷却システムによる弱点狙撃と攻防を両立している。
特に砲身冷却システムによる精度0.24はゲーム内でも有数の値であり、それをTier8重戦車で扱える点は大きい。一方でDPMとヘルスの低さからくる打たれ弱さは大きな弱点であり、至近距離での削り合いのような戦闘は苦手である。足回りも良くないため一度距離を詰められるとあっけなく撃破されかねない。そのため重戦車に求められる突破の役割も苦手である。
砲身冷却システムも至近距離では優位が薄らぎ、逆にこちらのキューポラ等の弱点を狙われるとDPMの差で劣勢に立たされる。
DPMの弱点を補おうと装填時間を強化したところで肝心の砲身冷却システムには影響がないため効果は薄い。砲身冷却システムを除くと単発火力の割にDPMと精度が悪い主砲になってしまうため、砲身冷却システムを活用できるかが戦果を分けることとなるだろう。基本的には距離を取っての戦闘が得意な車両であり、頼りない足回りで如何に敵に近づかれずに優位なポジションを維持するかが肝要となる。
とはいえマップによっては前線において至近距離での撃ち合いが必要になる場面もでてくる。
必要に応じて精度を使い分け確実にダメージを稼ぐとともに味方と連携して弱点を補っていきたい。
史実
1950年代後半に設計された重戦車である。設計には、アメリカの軍事技術と装甲車輌に関するソ連からの戦略的情報の大きな影響が見てとれる。当時、鋳造部品を用いていたアメリカ車輌とは対照的に、本車輌の車体には溶接された傾斜装甲を搭載する予定だった。同時に砲塔には、後部に大きなバッスルが付いた鋳造砲塔が採用されている。主砲の設計には、アメリカ軍が培った経験が活かされていたものの、計画は設計段階で打ち切られた。(ゲーム内説明)
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ハルダウンで安定して戦線を維持できて、狙撃も可能。
一方で足回りが悪いため裏取りされると脆く、戦況に合わせての移動も難しい。HPとDPMが低いため1対1でステゴロするとだいたい負ける等、味方とうまく連携できないと即落ちする印象。
総じてセオリー通りに動けないととことん弱いため重戦車の練習用に良い車両。 -- 2025-02-09 (日) 04:59:11